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2015.08.28歯を削ることが悪い、というわけではありません。咬合調整についてお話します

歯を削った方がいいのと、削らない方がいいのと、という話しであれば、もちろん削らない方がいいかもしれません。


しかし、歯は多少削っても大丈夫です。


「歯を削られた」

「歯を削られたことがショックで・・」

というご相談を非常に多く頂きます。


歯を削らない=善

歯を削る=悪


と思っていらっしゃるからだと、思います。


最近は

「歯を削らない治療」がいいとされているので

患者さんはその「削らない」「削る」ということに

とても敏感に反応される方が増えてきたということでしょう。


では、歯を削る

ということについてお話します。


そもそも、歯は元々磨り減って削れていくものなのです。

機械的に削らなくても

日々毎回のお食事でもって

寝ている間の歯軋り(歯軋りはみなさんされています)によって

削れていっています。


まずはそのことを知って下さい。


8020」という言葉、聞いたことありますでしょうか。

80歳で20本の歯を残しましょう」という標語です。


そのような標語が言われているのにはワケがあります。


つまり現在の日本には

80歳で20本の歯が残っていらっしゃる方が非常に少ないということです。


実際にご自身の歯がすべて残っていらっしゃる方は「8028」になります。

80歳で、28本全部の歯が残っているわけですから

「8028」です。


すべての歯が残っていらっしゃる方、実際にいらっしゃるんですね。

当院にも時々お越しになられます。


そのような方々のお口の中、どのようになっていると思われますか?

若い方と同じような歯の形態をしていると思いますか?


どうなっているか?

こんな感じになります。

PB090065.jpg


実は歯の頭の部分は、頭の部分が均一に磨り減っています


例えば車のタイヤを長年交換しなかったとイメージしてください。


タイヤは磨り減り、溝が浅くなっていきます。


ほぼ均等にタイヤが磨り減っていきますよね。

それと同じように歯も全体に磨り減っていきます。


縄文人や弥生人の骨が見つかることがありますが、その中である程度年齢を重ねて亡くなられた方は歯がありません。


歯が磨り減ってしまって歯の頭がありません。


若い時にはケガや病気で亡くなります。

ある程度年齢を重ねていくうちに、歯が磨り減ってなくなり、噛むということ自体が出来なくなるということが昔は寿命だったんだと考えられています。


つまり昔は火のない硬い物、砂混じりの硬いお食事をしなければいけなかったのです。


そして歯の頭がなくなるということ自体が死に繋がっていったのです。

では歯が均等に当たっている場合には、残っているすべての歯で力を均等に分散し、力をわけわけして支えていくことができます。


ところが早く当たる場所がある場合やうまく歯が磨り減っていない歯がある場合、どういうふうになっているのかっていいますと、噛んだ時に早く当たるところができてしまいます。


その早く当たるところには本来受け持つ力の何倍もの力が掛かってしまうんですね。 

P2075306.jpg


早く当たる場所に力が集中しますから、そこは耐え切れなくなって欠けたり割れたりします。

いわゆる歯が溶けていくという状態です。

虫歯とは違います。


歯が欠ける、割れるということが起こります。


同じ1本の歯でありながら、一部分が割れる・欠けるということです。


そこが割れますと次の歯の、次に当たる部分ができてきます。


そこには当然本来の受け持つ力の同じように何倍もの力が掛かってきます。


また割れます。


そしてまた次に早く当たるところが当たってきます。

また割れます。


そして次々に欠けて割れていくんです。

しかし、その隣はどうでしょうか。


まったく今まで当たったこともない、過去何十年において噛むのに参加してきたこともなかったのであろう、生まれた放出したばかりという解剖学的なきれいな尖がった歯があるんですね。


つまりきれいな歯があって、その横の歯はない、ない、ということになってしまうのです。


つまり歯は解剖学的なきれいな歯が入ればいいのかというと、実はそうではなく力を28本の歯で力を分散し、均等に磨り減らしながら、いい具合に磨り減っていく。年齢を重ねると腰や関節が曲がってきます。


それに応じて顎の位置関係も変わってきます。


歯は一生動き続けますし、顎の位置も変わっていきます。


それに応じて磨り減っていく。

実はすごく大事なことです。


そのように均等に磨り減ることによって多くの歯が残るということになるのです。


1本だけ早く当たるところがある、強く当たるところがある、ギリギリする時に引っかかるところがある、という歯は逆に早くその寿命を迎えてしまうのです。

ですからただ単に歯を削った方がいいのか、削らなくて済むのであればという発想ではなく、全体のバランスということが重要なのです。


歯の治療はお口全体の噛み合わせのバランスをみながら

削る必要があるのか

ないのか、ということが決まってくるのです。

2015.08.28歯の神経が死んでしまうとは?

歯の神経が死んでしまうとは?

 

例えば歯に食べ残しがあり、そこに虫歯菌が繁殖し、そうすると歯の表面が一層溶けていきます。


そうすると歯がしみるうになります。

歯の大切さはご自身が歯を失ってみてはじめてわかる

それを放置するとさらにさらに穴が開いていきます。


歯が溶けて穴が開いていきます。


イメージしてみてください。


バケツに水が入っていると思って下さい。

baketsu.jpg

バケツに小さなキズがあったとしも大した問題は起こりません。

しかしどんどんどんどんバケツにキズが付くと穴が開いていきます。


そうすると中に入っている水が溢れ出します。


これが穴が歯の神経・血管に到達した状態だと思って下さい。

そこには防ぐことの出来ない穴が開いてしまうのです。

そうするとバイ菌がもう入り放題です。


大事に大事に硬い壁、エナメル質、歯のの壁、象牙質で覆われていた

歯の神経や血管が露出してしまうのです。


水の入ったバケツがある程度の衝撃に対しても耐え切れる状態だったのが何度も何度も擦れるうちに小さい穴が開くたびに、完全に穴が開くことによって、そこに穴が開いてしまい、そこからどんどんどんどん広がっていってしまうのです。


バイ菌にとって実は神経や血管・血液、これは重要な栄養素なのです。

とっても美味しい大好物なのです。


もちろん人間の体はバイ菌が入ってきた時には、そのバイ菌に対して戦おうという免疫という防御機構があります。


しかしながら余りにバイ菌の量が多いとその防御機構で食い止ることはできなくなるのです。


ですのでバイ菌はどんどんどんどん増殖を続けていきます。

最初は歯の表面だけだったんですが、歯の神経・血管にまで到達することが出来ればそのバイ菌は一気に歯の神経・血管をやっつけていきます。


そして最初は歯が沁みたり、痛んだり、ズキズキということが起こっていくのですが、それはバイ菌と戦っている証拠でもあるのです。


これが負けると痛みを感じなくなっていくのです。


よく歯を治療せずにほったらかしにしていたら、

「歯がボロボロと欠けていった」

「痛みが和らいだ」

「痛みが止まった」

ということが、あります。


例えばこの時期に痛み止めの薬を飲むという行為は、確かに日常生活において痛みを和らげる、戦っているその痛みを、戦っているということを脳に知らせようとしている報告を警告を一生懸命、一生懸命体は送ってくるのですが、それに対してそれを無視しろというのが、これが痛み止めなのです。


特に昨今、痛み止め、以前であれば病院から処方箋がないと薬局から出せないような強い痛み止めの薬が日常的に薬局で買うことができるようになってきましたので、簡単にそういうお薬を手に入れることができています。

その影響もあってか虫歯が本当に進んでしまってから来られる方が増えているようにも思います。


すでに歯の神経が死んでしまっている方がいらっしゃるのです。


通常であれば歯の神経とバイ菌が戦い、「痛い、しみる」とのことで来られていたはずなのですが、その痛みも痛み止めの薬を飲むことにより痛みを止めるというのはバイ菌を殺すお薬ではありませんから、治っているわけではありません。


ただ日常的に痛みを感じることが減りますので、そういうお薬を取ってしまうお気持ちはよくわかります。


しかしながら歯は自然に治りませんので、どんどん悪い状況になっていきます。


そしてとうとう歯の神経や血管が死んでしまった時には、逆にまったく痛みを感じなくなってしまうのです。


ではそのバイ菌達はどうするのか。


さらにさらに歯の奥へ奥へ侵入して行きます。

そして歯の根っこを越えて、根っこ周囲にある骨や歯茎を溶かしていくのです。

image015

その時点で、バイ菌の住処である根管の中、そこを早く掃除してあげないとどんどんどんどんバイ菌は奥へ奥へと入っていきます。


ですから歯の神経を取る治療というのは歯の神経を取る治療だと思われている方が多いんですが、実はこの時点では死んでしまった、バイ菌に侵されて神経が死んでしまっていて、神経が残っているのではなく神経が腐ってしまった、生きていない神経がそこにいるのです。


つまり生ゴミが腐敗していっている状態だということです。


そうするとにおうと臭いですよね。


発酵食品を思い浮かべていただくと膨らんできますよね。


腐っていくとガスを出すのです。


そうすると圧力が高まります。

そうすると歯の神経は死んではいるんだけれども、周りの骨や歯茎が溶かされることによりそこで顔が腫れてくるような方までいらっしゃいます。

歯の神経を取る治療(根管治療)をしたのに歯が痛いのはなぜ?

すでに歯の神経の治療で神経を取ってしまった方でバイ菌に侵された場合にはいきなりこの状態にまでなってしまうこともあります。


この場合には早く根っこの中をバイ菌が少ない状態に減らしてあげるということが必要です。


では歯を支えている骨を溶かしたバイ菌達はどこへ行くのでしょうか。

実は歯の神経というのは脳と繋がっているのです。


例えば指先、指先の神経は指先だけでしょうか。


これは脳から繋がった神経なのです。


その一部に過ぎないのです。


つまりバイ菌は歯の中の神経だけを死なせるわけではなく、さらには歯の外の周囲の骨や歯茎の神経も殺して行きます。


そして骨を溶かしていくのです。


そしてとうとうその奥には太い神経・血管が控えているのです。


そこにたどり着いたバイ菌はどうなるんでしょう。


一気に全身を巡って行ってしまうのです。


心筋梗塞、聞かれたことありますでしょうか。


心臓の血管が物が詰まって血が流れにくくなってしまった状態。


よく動脈硬化や全身糖尿病やそういうことが大きく取り沙汰されていますが、その詰まっているのは何だろうと研究した先生がいらっしゃいました。


実はその詰まっている物の中にいくつもの口の中の歯周病菌、バイ菌が見つかっているのです。


つまり口の中にいたバイ菌がそういう心臓の中で発見されたり、誤嚥性肺炎といって肺炎の中で肺炎球菌といっしょに肺炎を起こしていたり、口の中だけに留まらず全身にまで影響を及ぼしているのです。


ですから歯の神経の治療をした方が良いのか、しない方が良いのかと単純に考えたならば、神経の治療は神経が生きているのであれば残せる方向で治療してもいいと思いますが、それを越えてしまった場合には早くそういう治療を行なわないと全身に対して影響を及ぼす。


また上の歯の場合には歯の根の奥には鼻の部屋があります。


鼻の部屋にバイ菌が侵入していってしまうのです。


ただ単に歯や口だけの問題ではなくなり、鼻の手術を含めた処置が必要になったりもするのです。


水の入ったバケツに穴が開いた場合には水が流れ出ます。

どんどん流れ出ます。

決して歯の葉1本を最終的に抜けば済むという問題ではなくなることもあるのです。


次にです。


重たい物はみんなで持ったほうがいいですよね。


ところが他の歯に比べ早く当たる歯がある場合には、例えば飛び出してくる歯とかです。


歯は一生動き続けます。


後ろから前に下から上にというふうに歯は動いていくのです。

例えば砂場で手を置いてかき寄せてみてください。


砂が盛り上がってきますよね。


そのように動きがあれば歯も同じように飛び出ていくのです。


そうすると重たい物をみんなで均等に力をわけわけして持っていれば大丈夫ですが、一人だけが飛び出るとその飛び出た歯に力が集中します。


押されて押されて、満員電車で押されてすごく痛いですよね。


横の人が退いてくれてよけられたらいいですよね。


でも歯は顎の骨の中に埋もれているのです。

支えられているのです。


どこへでもは動いていけないのです。

ついには割れてしまうこともあるのです。

今まで虫歯なんかまったくなかった。


虫歯なんかなったこともなかった。


なのに突如すごい痛みが。

その痛いという場所を観察すると、レントゲンを見ても、肉眼的にも何もないんです。

ただ押さえると痛いんです。


すごく痛いですからあまり強く抑えることはできません。


よく見ると亀裂が何本も入っています。


触ると痛いので麻酔をし、麻酔をしましたから強く押さえても痛みません。

強く押さえるとそこから血がじわぁっと浮き出てきます。

そうです、歯が真っ二つに落花生のごとく割れていたのです。


歯は徐々に徐々に溶けてくることによっても穴が開きますが、そのような衝撃的な一撃によっても歯は割れるのです。


この場合は一気に神経・血管のいるところまで真っ二つに割れるのです。


バケツに入った水がちょっとづつちょっとづつ欠けて行き穴が開くのと同じように小さい力ではそうですが、大きい衝撃がバーンとかかった時、バケツが一気に真っ二つに割れますよね。


砕け散りますよね。

そのように歯も割れるのです。


その場合はいきなり歯の神経が口の中に露出しますからものすごい痛みとなります。


小さい穴が開いて水が出るのであればそれを防げばいいのですが、大きく真っ二つに割れた場合は残念ながら封鎖することはできません。


この場合にも早く神経を除けてあげないと痛みを抑えてあげることはできなくなるのです。


ですのでバイ菌による影響と力による影響、そういう大きい二つの理由、そしてその組み合わせというのがありますので、今まで虫歯がなかったからといって安心もなかなかできないのです。

2015.08.27歯の神経を取らずにすむ条件とは?

「歯の神経を抜かないといけないと言われたが、抜かずになんとかなりませんか?」というご質問を多く頂きます。

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このような質問の回答に関しては、まずそれぞれの先生によって専門が違うということが一つ大きいことがあります。

お医者さんであれば内科とか外科、いろいろあります。

同じように歯科でもいろんな実は専門があります。

看板とかに書いてはいけないという決まりがあるので、皆様方はあまりご存じないかもしれません。

詳しくは「専門の違い」のページをご覧下さい。


同じ患者さんが行かれたとしても、それぞれの先生の専門の立場で診断をし、治療の方針を立てますので、診断も治療方針も大きく変わります。

今回「歯の神経を抜かないといけないか?」という質問を言われた方々のお口の中を拝見すると、大きく二つに分かれます。

一つ目は神経が今まさにこの治療をしようとする際に、本当に神経を抜かないといけないという状況にある時。

「このままでは神経が死んでしまうので神経を取りましょう」という、「今は元気な神経であるけれども」という状態。


もう一つは既に神経が死んでいる、もしくは死にかけている

そのことによって今神経だった部分が腐敗している場合、要は「生ゴミとかが腐った状態だと思ってください。」という状況です。

なのでそのままにしておくと、どんどんどんどん腐っていくので除けなければいけない

つまり死んだ神経、もしくは死にかけている神経を除去しようというケース、

生きている元気な神経を取るのではなく、腐敗したものを除けようという意味合いで先生がそのように神経と取らないといけませんというお話しをされている。

この二つの大きなケースがあります。


すでに死んでいる神経、もうほとんど既に死んでしまっている神経、これはいくら専門が違うと言えど神様ではありませんので、その神経を蘇らせることは出来ません。

ですので、この場合にはきれいにその部分を除去し、清掃し、消毒し、治療ということが必要になります。

ここの処置に関してはほぼ同じです。

消毒の仕方は違います。

次にこの治療をするにあたって神経に触れるかもしれないので、神経を取る可能性があると言われた場合のお話しです。

通常歯科の治療ではどういうことを基準にするかということを大学で教わっているかと言いますと、

黒く歯が変色している部分、いわゆる目で見てわかる虫歯というもの。

そして虫歯菌というのは顕微鏡で見ないと見えないサイズですので、目で見て虫歯の部分を確認するということは出来ません。

ですので「う蝕検知液」というお薬があります。

その「う蝕検知液」を虫歯であろう個所に色を付けるわけです。

そうすると虫歯菌が多く残っている部分が赤く色が染まり、その部分を削って除けるという処置をいたします。

例えば転んで怪我をしたとしましょう。

その時に少し血がにじむことがあると思います。

もし表面に太い神経や血管があったら血が噴水のように飛び出してきます。

つまり太い神経や血管というのは人間の表面ではなく中のほうにあります。

歯も同じです。

歯の内部の深い部分には太い神経・血管があるのです。

そこを少しでも傷を付けると、例えば風船に針を刺すイメージです。

一気にパーンとはじけ飛ぶようにして、そこから血液が流れ出てきます。

もうこうなると何もすることはできません。

台風で強い風が吹いてくるのを立ち向かってそれに向かっていくようなイメージ。

流れ溢れ出てくる水を止めるということが必要なのですがそれはできません。

ですのでそこの太い神経・血管の近くを触るということが、神経を触ってしまえば中の状態がどうであろうと神経の治療を施すというのが常識となっております。

吉本歯科医院では、そういうことをすれば神経を取るという結果になりますので、神経の近くの虫歯部分を削るということ自体を行っておりません。

そこの部分を削らずとも置いておいても大丈夫なように消毒をし、菌を殺すという処置をしてしまうのです。

つまり神経・血管に近い部分を触らないということです。

触るから神経を取らなくてはいけなくなるのです。

ですから前の先生の所でぎりぎりまで悪いところを除けて、「ちょっと様子を見てみましょう」という処置をされてしまった時には、もうすでにぎりぎりのところまで穴が開いておりますので残念ながら、そのような殺菌をするという処置、もうすでに壁が取り払われていますので、そういうお薬を施すということが、もうすでに出来ない状況になっておりますので、やり方が変わってしまうのです。


テレビのコマーシャルで「隅々まで効くナントカ」という消毒薬、殺虫剤ありますよね。

あれを使うと煙が部屋の隅々まで充満して、隅々までバイ菌を殺すということが出来るということです。

イメージしてみてください。

この時に窓や戸を開けっ放しにしていたら全開にしていたらどうでしょう。

お薬はその窓から漏れ出し、そちらの流れの方が強いですから隅々にまでは煙が行き渡りません。

つまり薬が行き渡らないのです。

その薬を行き渡らせるためには、密閉する、封鎖するということが重要になってきます。


この密閉させるために表面の一層の糊しろになる部分、この部分はきれいな新鮮な場所がないといけませんので、そこは一層削ってきれいにします

しかし神経に近い部分の虫歯と言われている真っ黒い部分、ここを触ると神経を取らないといけなくなります。


ですので、その部分を触らずに殺菌して、殺菌剤を入れて封鎖し、殺菌するということをすれば神経を触らずに神経近辺のバイ菌を殺すことができるのです。

しかしながらほとんどの神経がもうすでに死にかけている、その場合にはいくら殺菌剤といえど効かないことはあります。


例えばインフルエンザ、思い出してみてください。

インフルエンザのお薬、「発症して何十時間以内にお薬を飲まないと効かない」ということをお聞きになられたこともあるのではないでしょうか。

つまり菌がある程度の量の場合には殺菌剤というのは効くのです。


しかしながら菌が増殖してしまって、ものすごい量の数になってしまってからではいくら薬と言えども充分にそれを押さえ込むことはできないのです。

ですからその発症している時期によって薬の効く効かないというのが決まるのです。


第一段階としてはその糊しろ部分を作れるかどうか。

そしてその薬を入れることによって密閉できるかどうかという状況によって変わるのです。


つまりもっと言えば乾かせるかどうか、「乾かせる部分にご自身の歯が残っているかどうか」ということが大事になります。


乾いた紙は糊でくっつきます。

濡れた紙はくっつきません。


一部分がくっついたとしても一部分が濡れていればそこから薬が漏れ出したり、そこに唾液や血が流れ込んできます。

また濡れてしまうのです。


一緒にバイ菌も入ってきてしまうのです。

ですからそういう条件を満たすことができれば神経を残すことは充分にできます。


ほとんどの方がこのケースに該当しますので初期の虫歯で、初めてこれは触ると神経を取らなければいけないかもしれない。

という診断を行なわれた場合に限っては、吉本歯科医院ではほとんど神経を取らずに治療ができております。

しかしながらもう既に死んでしまった神経の状態であるとか、既にもう歯茎の奥深く、骨のすぐ近くにまでバイ菌が進行し封鎖をできないという状況になられた方の場合には、残念ながら封鎖することができませんので殺菌ができません。


ですのでこの場合は神経を取ったり、歯を抜いたりする処置が必要になることはあります。

2015.08.27「噛める」ということと「見た目」は違います。歯の被せものをする時に神経を取るか取らないか

歯に被せ物をする時に神経を取るか取らないか。

神経を取ったほうがいいの?

取らないほうがいいの?

当然歯の神経は、残せるのであれば残したほうがいい。

ただし、出来ることと、出来ないことがあります。


そのメリットとデメリットをどちらをその患者さん自身が優先されるかによって、その価値観によって変わると思ってください。

例えば車をイメージしてみてください。

普通自動車、4つタイヤが付いていますよね。

車は道路の上を走りますよね。

道路がありますよね。

決して宙を浮いて飛んでいるわけではないですよね。

ということは、道路という相手があって、そこにタイヤがあるのです。


つまりタイヤは4つとも同じサイズをおそらく選ばれていると思います。

違うサイズのタイヤを履いている車はいないですよね。


歯も実は、上の前歯を治療すると思ってください。

噛みあう相手、下の前歯がいるのです。

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下の奥歯を治療すると思ってください。

噛み合う相手、上の歯がありますよね。


つまりいくらでも好きなだけ大きい歯を作れるわけではないのです。

いくらでも小さい歯を作れるわけではないのです。


噛み合う相手、歯と歯が接することによってお食事という行為ができています。

歯に何の問題もなく、お食事をされている時には

意識することはないかと思いますが、

「噛める」という行為は、このようになっています。


歯と歯が当たっていないとお食事できません。

「いやそれでもいいから見た目をきれいにしたい。」

それはそれでいいと思います。

ただし、噛めるということは諦めないといけません

噛める機能というところと、見た目というところはまったく目的とするところ自体が違うのです。

つまりこの1本の歯を大きい歯にしたい、小さい歯にしたい、ということはつまり、言うなれば4つタイヤがある車で1本だけタイヤの大きさを大きくしたい、ちっちゃくしたい、ということと実は同じなのです。

仮に大きいタイヤにしてみたと思ってください。

まず真直ぐ走ることは出来ません。

そして室内はどうでしょうか。

すごく傾いている感じしませんか。

そう傾いているのです。


歯の中には神経・血管があるのです。

仮に削って被せモノをした。

削らずに被せができたらいいですよね。

削らずに被せをしたらどうなるんでしょう。

例えば口の中で髪が紛れ込んで髪を噛んだとしてみてください。


違和感を感じられますよね。

つまり上と下の歯が当たるタイミングというのは実は決まっているのです。

髪1本の高さの差が出ただけで、それは違和感になります。

噛めないということになるのです。


つまり最終的な歯の形態は実は決まっているのです。

じゃあ、そこに隙間に何か入れるのか。

削らずに間に入れるということはできるんでしょうか。

少ししか削らない場合は、ほとんど削らなくていい場合というのは、上と下の歯が当たらない場所に作る場合にできます。


例えば吉本歯科医院では硬質金合金という接着ブリッジに使うような合金を使って治療することがあります。

非常に薄いです。

0.何ミリという世界での修復物を作ることが可能になります。

ですから違和感は実は少ない。

そして歯というのはそもそも磨り減っていくものです。

経年的に。

歯には山や谷があり、例えば糸切り歯だったら尖っていたりします。


8020って聞かれたことあるでしょうか。

80歳で20本の歯を残しましょうという標語です。

何故そんな標語ができたのか?

80歳で20本の歯が残っている方が非常に少ないからです。


実際にほとんどの歯をすべて残している方っていらっしゃるんですね。

その方のお口の中どうなっていると思われますか。

きれいな歯がきれいなまま、生まれたての歯がそのまま残っていると思われるでしょうか。

そんなことはないのです。

ほとんどの歯が残ってはいますが、歯の頭は山や谷は磨り減って臼状になっています。

すり鉢状になっています。

PB090065.jpg


古代人、縄文時代や弥生時代の方の遺骨が出てくることがあります。

昔の人達の寿命は短いと言われています。

確かにそうです。

では何故寿命が短かったのか。

病院がなかった、薬がなかった、怪我しても治療することができなかった、いろんな原因があります。

その中でも歯の頭が磨り減って亡くなっている方いらっしゃるんです。

昔の食事は現代と違い、生肉であったり、大した調理法もできません。

柔らかいお肉なんかなかったんですね。

硬い食事です。

砂混じりの食事です。

すごく硬い食事だったんです。


ですから顎は当然成長しますし、歯も磨り減っていったのです。

歯の頭が磨り減ると、当然歯医者さんなんか昔いませんから、歯の痛みを取るなんてことも出来ません。

そして歯の山谷がどんどん磨り減り、臼状になり、歯の頭がなくなると、お食事を取るということができなくなります。

ですので

食事を取れない=昔においては寿命

ということだったのです。


つまり歯は磨り減ってなくなっていくものです。


きれいな歯が残っている方ももちろんあります。

それは狩猟とかで怪我をした、などで若い時に亡くなられた方、そういう方はきれいな歯のままで残っております。


では話し戻ります。

歯の最終的な被せをした時の形態、実はそれは最初にあった歯の形態以外の何ものでもないのです。

それ以上大きいものを作れば髪の毛を噛んでいるのと同じようにきちんと噛むということすらできなくなる。

では歯の中はどうなのか。

生きている歯の場合には神経・血管があります。

車でいう室内空間と一緒なのです。

中も外も限られているのです。

削れる量は非常に限られているのです。

つまり削った量が最終的に被せをする修復物の厚みということになります。


車のタイヤが1本だけ大きいサイズ、倍くらいのサイズのタイヤを履けば当然それは走れなくなりますし、室内は傾いてしまって真直ぐな状態は維持できなくなります。

歯で言えば噛み合う相手がいるわけです。

上の歯であれば下の歯、下の歯であれば上の歯があるわけです。

隣り合う歯も決まっているわけです。

そして内部には神経・血管のいる場所がいるのです。

神経・血管に触ると一気に血液が溢れ出します。

血が流れてくるんです。

水の入ったバケツに穴が開いたのと同じように一気に水が出てくるのです。

そうすると周りがベシャベシャに濡れてしまいますよね。


乾いた紙同士であれば糊でくっ付けることができますが、濡れた状態の紙ではくっ付きません。

くっ付いたとしても、一部がくっ付いたとしても間はくっ付いていませんからすぐに剥がれたり、その隙間からバイ菌が入ってきてしまいます。


ですから神経を傷つけると神経や血管の入っている歯髄というこの空間・空洞の部分を傷つけると、一気にそれは神経を残すという処置が非常に困難な状況になってしまうのです。

ですからその被せというものの厚みがそこで決まるのです。


歯医者が削りたいから削るとか、削りたくないから削らないとかそういう話しではないのです。

もちろん噛み合う相手を削るというのも一つの手段です。


その噛み合う相手の歯が生きている歯なのか、死んでいる歯なのか。

隣の歯と比べて高さがガタガタになっているのか、真直ぐに擦り合わせられる状況なのか、そういうも検討する事項に入ってきます。

薄くて丈夫な材質であれば歯の神経を残しつつ被せをすることも可能というふうになってくるのです。


その材質の種類によって、例えば保険診療の場合はどういう状態の時にはどういう材質の物を使いなさいと事細かく決められています。

ですから残念ながら、そういう患者様がお望みになられるのは難しいこともあるかもしれません。

それぞれの修復物によりメリットとデメリットがあります。


それぞれのメリット・デメリットを考えた上で、メリット・デメリットを是非知っていただいてお選びいただく。

これがとても重要なことかと思います。


例えば奥歯の被せの場合、吉本歯科医院あればでは10種類以上の種類があります。

何故そんなに10種類もの種類があるのか。


それぞれメリット・デメリットが違うのです。


すべてがいいという物だけではないということです。


そして歯の強度というのはそれぞれ皆さん違うんです。


同じお一人の方であっても、それぞれのお口の中の状況に応じて充分に耐えうる強度があるのかどうか。


そして生きている歯なのか死んでいる歯なのか。


死んでいる歯であり何回も治療を受けている歯なのか、残ってらっしゃるご自身の歯の厚みがある方なのか、ない方なのか。

すでに死んでしまってから、だいぶんの期間が経ってしまっている状態なのか。

今回初めて神経を取る歯なのか、生きている歯なのか、まったく残っているご自身の根の、根自体の強度も違うのです。

確かに硬くて丈夫な物ほど、その被せ物自体としては長く持つかもしれない。

しかしながらご自身の根っこそのものがその強度に耐え得るかどうかはまた別なのです。

また噛み合う相手も強度が大事なのです。


例えば相手がインプラントというすごく噛めるようなものであったとしたら、じゃあそこのガンガンと噛み合う相手だから丈夫な物がいいだろうといって非常に硬い材質を選ばれると、ガチガチガチガチものすごい力がそこでぶつかり合います。

そうすると被せ物は割れなくともその下のご自身の根っこであったり、骨であったり、そういうところに、または顎の関節であったり、いろんなところに衝撃が伝わります。

そういういろんなことを含めて検討した上で被せ物の種類というのは決まっていきます。

もう一度申しますと、被せをする時には噛み合う相手のおる場所、そして内側の神経の場所というのが決まっています。

車でいうタイヤ、大きいのもちっちゃいのもダメなのです。

その範囲内でしか被せ物をすることはできません。


そして薄いと色が透けてしまいますよね。

パッと見、わからないきれいな歯を入れたい、白い歯を入れたいと思った時には、どんなにきれいな鮮やかな色であったとしても、白い画用紙に描けば鮮やかですが、黒い紙に描けば鮮やかではないですよね。

同じ色であったとしても、その画用紙、下地によって見え方は全く違うのです。

ですからパッと見の見た目を優先するならば、下地が透けないようなある程度の厚みを確保した状態でないと、下地が透けて全く違う色に見えてしまいます。

その場合には、外の部分が限られていますから中の部分を削って調整。

その場合には神経を触らなければいけないということも出てくることもあります。

また元々あった歯の向きは、力でいうと、家で言うと柱の向きです。

その柱の向きに力が加わる状態にすれば、強度は強くなるでしょう。

しかしそこに飛び出た出っ歯のような場所にいて、その出っ歯のようなその向きそのものがイヤだという方の場合には、軸の方向・向き、柱の向き・方向を変えなければいけません。


ですから例えば家で言うとベランダですよね。

横にはみ出したような形。


そういうふうに本来の柱の向きとは違う向きに物を作ろうとするならば、その向きを変えるためには中の神経・血管は真直ぐに、元々の柱の方向にしかありませんから、神経の治療をしなければ向きを変えることはできないということもかかってきます。

最終的に求められたい状況、そしてそれによって起こるメリットとデメリット。

そのあたりも含めて検討する必要があると思います。

2015.08.25歯を抜かないといけないと診断された場合 

歯の神経はどうなっている?歯の構造は?歯の神経は1本ではなく小さい神経が張り巡らせれているのです

「歯を抜かないといけないと診断された」

「なんとか抜かずに治療できないか」

というお問い合わせを毎日のように頂きます。



まず、歯を抜かないといけないと言われた状況が、いったいどういう状況で歯を抜かないといけなくなっているのか?

その原因というのがあります。

例えば「熱が出た」ということをイメージしてみてください。

その原因はなんでしょうか。


風邪があります。


インフルエンザがあります。

デング熱があります。

おたふく風邪があります。

感染症かも、しれません。

つまり、いろいろな原因の結果、今熱が出ているという症状を呈しているのであります。


「歯を抜かないといけないという状況にある」というのも同じように原因がいくつもあり、またその症状も様々であります。

その状況により変わってまいります。

「歯を抜かないといけない状況」になった原因を

まずははっきりさせないといけない。

まずはそのことを知って下さい。


まず歯は何で支えられているかご存知でしょうか?

image015

歯は歯茎で支えられていると思われている方、多いと思います。

実際鏡で見ると歯の周りには歯茎が見えます。

しかしながら歯茎というのは肉です。

肉ですので押さえるとへこみます。


噛む力は一般に100~200kg、強い方だと寝ている時だと300kgという強い力でもって噛むというふうに言われています。


歯茎にはそのような力はありません。


実際には固い骨で覆われております。

そう、歯を支えているのは、なのです。


ですからまずこの歯の周りにある固い骨、この骨があるかないか、どの程度その骨が残っているかどうか。

それが歯を残せるかどうかの基準の第一条件になります。


次に封鎖ができるかどうかという条件になります。

封鎖については

封鎖できるかどうか

をご覧下さい。


「歯を抜かないといけない原因」がバイ菌からきている場合には、バイ菌を殺すということができれば歯を温存することができます。

そして、虫歯から発生し、根っこに膿が溜まって周囲に骨が溶けている場合。

この場合にはきちんと根っこの処理をし、殺菌をすることができれば根っこ周囲の骨は自らの力で骨を治そう、つまり骨を作っていきます。

骨を作るということができます。

歯の神経は1本ではなく小さい神経が何本も張り巡らされているので全てを取りきることは難しいのです
歯の神経は1本ではなく小さい神経が何本も張り巡らされているので全てを取りきることは難しいのです

しかしながらこれが歯の根っこの周囲から入ってきた場合、そして根っこから歯の周囲まで貫通してしまっている場合。

この場合はいくら消毒をしても歯茎の周囲からバイ菌がどんどんどんどん追加で入ってきますから封鎖することができません。

この場合も抗菌剤は効きません。


また、根っこが割れている場合、もうすでに噛む力に耐え得る本来の強度、歯の強度そのものがありません。


ですから殺菌して同じように見た目、歯のようなものを作れたとしても実際に噛む、食事をするという日常生活になった途端に、その力に耐え切れずに折れてしまうことがあります。

その場合にはどんなに消毒をしたとしても歯を抜かないといけなくなる。


どんなに被せ物を自由診療でしたとしても、ご自身の歯の根っこ自体の強度がもう落ちてしまっている場合には残念ながら抜かないといけません。


封鎖ができるかどうか。

つまり乾かすことができるか、できないかということであります。


歯茎よりも上にご自身の健康な歯がある場合には、風をかければ簡単に乾かすことができます。

fuusa

これが第一段階の残せるかどうかの基準です。


第二段階、歯茎の中に歯がなってきている場合、この場合は周りの歯茎と歯の位置、相対的な位置関係で決まります。


例えば歯周外科、歯周治療によって歯茎が引き締まり、相対的に歯茎を引き締めて歯を歯茎より上の状態にする。


もしくは骨の治療をすることによって、歯を歯茎の上にきれいな状態にできる。

この場合は封鎖をすることが可能になります。


しかしながら、一時的な封鎖ということになりますので、錆びる材質を選択されると当然ですが、その腐蝕から隙間ができ、簡単に破壊されます。


例えば船を造ると思ってください。


船を造るのに船の鉄板は錆びない材質。

でもその鉄板と鉄板をつなぎ合わせいるボルトであるとかネジであるとか、そういうものが実際に錆びる材質である。

その場合は簡単に壊れるということが想像できますよね。


これと同じことです。


口の中とは常に水分で満たされています。

錆びる材質は簡単にその隙間が破壊されてしまいます。


次にそもそもその歯がそういう状況になってしまった原因。

これが虫歯の菌ではなく、実は力というものによって悪くなってきている場合があります。


例えばトラックやトレーラーをイメージしてみてください。いっぱいタイヤが付いていますよね。

いっぱいタイヤがついているから

重たい物や大きいものを運ぶことができるのです。


この荷物を普通の自家用車に載せてみたとイメージしてみてください。

もうタイヤがひしゃげてパンクしそうになりますよね。


耐え切れないのです。


つまり物にはある程度の限界を超える力がかかると壊れてしまうということです。

そもそもこのような強い力がかかる場所、耐え切れない場所。


例えば奥歯を歯を失い、真ん中の歯で噛んでいた。

入れ歯は気持ち悪いからと言って使っていなかった。


手前の歯で両方で噛むのではなく噛みやすい方、例えば右ばかりで噛んでいた。

両足だと1km2km歩けます。

片足だとどうでしょう。


片足ケンケン、100mでも厳しいのではないでしょうか。

簡単に破壊されます。


これはご自身の歯であっても、生きている健康な歯であっても割れるのです。


これを歯の神経の治療をしようが、自由診療の硬い材質にしようが、もともとの歯という構造躯体そのものが破壊されるほどの強度の力がかかっていますから、どんな硬い材質でそこの部分を補ったとしても治療して補ったとしても、その接合部分は当然ですが耐え切れないのです。

この場合には、例えばタイヤを増やす。力を支えられる強度を増すような、そこに本来の受けるべき力、それ以上の力がかからない状況下。

例えばインプラントであるとか、他のない部分の歯を補うであるとか、そういうことをしなければ何をしても壊れてしまいます。


ですのでこの場合にも歯を抜かないといけないという診断になってしまうこともあります。


歯というのは親知らずを除いて28本あって普通なのです。

28本、上下それぞれ14本・14本で力というのを支えあっているのです。

これをたった10本の歯、たった8本の歯で支えようということ自体がそもそも無理があるのです。


この場合には保険診療だから自由診療だから、そういうことはあまり関係がありません。

何であったとしてもご自身の歯そのものがその力に耐え切れずに割れてしまう。


もしくは

倒れてきてしまう。

前に倒れて出っ歯になってきてしまう。

ということが起こってきているのです。

ですので、そういう原因を取り払わずにその歯だけを治すということはできないのです。


「歯の抜かないといけないと診断された」

場合には、

まずは、何が原因で抜かなくてはいけなくなったのかを

知って下さい。

そして、お口全体、噛み合わせ全体を考えた治療を行って欲しいのです。

2015.07.23その歯を削る前に、ご相談下さい。削ってしまってからでは遅い場合があります。歯の神経治療について

吉本歯科医院の根管治療(歯の神経治療)をお受けになられる方は

歯を削る治療をする前にご相談いただきたいのです。

 

「今、他医院で治療中なのですが神経に非常に近いので、もし痛みがでたら神経を取らないといけないといわれた。

心配なので相談にきました。」

または

「痛みがではじめましたので、神経取りたくないので相談に来ました。」

ということで吉本歯科医院にお越し下さる方がたくさんいらっしゃいます。

 

残念ながらその場合には薬で治す治療法はできないケースが多いのです。

なぜでしょう?

 

それは、乾かすことができないことがほとんどだからです。

神経に近い部位を既に一般的な歯を削る虫歯治療が行なわれた場合

神経って、神経だけではないので、

神経には血液がいるんですね

栄養を送りますので。

神経を取ることは血管も一緒に取り除いてしまうということです。

つまり血液が充満しているのです。

例えば水が入った風船

お祭りなどでありますね。

その風船に穴があきました。

風船は当然割れます。

水はどうなるでしょう?

バッシャーと飛び出てきますよね。

神経血管の場所を歯髄と言います。

入っている場所を歯髄腔と言います

歯髄腔を削って触ってしまった場合には何が起こるのか?

削った瞬間、目には見えないほどの

小さい穴があいてしまうのです

そこにはもう穴があいてしまいますからそこから目に見えない微量の出血をきたすのです。

出血をしているところに薬をおいたとしても

それは漏れてしまうんですね。

乾かすことができないんです。

ですから一度すでに削ってしまった場合には

この治療法は使えないのです。

逆に何も削っていない状態

ばい菌だらけの状態の方がよほど神経を残すことができるのです。

薬を使って治療を行う場合には

外周一層は削る

というお話をしました

内側は削らないのです

まったく削らないのです

削らないから神経を触ることがないのです

神経を触らないから、神経は痛くならないのです

神経に損傷を与えることはないのです。

神経の際を触るから

出血もするし

神経が過敏になり神経がしんでしまうのです。

神経周囲の歯の質を削ることをしないから

神経を残すことができるということです

ですから

前の先生にすでに削られてしまってかあの場合には

なかなかこの治療法での成功率は下がってしまうのです。

ですからその状態のまましばらく様子をみましょうと

そしてご自身の持ってる免疫

ばい菌に対する抵抗力

というものに期待する

ということしか手立てがなくなってくるということです。

もしあなたが神経を取らないといけないという診断がなされ

さらにはもし、吉本歯科医院の薬を使った治療をお受けになられたいのなら

どうぞ歯を削られる前に私どもにご相談いただきたいのです。

吉本歯科医院の根管治療(歯の神経治療)をお受けになられる方は

歯を削る治療をする前にご相談いただきたいのです。



根管治療 歯の神経治療 根管治療専門なら香川県高松市の吉本歯科医院

このような方はまずはご相談下さい

  • 「神経を抜かないといけない」と診断された方
  • 歯をもう大きく削りたくない方
  • 何度も同じところが虫歯になる方
  • 「歯を抜かないといけない」と診断された方
  • 神経治療をしたのに痛みが何日もおさまらない方
  • 歯科治療の後、口の中に違和感が残る方

2015.06.16歯を抜く(抜歯)か抜かないかの吉本歯科医院の基準

歯を抜くか、抜かないか

歯を削るか、削らないか

などはすべて考えがその先生によって、その患者さんそれぞれによって、同じ患者さんでも違う歯によって考えが変わります。


専門が違うと診断も変わります。

ですのである先生のところに行かれて「歯の神経を取らないといけない」と診断されたんだ、ということでいらっしゃった場合でも、私の医院では歯の神経を残せたケースもあります。

そして、残念ながら私の医院でも歯の神経を取らなければいけないという診断になることももちろんあります。

イメージとしては、

例えばテレビドラマで「癌」になった患者さんがいるとします。

「癌」を外科的に切って除けようとされる先生がいます。

別の先生の所に行くと、「癌」は切って除けた方がいいかもしれない。

でも年齢的に体力的にそれは難しいかもしれない。

仮に切って除けられたとしても、残った臓器がその機能を充分に果たせないかもしれない。だから内科的にお薬で出来る範囲がんばって延命させましょうとおっしゃるかもしれません。


また別の先生は「癌」全部すべてを薬で除けることは出来ないので、極力薬でもって取らなければならない範囲を小さくして、それから外科的に除けましょうという先生もいらっしゃるかもしれません


またある先生は外科的に除けたほうがいい。

でも非常に複雑な神経や血管の絡まった場所の脳みそなどの重要な場所におるので、それを触ることが最終的に命を縮めてしまうかもしれない。

なので難しいかもしれない。

しかしこのような難しい治療に長けた先生であれば出来るかもしれない。

そのように診ていただく先生の専門によって、普段治療されている内容によっておっしゃられる内容というのが変わってしまうのです。


その先生によって「歯の神経を抜くか抜かないか」また「歯を抜くか抜かないか」の基準は違う、ということなのです。

全国一律同じ、ということは、ない、ということを

まずは知って下さい。


歯を抜かないといけない基準かどうかというのは、吉本歯科医院の場合のお話しをします。


一つ目は残っている歯の根っこを乾かせるかどうかです。

fuusa.jpg


歯が弱っているかどうかではなく、歯の根っこを乾かせるかどうか、なのです。


乾いた紙をのりでくっ付けるとイメージしてください。

DSC_2908.jpg

簡単にくっつきますよね。

では次に濡れた紙同士をのりでくっ付けてみてください。

DSC_2909.jpg

はがれてしまいますよね。

というより、くっつきません。


これを歯の場合で考えて下さい。

乾いているもの同士は接着剤でくっ付けることができ、バイ菌が入ってこないような封鎖をすることが可能なのです。


濡れている場合には仮にくっ付いたとしても隙間が開いていればその隙間からバイ菌がどんどん入ってきてしまうのです。


例えば乾いた紙同士をのりでくっ付けて、強力なのりでくっ付けて剥がすとビリビリビリと紙が破れますよね。

これが封鎖されている状態です。


さあ、次にマジックテープです。


マジックテープはクラレの登録商標です。

みなさんも生活のいろいろなところでこのマジックテープが使われているのを

見ているはずです。

面ファスナーといいます。

面ファスナーの鍵と鍵穴のように引っ掛かってるだけです。


隙間が開いているんですね。

外れはしません、くっ付いています。

しかし隙間は開いています。

これは水を漏らしてしまいます。


歯の状態がこのマジックテープのようになっている場合には

どんなにいい被せ物を作ったとしても

バイ菌は入り放題です。


つまり被せ物が作れるか作れないかではなく、歯の根っこを乾かすことができてさらにきっちり封鎖することができるかどうか、これが判断の基準になるのです。


歯の根っこが折れている歯、歯に亀裂が入っている歯、この場合には被せ物は作れるかもしれません。が、しかし後何年持つことができるのでしょうか。

何年噛むのに機能することができるのでしょうか?

これはお口の中の状態によって変わります。

ここからは、

噛み合わせの力のバランスの話になります。


例えば大型トラックやトレーラー、タイヤが20本位あるとイメージしてみてください。


その内のタイヤが1本空気が抜けていたとしましょう。

恐らく無理な走り方さえしなければ、走れるのではないでしょうか。

しかしほとんどのタイヤが弱い状態にあったとしたならば、ほとんどのタイヤがパンクして外れてしまっていて、残っているタイヤが非常に少なくなっているとしたならば、どんなにそこに力がかからないようにしたとしても当たってきますよね。

持たないのです。

治療している以外の歯がしっかりしており、そこで力の負担ができるならば、たとえ弱い根っこの歯だとしてもそこに見た目状の歯を作ることによって、その時にものすごく機能しなければならないようにするのではなく、他の歯がほとんど機能できるように見た目状そこに置いておくという使い方であれば、出来るかもしれません。


しかしながら他に残っている歯の本数が非常に少なく、その弱った歯にも力の負担をさせなければならない。

その場合には短期間で壊れてしまいます。

そのように1本の歯の根の状態でもって抜くか抜かないかだけでは判断できない。

残っているお口の中の歯の支えている本数、みんなでどれほどのバランスが取れているのか、みんなで力を分け分けしているのかが重要なのです。

そのように歯そのものの問題。

そして全体とのバランスの問題。

それによって残すか残せないかというのが決まるのです。

それを診断基準としています。


また特に問題はないんだけれども歯を抜くことをお勧めすることがあります。

一つは「親知らず」、他の歯に対して悪い影響を及ぼすことが多いんですね。

悪い影響を及ぼしてから抜いてしまっても手遅れです。

ですから早いうちに除けられることをお勧めすることがあります。


もう一つ、「将来インプラント治療を考えていらっしゃる患者さんで、その隣の歯が死んでいる歯の場合」です。

インプラント治療というのは歯がなくなったところに新しくネジを植え込むことによって、柱を立てることによって噛む状況を増やすことはできます。

インプラントはどのくらい持つんですかというご質問をいただくことがあります。

そのインプラントの寿命を決める一つが隣の歯の状態なのです。

インプラントは大丈夫であったとしても、インプラントが折れなかったとしても、インプラントというのは周囲の骨でもって支えられています。

その骨が健全な状態であるというのが大前提です。


そして一度入れたインプラントは1020年と使っていただきたいのです。

もしこれ隣に死んでいる歯があった場合はいつ折れてもおかしくないのです。


死んでいる歯は枯れ木と同じです。

突然折れたりしてきます。


そうすると一気に周りの骨を溶かします。

死んでいる歯なので痛いと感じないのです。

緊急性を感じないのです。


インプラントで噛めるから隣の歯が噛めなくとも日常生活に支障がないのです。

そして期間が経ってしまうと何が起こるのか。

周囲から骨がなくなっていくのです。


そしてインプラント周囲の骨まで溶かしてしまうことがあるのです。

インプラント自体には何も問題がないにも関わらず、隣の歯がダメになったことが原因でもってインプラント周囲の骨が勝手になくなる。

すごく残念です。

ですのでインプラント治療を考えていらっしゃる方ですぐ横の死んでいる歯の場合には、それは今のうちに除けられた方がいいかもしれない。

もしそれが将来ダメになった時にはどういう治療をしなければならないのか、どういう処置がすぐに必要なのかということをインプラント治療をする前にしっかりと考えて決めておいていただくということが重要なのです。

それらが抜くか抜かないかの吉本歯科医院での診断基準です。



歯の神経を抜かないといけないと診断された場合

歯を抜かないといけないと診断された場合

まずは、こちらをお読み頂き、どうぞご相談下さいね。

2015.06.02歯の神経を取らずにすむかどうかの判断基準は?

歯の神経を抜かずに治療することができるかどうか?吉本歯科医院での判断基準

歯の神経を取る治療(根管治療)をしたのに歯が痛いのはなぜ?
歯の神経を取らずに治療できるかどうかの判断基準

「歯の神経を抜かないといけないと言われたが、どうしたらいいでしょうか?」

「抜歯しないといけないといわれたが、抜かずにすみますか?」

というご質問を毎日本当に多く頂きます。

このような質問の回答に関しては、このようにお答えしております。

まず、それぞれの先生によって専門が違うということが一つ大きいことがあります。

「歯の神経を取るか」

「歯の神経を残すか」

これは先生によって診断基準が違います。

全国一律同じ診断ということではない、ということをまずはご理解下さい。

お医者さんであれば内科とか外科、皮膚科、神経科、いろいろあります。

同じように歯科でもいろんな実は専門があります。

同じ患者さんが行かれたとしても、それぞれの先生の専門の立場で診断をし、治療の方針を立てますので、診断も治療方針も大きく変わります。

今回「歯の神経を抜かないといけないか?」という質問を言われた方々のお口の中を拝見すると、大きく二つに分かれます。

一つ目は歯の神経が今まさにこの治療をしようとする際に、本当に歯の神経を抜かないといけないという状況にある時。

このままでは神経が死んでしまうので神経を取りましょう」という、「今は元気な神経であるけれども」という状態。

もう一つは既に神経が死んでいる、もしくは死にかけている。

そのことによって今神経だった部分が腐敗、要は「生ゴミとかが腐った状態だと思ってください。」という状況にあると。

なのでそのままにしておくと、どんどんどんどん腐っていくので除けなければいけない。

つまり死んだ神経、もしくは死にかけている神経を除去しようという、つまり生きている元気な神経を取るのではなく、腐敗したものを除けようという意味合いで先生がそのように神経と取らないといけませんというお話しをされている。

この二つの大きなケースがあります。

日本語は難しいですね。

患者さんにはここまで詳しくご説明をしないと、なかなかご自身の歯の神経の状態はわからないと、私は日々感じています。

すでに死んでいる神経、もうほとんど既に死んでしまっている神経、これはいくら専門が違うと言えど神様ではありませんので、その神経を蘇らせることは出来ません。

一度死んだ歯の神経を生き返らせることは、私にはできません。

ですので、この場合にはきれいにその部分を除去し、清掃し、消毒し、治療ということが必要になります。

ですので、ここの処置に関してはほぼ同じです。しかし、吉本歯科医院での消毒の仕方は違います。

次にこの治療をするにあたって神経に触れるかもしれないので、神経を取る可能性があると言われた場合のお話しです。

通常歯科の治療ではどういうふうなのを基準にするかということを大学で教わっているかと言いますと、黒く歯が変色している部分、いわゆる目で見てわかる虫歯というもの。

そして虫歯菌というのは顕微鏡で見ないと見えないサイズですので、目で見て虫歯の部分を確認するということは出来ません。

ですので「う蝕検知液」というお薬があります。

その「う蝕検知液」を虫歯であろう個所に色を付けるわけです。そうすると虫歯菌が多く残っている部分が赤く色が染まります。

赤く染まった部分には虫歯菌が残っている

ということを意味しますので、

その赤くそまった部分を削って除けるという処置をいたします。

悪いところは、すべて削って取り除く、という発想です。

例えば転んで怪我をしたとしましょう。

その時に少し血がにじむことがあると思います。

もし表面に太い神経や血管があったら血が噴水のように飛び出してきます。

つまり太い神経や血管というのは人間の表面ではなく中のほうにあります。

 

歯も同じです。

歯の内部の深い部分には太い神経・血管があるのです。

そこを少しでも傷を付けると、例えば風船に針を刺すイメージです。

一気にパーンとはじけ飛ぶようにして、そこから血液が流れ出てきます。

もうこうなると何もすることはできません。

台風で強い風が吹いてくるのを立ち向かってそれに向かっていくようなイメージ。

流れ溢れ出てくる水を止めるということが必要なのですがそれはできません。

ですのでそこの太い神経・血管の近くを触るということが、神経を触ってしまえば中の状態がどうであろうと神経の治療を施すというのが常識となっております。

吉本歯科医院では、そういうことをすれば神経を取るという結果になりますので、歯の神経の近くの虫歯部分を削るということ自体を行っておりません。

そこの部分を削らずとも置いておいても大丈夫なように消毒をし、菌を殺すという処置をしてしまうのです。

つまり歯の神経・血管に近い部分を触らないということです。

歯の神経、血管に近い部分を触るから歯の神経が痛み出し、神経を取らなくてはいけなくなるのです。

ですから前の先生の所でぎりぎりまで悪いところを除けて、「ちょっと様子を見てみましょう」という処置をされてしまった時には、もうすでにぎりぎりのところまで穴が開いておりますので残念ながら、そのような殺菌をするという処置、もうすでに壁が取り払われていますので、そういうお薬を施すということが、もうすでに出来ない状況になっておりますので、やり方が変わってしまうのです。

テレビのコマーシャルで「隅々まで効くナントカ」という消毒薬、殺虫剤ありますよね。

あれを使うと煙が部屋の隅々まで充満して、隅々までバイ菌を殺すということが出来るということです。

イメージしてみてください。

この時に窓や戸を開けっ放しにしていたら全開にしていたらどうでしょう。

お薬はその窓から漏れ出し、そちらの流れの方が強いですから隅々にまでは煙が行き渡りません。

つまり薬が行き渡らないのです。

その薬を行き渡らせるためには、密閉する、封鎖するということが重要になってきます。

この密閉させるために表面の一層の糊しろになる部分、この部分はきれいな新鮮な場所がないといけませんので、そこは一層削ってきれいにします。

しかし神経に近い部分の虫歯と言われている真っ黒い部分、ここを触ると神経を取らないといけなくなります。

ですので、その部分を触らずに殺菌して、殺菌剤を入れて封鎖し、殺菌するということをすれば神経を触らずに神経近辺のバイ菌を殺すことができるのです。

しかしながらほとんどの神経がもうすでに死にかけている、その場合にはいくら殺菌剤といえど効かないことはあります。

例えばインフルエンザ、思い出してみてください。

インフルエンザのお薬、「発症して何十時間以内にお薬を飲まないと効かない」ということをお聞きになられたこともあるのではないでしょうか。

つまり菌がある程度の量の場合には殺菌剤というのは効くのです。

しかしながら菌が増殖してしまって、ものすごい量の数になってしまってからではいくら薬と言えども充分にそれを押さえ込むことはできないのです。

ですからその発症している時期によって薬の効く効かないというのが決まるのです。

第一段階としてはその糊しろ部分を作れるかどうか。

そしてその薬を入れることによって密閉できるかどうかという状況によって変わるのです。

つまりもっと言えば乾かせるかどうか、「乾かせる部分にご自身の歯が残っているかどうか」ということが大事になります。

乾いた紙は糊でくっつきます。

濡れた紙はくっつきません。

一部分がくっついたとしても一部分が濡れていればそこから薬が漏れ出したり、そこに唾液や血が流れ込んできます。

また濡れてしまうのです。

一緒にバイ菌も入ってきてしまうのです。

ですからそういう条件を満たすことができれば神経を残すことは充分にできます。

ほとんどの方がこのケースに該当しますので初期の虫歯で、初めてこれは触ると神経を取らなければいけないかもしれない。という診断を行なわれた場合に限っては、吉本歯科医院ではほとんど神経を取らずに治療ができております。

しかしながらもう既に死んでしまった神経の状態であるとか、既にもう歯茎の奥深く、骨のすぐ近くにまでバイ菌が進行し封鎖をできないという状況になられた方の場合には、残念ながら封鎖することができませんので殺菌ができません。

ですのでこの場合は神経を取ったり、歯を抜いたりする処置が必要になることはあります。

「歯の神経を取らずに治療できるかどうか」

「歯の神経を残せるかどうか?」

 

というご質問、ご相談に対しては、このようにお答えしております。

しかし、この判断は患者さんご自身で手鏡等で見てわかるものではございませんので

まずは、一度吉本歯科医院にお越し頂き、詳しくお口の状況を診させて頂いてからの判断、ということになります。

「歯の神経を取らないといけないと診断されたが、取りたくない」

「歯の神経を取らずに治療したい」

という方は、まずは吉本歯科医院にお問い合わせ下さい。

2015.04.28歯の神経を取らないといけないと言われたが、というご相談は大変多く頂きます

通常虫歯になった部分は、大きく削り取って被せ物をする、という治療が一般的です。

 

また、神経にまで達してしまった虫歯や神経の近くまで進行している虫歯は、神経を抜いてしまう、という治療が一般的です。

 

吉本歯科医院では、おそらく多くの日本人が受けてこられた保険の歯科治療とは考え方や方法が根本的に発想から違う治療を行なっております。

 虫歯や歯周病の原因は細菌だけではありません

そして最大の原因である細菌は感染症です。

 

感染症のもととなる細菌を、ごくわずかな薬剤(抗生物質)を塗布し仮封鎖をしていくことで痛みの原因となる細菌そのものを死滅させます。

従来型の虫歯治療、歯の神経治療が、悪い部分をすべて根こそぎ削り取って除去してしまいしょう、という外科的な考え方だとしたならば

吉本歯科医院の虫歯治療、歯の神経治療は、痛みの原因となっている細菌そのものを死滅させることで歯の修復を図りましょうという内科的発想だと、お考え下さい。

 

何度も虫歯が再発する理由をご存知ですか? 

あなたは、ご存知でしょうか?
現在の歯科治療の7割は、あなたが
過去に受けた治療の再治療であるという事実を。つまり、虫歯が何度も同じ歯で再発しているという事実を。


虫歯の原因は「許容を超える力(噛み合わせ異常)」と「細菌」です。

 

再発するのが当たり前というのが今の現状です。

 削っては詰めて削っては詰めての虫歯治療を繰り返しその結果、神経を取らないといけなくなったり、歯を抜かないといけなくなったり、歯を失わせてしまうことになっているのです。

歯を削るから歯が弱くなり、削るたびに神経に近くなり、神経が痛くなれば、神経を取らないといけない、ということになるのです。

これは現在日本で行なわれている一般的な歯科治療ではありますが、吉本歯科医院ではこのような方法を行なっておりません。

 

吉本歯科医院では、通常神経を取らないといけないと診断された深い虫歯でも薬液による消毒後、特殊な薬剤(抗生物質)を塗布し、閉鎖をすることで細菌を激減させます。

痛みの原因は細菌による神経への刺激ですので、細菌を一気に減らすことで痛みはおさまっていきます。

神経を取ってしまうと、歯の強度は10分の1にまで落ちます。

いわば枯れ木の状態です。

 

消毒を繰り返し、細菌が死滅した状態で、吉本歯科医院の特殊接着技術により完全封鎖を行ないます。

完全封鎖を行なうことにより、細菌の再侵入を防ぎ虫歯の再発を予防します。

 

完全封鎖を行なう際の詰め物、被せ物は自由診療の素材よりお選び頂きます。

残念ながら保険治療で認められている保険の詰め物、被せ物の素材には細菌の再侵入を防ぐ封鎖性のある素材はなく、口の中に入れて7時間もたつと腐蝕をはじめる金属ですので吉本歯科医院では、おすすめはしておりません。

「虫歯部分から完全に細菌を死滅させた直後、リン酸や次亜塩素酸にて表面処理をほどこし、特殊接着技術により完全封鎖を行なう」この工程を確実に行なうことにより細菌の再侵入を防ぎ虫歯の再発が起こらないようにすることができるのです。

許容を超える力(噛み合わせ異常)がかかっている場合には、歯そのものが破壊されていきますので全体的なバランスの治療が必要になるます。

 

治療期間と回数はかかりますが、その価値がわかる方々が遠方からもお越しいただいております。

このような方はまずはご相談下さい

·                       「神経を抜かないといけない」と診断された方

·                       歯をもう大きく削りたくない方

·                       何度も同じところが虫歯になる方

·                       「歯を抜かないといけない」と診断された方

·                       神経治療をしたのに痛みが何日もおさまらない方

·                       歯科治療の後、口の中に違和感が残る方

 

吉本歯科医院の薬で治すできるだ削らない虫歯治療、神経治療

https://www.8181118.com/menu/02info.php

 

2014.11.06歯の神経を取ったのに、「痛い」と感じるのはなぜですか?

歯の神経を取ったのに、痛みが残るのは、なぜでしょうか?

 

  hashinkei2.jpg 

 

というご質問を本当によく頂きますのでお答えしますね。

 

 

皆様は、過去に歯の神経の治療(歯の根っこの治療)をなさった体験が

おありになるかと思います。

 

ご自分のお口の中での治療がどのようなことを

行なっているのか?詳しくお知りになっている方は少ないかと、思います。

 

 

 

まず、神経を取ったら痛みが止まると思っている方は、とっても多いです。

 

あなたは

「神経を取ったから、痛みは感じなくなるはず」

と思ってはいませんか?

 

 

「だって、神経を取ったんだから、痛くないはずじゃあないの?」

そう、思われる方があたりまえかも、しれませんね。

 

 

さあ、では 

歯の神経についてお話しますね。

 

そもそも歯の神経ってどんな形をしていると思われますか?

 

実は網目状になっています。

 

hashinkei2.jpg 

1本の糸がヒューっとあるのではなく、その先は網目状になっているのです。

 

 

イメージ的には蜘蛛の巣をイメージしてみてください。

 

張り巡らされているから、いろんな所が、それを痛いと感じます。

 

 

 歯の大切さはご自身が歯を失ってみてはじめてわかる

 

つまり神経は、1本ではなく張り巡らされているのです。

 

 

では歯の中の神経はどうなっているのでしょうか。

 

 

いろんな画像や模式図では神経は1本、歯の中にドンとトンネルのように通っているかのごとく表わされていることが多いです。

 

しかし現実はそんなに単純ではないのです。

 

確かに大きい神経というのは何本かしかありませんが、小さい神経は何本もあるのです。

 

根っこの先を電子顕微鏡で調べた先生がいらっしゃいます。

 

1本の根っこに神経の入り口はなんと500箇所あったそうです。 

 

HB11986_140521161728.jpg

 

500箇所もの神経の処置を人間の手で出来ると思われますか?

 

 

はっきり申し上げて不可能です。

 

 

しかもそれは1mm四方の狭い場所に500本もの神経があるのです。

 

 

ですので針のようなもので「神経取りますよ」と言いますが、大雑把に大きい神経を取りますという意味合いであって、キチンとすべての神経を取るというのは不可能です。

 

最近ではマイクロスコープや顕微鏡で神経の治療をされている先生が増えてきました。

私もルーペを使って治療を行う場合があります。

 

しかしながらそれが見えるのは、あくまで神経の入り口なのです。

 

トンネルの入り口なのです。

 

tonnneru.jpg 

トンネルの入り口を見たとして、トンネルの奥がどうなっているか分かりませんよね。

 

ただ、この「入り口を見つける」ということ。

 

実はここがすごく難しいのです。

 

 

その入り口すら見つけられないということが現実に多いためです。

 

ですから、ルーペやマイクロスコープを使うことによって、その入り口をより多く見つけることが出来るということです。

 

 

例えば上の奥歯の第一大臼歯という歯があります。

いわゆる6番目の歯ですね。

 

これは保険の算定では神経は3本しか算定はできません。

 

 

しかしながら現実的には4本目5本目の神経の入り口が確認されることが多々あるのです。

 

 

元々大きい神経が45本あるのに3本しか治療していない訳ですから当然痛みますよね。

 

 

わざと取らない訳ではないのです。

 

見つけられないのです、見つからないのです。

 

ですから神経を取ると言えばあたかもきれいに取れるようなイメージをされるかもしれませんが、大雑把に取っているということです。

 

 

しかも口の中からしか処置をする器具を入れることができません。

hashinkei1.jpg

いわゆる針のようなものですね。

まっすぐな根っこであれば、まっすぐな針を使うことによって先端まで持って行くことができます。

 

hashinkei2.jpg 

しかしながら曲がった根っこの場合には、曲がった器具でしか入れることができないのです。

 

しかし実際の器具はまっすぐなのです。

 

 

無理して頑張って開けようすると、実は根っこの途中に穴が開いてしまうということがあるのです。

 

 

根っこの途中に穴が開いてしまうとそこからバイ菌や薬が根の外へ流出したり血液やいろんな物が入ってきますから、結局歯を残すための根っこの治療であったはずなのに歯そのものを抜かなければならないという結果になってしまうことがあるのです。

 

ですから必ずしも神経がキチンと取れなくても一旦それで様子を見る。

 

 

これ以上取ると悪化してしまう可能性があるのでそれ以上はやらずにそこで止めておく、ということは日常診療において多々あることなのです。

 

 

ですからまず一点目としては、神経は完全には取り切れない。

 

 

しかもそれだけ多くの本数をしかも網目状になっている神経をキチンときれいに取る、これを短時間で1回で取れるというのはなかなか難しいことなのです。

 

 

通常根っこの治療(歯の神経の治療、根管治療ともいいます)というのは何回も何回も治療を受けることが多いのです。

 

 

しかも初めて1回目の治療というのはバイ菌があまり入っていないことが多いですから、比較的簡単に治療できることが多いです。

 

 

しかしながら2回目の治療、以前に治療したことがある歯をもう一度治療を行う場合には

その時にはバイ菌がいろんな所に潜んでおりますから何回も何回も治療が必要になることがあります。

 

 

 

さて、 

ここまでは歯の根っこの中のことをお話ししました。

 

 

 

次に歯の根っこの外のお話です。

 

 

例えば手の指、手のひら、手首があって、腕があって、肩があって脳の方に神経が繋がっているのです。

 

歯の中だけに神経があるわけではないのです。

 

歯の根っこの周りには「歯根膜」という感覚を司るところがあります。

そしてがあります。

 

danmen.jpg 

その中には頭から歯まで神経が繋がっているのです。

 

歯の中の神経の治療がきれいにできたと確実にできたと仮定しても、実は歯根膜や骨の方にある神経に障害が出ることがあるのです。

 

 

そしてまた生きている歯と死んでいる歯では同じように触れても感覚が異なってしまうのです。

 

 

神経を残した場合には元と同じ状態、噛んだ感覚になるかもしれません。

 

 

神経が死んでいる歯というのは、そこには体にとっては異物でしかないのです。

 

前と同じ噛んだ感覚にはならないのです。

 

 

まったく一緒という訳にはいかないのです。

 

時間が経てば慣れていくということはあるかもしれません。

 

 

叩いて響いたときに、その響く感じがなんか違う、そうお感じになる方がいますが、

「なんか違う」というのが普通なのです。

 

 

歯の神経を取っているわけですから。

 

 

そして通常は機械的に隅々まできれいに取り除くことは出来ませんので、薬品を使います。

 

 

薬品を使って周囲を、神経の感覚を鈍らせるとか、その神経を弱らせるということをします。

 

それによって感覚を感じさせなくさせる。

 

これが神経の治療です。

 

 

バイ菌が神経と戦うわけです。

 

 

神経や血管の免疫機能と戦うのです。

 

 

そして、戦っているときがすごく痛いのです。

戦場なのです。

 

 

その戦う免疫達を戦わなくさせれば、痛みは取れるのです。

 

 

想像して下さいね。

 

風邪を引いた時に熱が出ますよね。

 

なぜ熱が出るのか?

 

こんなこと聞かれたことありませんか。

 

「バイ菌が入ってきて体の免疫、戦う細胞達が戦っているんだ」と。

 

そして「戦いに勝つために熱を上げて活性化させるんだ」と。

 

 

つまり熱が上っているというのは、今まさにバイ菌と戦っている最中だということです。

 

ここに痛み止め、熱冷ましを飲んだらどうなると思いますか。

 

 

風邪を引いた時に抗生物質を出す先生は減ってこられたかと思います。

 

単なる風邪の時に

解熱剤さえ出さない先生が増えてきてると思います。

何故でしょうか?

 

それは風邪を治すことにはならないからです。

 

 

熱を下げることによって戦いを中止させるということになるのです。

 

治りが悪くなるんですね。

 

 

ですから風邪を引いて熱が上っている時に「急いで熱を冷まさなくては」ということはないということです。

 

 

ただあまりの高熱になってしまうと脳が耐えられなくなりますから、ある程度の熱を冷ますことは必要ですけれども、楽になるまで熱冷ましを使ってはいけないのです。

 

 

せっかく自分の体が戦っているその戦いを自分の体に中止させるということです。

 

戦うのをやめて、降参させるということになります。

ですからお薬を飲むというのはとても判断が難しいのです。

 

 

早く楽になりたいですよね。

 

 

でも戦いに負けさせるということに繋がりかねません。

 

 

歯の治療も一緒です。

 

「強い薬を使えばいいのか」そういうことではないのです。

 

 

強い薬を使い過ぎると今度は人間の体の方が負けてしまうのです。

 

そして神経が戦っているその神経を殺してしまうことによって、負けますから戦いに。

痛みを感じにくくなるのです。

 

 

楽になっていくのです。

 

ですから何を優先して治療するかによって処置内容が大きく変わります。

 

 

そしてその戦いが今始まったばかりの時期なのか、中盤なのか後半なのか、その戦いにまさに今勝てそうな時なのか、負けそうな時なのか。

 

負けそうな状況なのであれば、もう頑張っても負けるのは間違いありませんからそれはもう諦めて早く外科的に悪いものを除けた方がいいという考えになるのです。

 

 

ここまでの話をまとめると、歯の中の問題として

 

歯の中の神経が充分取り切れていない。

もう一つは歯の外の問題。歯根膜や骨などの神経や血管に及ぼす刺激であったり、振動であったり、そういうものを感じる。

 

そういうことによって神経の治療を行なったとしても痛みが取れないことがあるのです

 

 

 

そして治療が終わったとしても、生きている歯と死んだ歯では感覚が違いますから元通りということにはなりません。

 

 

ではどうすれば歯の神経の治療(歯の根っこの治療)ができるんでしょうか。

 

吉本の個人的考えですが、キチンとした根っこの治療は不可能だということです。

結論から申しますと。

 

そうなのです。不可能なのです。

 

 

人間の手で狭い中の500本もの神経を処理することは不可能です。

 

 

ですから歯の神経(歯の根っこ)の治療をしないで済むのであればしない方がいいのです。

 

 

そしてバイ菌さえいなくさせることが出来れば痛みは取れるのです。

 

 

仮に死んでしまった神経の死骸がそこに残ったとしても、バイ菌さえいなくなれば大きい問題とはならないのです。

 

 

ですからバイ菌を殺せるお薬をそのトンネルの入り口に使うのです。

 

 

もちろんトンネルの入り口に薬を持って行くことが出来なければ薬は効きません。

 

ですから45本ある根っこに関しては、4本目5本目があるのではないかという視点で常に治療を行なっております。

 

 

そのままポンと薬を置けば薬が効くわけではありません。

 

 

際まで持っていって初めて薬が効くのです。

 

 

4本目の神経の入り口を見つけることができるかどうか、その腕を持っているかどうかというは、またそういうのが見つけられる歯なのかどうか。

 

 

1回目は見つけやすいです。

2回目の治療、3回目の治療では非常に見つけにくいのです。

ですのでなるべく神経を触らなくていい治療ということをお勧めします。

 

 

 

 

吉本歯科医院の薬で治す虫歯治療、歯の根っこ治療はこちらをご覧下さい。

https://www.8181118.com/menu/02info.php

 

 

 

関連のご相談内容

質問1)歯の神経を取って治療した部分がズキズキ痛むのでなんとか痛みを取って欲しい

質問2)歯の神経を取らずに治療したいのですが

質問3)歯の神経を取った後、噛むとズキンと痛むのですが

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