2021.08.31歯医者のレントゲン写真でわかること(抜歯診断、歯の神経の状態)
香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
レントゲンの撮影ですが
歯科医院で何度か体験されたことがありますよね。
レントゲンの見方はご存じでしょうか?
レントゲンの見方を知って頂くと
今
自分の口の中がどういう状況で
なにもせず経過を見ていても大丈夫なのか?
今後どのようになっていくのか?
すぐに治療した方がいいのかどうか?
そういうことが自分自身で判断できるようになります。
まず
歯は何で支えられているか?
ご存じでしょうか?
鏡を見ますとこのように
映りますね?
歯茎の上に歯が乗っかっています。
ですので
歯って歯茎で支えられてるんじゃないの?と
思われてる方
とっても多いんです。
しかし
見えてるのは
歯の頭の部分だけで
実はその下に長い根っこがあって
根っこの周囲を硬い骨で覆っています。
硬い骨で覆われているので
歯は動かないんです。
歯茎はその上に
薄く一層だけ乗っている
これが歯の状態です。
イメージ的には
畑に大根が植わっている
そう考えて下さい。
次にレントゲン写真です。
知って欲しいことは2つです。
①
右側が映っていて(R)
左側が映っていて(L)
だいたいが真ん中から左右対象
人間の場合はうつります。
②硬いものが白く映る
です。
CTでも同じように
硬いものが白く映ります。
口の中で硬いものといえば
何でしょうか?
歯の頭
歯の根っこ
歯の根っこを支える骨が硬いです。
歯茎は肉なので
やわらかいです。
ですから
レントゲン写真には映ってきません。
イメージ的には
このように畑があって大根が植わっている感じです。
そもそも
なぜ多くの歯が必要なんだと思いますか?
重たいものを運ぶ時
車で運べないような大きいもの重たいものを運ぶと思って下さい。
トラックやトレーラーのように
タイヤがいっぱいのもので運ばないと
運べないですよね?
ですので
多くの歯が必要となります。
上の歯はこの頭を中心に
振り子のように整列しています。
下の歯は
上と同じような湾曲・角度で
成立しています。
そしてこの上下の隙間
この隙間が均等に空いていれば
噛む時に上下の歯で均一に噛む
そして
擦り合す
ということができます。
歯医者さんで
あまりここまでの話をされる先生はいらっしゃらないと思います。
知っておいて欲しいと思います。
ご自身のレントゲン写真を見た時に
この
上下の隙間が
均一になっているかどうか?
はやく当たる部分がないだろうか?
確認してみて下さいね。
はやく当たる部分があれば
そこは将来必ず破壊されます。
一か所にだけ過度な力がかかっているので
破壊されます。
こういったことが
レントゲン写真でわかるのです。