吉本歯科医院

087-818-1118

上記電話番号をタップすると発信します。

閉じる

インプラント,噛み合わせ,総入れ歯,審美,治療は香川県 高松市の吉本歯科医院

香川 高松 吉本歯科医院
メニュー
治療メニュー
  1. 1)インプラント
  2. 2)薬で治す虫歯・根っこ治療
  3. 3)歯周病・歯槽膿漏・歯肉炎
  4. 4)削らない治療・接着ブリッジ
  5. 5)マウスピース矯正・
    目立たない矯正
  6. 6)審美歯科・歯を白くする
  7. 7)予防治療PMTC
  8. 8)顎関節症・顎が痛い
  9. 9)金属アレルギー
  10. 10)入れ歯
  11. 11)治療価格
  12. 12)親知らず
  13. 13)噛みあわせ

コラム

2010.10.07女性同士

昨日、美容室を経営されている男性オーナーの方とお話をしていた時のこと。

スタッフも多く、数軒の店舗を持たれている美容室さんです。

 

店舗をまかせている女性店長のことで実はちょっと困っている、と

お悩みをお聞かせ下さいました。

 

女性店長、この方個人としての能力は非常に高く、センスもありお客さんにファンも多いそう。

しかし、こと、人の上に立って人をまとめていく、という「店長」という存在になると

どうもうまくいかないらしく、部下との軋轢が多くあらよあらよとチームが崩れてしまっているんだそう。

大変です(--)。

 

こういうことって、よくあると思います。

この話を聞いて、私は過去の職場を思い出しました。

もう時効ですので、書いてもいいですよね(笑)

 

私の過去に勤めていた職場にはいわば「おつぼねさま」という存在がいました。

「おつぼねさま」の上に、トップの男性がいるのですが、そのトップは

「おつぼねさま」があまりにも仕事ができ、お客さんからの信頼も厚かったので

何も言うことはできませんでした。

 

「おつぼねさま」の下に私達したっぱの(--:)当時若い、女性社員がいたわけなのですが

いわば昔の昼ドラマに出てくるかのような「いじめ」にちかい行為もありました。

 

重要な仕事を譲らない

決定的な仕事は自分ひとりでする

情報を共有させない

 

成長できるはずがないですよね。

 

でも、組織には実はこの手の「お局さん」的な女性管理者という存在は意外に、いるんです。

あなたの会社には、いませんか?(笑)

 

この「おつぼねさん」が完全に牛耳っている職場でしたので、当然、面白いほどに

人は辞めます。

 

気に入られる人はそこにいられるけど、

気に入られなかったら、もうそこには入られないという

そんな雰囲気がありました。

 

トップ層が男性で、その下に職場内を管理する存在として女性のリーダーができると

その人がどういう人かによって、実は会社全体としてマイナスになってしまうことがあります。

 

マイナスになってしまうような女性リーダーとは

いわば、

下につく女性を誉めない、育てない、認めない

という人、です。

自分はこれだけできるんだから、あなたもそうできるはず、しなさい!

ということを強要するタイプの女性は、

下につく女性スタッフはついてきてくれることは難しい、そう思います。

 

男性の場合は別、です。

男性は、明確な目標となるリーダーがいれば少々、厳しいことを言われようが

水をかけられようが、それもバネにして伸びていけると思いますが

女性にそれを求めると無理がきます。

 

10数年前の私でもそう感じていたんだから、今の時代の若い人などは

より一層、そう思っているはずです。

 

どんなに個人として仕事ができて、能力があっても、センスがあっても

一人でも人の上に立った時に、上手に人の能力を生かしていける人でなければ

チームはあっという間に崩れ、全体としては必ずマイナスになります。

 

10人程度の組織であれば、一人が醸し出している空気がそのまま伝染していきますので

リーダー一人が「人を育てよう、大事にしていこう」という意識をまったく持ち合わせていない人で

自分だけが素晴らしいんだ、という人であれば、たぶん3ケ月くらいで会社の空気は傾いて

くると思います。

また、女性の部下であれば、「とにかく可愛がろう」という意識が必要です。

女性はまずは可愛がってもらってなんぼ、の世界があるんです。

大事に大事にしてもらえると、必ず孝行してくれます(笑)

どんなに大事にしても孝行してもらえないのは、意外にも男性の方です(--)

 

女性は裏切りませんから。

 

じゃあ、どうすれば

女性リーダーが、自分の能力も発揮しつつ、上手にチーム全体をまとめていけるようになるか

ということですが、

それはもう、経営者自身が、そのリーダーに対して、同じことをやっていくしか

他にはありません。

 

同じことというのは

どの人も大事な存在、

長所を探していこうという姿勢

短所は補っていこうという姿勢

時間をかけてじっくり育てようという意識を

体中のどこを切ってもそんな想いが溢れてくるようになっていれば、その意識は

リーダーに伝染します。

 

人の長所を見つけていく快感を教えていけばいいし

人を誉めていくことで、相手がどんどん魅力的になっていく快感を教えていけばいい

そう思います。

 

そうやって次々に、部下を育てていく人が増えてくるのが

一番早い社員教育であり、部下育成です。

 

ある日突然、「あなた、今日から管理職ね、よろしくね」「じゃあ、管理職研修してきて」なんてのは

やっぱりおかしいです。

 

人は、自分がしてくれたことしか人に再現することはできません

 

では、どういう風にして欲しいのか

どういう風に部下を育てて欲しいのか

それを、経営者自身がその人にまず全部やってみるしかないと思うんです。

やってみてその人がとても魅力的になり、成長しているのであれば

それは使えることだし、再現できることです。

うまくいかないのだとしたら、何かしら間違っているんですね、きっと。

 

美容室は大競争なんだそうです。

そういえば、美容室、多いですよね。

一人一人に目標設定をして、お客様獲得、個人の売り上げ目標なんてやっているお店も

増えてきているんだそうです。

 

でも、これ、難しいと思うんです。

 

よく、セールスの現場で、今月の目標はいくらで、あといくらで目標達成とか

表に書いてやっているけど、それってそのセールスする本人以外、どうでもいいことですよね?(--)

つまり、お客様にとっては、まったく関心のないこと。

目標達成するのは、売る方自身の目的であって、お客様には何のメリットもないことです。

 

こういう職種で目標設定をする時に気をつけないといけないのは

自分本位な目標になりがちである、ということです。

 

自分のために立てた目標に向かって走るのに、お客様を巻き込むのは迷惑です。

でも、実はそういうことが普通にまかり通っていますよね。

 

だから、その空気が一瞬でも見えた時に、お客さんは「興ざめ」するわけです。

 

私もよく、あります。

あまりにも露骨に「モノを売ろう」「サービスを売ろう」という意識が店員さんに見えた瞬間に

「ああ、もうここ行くのやだ」と思ってしまいます。

ほんの一瞬のことです。

 

でも、しょうがないし、他に行くところないから通うけど

もし他に、そういう嫌な空気が微塵もないお店ができたらすぐに変わります。

そんなもの、です。

 

そういう感度に女性はとても、敏感です。

 

目標を設定することは悪いことでは、ありません。

自分を向上させるときに、明確な目標があればそこに向かって実現するいい道具になるとおもいます。

しかし、その目標が自分本位なものかどうかは、ちゃんと確認しておかなくてはいけない、

そう思います。

 

私のつたない体験から言うと、

自分本位で何かをしようとしている時は、

もう何をやってもうまくいきません。

人のことに関しては、見事に駄目(泣)

誰もついてきてくれないし、共感も得られない。

 

 

そういう自分本位なことを忘れて、とにかく「相手はどうなんだろう?」って視点を向け始めた時

すべてのことがまわりだした、そんな感じです。

 

スタッフはどう考えているんだろう

患者さんはどう考えているんだろう

 

そこに焦点を当て、意識しはじめると、自分本位で自分の頭の中だけでコトを動かそうとしていた

頃とは違うことが見えてくるんです。

そして、違う声が聞こえてくるんです。

 

自分だけが楽しくって、喜ぶようなことじゃなく

自分と関わることによって、周囲の人がどんどん良くなっていくことの方が

100倍面白いということに気がついてくるんです。

 

うちのスタッフが楽しそうにしていたら、私は嬉しいし

何か淋しそうにしていたら、なんとかしたいと思います。

どうにかみんなで良くなりたいと思っていたら、そんな気持ちが伝わっていきます。

 

自分が、自分がということに意識が向いているうちの数年間は私はとっても

しんどかった、です。

もうすべてが。

仕事も家庭もプライベートも全てはリンクしていますので

なんだか心が慢性疲労症候群でした(泣)

 

 

そうはいっても、私はまだまだ「自分大好き人間」ですので

しょっちゅう落ち込んでは起き上がりを繰り返していますが、

そんなことにちょっと気がつき、嬉しくってその体験を人に話したりします。

 

年配の経営者で、大御所のような方とお話すると

「いい入口に入れそうだね」と太鼓判を押して頂き、

やっぱりこの方向なのか、とちょっと嬉しいんです、今(^^)

 

職場の中に愚痴や不満や不安が溢れている時は

その中にいる人が幸せではない、ということを表わします。

 

人のことを悪く言わなくてはならない」という心模様の時はその人は不幸です。

心がまあ満たされていて幸せかなという時、人は人の悪口や批判を言いませんし

そんな気持ちさえ、湧いてくることはないんです。

 

もし、職場の中に愚痴や不満や不安を言う人が溢れているとしたら

そこはたぶん

「自分が認められていない」と感じている、ということです。

 

この職場において、自分の存在は認められていない、と感じた時

人は愚痴や不満をもらします。

 

それは、本人の心がけの問題もあるでしょうが

やはり、職場を管理する側にも5割の責任はある、そう思います。

人と人との関係は、相互の関係で成り立っています。

 

愚痴や不満や不安が募ると、その次は、

「他人を攻撃する」

「自分を必要以上にいじめる、自己卑下する」

という方向に走ってしまいます。

 

心優しく純粋な人ほど、後者の「自分を必要以上にいじめる」方に走ってしまっている

そう思います。

それが今、社会現象にもなっている、「職場のウツ」だと思うんです。

 

「今日は体がつらいので仕事を休ませてください。明日にはでれると思います」

という社員が増えているそうです。

全国的に。

国をあげてのメンタルヘルスが必要で、各企業にもそういったメンタルヘルス対策をしない

企業はもうだめ、という時代がやってきたそうです。

 

「原因不明のうつ」

「メンタルヘルス」

「ストレス」

 

こんな言葉、20年前にはなかったですよね?たしか。

私がOLしてたころはこんな言葉さえまだ一般的じゃなかったです。

「セクハラ」なんて言葉もなかったので、

上司は普通にお尻触ってました(笑)

お尻触っても、みんな笑ってましたし、それがコミュニケーションでした。

こんなにギスギスしていなかったし、もっともっとおおらかでした。

 

会社は自分を守ってはくれない

上司は自分を守ってはくれない

 

そんな時代は終った、と言われますが

そんな意識で日々を過ごす方が私はつらくしんどいと思います。

 

職場といえど、せっかく縁あって出会った人同士です。

意味がある、そう思います。

互いに補い合い、お互いを見出し合いながら過ごせたとしたら

きっとそのことがエネルギーとなって、組織全体としての効率や利益は上がります。

 

 

神様の悟りのような話ですが

「目の前の人をいい気分にさせちゃおう」って

思うことから、自分の幸せははじまります。たぶん、です。

私の場合はそうでした。

 

人を幸せな気持ちにしていくことによって、実は自分が得られるものは

その100倍ほどの幸福感かも、しれません。

おためしあれ。

 

明日は、また早朝よりモーニングセミナーです(^^)

「母性型経営のススメ」と題して私マネージャーがお話させて頂きます。

さぬき市のサンマリエフジです。

最近はお話を聞いて下さった方がたくさん吉本歯科医院にお越しくださるので

嬉しい限りです。

早起き得意の方はぜひお越し下さいね。

furukawa.jpg

昨日は休診だったのお昼ごはんに「古川」のおそばランチを食べました。

そば好きなんです。

全国どこに行ってもそばを食べたくなります。

このお店にはしょっちゅう行くのですが、何が好きって、2人の優しいおばちゃん(^^)が好き。

いつ行ってもあったかく声をかけてくれます。

慢性食欲不足の私ですが、ここに来ると完食&おかわり、です。

気のもんですかね?食欲も。。。。

2010.10.04場を作るということ

昨夜はミラノのおかず屋さんで女子5人男子1人で熱く語ってしまいました(^^)

閉店まで語る、語る、語る。

 

強烈な個性を持った人と話すと主張がハッキリしているのでとても気持ちが良かったです。

会話というのは、「この人はどんなことを考えて生きているのかな?」とか

「どんな人生観を持って過ごしているのかな?」ということをお互いに聴きだし合いながら深めて

いけるとどんどん関係が発展していくような気がします。

 

たまにこうやって話をしたいなあという人と集まって食事をしたりするのですが

やはり「気が合う」とか「話が深まっていく」とか「自分を受け入れてくれる」というような

場や、人の中にどうしても足が向いていってしまいます。

この場で、このメンバーで話すと元気が出てくる、そういう風な場にどうしても足が向きます。

 

昔のように自分ひとりで自由きままに過ごしていた時期とは違って家のこともしなくてはならない

仕事もしなくちゃならない、小さい子供の世話もしなくちゃならない、という自分の現状の中で

外に出て、人と会って、話をしたり、食事をしたりする、ということは

「よっぽど」でなければもう「面倒臭い」ほうが勝ってしまい、家にいたほうがいいや、と

優先順位を決めてしまいます。

特に寒いのが苦手な私は、夏は比較的に外が好きなのですが、冬になると

もう冬眠したくなるほど、家が好き派です(泣)

こたつに入って、みかん食べてなごなごする時間の方が大事、と思ってしまいます。

 

サラリーマンが外に出て、一杯飲んで帰らなくなったとか、交際費がへったので

接待が減り、夜の街が淋しくなったとか、若い社員は上司と飲まなくなったとか

いろいろ言われて久しいのですが、ようは「話をしていて元気が出てくる人が少なくなった」という

ことに尽きるのではないかと、私は思います。

 

どんなに忙しくても、この人と会うと元気になる、とか、自分が高まっていくとか

なにかしらのエネルギーを与えてもらえるような場や人のところには絶対、行きますよね。

 

人間はまずエネルギーを取り込み、取り込んだものを放出し、その後、循環させる、という

流れを取るそうです。

そのエネルギーは、自然や食べ物からもらう取り込むことと同じように

関わる人間からだって取り込んでいるんです、きっと。

 

水やお米と同じくらい人間にとって必要なものが、人と関わることによって得られるエネルギーだと

私は思います。

誰とも話さず、誰と目を合わさず、心をしっかり閉ざした日が続くだけであるだけで、

人はあっという間に、鬱にもなるし、病気にもなる、そう思います。

 

昨夜は夕方から祖父母が子供達を預かってくれていたので私は夜遅くまで

かなりご機嫌さんに話をすることができました。

飲んでいないのに、飲んでいるようないい気分(^^)

 

その理由は、

とにかくよく話を聞いてくれるメンバーだったということ

さらには、一人一人が話をしていることに深く関心を向けてくれ、とにかくよく認めてくれ

誉めてくれるメンバーばかりだったということ

 

昨日気がついたのですが、

人間、あまりにも誉められると、もうその時点で、周囲の人に文句を言ったり、

嫌な感情を持つことって本当、難しいんです。

 

毎日毎日、誉めてくれて、認めてくれて、いい気分にさせてくれる人の中にいると

「あれ?世の中って、みんないい人ばっかじゃない?」って気持ちになってしまうんです。

そういう心模様がずーっと続くと、人のちょっとした親切がやたら嬉しく感じてしまうんです。

 

たとえば、昨日の帰りに無性に「ヤクルト」が飲みたくなって、ローソンに寄ったんです。

すれ違い様に出てきたいかにも見た目怖そうな年配のおじさんが、「はい、どうぞ」ってずっとドアを開けてくれたんです。

「ありがとうございます」と私。

「どういたしまして」とそのおじさん。

 

さらに、「ヤクルト」を持ってレジに『お願いします」と行くと

満面の笑みのおばちゃん(たぶん、夫婦でやっている奥さんですね)が

「遅くまでお疲れ様ですね」って、声をかけてくれたんです。

・・・遅くまで遊んでたんですけど(笑)

声をかけてくれると嬉しいので「ありがとう」ってその満面の笑顔につられ笑顔になってしまいます。

 

そんな、なんでもないことですが

「あれ?やっぱり、いい人ばっかりじゃない?悪くないじゃない?」って

嬉しくなります。

 

些細なことですが、自分以外の人を信用できたり、なんとなく「いい感じだな」って

思えることって、こんな日常の中にあります。

そう思える自分にまた、喜んでいくんです。

 

何かドッカーンと華やかなことが起こって、その瞬間から人生ばら色に変わるわけじゃないと

思うんです。

日々、ばら色とまではいわなくても、まあ「桃色」(^^:)くらいに周囲が見えていたら

とっても風通しがいいとは思いませんか?

 

私のブログには何度も登場しますが、

「誉めてもらう」って本当にすごい効果を発揮します。

 

例えば、吉本歯科医院のスタッフ達は、本人達はもう当たり前になってしまっている

かもしれませんが、周囲の方に「誉めてもらえる数」はたぶん、ものすごいものなんです。

間接的に誉めてもらえることも多いけど、直接的に誉めてもらえることも多い。

 

うちのスタッフたちの心の状態が、非常に安定している理由には

たぶん、そういう効果もある、そう思っています。

 

だって、朝出勤してから夜帰るまでの間に、もう誰にも認めてもらえない

誉めてもらえない、しかも、まともに声もかけてもらえない、そんな一日、どうですか?

乾いてしまいませんか?

カラカラに。

女性であれば露骨に肌に出ます(泣)

 

心が乾くと、お肌も乾くのです。

これ女子の鉄則です。

 

愛情を注ぐべきは、まずは心。

 

心が満たされれば、心模様や気分はいくらでも変わりますので

やる気なんてほっといても湧いてきます。

 

自分の会社の社員達を外の人にたくさん誉めてもらえるような状況を

作り出すこと、それも実は大事な上司の仕事かもしれません。

 

たとえば、私や院長が、どんなにスタッフの一人を誉めるよりも

外からお越しになった方に、「◯◯さんのこんなところ、すごいですね」ってたった一言誉められるほうが嬉しいですよね。

誉めてもらった本人も嬉しいし、

自分の部下を誉めてもらった上司はなお、嬉しい。

 

そういう意味で、人は誰しも「自分を見出してくれる人」を探しているし、求めています。

でも、口に出して言えません(泣)

 

「ねえ、ねえ、私ってこんなに頑張ってるんです。だから認めてください!」って

言いませんよね?

 

でも、本心は、誰しも「自分の存在を認めて欲しい」

「ここに自分の存在価値があるんだ」ってことを何度も何度も繰り返し繰り返し確認したいし、

表現してもらいたいんです。

そんなことないですか?

 

職場での上司と部下の関係だって同じですし、

大人と子供の関係だって、きっとそう。

男と女でもそうですよね。

詰まるところは、人は常に「認めてもらいたい」「受け入れてもらいたい」

しかも、

無条件で、

ということは変わらない、と思うんです。

 

何何をしたから認めるとか

◯◯ができたから受け入れる

とかそういった条件つきではなく

もう、無条件で、OK!って言ってもらえる人に出会えたなら

離れたくなくなっちゃいますよね。

 

そういうことって、学校じゃ教えてくれないし、

指南本もありません。

でも、人がどういう時に、喜んだり、悲しんだり、するかっていうことに

基づいていろいろな人材教育を行うことをしなければ

それはやはり机上の空論で終ると思います。

 

どんなに立派な倫理道徳を頭脳教育で詰め込んでも、本能や感情を無視した

教育というのは私はやっぱり破綻する、そう思います。

 

「こうあらねばならぬ」という規制の中で生きている人は、人生後半でかならず

どこかでその爆発が出てくる、そう思います。

そういう人をたくさん見ました。

 

職業を出すことはできませんが

「こうでなくてはならない」

「こうあるべき論」

を職業としてもっている人ほど、精神がどこかでおかしくなり、ついで体もつられて

おかしくなってしまう、というケースって本当に多いです。

感情を殺している自分にさえ、もう気がつかなくなると、人間本当に感度が

鈍くなります。

 

子供を抱えてもう大変で、しんどくって誰にも相談できなくって仕事も抱えて

そこでも煮詰まって、そんな時に

「あなたは、お母さんなんだから、しっかりしなきゃ駄目じゃない」と

正論を言われちゃうような、あれ、です(泣)

 

とんでもない上司の下で理不尽なことばかりさせられてもうどうしようもないって時に

「社会人なんだから、甘えたこと言わずに努力して頑張れば認めてくれる」

なんて正論を言われちゃうような、あれ、です。

 

ひどい時には、「感謝が足りない」とか、説教されちゃう場合もあります。

 

今の世の中には、人間はいろんなことに感謝しなさい、みたいな論理が

ありますよね。

でも、感謝は強制されてできるものでは、ないんです。

できますか?強制されて。

 

感謝は、気持ちそのものです。

何か体験があって、その体験を通じて、自分の未熟さを補ってくれている存在に

気がついたり、自分だけの力じゃおよばないものに助けられていたということを

まさに体で実感した時にはじめて、「ああ、ありがたいな」という気持ちが湧いてくる

それが、感謝という気持ちであって

何もないのに、「感謝」という気持ちが出てくることはないんです。

 

にもかかわらず、「感謝しよう」なんて強制されて、さらに純粋な人は

「そうか、感謝しなくちゃいけないんだ」なんて強要されるままに感謝感謝なんてしてたら

自分のエネルギーなんてあっとう間に消耗してしまいます。

 

横暴な上司に、「おい、お前は感謝が足りないんだ」なんて言われて死ぬほど

いいように使われる、こんなイメージでしょうか。。。。

 

頭だけで、感謝しようとか、親孝行しようとか考えることは、難しいんです。

 

親孝行にしても同じです。

私も自分が独身で、子供もいなくて一人でノー天気に生きていた頃には

「親孝行?はあ?」という感じでした(笑)

 

しかし、自分が親になってみて、「子供ってこんなにしなきゃ育たないんだ」ってことを

実感してはじめて、「ああ、ちゃんと育ててもらってるってすごいことかも?」って

思うようになりました。

 

子供を育てるのには、実際お金もかかります。

反抗期には「こんな家に生まれたくて生まれたわけじゃない!」って親に反抗していましたが

実際自分が親になってみると、「さすがにそれを言われるとつらいな」ということが

わかってきます。

 

嫁姑の関係だって、同じです。

一般的には天敵と言われるような存在同士です。

でも、深く関わっていくと、情も湧いてきます。

私の場合は、2人の子供が出来て、おじいちゃんおばあちゃんと日々関わることによって

「こんなに私の子供達を大切にしてくれる存在」ということがわかってきます。

私ができないようなことを子供達に注いでくれる主人の両親は、もはやもう

私にとっては、「いなくては困る存在」です。

 

そういう関係があってはじめて、「ありがたいな」という気持ちが湧いてきますので

たまには美味しいものを食べに連れていこうとか、旅行に連れていこうとか、

具体的に何かお返しをしたい気持ちになります。

それがまあ、言ってみれば「親孝行」ということになるんでしょうか?

 

つまり、まずは言葉ありき、ではなく、まずは体験があり、想いがあり、その結果

「感謝」という言葉が湧いてきた、という順番です。

 

人の営みはすべては、こういう順番を踏んで言葉を自分の実感のあるものにしていく

ということが大事だと最近とみに感じます。

なぜなら、言葉だけが横行して、実態がない関係があまりにも多いから。

 

言葉だけのやりとりで、その人間関係に確かに繋がっているという実感が持てないから。

です。

 

いろいろな倫理道徳、そして、モラル。

社会で生きていく上で必要です。

そして職場においても、そういった倫理感や、モラルは必要です。

 

でも、強制はよくない。

あくまでも気持ちは自然に発生するものです。

自然に発生するような状況を作りだす、提供する。

それが、その「場」を作っている人の責任だと思います。

 

・・・・と書いていたら横にひょっこりわが姑の「ハナちゃん」が立っていました(驚)

診察に来たそうです。

「なんがでっきよんな」

コテコテのサヌキ弁の「ハナちゃん」です。

 

見た目は一見怖そうですが、実は私は実の母より好き放題いえる相手でもあります。

吉本家で一番のエネルギーの大きな人(笑)

2010.10.04第6回母性型経営勉強会のご案内(10月20日水曜日)

10月になりました。

今月の母性型経営勉強会(第6回)のご案内です。

 

■10月20日(水)午後6時半~8時半

  高松国際ホテルにて

 会費:3000円(夕食込み)

 定員15名

 

お問い合わせは、吉本歯科医院マネージャ、吉本委子まで info@8181118.com

 

先月の勉強会の様子

詳細はhttp://www.ningen-kagaku.co.jp/bosei/2010/09/5.php

 

DSC_0262.JPG

 

DSC_0268.JPG

 

DSC_0275.JPG

 

DSC_0303.JPG

 

DSC_0306.JPG

 

DSC_0328.JPG

 

DSC_0339.JPG

 

DSC_0351.JPG

 

hanashi.JPG

 

DSC_0386.JPG

 

DSC_0390.JPG

 

DSC_0393.JPG

2010.09.27あげまん線

雲行きが怪しくなってきました。

午後2時、雨が降ってきました。

3年ほど前は

こんなお天気になると決まって頭痛がしたり、ゆううつになったりしていたのですが

今はこんなお天気になっても、「あ、雨か」で、終わりです(笑)

外は雨で空は曇っているけれど吉本歯科医院の中は、晴れ、そんな感じです(^^)

 

今日は今朝、嬉しいことがありました。

関西の歯科医院で歯科衛生士をされている女性が、お電話を下さいました。

私達の取り組みに関心をお寄せくださり、ぜひ吉本歯科医院の空気を体験してみたいと

おっしゃってくださるのです(^^)

メールでのやりとりでお人柄が伝わってきたのですが

お声を聴いて「あっ、やっぱり、素敵」と思いました。

声が、もうその人の全てがつつみ隠さず表現されてしまいます。

丁寧に大切にお話をしようと意識して下さっていることがものすごく

伝わってきます。

電話を切った後、嬉しそうに話をしていた私を見て院長が

「ものすごく嬉しそうな声で話してたけど、だ~れ?」と聞いてきました(笑)

いつかお目にかかることができる日をとっても楽しみにしているマネージャーです。

 

さらにさらに、たった今の嬉しいこと。

午後一番でお越しになられた患者さん。お母様と娘さんのお二人。

玄関から入ってこれらた瞬間から、ニコニコと優しい笑顔だったので

思わず「こんにちは」とお声かけすると

「いつもニュースレター見てますよ」

「ブログ読んでいますよ」

『素晴らしいですね」

と、私達吉本歯科医院のスタッフの応対をお褒め頂きました。

こんな素敵な女性達から「素晴らしいですよ」とおっしゃって下さると

本当に嬉しいのです。

思わず、みんなにすぐ「ねえねえ、◯◯さんがね、今ね、こうやって言ってくださってね」と

伝えました。

一人に伝わると伝書鳩のようにみんなに嬉しさが伝わっていきます(笑)

 

誉めてもらう

 

って、すごい力を発揮します。

 

誉めてくださってありがとうございます!!

 

誉める・・・と言えば、そうそう、みなさんは「手相」に関心はありますか?

吉本歯科医院は手相、占い、大好きです。

 

先日、当院カウンセラーの森下が「手相占い」をしたことから

手相は結構ブームです。

 

そんな中、最近の吉本歯科医院のブームは「あげまん線」です。

どうやら、手相にはあげまん線というのがあるんだそう。

tesou.jpg

 

感情線から3つに分かれた形があるのがあげまん線なんだそう。。。

 

さあ、みなさんはいかがでしょうか?

ちなみに当院のカウンセラー 森下の手にははっきりくっきりあげまん線が(笑)

横から院長が「私にもあるよ、ほらほら」と言っていますが、残念ながら

男性にはあまり運は関係ないようですので、ここでは論外になりました。

 

あげまん線を調べると面白いことが書いてありました。

あげまん線はコミュニケーション能力が強いことを表わすので

相手への気配り力が素晴らしいのが特徴です。

 

自分が自分がという自分本位のコミュニケーション能力ではなく

相手はどうか?という相手本位のコミュニケーション能力です。

 

そして、相手を上げることによって、実は自分に全部その運が帰ってくるということを

知っています。

男性の仕事の成功の裏にはこのあげまんの存在があるんだそう。。ふむふむ。

 

さらにさらにあげまん線がある人は

相手の心理がもう手に取るほどわかってしまうので

今風に言えば「空気が読める人」です。

 

相手の状況を察知しながら絶妙なタイミングで声をかけたりすることが

できるわけですね。(森下は地でいっています^^)

 

あげまんとはなんぞや?

を総括すると、

いわば関わる人の運気を上げるようなふるまいや発言が出来る人のこと、

と言えますね、きっと。

 

目の前の人は自分がどんな言葉をかければ自信をもったり、勇気をもったりすることが

できるのか?ということをちゃ~んと考えて発言、行動ができるわけです。

 

相手の自己重要感を満たすことができる人=あげまん

と言っても言いすぎではないでしょうか?

 

そこで、吉本歯科医院の院長を含め、みんなの手相を拝見、拝見(^^)

・・・なんと!あげまんばかりではないですか!!!

 

そう考えるとこの定義はどうやら当たっています。

吉本歯科医院には、一人として

人の運気を下げるような人はいない、のです。

 

人を嫌な気分にさせるような言葉をうっかりでも使う存在は一人もいない

 

日々当たり前に思っていたけれどこれってすごいことだと思いました。

 

みんなで誉め殺しをしているんじゃないか?と

思うほど、うちのスタッフ達はお互いの長所をよく見つけ、誉めあいます。

長所は伸ばせば伸ばすほど運気が開くそうです。

そうなったらさらに気配り能力が発揮されますのでどんどん先先に考えて動けるようになっていきます。

例えば吉本歯科医院の歯科衛生士田中などは、

明らかにこれは私が悪いでしょう・・・と言うようなシーンであったとしても

「そんなことないです!マネージャーは大丈夫です!」と力強く説得してくれるので

「そ、そ、そ、そうかな?これで、いいかな?(^^;)」と自分を取り戻させてくれてしまいます。

 

何か言葉をかけてくれる瞬間に

否定される

のと

肯定される

のでは、

それからの心向きが変わってしまいます。

 

今は、人の自信を奪うような人が多いですし、

人の自信を失わせてしまうような場所ばかり、です。

だから、人は元気が出ません(泣)

 

そして、みんな結構、気がつかないようで

言葉や態度で人を自信を奪っています。

「えっ、そんなこと言ってない」「そんなつもりはない」と思っていても

知らず知らずのうちに、人の元気を奪っているシーンって本当よくあります。

 

 

元気を出そうと思えば、きっとその逆をすればいいんですね。

 

人の自信を奪わない。

ということは最低限気をつける。

 

そして、

人の自信を支え続ける、言葉で表現で。

人の心を満たし続ける

 

それが、本当に大事なことだと思います。

 

「吉本歯科医院ってあげまん医院??」勝手に盛り上がっております(笑)

うちのスタッフをお嫁さんにもらえる男性は本当に幸せものです。

仕事を支えてくれるだけじゃなく、嫁ぐお家の家相までぎゅっと上げてくれそうな人ばかり。

 

吉本歯科医院のスタッフをお嫁さんにぜひ!という方は、吉本歯科医院マネージャーまで(笑)

本人より吉本を通して頂くと恐らく話は早くまとまります(^^)

 

家族と同じの大事なスタッフたちですので生涯幸せにすると私に誓う男性に限ります。

マネージャーとの約束を破ると・・・・ちょっと怖いことが起こります(--)

応募者多数のため、ご応募はお早めに!!!

2010.09.25人と人との関わりの深~い意味

すっかり涼しくなりましたね。

昨夜あわてて衣替えをして今日から一気に長袖です。

先日の大雨を境に一気に寒くなった気がします。

 

最近朝病院にきてパソコンを開くと、「人との関係」や「社員との関係」「部下との関係」

はたまた「上司との関係」そして、「ご主人との関係」など、こと、人に関することをたくさん

書いて下さったメールが多く届くようになりました。

 

なんでだろう?

と考えてみると、吉本歯科医院のニュースレターや、そしてさまざまな講演会、

そしてこのブログなどで「人との関わり」に関して話したり、書いたりしているから、だそうです(^^)

そしてどんなことでもメールを下さいってお話しているし、レターにもくどいほど書いているからでしょう(笑)

 

レターを読んで下さって頂くメールの中には、嬉しいお便りもあります。

■歯科衛生士です。ぜひ吉本歯科医院で働きたいです。

 子供を抱えて長く安心して同じ先生のもとで働ける職場だと思いました。

こういうメッセージは本当に嬉しいです。

まだ、こんな体制を整える前は、求人が本当に大変でした(泣)

いい人材を求めても、なかなかこない。

きても、私達が求める人はなかなか、こない。

こんな状況でした。

あの頃から考えると今の状況が嘘のようなんです、本当に。

「ぜひ、募集が出たら連絡して下さい」という連絡先が私のもとに数件あります。

当院に患者さんとしてお越し下さった方であったり、するとなお、嬉しい。

(※しかし、当院では現在スタッフ募集は行っておりません。。。申し訳ございません)

 

今、思うのは、いい人材を求めようと思ったらその入れ物である器自体を

やっぱり居心地のよい温かいものにしなくては、駄目、ということです。

そして、嘘ではなく、そこで働いている人達が本当に安心して笑顔でいる様子を

見せていくしかない、そう思います。

 

組織の中にいると、どうしても自分の感情を押さえつけないと

やっていけないと思っているのがたぶん、多くの場合だと思います。

 

もちろん幼稚な感情は押さえるというか、理性でもってコントロールすることは

大事です(大人ですので)

 

しかし、あまりにも自分の感情を押さえすぎた状態が何年も続くと

それはやっぱり、恨みや悲しみや怒りや憎しみで戻ってきます。

 

特に女性は、感情を押さえつけがち、です。

「いい子にしていなきゃ」って我慢して我慢して、何十年も我慢し続けた結果、

老年になって一気に怒りが噴出した!なんてことってよくあります。

 

もともと感情を押しつけるのが上手な男性よりも女性の方が爆発度合いは激しいです。

良妻賢母だった妻が、夫退職後に長年の不満が爆発し、娘達を連れ熟年離婚・・というのが

このケースです(--)

 

感情を殺さなくてはできないようなことはしない、これは鉄則です。

あ、私のです(笑)

また、そんなことをしていいようにコトが進むとはとても考えられません。

 

感情を押さえつけられ、何かを上から強制されたとしたら、どうでしょう?

「よし、やろう!」

なんて、力が湧いてきますでしょうか?

反対ですよね。

一ヶ月くらいは、努力と根性でやれるかもしれませんが

必ず破綻します。

 

ダイエットと同じです、きっと。

私は、25、6歳の頃、今よりも10キロほど太っていました(泣)いや、もっとかも??

 

その当時は、水を飲んでも太っていました。

運動大好きだったので、仕事が終るとマラソンしたり、プールでバリバリ泳いだり

時にはトライアスロンに近いようなことまでするほど運動していました。

にもかかわらず、どんどん太っていました。

 

・・・それはなぜか?

「苦しいダイエット」をしていたから。

です。

 

食事を制限したり、運動したり、栄養を考えたり、いろいろしていました。

それもものすご~く考えて。

「痩せなくちゃ!」って悲壮感もっていましたのできっとものすごく無理してたんだと思います。

 

ある時、ご飯をものすごく減らして不自然な食生活をしていたところ

一気に5キロほど痩せたんです。

しかし、痩せたのはいいけど、体調まで崩して、その後、がたっときた瞬間に

気が抜けて、またリバウンド!

リバウンド後は、痩せる以前よりも太っていました(笑)

 

押し殺したものが、倍の大きさになって返って来る・・・・これは本当ですね~~~。

 

そして、人間の肉体というものは

ただ口に入れるものを減らせばいい、動けばいい、というものではない、ということを身にしみて

分かりました。

 

「痩せなくては」とずーっと考えているので、きっと脳が氾濫を起こしたんでしょうね。

今はそう思っています。

そして、体の中で一番カロリーを消耗しているのは「脳である」ということにも納得です。

 

結婚して子供ができて死ぬほど忙しくなった途端に、ストンと体重も落ち、

高校時代の体重に戻りました。

一体なんであんなに頑張っていたんだろうって今思えば泣けてきます(--)

 

「じゃあ、痩せるにはどうしたらいい?」と聞かれれば今は迷わずこう答えます。

「痩せなきゃ」ということを忘れるほど、別の何か熱中すればいい、ということです(^^)

10年前に知っていれば余計な苦労とお金を使うことはなかった。。。。

 

これはたぶんいろいろなことに当てはまります。

「日々気分が落ち込んでしまう」

とか、

「どこそこのあの人が嫌いだ」とか

はたまた体のどこそこか調子が悪いとか、いろいろありますよね。人間ですから。

 

でも、そういうことが頭の中をよぎっている時って例外なく

何か手が止まっているんです。

 

よく一人でぼんやりする時間が大事とか

癒しの時間が大事とか

いろいろ言いますが

本当にリラックスできる状態というのは、グワーッって何かに集中してその後に

「あ~~、とりあえず終ったあ!!」って瞬間に私は緩みます。

お風呂に入って、「ほや~~」って気持ちよくなります。

 

頭の中に、いろいろな嫌な思いや、「本当はすぐやらなきゃならないのにやっていない」ことが

あったりすると、休めません。

癒しの滝が目の前にあっても、沖縄の海に行ってもココロが休めないのです。

そんなことってないですか?

 

たしか4年ほど前に院長と下の子供と九州の温泉に行ったのですが

その時は、医院の中の人間関係がもうひどい状態で、私も院長も心労でいっぱいだったので

どんなに温泉宿が立派でも、全然楽しくなかったのを覚えています。

出てくる料理が豪勢であればあるほど、景色がキレイであればあるほど

泣けてきました。

「ああ、もうやだ」って頭の中で思っていました。

 

今は、家族で近所の銭湯行っても楽しいですからね(笑)

大人300円、安いもんです。

リフレッシュっなんてそんなもの、です。

心模様次第なのです。

 

今は、やたら「癒しが必要」とか「リラックスが必要」とか言われています。

メンタルヘルスなんて言葉もあります。

しかし、ずーっと悩んでいる人にさらにリラックスや癒しを与えたとして

はたしてその人は快適な状態になるのか?と思えば、そうは思えません。

 

ストレス社会、とひとくくりで言われますが

自分にとって最適でばっちりな環境なんて、たぶん誰にとっても死ぬまでそんなシチュエーションはないはずです。

すべてが万全に整っている状況や環境なんてありえない、ですよね。

 

たとえば職場でのストレスといえば

第一にはやはり「人間関係」です。

人間関係というところで言えば、同じ言葉を言われたのに、AさんとBさんでは受け止め方が

全く違う、ということがあります。

 

Aさんにとっては、「あっ、注意されたので今度は気をつけよう」と思うだけでスーッと流せる

かたや

Bさんにとっては、「なんで私にそんなきついこと言うんだろう?私のことが嫌いなんだ。許せない」と

ずーっとココロの中に黙って溜め込む

 

こういうことって、本当によくあります。

 

この場合、Bさんはそのことがきっかけで全てのことが否定的に見えてしまい

勝手に妄想し、「自分だけが大事にされていない」と勝手に傷ついてしまいます。

 

つまり、「ストレスに弱い」ということです。

 

しかし、今多くの職場では、こういった「ストレスに弱い」人が増えているそうです。

先週たまたま、心療内科の先生とお話をしている時に、教えて頂いたのですが

若いOLさんで見た目は普通の明るい女性の受診や相談がものすごく増えてきたんだそう。

 

これをどうお感じになりますか?

 

私は、もちろんストレスに弱い、言葉に傷つきやすい側にも問題はあると思います、しかし、

やはり、そういう場を作り出している側に最初に問題がある、そう思います。

 

場が人を作るのか

人がその場を作るのか

それはわかりませんが

 

こういう場を作ります!とまずは宣言し、行動を起こすきっかけになるのは

やはり最初は「人ありき」ですし、「思いありき」です。

 

今の人は言葉で傷つきやすい、と言います。

ちょっと厳しいことを言ったら、3日で辞めちゃったわよという職場もあります。

しかし、言葉以前にきっと何か問題があるのです。

 

なんとなく居心地の悪い、嫌な空気を出している場では

人はどんな言葉を言われても肯定的には受け取ることはできません。

 

どんなに言葉で「愛してるよ」と言われても、どうにもうさんくさく信用できないなあ・・という

女性の直感と同じです。

 

言葉とその空気に違和感がない状態を作りだすことが大事だと思います。

 

また、10人程度の職場であれば

一人の力で十分変えていけると思います。

「この場を自分が良くする」と決めて声をあげる人がいれば

あっけないくらいに変わるものです。

そう、本当にあっけないくらい。

 

人と人の関わりが大事、とよく私達はうたっていますが

たまによく講演などで「あの~漠然としていて意味がよく分からないのですが・・・」と

言われてしまいましたので、ここできっちり書いておきます(^^)

 

人と人との関わりが大事、

その本当の意味は

人は関わる人とどんな人間関係を築くかで決まる

ということ、なんですね。

あっ、それでも漠然ですか????

 

人は自分ひとりで生きているようで実は関わる人や環境にびっくりするほど影響されて

生きています。

 

わかりやすくいえば、吉本歯科医院には

院長がいて、マネージャーがいて、そしてスタッフがいます。

このメンバーは日々顔を合わせ同じ空間を過ごしています。

 

この場が自分の才能や魅力を潰すような場所であったり

自分の才能や魅力を引き出してくれないような人ばかりであったとしたら

いかがでしょうか?

 

そこに長い時間いられますか?

「お金のために」

「世間体のために」

「仕事が他にないから」

こんな理由で自分の感情を押し殺してその場にいたとしたら

あっという間に、病気になってしまいます。

原因不明の病気になって病院に運ばれて

「原因は・・・・う~~ん、ストレスでしょう」なんて診断されてしまうかもしれません。

また、こんなココロ模様で日々生きていると生きる動機が

「恐怖心」や「猜疑心」の塊になってしまうので、どうしても「不安」です。

「不安」なココロの状態の時には、ありとあらゆるよからぬことを引き寄せるので

いいことひとつもありません。

また、そんな人が一人でもいる組織にいいことが寄ってくるはずもなく

いいお客さんが集まってくるはずも、ないのです。

 

大袈裟だと思いますか?

でも、大袈裟な話ではなく、これは現実に起こっていることです。

 

私の考えは

人はどんな人であっても必ず、才能や魅力があると思っています。

そしてその才能や魅力は、どの方向を向いているのかはわからないんです。

関わってみなければわからない。

実際に、吉本歯科医院で関わっているスタッフたちの才能や魅力が

「ええっ?あっちだと思っていたけど、こっちの才能だったの?」と思うことはよくあります。

 

ほんの少し長所が見えたなら、その少しの長所をきっかけにどんどん才能が広がっていきます。

その才能や魅力を引き出すことができたら、あとは本人が「私ってすごいかも?」と自分自身を

信じていくようになるので、とてもいい感じで成長していくことができます。

 

そういう意味での「人と人との関わりが大事」です。

自分自身を潰すような場や関係からはただちに退散し、

自分を生かしてくれる場に行く、これはもう能力です。

だって、嫌なことは嫌だと言わなくてはならないからです。

 

仕事もそうですが、日々生きるという中でとっても大事なことは

「自分を誰と繋げるか」ということに尽きるのでは、と最近思います。

「繋げる」ので、もちろん主体的にです。

受け身ではなく、自分から繋げるのです。

 

今の吉本歯科医院のスタッフ達とは、私は「きちんと繋がりたい」と思い、そうしようと決めました。

決めると、行動が変わります。

そして、情も湧いてきます。

そうすると、大事にしたいと心から思ってきますので

思ったことを形にしてみたり、言葉で表現したり、態度で表わします。

決して、最初に「大事にしなくては」と思ったわけではないのです。

あくまでも自然発生的にです。

子供を可愛がろうと決めて愛そうとはしませんよね。

愛おしいという感情が勝手に溢れてくる、それだけですよね。

それと同じです。

 

こんなに不景気不景気って言われています。

景気が悪いから、人の問題にまで意識が向かないというのがまだまだ「主」なんだそうです。

でも、何と比べてそう思っているのかが私には逆に「?」です。

 

会社は人しか、ないのに。

社長を支えてくれるのは人しかいないのに。

 

当院院長吉本彰夫でいえば、才能としては歯科医師としては偉大な人だと思っています。

身内誉めで恐縮ですが、本当に驚くほど勉強するし、そこまでする?というほど

技術を整え、患者さんに提供させて頂いています。

しかし、それと同時に、大きく欠落している部分もあるのです。

完璧な人間はいません。

コミュニケーション能力だとか、微妙な人の感情を汲み取るということなど

到底院長にはできません。

そして、ひたすら治療に集中しますので、もちろんその治療に安心して集中できるためには

周囲のスタッフのマンパワーが絶対に必要なのです。

どんなに院長が「私は偉大なんだ"!!!」と叫んだとしても

スタッフがいなくては、誰一人かけていては今日の診療も満足に行うことは、できないのです。

 

そしてそのことは吉本歯科医院だけに限ったことではない、そう思います。

どんなにトップが素晴らしくて偉大でも、たった一人では何もなしえないし

物事を動かすことなんてできないんです。

 

当院院長吉本彰夫は、その大きく欠落している部分を(←院長すみませんっ)を

絶妙に、スタッフ達が補ってくれているからこそ、その素晴らしい部分が表に出てきたんだと

私は思っています。

 

今、吉本歯科医院にお越しなられる患者さんが

「先生の評判を聞いてやってきました」とおっしゃってくださる方が多いのですが、

その「評判」は院長だけが作ったものではありません。

 

院長を支えるスタッフたちのさりげない気配りや、心使い、そして態度や動作が

集結してはじめて「吉本歯科医院の先生はいいよ」と評判にしてくださるわけです。

 

そういうことに心底気がついたのがここ2、3年です。

 

それまでは、自分たちだけで動かしている、きっとそう思っていました。

私達だけが頑張ればいい、そう思っていました。

だから、うまくいかない。

うまくいっていると思ってても、ここぞという時にガクンと落ちる。

そして、エネルギーが続かない、んです。

 

表に出て「先生、素晴らしいですね、ありがとうございます」と院長がたくさんの患者さんに

言っていただけるその裏には、ものすごく動いて働いているスタッフの存在があります。

 

そう考えると、いかに、自分自身も周囲の人との人間関係で才能を生かされているか

ということを痛感しませんか?

 

私は、一度「この人」という人を見つけたら、絶対離さないと思っています。

そして、その人が自分のもとから離れたくないような状況をどうにかして作ります。

 

人は、自分を成長させてくれる人からは絶対離れません。

 

私自身がそうなので(笑)そう思っています。

 

社員は雇ってやっている

給料を払っているから言うことをきいて当たり前

もう、こんな考えは時代遅れです。

言うことも駄目、思考することもアウトです。

もし、そんなことを思っていることが微塵にでも表情に出たら優秀な人はすぐ他に行きます。

 

では、どう考えばいいか?

ですが、

私はこう思います。

 

「お互い様」(^^)

 

私も歩みよる、あなたも歩み寄る、そして、一緒に生かし合っていこう、という考えです。

 

人との関係は相互の関係です。

自分だけが悪いということもなく、相手だけが悪いということもない。

相手の悪い面を引き出すのも自分

相手の良い面を引き出すのも自分です。

 

・・・という話を、共に働く仲間で何度も何度も話ができたらいいですね。

それが共通言語のようになるまで。

すべては「お互い様」で「もちつもたれつ」だよね、って社長も社員も話ができたら一番いいです。

 

人を疑ったり、嫌ったりするよりは

大好きに思えて、信じられるなあという心模様の時の方が絶対幸せです。

「人なんて信じられない」って言っているような人だって、心の底ではやっぱり

人を信じたくてたまらない、そう思います。

 

人が人を信じられない、と引きこもってしまう時というのは

自分の今の境遇とか環境に満足できないときです。

そういう時には「なんで私ばかり」とか「あの人さえいなければ」とか「この環境さえ変われば」

って思いがちです。

 

話がまた飛んでしまいましたが、最低でも10人程度の職場であれば

信じあえる繋がりあえる場はすぐにでも作り出せます。

それは「そうしよう」と決める一人がいれば、もうそれはあっけなく、変わるんです。

 

あったかい職場が増えたら、街が絶対変わりますし、地域なんて勝手に活性化すると

思います。

だって、みんな仕事してますからね。

家よりも職場の方が時間長いですもの。

 

職場があったかくなると、家の中も勝手にあったかくなるかもしれません。

何しろ感染しますので、あったかさは(笑) 

ohiruyasumi.jpg 

今日は土曜日ですので2階が子供たちの託児室になっています(^^)

プレゼントのケーキを頂き、パチリ。

2010.09.15母性型経営のススメ講演

mitoyo.jpg

今日は三豊でのモーニングセミナーで「母性型経営のススメ」をお話させて頂きました。

前泊した観音寺のお宿の温泉が最高でした(^^)

ふだんは子供を2人お風呂に入れるので、『お風呂にゆっくりつかる」という時間もなく

お風呂の中は私にはほぼ、労働に近い場所です(--;)

一人でゆっくり湯船に浸かれる幸せを感じます。

mitoyo2.jpg

mitoyo1.jpg

今日はちょうど昨日たまたま吉本歯科医院のミーティングで話題に上った

「母性型男子」についてもお話させて頂いたのですが、

今までの中で一番、反応が良かったかな、なんて思っています。

 

私達は、母性型経営の中で

いかにして、女性の支えたい、助けてあげたい、という気持ちを引き出させるかということを

よくお話するのですが、

女性は本来もともとその本質の中に、「支えたい」「助けたい」『守りたい」という本能??

がある、そう思います。

 

そして、その気持ちを上手に引き出し「女性の支えたいスイッチ」を押せる男性像は

どんな男性なのか?と、実は108人の30代~50代に聴き取りをしたわけですね(笑)

その調査用紙をお見せしたいところですが、書かれている内容があまりにも具体的すぎるので

ここでは出せません(--)

勉強会でお見せしますね。

 

そんな中、この5ケ条に集約されるのではないか?

という結論に達しました(^^)

 

母性型男子 五箇条 

①女性に喜んで能力を引き出してもらえる男子のこと

②自分の感情を言葉にして表現することができる男子のこと

③女性の中に混じっても違和感がない男子のこと

④女性を心の底から尊敬できる男子のこと

⑤いざというときは女、子供を身を張って守ることができる男子のこと

 

講演の中では、一斉に「メモのご用意を!」と言ってしまいました。

男性陣、きっちりメモを取ってくださいましたよ。

 

聞いて下さっている感じがこちらにビシビシ伝わってくるのでなんだか

私はとっても楽しい1時間でした。

 

セミナーの後に必ずみなさんで一緒に朝食を頂く会が続くのですが

これがまた楽しい、んです。

講演を聴いた中で、「うちの場合はどうか?」「うちの奥さんの場合はどうか?」など

いろいろと聞いて下さるとよりリアルに、「ああ、やはりどこも同じようなところでひっかかっているんだな」ということがよくわかります。

 

きっと、そんな女性と男性のギャップや性差によるコミュニケーションの違いのギャップを

上手に埋めて調和させていくのが母性型経営勉強会だと、私は思います。

 

第5回母性型経営勉強会は早速今夜なのですが(笑)

講演を聴いて下さった方で3人も「今夜行きます」とおっしゃって下さいました。

 

また、病院に帰ってきてメールや留守電をみると、早速今朝のセミナーでお目にかかった

方からの「吉本歯科医院のでの治療を受けてみたい」というお声が入っており

さらに嬉しかったです。

ご遠方にもかかわらず、私どものやっている取り組みや治療内容に関心をお寄せくださり

わざわざお越しくださるということは、もう本当に嬉しいのです。

 

さあ、今夜は夕方から母性型経営勉強会です。

はじめてお越しくださる方も多く、さらに、男性の数が増えており、しかも若い(笑)

どんな展開になるのか楽しみです。

2010.09.14母性型男子(ボセイガタダンシ)発動?

今日は吉本歯科医院の定例ミーティング。

 

今日のテーマは面白かった、ですよ。

人間科学研究所の池田弘子先生の指南役で、ミーティングが進みます。

今日はたまたま、違う打ち合わせをしていた方も「じゃあ、一緒にミーティングを(^^)」ということで

中に入って頂きました。

kazokukaigi3.jpg

今日のテーマは、「母性型男子」とは?

母性型経営ならぬ、母性型男子の定義は

 

①女性に喜んで能力を引き出してもらえる男子のこと

②自分の感情を言葉にして表現することができる男子のこと

③女性の中に混じっても違和感がない男子のこと

④女性を心の底から尊敬できる男子のこと

⑤いざというときは女、子供を身を張って守ることができる男子のこと

 

さあ、もし、あなたが男性なら、いくつ当てはまりますでしょうか?

 

この項目を挙げたときに、真っ先に手を挙げたのが当院のカウンセラー、森下でした(笑)

「あの~~、私は今までであったきた男性はそういえば、母性型男子ばかり、です。

ちなみにうちのパパも完全に母性型男子、です」

「おおっ!!うらやましい!!」

森下が安心して能力を発揮できるのも、そういう懐の大きい男性がそばにいるからこそなのでしょうか?

kazokukaigi2.jpg

さらにさらに、参加してくれたコピーライターの人見訓嘉氏は

「女性は受け取ってためる性、それに対して男性は放出していく性、

だからこそ、女性には「運」が宿るのでは?」という意見も。

 

そうそう、面白くなってきましたね(^^)

 

すると、当院の歯科衛生士の小田が

「私、実はあげまん線があるんです!!」

 

あげまん線って何よ何よ??と全員が小田の手相を見つめます。

 

そして、自分の手相にマジックで線を書いて説明する小田(--;)

「ええと、これが、あげまん線です、はい♪」

kazokukaigi.jpg

そうこうしているうちに、院長も入ってきて、男性3対、女性スタッフの

「男と女のコミュニケーションギャップ」について熱い討論?ディスカッションになりましたよ~。

 

いかに、男性と女性では感じていることが違うか

求めていることが違うか

見えているものが違うか

思考が違うか

 

私もびっくり、スタッフもびっくり、男性もびっくり。みんなびっくり(笑)

ええ!!??「男の人ってそうなの??」「女の人ってそうなの??」

・・・そう、きっとそれが性差です。

 

男と女は違うのだ。

 

どこかから聴こえてきそうです。

 

だから、もっとお互いを知る必要があるんだと、改めて思いました。

知らなかったから、こんなことになってしまった、どこかで聞いた歯の話と似ています。

知っていれば、こんなに感情がすれ違ってもめることはなかった。

効果的に伝える方法を知っていればこんなに悲しいことにならなかったのに。

 

ということがたくさんあるんだということを

学びました。

若いスタッフには刺激的だったと思います。

 

ミーティングが終わり、男性3人が部屋から出てった後、女性だけでこっそり話したこと

それは、

「どう考えても女に生まれてよかったよね。男って本当、かわいそう」(笑)

大きなお世話です、と声が聞こえてきますね。

しかし、男性に聞くと

「どう考えても男に生まれてよかった。次に生まれてきても男がいいね」と答えるでしょう。

 

まったく違って異質なもの

だから補い合えるし、必要なものなんだと思います。

 

男と女の関係に限らず、職場や社会の中においてでも

互いの違いを認め合う、ということがとても難しくなっている、そう思います。

自分と意見が違ったり、考え方や感じ方が違うと、人はどうしても

「ん?なんだ?この人」と対立しがち、です。

「あの人は自分とは合わない」と敬遠してしまいがち、です。

私もつい、そうなってしまいますし

私と同じように感じたり、考えたりしてくれる方がいい、と思ってしまいがち、です。

 

しかし、よくよく考えたらそんなことはありえないんですね。

人間はみなそれぞれ心があって、育った環境も違います。

私が「これは正しい」と思ったことが相手には「それは間違いだ」と思うこともあります。

そして、それはどちらが正しくてどちらが間違いでということは、たぶん、ないんです。

 

「人はみな違う」だから、対話が必要であり、その思い込みと勘違いを解消するために

何度も何度もコミュニケーションする必要があるんだと思います。

 

たった一回で人を理解するなんて不可能です。

吉本歯科医院では、こうやって何度も何度もミーティングを繰り返していますが、

そのたびに、「あっ、彼女はこう考えるんだ」「こんな風に感じるんだ」ということを

知っていきます。

だから、対話が必要なんです。

 

みな感じ方が違う、ということを対話を通じて知っていけば

「自分だけが偉い」「自分だけが正しい」という偏った心を持つことはなくなる、そう思います。

 

自分だけが正しいわけじゃない、ということを本当に知れば

周囲の人に対して「お互いに欠点があるもの同士じゃないか」と少し歩み寄れる

そんな気がしませんか?

完璧な存在じゃないからこそ、助け合おう、かけている部分を補い合っていこうという

気持ちが湧いてきませんか?

 

自分の意見や感じ方、考え方を相手に押し付けると必ず対立します。

対立するとより、立場の強いものが勝ちます。

しかし、負けたものはしこりが残ります。

そしてそのしこりが、恨みに変わります。

恨みはものすごい負のエネルギーを生み出します。

 

対立からは、何も生み出しません。

対立の最たるものが戦争です、きっと。

 

どちらか正しいか間違っているかではなく

どちらか勝った負けたかという

いわば対立的な思考ではなく、

 

いろいろな矛盾を抱えた存在だけど、完璧な存在じゃないけど

本質的な部分ではみんな繋がっているんだから、手を取り合っていこうよという

「共に生きる」という気持ちが湧いてきたら、そんな心模様の時、私達日本人は

なんとなく落ち着きませんか?

 

母性型経営をすすめていくなかで感じることが、あります。

人と対立していない自分に気がつきはじめるんです。

社員と対立しない

お客様と対立しない

周囲の人と対立しない

 

対立することなく、協調する。

そして協調しながら、実は自分が進みたい方向に向いて進めている

 

とっても高級な考え方だと、思いませんか?

 

明日は、母性型経営勉強会です。

初めてお越しになられる方も多く、毎回どんな展開になるのか

ワクワクしています。

 

明日は朝6時から、三豊でモーニングセミナーで「母性型経営のススメ」

お話をさせて頂くのです(^^)

ちょっと遠いので、前泊しちゃうことにしました。

明日はまたどんな方にお目にかかれるか、楽しみです。

今までもモーニングセミナーでお話をさせて頂きましたが

早朝に出てこられる経営者の方は、総じて「いい方が多い!」。

夜の会と朝の会では、集ってくる人が違うのでしょうか?(^^:)

講演を聴いて下さった方が今までにたくさん吉本歯科医院にお越しくださいましたが

「本当にいい方ですね」とスタッフ達とも共通の意見です。

 

それに、早朝って、本当に気持ちいいんです。

私も完全に早朝派なのですが、朝は、気持ちが前向きになります。

夜は遅くまで起きていたときはどうも思考が後ろ向きになりがちなんですね。

 

朝は早く起きて動いて働き

夜は余計なことを考えずとっとと寝る(笑)

これが一番いいリズムです。

 

2010.09.13進化する理由

deki.JPG

今週の木曜日から、歯科衛生士学校の実習生が来ています。

緊張しているのが伝わってきて、可愛いなあと思いつつ、いろいろなことを思い出します。

当院の田中や、杉本、そして、小田が卒業した学校では

学生は「とにかく茶髪は駄目!」という厳しい規則があったらしく、みんな髪がまっくろ。

ちょっとした栗色でも許されないそうで、地髪が茶色でも黒に染めないといけないそう(><)

 

そういえば、田中や杉本や小田が最初に見学にやってきた時もそういえば

髪がまっくろで、キュッとひとつにくくっていました。

「海苔みたいやね~」と言ったのを覚えています(笑)

 

その先輩達もいまやもう何でもこなす立派な歯科衛生士さん。

スタッフ達も、何年か前の自分の姿を見るようで何か思い出したのでは、ないでしょうか?(^^)

 

先輩といえば、

先ほど私は噛み合わせの治療のために、歯型を歯科衛生士の田中にとってもらったのですが

そこでのやりとりで、「なぜ、田中がどんどん進化するのか」その理由がわかりました。

自分でやってもらってみると、よく、わかります。

sekkou.JPG

↑こんな感じのものを口の中に入れて歯型を取ります。

 

出来上がった歯型を院長に田中が見せると

院長が求めるものが微妙にとれていなかったらしく、院長から詳しく指示がありました。

『もう少し、ここをこうして、奥まで取れるように・・・ああでこうで」と。

それを受けて田中は

院長が求める歯型を正確にとれるようにと、微妙な技術のコツを質問しながら

院長とやりとりをします。

そのやり取りの中に田中は微塵も「なんで?ちゃんと私はとったのに?」という

気持ちがないんですね。

ただひたすら、「どうやったら、院長が求めるものが自分はできるか」しかないので

質問も的確ですし、表情も素直です。

素直なので、院長もまた、「わかりやすく教えよう」という気持ちを引き出されしまっています。

そして、ちょっと嬉しそう(笑)

 

そうして納得した田中はもう一度、歯型を取りました。

口のなかに、ドロリとした印象材というものを入れて型を取るのですが

一回目とはあきらかに、あたっている部分の感触が違うのです。

田中の中で、「あっ、なるほど、こうやってとるんだ」ということが腑に落ちたんだと思います。

 

2回目にできたものを早速院長に確認してもらうと

「OK!今度はばっちり。次からこうやろうね」と。

 

そのやりとりを聞いて、なるほど、田中が「一人でも勝手にどんどん成長していく」その理由が

見えてきたような気がしました。

 

発見したので嬉しくてそのことを院長に伝えると

「そうでしょ?彼女は私の言った通りをきちんとやるから」と。

まさに院長が私達にいつも言っている「守、破、離(シュハリ」の『守(シュ)」を

を田中はやっているのです。

なので、何をやっても、上達する。

それが物事を学ぶ一番遠いようで一番の近道だからです。

 

院長の話がでたところで、院長がいつも私達に話をしている「「守、離、破(シュハリ」

の話について、院長ブログから抜粋しますね

「なぜ、私達吉本歯科医院での治療が成功するのか、経過が何年も良好なのか?

それは、基本原則「シュハリ」を守っているからです。

 

教えられたことを教えられた通りに、教えられたことだけを、余計な入れ知恵をしない、他からの変なことをしない、ということ。

 

その「シュ」を守ると言うことをまず成功させる、ということを確実にこなしているからです。

 

パッと見、古い先生の言うこと、「あっそんな古い治療は」っということではなく、古い治療の先生にはそれなりの経験・実績があってそのところに行き着いている結果があるのです。

 

その結果と同じ結果が出せて初めて、その先生のやり方ではない考え方を守っていく、築いていくことをすれば良いのであって、その先生と同じ結果が出来る前に違う概念を入れることによって面倒くさいであるとか、大変だとか、例えばスリーミックスであれば、毎日毎日そのスリーミックスという薬を調合しなければいけない。

 

しかもそれは、ドクターがしなければいけないということを教えられています。

 

でもじゃあ実際にスリーミックスそれ毎日作っている先生、何人いらっしゃるんでしょうね。

 

とっても大変です。

 

だから、スリーミックスの効果が大なんです。

 

そんなスリーミックス効果が賞味期限が切れた薬、賞味期限の切れた食品食べてたらどうでしょう。当然おなかこわしますよね。

そんな薬で効くはずがないんです。

また、効かないから効きにくいから、それを何とかしようと思って全然違うものを混ぜる、サプリメントもそうですけど、ナトリウムとカルシウムってまったく別物なんですね。

 

同じプラスイオンを持つものです、つまりまったく違う作用するんです。

 

そんなものを同時に飲むなんて医療では絶対にありえない話しです。

 

ただサプリメントにおいて、それを売りたいがために、それを優先する人っていっぱいいるんですよね。

 

同じものと同じもの同士、違うもの同士を飲むなんて、まったく医療とか薬の世界においては、まったく無縁なものなんです。

 

そういうところをキチンとわきまえて薬というものは扱わなければいけません。

 

よってスリーミックスを新スリーミックス法だとかフォーミックスだとかファイブミックスなんてやっているのは、まったく愚の骨頂なのです。

 

まったく違うものを混ぜたら、せっかくある効力をなくしてしまうということにつながってしまうのであります。

 

すから、キチンとそのスリーミックスをその分量で、その量だけキチンと清潔な状態でその日に薬を作る。

 

そういうことをすると、光と水をきちっと避けるということ、ものすごく大事なのです。

 

そういうことをきちっと守らなければ、薬というのは効果がないのです。

 

よって吉本歯科がスリーミックスが成功するのです。

 

また接着に関してもそうです。

 

濡れた紙同士というのは、糊でくっつけてもすぐ剥がれちゃいますよね。

 

乾いた紙同士を糊でくっつけて初めてくっつくのです。

 

ですから、口の中の乾燥状態をよく実験データとして、この接着剤はこのくらい良くくっつくだ、っていうことはありますけれども、それは空気中のどういう所の実験でしているかっていうと、空気中の湿度や温度まで管理された実験室において実験されているのです。

 

ですから、それと同じ状況下を口の状況の治療中においても、作り出してあげなければならないのです。

 

つまりバキュームという掃除機みたいなのがありますけれども、あれでもって呼気の空気中に含まれている湿気をずっと接着操作が終わるまで吸い続けなければならないのです。

 

リン酸とかいった酸処理にリン酸を代表とする酸処理によって、歯の表面をきれいにする。その後、ばい菌がいっぱい入ってる唾液がかかってしまっては、まったく意味がないのです。

 

じゃあ、それをラバーダムにすればいいのか。

 

そういう簡単な問題ではないのです。

 

空気中の湿気をきちっと取ってやるとか、そういうことまでやって初めて接着というのは成功します。

 

ですから、そういう「シュ」を守るというのはすごく大事なことです。

 

で、「シュ」を守った上での「ハ」であったり、「リ」であったりするわけです。それが成功していくと本当にいいものができていくわけです。』

 

 

・・・・・・この院長の話し、私達は耳にたこができるほど聞いているのですが

そしてこの話をいろいろな見学や実習に来られたDRにもお話をするのですが

院長いわく、「守(シュ)」をやれる人間が本当に少ない、ということ。

 

ayaka2.JPG 

 

この当院の田中は、まずは院長が言ったことをそのまま再現してみる

それが無意識にできるようになったら、自分なりに工夫してさらに早くできるようにとか

していくわけです。

 

その繰り返しを必死で重ねてきた結果、2年がすぎ、3年がすぎると

できることの圧倒的な量が増えてくるんです。

 

仕事の質は、圧倒的な仕事の量をこなしてはじめて身についてくると

言われますが、田中がたどってきた3年を振り返るとまさに、彼女は「守、破、離(シュハリ」の

階段を上手に登っている人です。

 

 

基本が全てと言いますが、そこをきちんと押さえておくことで

彼女が今後の仕事や仕事以外の人生で、手に入れていくものはやはり大きいと思うのです。

 

ベースがしっかりある、という人にはその上に何を乗せても応用がききますが

ベースがないとなると、その上には何を乗せてもやはりボタンを掛け違った服みないに

ちぐはぐになってしまいます。

 

 

先日、歯科技工士の先生がおっしゃっていたことも同じです。

最近は若いいい歯科技工士が育たないのは、とにかく「基本をしっかりやれない」

「言われたことをその通り再現できない」「自分勝手にやる」

ということが原因なんだそう。

 

なるほど。

これもやはり、「守」なんですね。

 

 

まずは、言われたことをそのままやってみる。

 

簡単なようで、実はとっても難しいことかも、しれません。

 

田中のやっていることがそのまま後輩や後に続く歯科衛生士さんたちに伝染すれば

いいなと思った土曜日でした。

 

takamaru.JPG

今日は非常勤歯科医師の高丸女医が来て下さっています。

 

高丸先生は、歯を抜く天才と院長が絶賛しているDR(^^)

 

うちのスタッフたちも親知らずを抜いてもらったことがあるのですがその手早さと

無痛ぶりには驚き!

 

さすが口腔外科で日々外科手術をしている先生は、思い切りも違います。

 

腕はよし、愛想よし、頭もよし、患者さんへの気遣いも抜群。

こんな女性DRが出てきたら、本当に歯医者さんも大変です(笑)

 

素敵な女性だなと思う女性の一人、高丸先生です。(あっ、土曜日しかいませんので!!)

takamaru2.JPG

診療後、2階で待っていた子供達が降りてきました(^^)

今日の託児スタッフの方は、元幼稚園教諭だった方で、遊んでもらいながら

ひらがなや数字の練習を教えてもらったそう。

mama.JPG

上手にかけたプリントをママがチェック(^^)

「あら~~、上手に書けたわね~♪」

kodomo.JPG

なぜかレントゲンン室でお仕事のマネをしています。

「もうちょっと前に寄ってくださいね~~~」

 

・・・・・よく見ています(笑)

2010.09.08樋口のことを書いていたら・・・

DSC_0761.JPG

9月号のニュースレターが出来上がってきましたよ(^^)

今月は「親知らず(おやしらず)」について、です。

 

親知らず・・・・・みなさんは、お口の中に残っていますか?

ちなみに私は院長と出会ってから3本抜きました(--:)

 

お陰でひどい顎関節症の症状がスーッと引いたのですが、まさかそんなことは

知りませんでした。

 

親知らずをおいておくことで

■耳鳴がする

■めまいがする

■顎がカクカクする

■口が開きにくい

■歯並びが崩れる

 

・・・・・なんて、想像しませんよね?

実際私も「は?なぜ?親知らず?」と院長に質問攻めだった7年前を思い出します(笑)

 

現在発送準備をしておりますので皆様のお手元にはまもなく到着です。

どうぞお楽しみに!

 

 

また、吉本歯科医院の「歯を失わないためのお話」バックナンバーも非常にご好評いただいており

「あっという間になくなってしまった」ので、現在増刷をしております。

 

この「歯を失わないためのお話」ニュースレターですが、なんと公共機関や教育機関に

閲覧用に置かせて欲しいという嬉しいお声もあったりで、発信している私達もビックリ、です。

 

最近は、同じ歯科医師の先生にも、「毎月送ってよ」とお声を頂き(笑)、本当にたくさんの

方に読んでいただけることができて嬉しいばかり、です。

 

 

バックナンバーをご希望の方はどうぞお気軽にお知らせくださいね。

お送りさせて頂きます。

 

1月号 虫歯治療について

2月号 歯周病について(前半)

3月号 歯周病について(後半)

4月号 噛み合わせ①

5月号 噛み合わせ②

6月号 噛み合わせ③

7月号 金属アレルギー①

8月号 金属アレルギー②

9月号 親知らず①

 

 

 

9月号が仕上がったと思ったら、もうあと少しで、10月号の校正にかかります。

一ヶ月の速さといったらもう。。。。

 

10月号には、当院の誇る接遇の達人、受付の樋口桃子をご紹介する予定なので

今日の早朝にその原稿を書いていたら、気が付いたらA4に印刷したら6ページにもなっていました(泣)

あまりにも多すぎ、せめて3ページにまとめください・・・という編集してくださる方の声が聞こえます。

 

樋口に関しては、私達の吉本歯科医院が、「気配りの徹底」をしていこうと

決めたきっかけをくれた存在なので、どうしても思い入れが強く、溢れる想いがありすぎて

しまうんですね。

 

書いた自分に正直驚きました(^^;)

 

 

10月号のスタッフ紹介は楽しみにしていてくださいね。長いですよ~~~(^^)

 

吉本歯科医院が今こうして多くの皆様に「感じがいい病院だね」「接遇が素晴らしいね」と言っていただけるような風土を築いてくれたきっかけとなったのがこの樋口の入社です。

 

受付とは、第2の院長席であり、まさに吉本歯科医院の顔です。

 

私どもにお越し下さる全ての患者様やお客様は、必ずこの受付を通過して入ってこられます。

 

また、お電話で最初に出会うのも受付です。

 

実は受付は組織にとって最も重要な位置です。

 

当院の樋口に一度でも会われたことがある方は思い出して頂けるかと思いますが、彼女は日本語をとても美しく話す女性です。

 

大学時代の恩師がやはり「美しい日本語」にこだわった先生であったらしく、それ以来とても日本語を大切にするようになったんだということ。

 

特に年配の女性の患者さんには「若い女性がきちんとした言葉を話すのは素敵ですね」とよくお褒め頂くのですがその理由はこんなところにあるのです。

 

樋口と仕事をしているといつも感じることは彼女には一から10まで説明しなくても基本的には「多くを言わなくてもわかってくれる」ということなのです。

 

一を聞いて十を知る。

つまり私や院長の様子を察して間髪入れずに反応したり、私たちが「こうしたいな」という意識を言葉を使わなくても伝わるということです。

 

これってすごいことだと思いませんか?

 

今は全てを言葉で口にしなくては伝わらないという時代ですが、気配を察して動けるという能力が樋口には備わっています。

 

例えば、樋口は私が3日ほど医院を留守にしていても、留守中に起こるすべてのことを

 

「これはマネージャーに報告は必要だ」

「このお客様は院長やマネージャーが今やろうとしていることに関わりがある」

「この問題は、以前起こった問題と同じことが原因だ」

 

こういったことを瞬時に頭の中で整理し、3日後に私が戻った時には順序だてて報告、連絡、相談をしてくれるのです。

 

メモの数も半端ではなく、「ここまで報告してくれる?」ということまで細やかに知らせてくれるのです。

 

そしてそのメモによって助けられたことも多く、そのメモによって新しく生み出されたものもたくさん、あるのです。

 

こういった「察する」という能力は私は後天的に身につけることは難しいもの、と考えています。

 

残念ながら社会人になる前にその育った環境の中でその身体に沁みこませていない人は、社会人になってから「人に気を遣え」とか「気配を感じなさい」とか言われてもそれはたぶん、ちんぷんかんぷんだと思うのです。

 

「気配を察する」ということはその字の通り、相手の表情をよく観察し、動きをよ~く見て、どうしたいのかな?この人は?何を求めているのかな?ということを先々感じ取り、言われる前に動いていなくてはなりません。

 

よく見るということは、深く関わっていかなくては相手は見えませんので、「察する」という能力も磨かれることはありません。

 

こういった「相手の気配を察する」だとか「表情をよくみる」とか「気を遣う」だとか「相手の気持ちを汲み取る」だとか、そういったものは、残念ながら本を読んで頭で勉強したり知識を脳にインプットするだけでは、再現できるものではありません。

 

ただ単に、「気配を察する」という言葉を脳ミソが知っただけで、瞬時の行動や、無意識の行動として現れてくることは決してありません。

 

 

今は、何でもかんでも「マニュアル化」です。

 

そして、人材教育だって「マニュアル」です。

 

接遇教育もしかり、です。

 

しかし、マニュアル化することの弊害だってあるのです。

 

マニュアル化して人間を教育する、ということは、逆に言えば「言葉で全てを説明し、指示しなければ何も出来ない」人間を作ることになる、そう思いませんか?

 

何か問題が起こった時に、「え~と、マニュアルにあったっけ?」と真面目に思う人間が溢れるだけ、です。つまり応用が利かない、ということです。

 

ちょっと考えたらわかることですが、私達の人生は、もちろん仕事だって同じですが、「何が起こるかわからない」のが人間関係ですし、私達が生きている社会そのもの、です。

 

にもかかわらず、「こうなれば、こうなる」というマニュアル化人間では、瞬時に対応できるはずもなく、実は余計に会社全体としての能率や効率は下がります。

 

ですので、吉本歯科医院では、例えば接遇研修だとか、一切のマニュアル化された教育は行いません。意味がない、と思っているからです。

 

接遇という部分だけを取り出して短期的に教育したとしても効果はありません。

 

もっとも効率的で、かつ、効果がある教育は何か?と言えば、私はやはり、「察する」という能力をいかに引き出すか、自分の動きが全体の中でどう影響を及ぼすのか、といったことを考えることができる総合的な教育が必要だと感じ今、いろいろな取り組みを行っています。

 

「私が」「私が」という自己主張を引き出すような教育ではなく、「相手にとって自分はどうなのか?」「周囲の人が働きやすくなるために私はどう動けばいいか」という意識を引き起こさせるような教育です。

 

そしてそれはそのまま知性を育てることにも役立つと思うのです。

 

私がここまで「気配りの徹底」を吉本歯科医院で実現したいと強く思うきっかけになったのがこの樋口です。

 

彼女がいるなら、彼女の気配り能力が周囲に伝染し、そしてそれがそのまま吉本歯科医院の風土になるんじゃないか、そう思ったからです。

 

樋口に出会えて良かった、彼女に出会ったいなかったら、私はここまで「察する」ということに意識が向かなかったと思うから。

 

まだ若い29歳です。こんな素敵なお嬢さんを育ててくれた彼女のご両親に改めて「ありがとうございます」と言いたい、そんな気持ちです。

 

 

・・・・ね?朝の4時から、熱い文章でしょ?(笑)

2010.09.07気分は伝染する

昨日は、研修医の先生が見学に来て下さっていたことと、特に私達に嬉しい声をかけて下さる

患者さんが続きに続き、う~ん、今日は何なんだ?と思うほど嬉しい一日でした。

 

噛み合わせの治療を行っているプロのスポーツ選手の方が

治療の経過が進むにつれ、「試合のパフォーマンスが変わったよ」と院長に

おっしゃって下さったこと。

こういうコメントは、院長が何よりも嬉しいこと、なのです(^^)

そうですよね。

DR冥利に尽きる、そうです。

やってよかったと思うし、「よ~し、もっと良くしたい!」と妙な使命感まで

湧き出てくるそうで、それはそれは嬉しそうな顔で、患者さんとお話していました。

 

また、吉本歯科医院に来るようになって、「歯医者さんに来るのが楽しみになった」と

おっしゃってくださる患者さん。

 

こちらは、今度は、私が嬉しい(^^)

歯医者さんがおそらく、どの人にとっても「行きたくない場所ナンバー3には入る場所」です(--)

にもかかわらず、「通うのが楽しい」だなんて!

こういうお声を頂くと

では、もっと楽しんで頂こう!なんて思ってしまいます。

 

吉本歯科医院では、治療終了後、待合室で患者さんとなにやかにやとお話させて

頂く機会が本当に多いのですが、そういう雰囲気の中に新しい患者さんが

パッと入ってこられた時に、なんとなく「あっ、ここはいい雰囲気だな」と感じて下さる

患者さんが、多いんだそうです。

 

いろいろな患者さんにお話をおうかがいするのですが、

なんとなく「理屈ぬきで雰囲気がいい」とか「感じがいい」と感覚的に感じて下さる。

こういうことって、あまり重要視されていませんが、

実は私達吉本歯科医院では、この「なんとなくの感じ」つまり、「場の空気」を

常にいいものにするために、一工夫も二工夫も、しているんです(^^;)

 

ばらします(笑

 

どんなに外観が素晴らしく、立派でおしゃれでも、お店の中に入った瞬間に

「あれ?なんか空気が悪い」「雰囲気が嫌な感じ」って感じたことって

ありませんか?

 

それはもちろん、掃除ができていないとか、変なにおいがするとか

そういう要素もありますが、実はその空間の「なんとなくの空気」を作り出しているのは

9割方はそこにいる「人」だと、私は考えています。

 

そこに10人のスタッフがいたとしたら、その10人が醸し出す雰囲気がそこの場の空気を

作っているのです。

 

どんなに設備にお金を入れても、どんなに商品が素晴らしくても、おしゃれでも

そこにいる「人」が、「嫌な空気」を出していたとしたら、そのお店は繁盛しない、そう思います。

 

なぜなら、人は無意識に、自分を囲む空気を明るくしてくれる人の周りにのみ、人は集まるものだからです

街灯に虫がいやというほど集まってくるように。

 

あなたといると楽しい気持ちになる

あなたといると嬉しい気持ちになる

あなたと会うと気分がよくなる

 

そんな気持ちにさせてくれる「いい空気の場」にしか、人は集まってはこないから、です。

 

そして、気分はどんどん人から人に伝染します。

 

この場でいい気持ちになった人が1人増え、2人増え、3人増え、そうすると

あとから来る人は「なになに??」というように、勝手にその楽しそうな空気のある場所に

集まってきてしまいます。

そんなものです。

 

よく、男性型社会では(--)何時間もえんえん、会議をしますよね。

しかも、難しい顔で。

しかも、しゃべるトップがえんえん一人でしゃべり、あとの部下は

それをうつむいて、聞いているかノートに書くか、パソコンで議事録を取るか、しているだけ。

もちろん目を合わせて心通じあうコミュニケーションも少ないので

長時間の会議になると、恐ろしく神経を消耗します。

そんな中で話し合われることに、何か発展的な発想や、びっくりするようなアイデアや

みんなが幸せな気持ちになれるようなことって生み出されるんでしょうか?

無理、だと思います。

 

こういう会議に突破口を開いてくれる存在が組織には必要です。

10人くらいの会議なら、10人の顔色をよ~く見ながら

そして、

あっ、この人は今いち元気ないんだろうな

やる気がなくなっているんだな

悩んでいるのかな

こういうことを表情や態度から察し、一人ひとりに意識を向け、絶妙に全体の空気を

なんとなく「楽しく」「なごやかな」ものに少しづつ、笑いに変えていきながら

話しをすすめていける存在が、必要です。

 

話し合いや、ミーティングを行う前に

まずは「場の空気を作る」ということができる存在が一人でもいれば

10人や20人の会社なら面白いほどうまくまわっていくと思います。

 

そこにいる人が、場の空気を作っている

 

という大前提を押さえておけば、職場の空気は明らかに良くなっていきます。

 

モノではなく、人が出している無意識の雰囲気です。

 

何をやっても人が集まらない

会社の人間がついてきてくれない

と、よく言われていますが

それは、人が醸し出している空気の存在に気が付いていないから、です。

気が付いていればそこに何かしらのアプローチがあるはず、です。

 

感覚的なことがきちんと分かる人を

調整役として会社の中に置けば、本当にびっくりするほど、良いめぐりに変わってきます。

感覚的なこととは

「なんとなくいい雰囲気だなこの人は」とか

「今日は様子がおかしい」

といったささいあことを体感として感じられ、それをきちんと言語化でき、表現できる人のこと、です。

吉本歯科医院でいえば、カウンセラーの森下が、その役目になっています。

 

こういう存在が一人でもいれば、

その感覚的なことをもとに、じゃあ、どうしていったらいいのか?を

組み立てて考えればいいので、ちょっとバランスを崩しているなあという時に

すぐにそのアンバランスを微調整し、元に戻してくれることができるのです。

 

逆に組織の重要な位置に

こういった感覚的なことがまったく分からない人が立ったとしたらどうでしょう?

数字上のことだけでしか物事を見られないので、当然

社員の微妙な心の機微に気が付くことも、ありません。

そして、お客さんの些細な変化に気が付くことも、ありません。

そして、ある日突然、ド~ん!!と落ちるのです。

内部告発や、アフターの悪さによるクレームなど、これでもかこれでもか、というほどに

いろいろな悩みを抱えることになってしまいます。

 

 

頭で考えていること数倍

直感で感じてしまう違和感の方が真実だと思うのです。

もちろん、理路整然と考え、思考し、論理的に納得する、ということも必要ですが

やはり、そこで仕事をしているのは、ロボットではなく

生身の人間であり、血が通っており、感情がある生き物なんだ、というベースを

押さえておかずしては人の教育もなにもない、と思いませんか?

 

だって、「なんとなく嫌な空気~」とみんなが感じている会議によって

生み出されるものが良い方向に向かうはずはありません。

そう考えると、効率も悪いですよね。

 

では、みんなが「なんか居心地がいいな」「この場は楽しい」「嬉しい」「認めてもらえる」

という場の空気を作り出すことができれば

そこでみんなで話し合って生み出されたものは、とても良い方向へ向かうし

決まったものは、即現実に形にしていくことができます。

もちろん、神経を消耗していないので、心も元気。

「じゃあ、やるか!」とぱっと動くこともできるのです。

 

心と身体は常にセットです。

 

心を喜ばせると、身体は勝手に動くのです。

それは人間の原則ではないでしょうか。

少なくとも私は、心が沈んでいる時は、身体も動きません(--)

動いても、いいものは生み出されず、動けば動くほど、悪い方向に

向かうので、心が沈んだときはできるだけおとなしくしておきます。

動かない、方がいい時だって、あります。

 

そういうメカニズムをもっともっと、組織を作る人は知っておくべきだと思うのです。

 

心の安全基地を整え

愛情のコップをまずは満たしていくことをせず

「働け~、もっと頑張れ~仕事だ~、給料払ってるだろう~~」と叫んでも

それは無理な話ですし、言ってるこちらも消耗します。

 

私は最近特に感じることがあります。

私達が生きているこの世界は、やはり一定の法則で動いている、ということです。

こうすれば、こうなるという、普遍的なことがあると思います。

 

まずは自分から、そして、自分に関わる最低10人以下?くらいの人から

心を一緒にあたためていくこと。

経営者であれば、まずは社員の心を一緒に満たしていくんです。

そして、嬉しいとか、楽しいとか、ありがたいね、という気持ちが湧いてくるまで

ひたすら身近にいる人を喜ばせる。

そうやって、楽しんでいると場の空気の温度が確かに上がってくるのがわかるんです。

組織としての体温が上がってくる。

低体温じゃなく、高体温(笑)

みんなであったかくなってその渦がどんどん大きくなってくると

その渦に心地よく巻き込まれていくのが、周囲の人々です。

 

会社でいえば、渦の中心にいるのが社長で

その渦の一番近いところでポカポカしているのが社員たち。

その社員の外でそのあったかさに近寄ってくるのが、お客さんです。

 

私達吉本歯科医院がイメージするのが、こんな感じです。

抽象的ですみません(><)

 

そういう状態に組織全体がなってくると

頑張ろうとか

成長しようとか

そういった一切の努力は、たぶん、「それをすることが楽しい」という状態になってきます。

自分を成長させようとする行為は実は、自分にとって最高に面白いことなんだと

思えたらしめたもの、です。

あとは、いい状態を維持するために、、メインテナンス。

吉本歯科医院でいえば、歯の予防、PMTCみたいなものです(笑)

 

一度意識が変われば、あとは経過観察で、落ちないように維持すればいいのです。

このあたりのトークは、わが吉本歯科医院の歯科衛生士、加島が熱く語りますので

お聞きになりたい方は加島にお聞きくださいね(^^)

 

朝からまた熱く書いてしまいました(--:)

今日は今から、吉本歯科医院の信頼する歯科技工士さんの会社にお邪魔し

院長が新しくスタートさせるプログラムの打ち合わせに行ってきます。

院長の求めているものをお伝えし、こういうことを実現したいんだ、ということを

きちんとお話できるかどうか。。。。楽しみです♪

 

 

そうそう、昨日、ルーヴの野崎専務さんのブログ

吉本歯科医院をご紹介して頂きました。

http://ameblo.jp/lowe-managerblog/

コテコテのサヌキ弁で(笑)

誉めてくださって嬉しい。

こうやってお褒め頂くことで、吉本歯科医院で働くスタッフたちもまた嬉しいんです。

 

<  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22 23 24  25  26  27  >

母性型経営(R)のススメ 香川県 高松市 吉本歯科医院

最近の記事

カテゴリ

月別アーカイブ

  • 歯を削る前に知っておきたい7つのこと。
  • インプラント治療をする前に患者さん側が確認しておくべき5つのこと
  • 固定式入れ歯 インプラントオーバーデンチャー
  • 診断が変われば治療は変わる
  • 歯の予防サイト
  • 働きやすさが自慢の職場
  • オール・オン・フォー All-on-4
  • 吉本歯科医院の「治療の特徴」
  • 歯科医師の採用について
  • newsletter
  • 吉本歯科の動画一覧
  • 患者さんからのお便り
  • 無料メール相談・お問い合わせフォーム
  • メディア掲載実績・講演依頼
  • 歯科医院の方はこちらをご覧ください
  • 院長ブログ
  • マネージャーブログ
  • カウンセラーブログ
  • コンシェルジュブログ
  • 吉本歯科医院の考え方
  • インプラントの特徴
  • 歯のお困り事Q&A
  • 症例紹介

治療メニュー

  • Copyright 2009 Yoshimoto Dental Clinic. All Rights Reserved. 当ウェブサイトの情報・画像などすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。
  • 吉本歯科医院facebookページできました!