2021.09.13マウスピース矯正の歯の動かし方を解説
香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
マウスピース矯正で
「最初にに見せてもらった写真と違う」
と思われる方は、意外と多いのです。
吉本歯科医院では2007年からマウスピース矯正治療を行っておりますので
色々なご相談をお受けします。
マウスピース矯正ですが
現在は治療をする前に
「あなたの歯はこんなイメージに仕上がりますよ」よ
パソコンである程度見せてもらえることができます。
大きさ違うわけですから、同じように力が加わったらどうなるでしょう。大きさ違うわけですから、同じように力が加わったらどうなるでしょう。そして根っこが1本の歯もあれば3本の歯もあります。しかし残念ながら、治療は終わったけれど、
最初見せてもらった写真と違うなあ
と思っている人は意外と多いです。
なぜだと思いますか?
理由は
歯の動かし方
なのです。
コンピュータ上では
歯はなんとでも動きます。
当然です。
しかし
実際の歯はこのように、
小さい歯もあれば
大きい歯もあるんです。
歯の根っこが1本の歯もあれば
3本の歯もあります。
大きさ違うわけですから、
同じように力が加わったらどうなるでしょう?
当然、小さい歯が動きます。
大きい歯は動かないのです。
もともと、いわゆるブラケット治療、
こういう歯を動かしている先生は、それはわかっています。では、
大きい歯はどうやって動くのでしょうか?
小さい歯いっぱいで大きい歯を動かす、
これは動きます。
ところが、
コンピュータはそういった微妙な判断はなかなか難しいのです。
マウスピース矯正のパソコンソフトによっては
それぞれの先生によって
まずは大きい歯を動かして、この歯を1番目に動かして、ある程度この歯が動いてから次の歯を動かすという設定ができます。
もともと、ブラケット治療(歯の表面に針金をつけて動かす治療)で
歯を動かしている先生は、それはわかっています。
ステージングといいます。
まず第一段階目にこの歯を動かして第2段階にこの歯を動かし
これができてから次に進む。
これがなかなか
今まだパソコン上ではスラっと歯が綺麗に動いていきますが、
残念ながら、それは動きません。
例えば、
前歯のガタガタになっているのをキレイに治したい
と思って治療をスタートさせたのに
今、10段階にあるとしましょう。
最初の5段階目
全く前歯は動きません。
奥歯だけが動いていくんです。
早く前歯をキレイにしたいので前歯を何とかしてほしい
と、そう思いますよね。
パソコン上ではもちろん
できます。
そのような治療計画はできます。
しかし、歯は動かないんですね。
これは
ステージングと言います。
ステージごとにどの歯を動かしどのように治療計画を立てていくのか
これと実際が合っていないと、
歯は変な方に揃ってしまいます。
マウスピース矯正をお受けになる場合には非常に大事な考え方なんです。
私の場合はどうなんだろう?
という方はお気軽にご相談下さい。