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2020.06.10もういっそ入れ歯でもいい!

ある患者さんの実際の症例をご紹介します。


Nさん(40代男性)
Nさんは、4年前の8月にはじめて
吉本歯科医院にお越し下さいました。


子供の頃から、
歯医者はトラウマだったというNさん。


虫歯でもない歯を削られたり、
簡単に抜かれたり、
痛い思い嫌な思いが
心の中に残っており、
「歯医者に行かなくちゃ」と思ってはいるけれど
どうしても足が動かず、そのままにしてほうっておいたとのことでした。
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Nさんと同じように悩まれている方は、
決して少なくはありません。


わかってはいるけれど
どうしても行きたくない

痛いし
怖いし
恥ずかしいし

だから、少々痛くてもほうっておこうと思ってしまうのが、
歯医者の存在かも、しれません。


だから、日本人の
虫歯や歯周病は放置され続けます。



奥歯がどんどん痛くなり、ご相談に来られた時には

■ものを噛んでも痛い
■食事がまともにできない
■噛むとあまりの激痛に鎮痛剤を飲まなくてはならない状態

にまで症状が悪化してしまっていました。

「このままじゃいけない!」と
意を決して歯医者さんに行くことを決めました。


Nさんは吉本歯科医院に最初にお越しになった時、
「もう、いっそ入れ歯でもいい」と覚悟をしていたそうです。


インプラントをしたくても、ご自分の骨の状態がインプラントを出来る状態では
ないかもしれない、できない症例かもしれないと想像していました。


Nさんは、最終的にはインプラント治療を行いました。


しかし、問題はインプラント治療を必要とする場所に、
インプラントを埋める込める骨がほとんど溶けてなくなっている
という状況でした。



歯を支える骨が溶けてなくなっている
インプラントを埋入しようにも埋め込む基盤となる骨が溶けてなくなっているという
症例は決して少なくは、ないのです。
mokei2.JPG

これは、Nさんのお口の骨をそのまま再現した骨模型です。
mokei.JPG

左右両方の上の奥歯を失った部分の骨はかなり溶けて細くなってしまっています。
鼻に穴があいてしまっています。
mokeisan.JPG

Nさんはまず、サイナスリフトという鼻の部屋(上顎洞)に骨を造成する手術を
お受け頂き、その後、無事インプラント治療をお受けいただくことができました。

サイナスリフトとは、上顎洞底挙上術と言います。

Nさんのように骨が溶けて少なくなっていても「サイナスリフト」という術式で骨を作ることができます。
埋立地のように骨を造ることができればインプラント治療を行うことができます。

吉本歯科医院では、このように患者さんの骨の状態を確実に把握するため、
CT画像を元にこのように患者様ご自身の骨模型を作製することがあります。
mokei2.JPG

この写真をご覧下さい。
mokei4.JPG

これはNさんの上顎の状態です。

頭のほうから鼻の部屋を見ています。

頭のてっぺんからみた様子で、骨の模型の断面になります。
向かって左側に穴が空いています。

左右おなじように部屋がありますが、これは鼻の部屋(上顎洞)です。

口と鼻は本来、骨で隔離された別の部屋同士です。

しかし、このように口の部屋と鼻の部屋を隔離するべき硬い骨の壁に穴があいてしまっています。

今回の穴が空いた原因は、「歯周病」でした。
ha4.JPG

「歯周病」によって骨が溶かされ、鼻の部屋と口の部屋が繋がってしまった、というわけです。

口から食べたお汁が、鼻から出てしまうと訴えられる
患者さんがいらっしゃいます。

「まさか、そんな!」と思われますか?

しかし、こういう例は珍しいことでは、ないのです。

年齢がお若くても、このような症例はあります。

今回、Nさんが一番心配されていたことは
「自分の場合はインプラントができるのかどうか?」だったそうです。

インプラントを埋入するための骨があまりにも溶けてなくなっている場合には
インプラント治療を行うことができないと診断されている症例も少なくはありません。

Nさんはまたこう、おっしゃいました。
「インプラントは土木工事の世界と同じ、建築と同じですね。」と。
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そう、まさにその通りなのです。

インプラントというのはいわばただのネジです。

建物でいえば基礎のようなもの、です。

してインプラントを支えている顎の骨がいわば、地盤です。

dodai_s.jpg
地盤、そして基礎工事をしっかりしていなければ
将来かならず故障やトラブルが起きるのです。


どんなにウワモノに綺麗なものを被せたとしても、
見えない部分の基礎や柱や地盤がしっかりしていない場合は、将来崩れやすくなってしまいます。


現在、テレビの報道などで「インプラント治療による事故」をよく耳にするようになってきました。

インプラント治療は、適切に応用されれば10年、20年という単位で安全に確立される治療になってきましたが、口全体の噛み合わせのバランスが崩れて、許容範囲を超えるような過度な力がかかったときには壊れるのです。
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安全を守るための工程を省けば、将来増改築できない材料や将来に渡って倒産や吸収合併されないようなメーカーを使用していなければ、将来のお口の中の変化に対応することができません。

一度埋入したインプラントは、矯正治療の歯のように動かすことはできません。

将来他の歯がダメになったときに、喫煙や糖尿病、身体障害による影響が出たときに、
どのような対応をしなければならないのか?

10年先、20年先にお口だけでなく身体がどういう状況になっているか?
そこまで考えて将来設計を立てておく必要があります。

また、あくまで歯の替わりとなる道具でしかない訳ですから、患者さんに使い方と手入れを的確に
理解してもらう必要があります。

間違った使い方をすれば壊れます。

そういうことも含めて院長やカウンセラーの説明をお聞きになって、きちんとご理解くださったNさんです。

今、Nさんは長い期間の治療を終了され「美味しく食事ができる」、「食事をしても痛くない」
いわば、あたりまえの生活を過ごされています。
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しかし、この「あたりまえ」がNさんにとっては、どれほどありがたいことなのか。
歯を失った体験がない方や
歯で苦労した体験がない方には
想像することは、できません。

噛めない期間、Nさんはなぜか「メンチカツ」が食べたくてしょうがなかったそう、です。
特にメンチカツが好物というわけでもないのに、です。

「それはきっと、柔らかくて、噛み応えがあるから、
そう思ったんでしょうねえ」とNさんはニコリと笑われます。

歯が入った時には本当にメンチカツを買ってきて思い切り食べたそうです。
その時の美味しさはひとしおだったことと、思います。

おせんべいがバリバリ食べられる幸せを感じています、とも。
思いきって治療をする前のNさんは振り返ってみれば

笑えない
噛むと痛みがひどい
という状態だったそうです。

そんな状態で過ごす毎日はどれほどおつらかったかと思います。
今、Nさんは「噛める」「笑える」「痛くない」という生活を過ごされています。
つまり、「お口のことを意識する」必要がない、という生活です。

お口の中が健康な方には、それは「なんだ、そんなこと
当たりまえじゃないか!」と思われるかもしれません。

しかし、ひとたび、歯周病が進行し、歯を失ってしまった時には、
その「あたりまえ」の生活は一変します。

普通の生活が、できなくなるのです。


現在、日本人の歯を失う原因第一位は「歯周病」という病気です。

「歯周病」については本ホームページや当院のニュースレターでも何度も繰り返し
ご紹介している通り「骨の病気」です。

さらに詳しく言えば「歯を支えている骨が溶けてなくなっていく病気」です。


心筋梗塞や糖尿病つまり全身にまで影響を及ぼす病気です。

自覚症状がなく進行するため、「沈黙の病気」とも呼ばれています。

そこで、あなたは日本人の80%が「歯周病」であるという現実をご存知でしょうか?
「ええ?じゃあ、私も?」
と心配されるかもしれませんね。

歯周病は恐ろしい病気です、とお伝えしました。
知らないことは、恐ろしいのです。

もし、「歯周病」という病気を詳しく知っていれば。
どうして「歯周病」になるのか?
どうやって「歯周病」が進行するのか?
どうすれば「歯周病」にならずにすむのか?
あなたの口の中が一体どうなっていて、どうすれば「歯周病」を防ぐことができるのか?
それを、知って頂きたいと、思います。
「知らなかった」というだけで、歯を失う方がほとんど、です。
では、「知っていた」としたら?
あなたは、将来を大事なご自分の歯を失わずに済むのです。


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