2021.11.11矯正治療で歯並びが崩れてくる原因「後戻り」
矯正治療で噛み合わせが治るのか
というご質問よくいただきます
矯正治療では
噛み合わせや歯並びは良くなる
しかし
完全に治るということはありません。
こちらの写真は当院の患者さんで矯正治療前です。
矯正治療したらこのように
歯並びや噛み合わせが変わりました.
多くの方がこういう治療を受けられると
「私の歯並びはキレイに治った」
と思われます。
しかし歯のレンントゲンを撮るとわかるのですが
レントゲン上では根っこが曲がっています。
もともとこのように生えていた歯を
私が矯正治療でグイッと動かしたわけです。
もともと曲がって生えてた歯を
盆栽のように
根っこを含めてこのように曲げる
ことによって
この見た目は維持できているということになります。
ですので、全体像で見れば
上と下の歯が真っ直ぐ柱のようになっておれば
倒れないですが
倒れている歯を起こしあげるときに極端にやると
根っこは倒れてるんですね。
この状態でただ何でもガンガン噛むと倒れていきます。
これを
矯正の後戻り
って言うんですね。
ですので、せっかく治療したとしても
その状態を長く良い状況でキープしていくためには
保定装置といって歯を安定させるための装置ですね。
それをしっかり長く使っていただく
ずっと使っていただくということが
大事なのです。