2021.10.07お口の中にはたくさんのばい菌が潜んでいます
香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
実は私たちの口の中には
目には見えないたくさんのばい菌がいます。
歯の周りにべっとりと硬くくっついているのが
歯石です。
歯石は歯の汚れが歯ブラシでは除けられない硬さになった状態のものです。
この歯石を
専用の除去器具を使ってガリガリと
取り
顕微鏡で見てみると
無数の細菌を見ることができます。
歯の汚れというのは
無数の細菌の塊でできあがっています。
お口の中のこの細菌の中には
毒性を持った歯周病菌が存在する場合もあります。
多くの日本人が
歯を失ってしまう原因の第一位が「歯周病」です。
お口の中に存在するこの細菌により
歯を支える骨が侵されて歯周病を引き起こし症状どんどん悪化させていきます。
歯周病により歯を支える骨は溶けてしまい、
最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
多くの方が
歯を失ってしまう歯周病の原因は
2つです。
①細菌によるもの(細菌感染)
②噛み合わせから起こる「破壊的な力」(外的要因)
歯周病の特徴は
初期の段階ではほとんど痛みを感じず自覚症状が無い、ということです。
自覚症状がないのに
歯医者さんに行く人はどれほどもいません。
だから多くの方が歯周病かな?と思って歯医者さんを受診した時には
手遅れになってしまっていることが
多いのです。
【自分でできる歯周病チェック】
□ ブラッシング時に出血する。
□口臭が気になる。
□ 歯肉がむずがゆい、痛い。
□ 歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっている)
□ かたい物が噛みにくい。
□ 歯が長くなったような気がする。
□ 前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。食物が挟まる。
□朝起きた時、口の中はネバネバする。
□歯を指で触ると少しグラつく歯がある。
□歯茎が痩せてきた(歯茎が下に下がってきた)気がする
チェックが多かった場合には歯周病が進行している可能性があります。