吉本歯科医院

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インプラント,噛み合わせ,総入れ歯,審美,治療は香川県 高松市の吉本歯科医院

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最新のインプラント治療

2021.04.21あなたが入れるインプラントの種類と型番は何ですか?

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香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です.


前回

「あなたが入れるインプラントメーカーはどこのメーカーなのか?」を

確認しておいて下さいねと

お話させて頂きました。

 

 

その理由もお話しました。

 

 

そんなことまで

患者側で考えておかなくてはいけないの?

と驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

しかし

いかがでしょう?

 

 

私達が生きるこの社会では

大事なことはみな

小さく説明書の注意書きの中に

書かれています。


 
 

保険を契約しても

本当に大事なこと

いざという時に大事な情報は

小さく小さく

注意書きに書かれています。

 

 

 

ただし・・・・・こういう場合には、保険がおりません」等。

ありますよね?

 

 

 

携帯電話の契約する際でも

一番大事な情報は

契約書の下か裏に小さく小さく書かれています。

 

「ただし・・・・2年間の契約期間のうちの解除した場合は違約金が必要です」等。

 

 

 

自分の資産は自分で守らなければいけないように

自分の健康だって、自分で守らなくてはいけません。

 

 

 

私の医院には

過去に他の医院さんでインプラント治療をお受けになり

今回、他の歯が虫歯になった

歯が折れた等で

来院される患者さんが

かなり、いらっしゃいます。

 

 

 

インプラントが1本でもお口の中に

入っている患者さんの場合には

できるならば

インプラントを入れた先生のもとで

他の部分の治療もお受け下さるよう

お伝えをしています。

 

 

しかし、

どうしても過去に治療した医院さんに

通うことができないケースもあります。

 

 

院長先生がもうお亡くなりになった。

医院そのものを閉じてしまった。

または

患者さんご自身が転勤や引越しなどで

通うことができなくなった

など、理由はいろいろあります。

 

 

 

ある方は

過去にインプラントをされた部分の

かぶせ物がグラグラして取れそうになり

歯茎が真っ赤に腫れあがっていました。

 レントゲン撮影をして

詳しく診せていただくと

インプラントを埋入している周辺の骨が

大きく溶けていました。

 

 

 

肉眼で歯茎を診ると

歯茎は炎症を起こしています。

 

 

 

このような状態になると

インプラントのネジをいったん外して

治療を行なう必要があります。

 しかし

この時、問題となることが、あるのです。

 

 

それがインプラントの種類と型番なのです。

 

 

患者さんのお口の中に入っている

インプラントのメーカーがどこのメーカーなのか?(これは1回目でお話しました)

そして

インプラントの種類と型番が何なのか?

 

 

これがわからないと

手をだすことさえ

できないのです。

 

 

 

メーカーが違えば

ドライバーも形状もまったく違います。

 

 

これかな?

試してみようかな?

というのは実はすごく危険なのです。

たとえば

自宅で

工具を使ってイスを作ると想像してみて下さい。

マイナスのネジに

プラスのドライバーをあてがった時に

どうでしょうか?

回そうとしても

空回りしますよね。

 

 

ですからまったく入りません。

 

 

ですがプラスのネジに

マイナスのドライバーを当てた時はどうでしょうか。

入りますよね。

 

 

回そうと思えば回せますよね。

外れないことはないんです。

 

 

ですがネジが変形してしまうのです。

外したものを

元に戻そうとした時に

ネジかドライバーかどちらかが壊れている場合には

合わないのです。

 

 

戻すことすら

出来なくなっています。

 

 

 

ネジを外すためのドライバー

これがぴったり同じ形状でないと

外したり緩めたりしてしまうことは

とても危険なのです。

 

 

 

インプラントのネジを外し

炎症を起こしている部分を

きれに掃除し、消毒し

腫れが引いてきたとしても

元に戻せないんです。

 

 

ですから

どこのメーカーのどのネジを使っていて

どのドライバーを使えば外せるかということの情報が知りたいのです。 

 

 

 

中がどうなっているのか

推定はできても

当たるかどうかは

やってみないとわからないのです。

 

 

いやいや

今はCTで骸骨が立体的で分かるじゃないか

と思うかもしれません。

 

 

 

CTはレントゲンと同じです。

硬いものが白く写ります。

ネジは白く写ります。

 

 

 

 

かぶせ物もすべて白く写ります。

 

 

残念ながらCTでは

どこにネジ山があって、

どのような形状であって、ということが

分からないんですね。

 

 

幸いにも

その患者さんがかかられた先生は

全国的にも有名な先生でした。

 

 

 

そしてあるブランドのメーカーだけを

永年ずっと正しく使われていた先生です。

本当にインプラントを正しく理解し治療された先生でしたので

お名前からおそらくこのブランドではないのか?

 

おそらくこれではないのか?

 

と推定することができましたので

メーカーに問い合わせをし香川県でそのメーカー

そのブランドを扱っている先生を紹介していただくことができ

無事そちらの先生にご紹介させていただくことができました。

 

 

一言でインプラント

と言ってもいろんなメーカーがあり

それぞれで部品が違います。

 

  

 

私はインプラント治療を受けられた患者さんは

特に一生のお付き合い

と思って対応させていただいております。

 

 

どんなネジなのか

種類や型番は何なのか?

 

経験と勘だけでは対応しきれない世界です。

 

国内で50

海外では200300社もある

インプラントメーカーです。

 

 

世界情勢に詳しい方なら

すぐにご理解いただけるかと思いますが

外資系企業は

M&A(つまり、企業の買収や合併)が

盛んに行なわれています。

 

 

あなたは入れるインプラントの種類と型番は何ですか?

 

 

必ず確認して欲しいのです。

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2021.04.20あなたが入れるインプラントメーカーはどのメーカーのものですか?

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香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です.


先日、

5年以上前に

県外の歯医者さんで

ンプラントをされていた患者さんが

お越しになられました。



インプラントを入れた部分の

かぶせモノが外れて困ってしまった

とのことでした。

 

 


インプラントを入れた部分の

歯茎はまっ赤に腫れています。

 

かむと顎が痛い。
頭痛がひどい。


こんな状態になってしまって

「なんとかして欲しい」

というご相談です。

 

 


このようなご相談は

日常的によくあるご相談です。

 



インプラント治療をされた医院さんへ

まずはご相談下さい

と申し上げました。

  

 


本来は、

インプラント治療をされた先生に、

修理、メインテナンス

お願いするのが一番なのです。

 

 

 

しかし、それが叶わない場合には

まずは

このことを聞いてきてくださいと

お話します。


 

問題が起こっているには

必ず原因があります。

 


では、

インプラントが故障したり、

トラブルがあったりした場合に

 

 

「インプラントをはずせばいいではないか?」
「もう一度やりなおせば良いではないか?」

と単純に思いませんか?



保障もついているから。

 


しかし、

そのように単純なものでは

ないのです。

 


インプラントはただのネジです。


ずはそれを知って下さい。

 

 

そのインプラントとなるネジを製造している

インプラントメーカーというのは

国内で50社

海外では200~300社

にのぼります。



主流なメーカーのほとんどが

外資系の会社です。


世界情勢に詳しい方なら

すぐにご理解いただけるかと思いますが

外資系企業は

M&A(企業の買収や合併)が

盛んに行なわれています。

 

 

今では日本も珍しい話ではなくなりました。

 

 

インプラントメーカーも

例外ではありません。

 

 

これだけ多くのメーカーがあれば

合併されたり

会社が消滅するなどの

浮き沈みがあるのが現状です。


このことは患者のみなさまにとっても

知られざる気になる問題を含んでいます。

 

 

どこのメーカーのインプラントを使うのか?

 

治療を受ける方には

あまり興味のない

思いつきもしない

お話かも知れません。

 

しかし、私はそこは

とても重要な問題だと

考えています。

 

 

 



それはそのメーカーのインプラント医材がなくなり、

いざという時に

再治療ができなくなる可能性がない

とは言い切れないのです。


 

こんなことを体験したことはありませんか?



電化製品を長く使っていると

一部が壊れ

その部品を取り寄せようと思っても
その製品が製造中止になり

部品がないということが。

 



去年買ったばかりのカメラなのに、

もう今年はない

吸収合併されてしまった

という会社は珍しくはありません。

 

 



また、会社が倒産したと同時に

もう「今ではその商品は製造中止になりました」

ということはよくあります。

 

 



さあ、そこで考えて下さい。

 


もしあなたの口の中に埋め込んだ

インプラントのメーカーが

すでにもう倒産して

消えてなくなっている商品の

インプラントだとしたら、どうでしょう?



もし

何かしらの故障や不具合があった場合に

「一旦インプラントを外さないといけない」状況になった時

インプラントをはずすことさえ

できません。 

 



先ほども申し上げましたとおり

インプラントはただのネジだから、です。




ネジを外すには

そのネジを外すための

同一メーカーのドライバー

必要なのです。


ご自分が入れたインプラントメーカーが

どこのメーカーのものかによって

修理ができる場合とできない場合が、

あります。




車に例えてみましょう。

 

 



あなたの車がベンツだとしたら

故障した時には

ベンツの部品を使って

修理しなくてはなりません。



 ベンツには

ベンツ専用の部品があるのです。



トヨタの車にはトヨタ専用の部品を使って

修理しなくては、なりません。

 


インプラントもネジですが

インプラントとかぶせ物の歯も

「ネジ」で固定されています。 



修理したり

深部まで掃除したりするには

ネジをほどいて

かぶせ物を外して

掃除する必要があります。



  

しかし

そのネジを外すドライバー

というものが

各メーカーにはあります。 

 



各メーカーは自社の商品を使い続けて欲しいので

ネジ山を特殊形状にして

他社のドライバーでは外せないように

しています。



つまり、

メーカーが違うとネジを外すことさえ

できません。

 




吸収合併を繰り返してきたメーカーの中には

同一メーカーでありながら

何種類もドライバーが存在している場合もありますし

すでに製造を中止している部品もあります。


 

骨を大きく削ってインプラント本体を外す対応

しかできないことまでありえます。 




その先生がどこのメーカーの

インプラントを埋入するのか?

ということは

実は将来的にはとても大きな問題です。 



インプラントをする際には

10年後や20年後や将来

もし「インプラントを外した方が良い状況になった時に修理ができるのか?」

というこの視点を持って選択する必要があります。




修理修復ができるのかどうか?

ということです。



現代は100歳以上の方が

何万人も生活されていらっしゃいます。

 


本当に50年後にも

そのインプラントメーカーは倒産していませんか?


ドライバーを取り寄せられますか?

  

 

かならず、確認しておいて下さいね。

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2021.04.10差し歯とインプラント

sashibatono.jpg香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。


患者さんによく質問を頂くことに
「インプラントと差し歯ってどう違うんですか?」というのがあります。

確かにわかりにくいですよね。


患者さんによっては
歯が抜けた部分に「差し歯をして欲しい」と
ご相談にお越し下さる方もいます。


 

差し歯とインプラントの違いをお話しますね。

 

差し歯とは、読んで文字のごとく歯に差す状態で作るものを言います。

ご自身の歯の根っこが残っており、そこに被せ物を差している状態です。

これを差し歯と言います。


ご自身の歯の根っこがちゃんと残っている場合には

差し歯の治療をすることができます。


 

インプラントがご自身の歯の根っこがもうすでに無くなっている方がする治療です。

ンプラントは何かを体内に埋め込む、これをインプラントと言います。

インプラントは人工的に歯根(歯の根っこ)を作る方法とイメージして下さいね。

インプラントと差し歯の違いは歯根があるかどうかです。

 

歯の根っこを失われた方に歯の根の代わりに骨の中にネジのようなものを入れるのがインプラントと言います。




2021.04.08インプラントとかみあわせ

香川県高松市の噛み合わせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
kamiauha.jpg

他医院にてインプラント治療をされたという

患者様が吉本歯科医院に来院されました。


5
年前にインプラント治療を受けた左下と

ブリッジ治療を受けた左上に違和感をお感じになる

とのことでした.


吉本歯科医院に来院される前に数件の先生に診てもらって

インプラントは異常なしとのことでした。

 

パノラマレントゲン(全体像)を撮影しお口の中を確認しました。


細部の確認も必要であったのでデンタルレントゲン(数本写る大きさ)も追加撮影検査しました。

 

結果は

左上ブリッジを支えている歯の根が破折していました。

 

歯根が破折していますので

残念ながら抜歯しなければなりません。

 

さてここで問題ですが,なぜ割れてしまったのでしょうか?

なぜ抜かなければ ならなくなったのでしょうか?


確かにインプラント治療でない患者様でも歯が割れることはあります。

 

しかし,インプラント治療を行った部分の噛み合う歯の相手の歯が早い時期に駄目になるということは多くの文献でも発表されている周知の事実です。

 


今回であれば

左下がインプラントで咬み合わせの相手は左上です.


理由は簡単です.


インプラントそのものは実はとっても丈夫なんです。

ですので噛めば何でも噛めてしまうのです

 

しかしインプラントの噛み合う相手である歯は今まで何十年も頑張ってきたご自身の歯です.


ましてや歯を削ってブリッジにしたとても弱い歯なのです.


言ってみれば

大人と子供が相撲の取り組みをしているようなものです。

 sumousuru.jpg


結果は見えています。

子供は簡単に弾き飛ばされてしまいます。

 

 

インプラントは単なるネジです。

 

自分の歯のように細菌に対する抵抗 力もありません。

少ない本数では長期の過大な咬合力に耐えることも出来ません。

お口全体のバランスや咬み合わせが非常に大事なのです。

 

他の部分が咬めない状態になると,

必ずインプラント部分に咬む力が集中します。

 

そしてインプラント周囲の骨が耐えられずに溶けてなくなっていきます.

インプラント治療ではちょっとした咬合の調整が命取りになることがあります.

 

今回のような患者様も今までにも多く来院されています.

インプラント治療は受けたが,メインテナンスを受けてもらえない.

受けても らえても1年に1回もない.

受けたもののレントゲンを何年も撮影していない.


本当にビックリすることが多く有ります。

今回の患者様もメインテナンスや保護についてや将来起こりうることに関する 説明はなかったとのことです

インプラント部分のかぶせ物が入って,ハイ終わり!では怖いものがありま



今回の患者様の場合


①左下インプラントの咬合力つまり咬む力に耐える強度を持った左上の設計が


②ご自身の歯に対する負担を和らげる、特に睡眠時の負担を和らげる為、咬み合わせバランス保護のマウスピースの


③定期的メインテナンスによる咬合変化の



このようなことが今後も必要になってきます


これらのことを全て考えて、吉本歯科医院でのインプラント治療には患者さまにきっちりご説明させて頂いております



また、逆にこれらのことをご理解いただける患者さまとでないと良い関係を築くことは難しいと私は考えております

2021.04.04インプラントを入れてない部分の歯の治療には注意が必要です


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香川県 高松市の

かみあわせ専門

吉本歯科医院の吉本彰夫です。


インプラントが入っている方が、

他の歯の治療をされる場合には

まずはいったんインプラントをされた先生のところにご相談されることをおすすめしています。


他医院でインプラントを入れたが、被せ物が取れたのでつけて欲しい

他医院でインプラントを入れたところが、腫れて痛いので治療して欲しい

他医院でインプラントを入れた部分があるが、反対側に虫歯ができているところを治療して欲しい

他医院でインプラントを入れているが、歯のメインテナンスをしてほしい

他医院でインプラントを入れているが、噛み合わせの点検をして欲しい

3年前にインプラントをした部分の被せ物が外れてしまったのでつけて欲しい

過去にインプラント治療を中断したまま放置している、腫れてきたので治療をして欲しい

ンプラントのネジが外れた、折れた

ンプラントを入れた後、顎が痛い

片方だけ奥歯にインプラントを入れた、反対側も抜けそうなので治療して欲しい

 今、大変多いお問い合わせです。

10年前に比べると急増したご相談内容でも、あります。

 

 

こういう状況で

「吉本歯科医院で何とか後のフォローをして欲しい」

 

というご相談に実際にお越しになられます。

 

 

 

1本でもお口の中にインプラントが入っている場合、

吉本歯科医院ではまず

「インプラント治療をされた先生に、まずはご相談下さい」

お願いしています。

 

 

理由はこちらをご覧下さい↓

https://www.8181118.com/implant/


 

人によっては

「え?インプラントは順調ですが、全然関係ない反対側の歯が痛いんですけど・・・」

「え?ダメなんですか?インプラントって、どこででも修理できるんじゃないんですか?」

 

 

「私は奥歯に1本だけインプラントが入ってるだけなので

他の歯はどこで治療しても問題ないと思うんですが・・・・」

 

とおっしゃられます。

 

 

また人によっては

インプラント治療を終えられた後、もう何年もお口のメインテナンスを受診していない。

インプラントを埋入して、被せ物が入った後は、もう何年もその医院さんへ

行っていない、という方もいらっしゃいます。

 

 

また人によっては

インプラント治療はある医院さんでしてもらって

小さな虫歯治療は、近所の歯医者さんで簡単に済ましている

という方もいらっしゃいました。



これは、

大変危険です。

 

 

危険である、ということを

まずご存知ない方がとても多いのです。

 

 

そして、

インプラントはインプラント

虫歯治療は虫歯治療

と、分業すれば問題ない、とお考えです。

 

 

 

しかし、少し冷静に考えてみて下さい。

 

 

お口の中の話です。

あなたのお口の中は

わけて考えることができる存在でしょうか?

右、左、上、下、真ん中、と分けて考えることができますか?

全部繋がっていますよね。

くっついていますよね。

建物を建てるとイメージしてみて下さい。

西側の柱は木造で

東側の柱は鉄筋で

1階部分は、土で

2階部分は、木で、

とわけて考えますか?

また、建物を建てる土地はもともとは沼地で柔らかいけど

上の建物はしっかり鉄筋コンクリートでお願いします

とは、絶対にならないですよね?

 

 

おかしいですよね?

 

 

あなたのお口の中は

上下左右で絶妙なバランスを取って一体として成り立っています。

 

 

右が傾けば、

つながっている

左も傾くのです。

katamuku4

 

左を触れば(治療すれば)

右に影響が出るのです。

 

 

左の柱が傾けば

右のも同じように傾いていくのです。

 

 

 

お口の中とは、そういうものです。

 

 

みなさんは

きかれたことはありませんか?

 

 

右足を骨折したら

右の奥歯が割れた

というような一見まったく関係ないと思われるような話を。

 

 

口の中の上下左右というだけでなく

実は口は全身とも繋がっています。

 

 

わけて考えて

部品のように

分業でいじることはできないのです。

 

 

決して

分けて考えてはいけないものなのです。

 

分業すると

必ず(いびつ)な部分が出てきます。

 

 

 

みなさんは、鏡の前でお口を開けた時

歯が並んでいる、ことは肉眼で見ることはできます。

しかし、歯茎の中にある歯の根っこや骨までは見えません。

 

もし、見えてしまうとしたら

すぐに「ああ、歯ってこうなってるんだ」と

おわかりになると思います。

 

 

歯やアゴは、全身のバランスを保つ重要な器官です。

 

もっと詳しく言えば、あなたの下顎(したあご)は、

あなたの全身バランスを司る重要な振り子の器官なのです。

 

吉本歯科医院では虫歯治療、矯正治療、審美歯科治療、インプラント治療、顎関節症の治療などあらゆる治療にこの噛み合わせの考え方が基本としてあります。

 

歯の噛み合わせというのは、実は地盤である顎(アゴ)骨の状態から考えなくてはなりません

 

例えば

上側の歯はガイコツ模型にしてみると

こうなっています。

 

上側の歯って実は動かないんです。

IMG_1649

上の歯というのは

頭蓋骨と一体化している存在です。

上の歯と顎と頭蓋骨はくっついているんです。

 

 

頭蓋骨が傾いた時に一緒にその角度に合わせて、くっついたまま動くことはあるのですが

上の歯が単独で頭蓋骨からどこか別の方向へ動いてしまうということはないのです。

 

それに対して下顎というのは

頭から筋肉でもって、下の歯は下顎と一体化した状態でぶら下がっているだけなんです。

下顎というのは、頭蓋骨に対して固定されることなく、ぶら下がっているものなのです。

IMG_1613

ぜひ

ご自分の頭蓋骨を触ってみながら確認してみて下さい。

gaikotsu1.jpg

前にも後ろにも右にも左にも上下にもぶらんぶらんと

360度振り子のように自由に動くようになっている。

これが下の顎です。

 

 

頭蓋骨の模型をご覧下さいね。

IMG_1613

ヒモでぶら下っているように見えるのが下顎です。

ヒモがなければ下に重力で落ちてしまいます。

 

緑のヒモは筋肉と思って下さい。

振り子の糸のように筋肉でぶら下がっているだけ、です。

 

 下顎は振り子のような存在になっているんです。

furiko.JPG

 

体の動きに対して体の重心を整えるための「振り子」ような役目をします。

 

下顎は体の中で左右に渡ってぶら下がっている唯一の骨です。

 

綱渡りをする時の長い棒の役目をしているのです。

 

 

つまり下顎がおかしいと全身のバランスを崩してしまう、ということが起こります。

 

 

「良い噛み合わせ」とは

顎関節が楽な自然の状態で上下の歯がキチンとかみ合い、

前後左右に下の顎を動かした時に、顎関節に無理な力がかかることなくスムーズに引っ掛かることなく動ける状態

と私は考えています。

 

 

つまり下顎がちょうど「振り子」のようにスムーズに動けるようになっていることが必要です。

 

虫歯で奥歯が抜けてしまった

歯周病で歯がグラグラしてきて抜けてしまった

 

そんな時、

 

たかが歯を1本失ったくらいで大袈裟なとお思いにならないで下さい。

 

たかが、歯、1本、されど1本、なのです。

 

虫歯により歯をことごとく削ることにより噛み合わせは簡単に崩れます。

 

歯医者は歯を元の歯通りに治すことは、できません。

できるのは悪くなった部分を削ったり補修したりして

新築ではなく

リフォームすること、なのです。

または、柱を失った場合には、

新たな柱を建てたりすること、です。

 

完全にもとのあなたの健康な歯の形、機能を持った状態に

生き返らせることはできないのです。

インプラントがお口の中に入っている方が、その後

インプラントをされた部分とはまったく違う部分が虫歯や歯周病に侵され治療が必要となった時、

噛み合わせを無視した歯科治療をしてしまうと、大変危険です。

 

 

結論から言うと、

簡単に壊れてしまいます。

kosyou.jpg 

ご自身の歯も、

治療した後に被せた被せ物や詰め物も、

ブリッジも、

 

インプラント、

入れ歯(義歯)も、

所詮噛むための道具にすぎません。

 

インプラントだから噛めるということではないのです。

すべてあくまで道具なのです。

 

その道具の本来の使い方を無視した使い方をすれば必ず壊れるのです。

取扱説明書が重要なのです。

 

インプラントは自分の歯とまったく違うことが、あるのです。

 

それは

インプラントは動かないということです。

これに対し

自分の歯は一生動き続けます。

 

それに対してインプラントはまったく動きません。

1ミリも動きません。

 

 

インプラントは骨にしっかりと埋めこめられ硬く固定されているものです。

硬いものと柔らかいものがぶつかれば

当然、柔らかいものが壊れます。

 

ここで私が言う「柔らかいもの」とは、ご自分の歯のことです。

 

インプラントが口の中に入ったがために、

インプラントというネジががっちり骨に埋め込まれたがために

インプラントがかみ合う相手の歯や隣り合う歯たちがどんどん破壊されていくのです。

 

 

なんだか被せ物がすぐ割れるなあ

なんだか反対側の歯が痛くなるなあ

なんだかやけに神経の治療をする歯が増えてきたなあ

 

口の中に症状が出た時

ほとんどの方は

「歯磨きが足りなかったからだろう」

「口の中にバイ菌がいるからだろう」

そう思われています。

 

 

しかし、歯が痛くなった原因は

細菌だけでは、ないのです。

 

歯が折れるのも

歯が欠けてしまうのも

歯にひびが入ってしまうのも

被せ物が何度も壊れてしまうのも、

それを引き起こしている根本原因があるのです。

 

 

その根本原因を突き止めずに、どんな治療を繰り返したとしても

あなたは歯をどんどん失うことになってしまうのです。

 

 

インプラントが1本でもお口に入っている方は

どうぞ知っておいて下さい。

あなたの口の中に入っているインプラントは骨にしっかり固定され

動かないものである、と。

 

そして、インプラント以外のご自分の歯は、一生動き続けているものである、と。

 

動くものと

動かないものが、

共存している状態である、ということを。

 

インプラントをしていない方のお口の状態とは

まったく条件が違うのです。

 

 

歯を失わないために

残っている歯をさらに失わなせないようにするためには

その特殊な条件に合った考え方が必要です。

 

 

インプラントをそれなりに多く治療を手掛けられている先生方、インプラントを専門とされている先生方では当然知っている内容であってもインプラント治療を専門にやっていらっしゃらない先生にとっては、残念ながら調整の仕方はよくお分かりになっていらっしゃらない、これが現実であります。

 

歯科には専門があります。

医科が内科や外科、整形外科、脳外科というふうに専門があるように、

さらに循環器内科、糖尿病内科、膠原病内科、内分泌内科、神経内科、心療内科等あるように内科の中だけでもさらにさらにと細かく専門が別れているのです。

実は歯科にも専門があるのです。

 

歯科にも専門がある↓

診断が変われば治療は変わるについてはこちらをご覧ください

 https://www.8181118.com/examination/index.ph


そのように

なぜなら専門外のことは教わる時、教わる場所がないのです。

一生勉強だといわれますが、医学の発展により専門内のことだけでもものすごく多くのことを学ばないといけないのです。

専門外のことまで教わる時、教わる環境ではないのです。

大学でも教えていないこと、開業した先生にとっては、そういうことを教わる場所すらないのです。

 

またインプラントメーカーは、各インプラントのメーカーは当然ですが自社商品を売り続けたいがために、すごくインプラントはよく噛めるものだ、自分の歯に取って代わるものだ、ということを誇張します。

 

マイナスの部分はほとんど、表に出されていません。

 

 

ですので、そういう知識だけを持って「インプラントは噛めるものだ。本来の歯の力以上の力が加かっても大丈夫なものなんだ」というふうに誤った認識を持っている歯科医師が多いのも現実であります。

 

私の吉本歯科医院ではインプラントを設計する場合には、口の中全体の他の歯のバランスや設計を考えて調整をしております。

 

その調整が長く維持できるようにマウスピースで他の歯への揺れをなくすように力の負担が変わらないように維持していただくようになっております。

 

よくマウスピースはインプラントを保護するためだと思われている方多いのですが、確かにその役目もあります。

 

ですが、動くものと動かないものが共存する口の中においては、そのバランスを一定に保つ、

つまり他に残っていらっしゃるご自身の歯をいかに長く今の状況で残すということが非常に求められているのです。

 

 

ですからインプラント治療で大事なことは

将来他の歯がいつダメになるのか

どのようにダメになるのか

ダメになった時にどうしなければいかないのか

ということが実は重要なのです。

 

 

 

『インプラントと関係ない歯が故障した』

『インプラントと関係ない歯を抜かないといけなくなった』

という時に実は噛み合う場所であったり、重心バランスが変わったりするのです。

 

そのような状態でもある程度のものは噛めるのです。

 

しかしその状態で噛み続けると実は壊れてしまうのです。

必ずインプラント治療をされた患者様は他の歯を治療したとしても、インプラント治療をした先生に全体のバランス、そのままで大丈夫なのかどうか、なんらかの調整が必要なのかどうか、ということを診て貰う必要があるのです。

 

『噛んだ感じ、わからない』

『違う歯だからいいだろう』というそういうことで治療していると実は後でとんでもない悲劇に遭ったりするのです。

 

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インプラントをされた方で、他の歯の治療をお受けになった場合は必ず噛み合わせのチェックを受けて下さい。



 全部の歯を失われた方は全部インプラントにしてしまえば、実はそういうトラブルは少ないのです。

 

非常に起きにくいことになります。

 

ですから何十年も問題なく機能している方は十分にいらっしゃるのです。

 

他の歯がダメになった時にどうするのか、ということをしっかりと考えてからインプラント治療を受けないと、後で大変なことが起こってしまうのです。

 

今さえ良ければいいという考えではダメなのです。

 

 

インプラントというものは将来、他の歯がダメになった時にどのようにするかというところまで治療計画を立てておく必要があると思います。

 

そして何よりも大事なこと、残っている歯がダメにならないようにするために、歯は簡単に動いていきますから残っている歯が動かないようにするために、どういうことをしないといけないのか。

 

例えばマウスピースです、

毎日必ずマウスピースを付けるということ。

「マウスピース site:https://www.8181118.com/」の画像検索結果

そして

必ず定期的なメインテナンスを受けるということ。


これが

『面倒くさい』

『定期的な歯のメインテナンス、掃除なんか』

ということであれば、逆にインプラント治療は受けてはいけないのです。

 

 

インプラントはとても素晴らしいものだと私自身感じています。

自分の父親にも母親にも

妻の母親にも、私の医院のスタッフにも

歯を失った時には、迷わずインプラントを薦めました。

 

 

しかし、インプラントも入れ歯もブリッジも

しょせん、噛むための道具のひとつです。

道具なので、それぞれの道具に合った使い方、メインテナンスが必要なのです。

 

電気製品でも、楽器でも、説明書通りにきちんと使わなかった場合どうなりますか?

寿命がはやくなってしまう

故障をくりかえしてしまう

ということが、起こりますよね。

 

 

これと同じです。

すべて道具なのです。

 

だから、ご自分が使っている道具の使い方を知って下さい。

そして、どの程度までなら許容範囲なのかな?ということを正しく知って下さい。


毎食の噛む力により

その破壊的な力は、あなたの道具を簡単に壊していきます。

そして、あなたご自身の歯さえも、

あなたご自身の身体さえも

破壊していくのです。

 

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2021.01.22インプラントは誰でも受けられる?

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香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。



インプラント治療は誰でも受けることができますか?という
ご相談を頂きました。



インプラント治療をご希望でご相談にお越し下さるのですが
心臓病や全身疾患により手術ができないというケースは
意外にも多くあります。


吉本歯科医院ではインプラント治療をご希望の患者様に対しては
必ず以下の検査をお受け頂くようにお願いしています。

  1. 血液検査
  2. 心電図検査

これらの検査を通して患者さまの全身的な状態を調べますが、

下記のような場合にはインプラント手術を受けることはできません。

心臓疾患、狭心症、心筋梗塞、不整脈、循環器系疾患、重度糖尿病、膠原病など女性に多い免疫性疾患、肝炎、肝硬変など。
また、血液性疾患、鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血、骨髄性機能不全、溶血性貧血、自己免疫性貧血、悪性腫瘍、癌、エイズ、脳血管障害、脳梗塞、人工透析患者、慢性腎疾患、内分泌性疾患、妊娠している方など

これ以外にもまだありますが、

「手術そのものができない」という方は意外にも多くいらっしゃいます。


このような検査を事前に受けていなかったため、

手術の際に血が止まらなくなる

といったようなことが起こることもよくあります。

心電図検査では、心臓の状態、不整脈などを調べます。


インプラント手術は骨を削る手術ですので、手術の際に、わずかですが不整脈が発生するという報告がなされています。


もともとあった不整脈なのか、インプラント手術によって引き起こされた不整脈なのか、によって手術を中断する判断材料となります。

また骨粗鬆症で「ビスフォスフォネートによる治療を受けられた方」は手術を受けることができません。

ビスフォスフォネートを飲んでいると骨の代謝が止まってしまいます。

骨が溶けるのを防ぐ反面、骨の治癒も起きませんのでインプラントのオペによって骨に炎症が起きたときに炎症が治らなくなります。また、こういった患者さまは歯を抜くこともできません。

このようなさまざまな理由で、吉本歯科医院ではインプラントをご希望に患者さまに対しては、簡単な聞き取りだけでなく「血液検査」「心電図検査をお受け頂きます。

https://www.8181118.com/implant/

インプラント治療をする前に患者さん側が知っておくべきこと


2020.11.29インプラント治療を受けるために必要な事

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香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。



インプラント治療は誰でも受けることができますか?という
ご相談を頂きました。



インプラント治療をご希望でご相談にお越し下さるのですが
心臓病や全身疾患により手術ができないというケースは
意外にも多くあります。


吉本歯科医院ではインプラント治療をご希望の患者様に対しては
必ず以下の検査をお受け頂くようにお願いしています。

  1. 血液検査
  2. 心電図検査

これらの検査を通して患者さまの全身的な状態を調べますが、

下記のような場合にはインプラント手術を受けることはできません。

心臓疾患、狭心症、心筋梗塞、不整脈、循環器系疾患、重度糖尿病、膠原病など女性に多い免疫性疾患、肝炎、肝硬変など。
また、血液性疾患、鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血、骨髄性機能不全、溶血性貧血、自己免疫性貧血、悪性腫瘍、癌、エイズ、脳血管障害、脳梗塞、人工透析患者、慢性腎疾患、内分泌性疾患、妊娠している方など

これ以外にもまだありますが、

「手術そのものができない」という方は意外にも多くいらっしゃいます。


このような検査を事前に受けていなかったため、

手術の際に血が止まらなくなる

といったようなことが起こることもよくあります。

心電図検査では、心臓の状態、不整脈などを調べます。


インプラント手術は骨を削る手術ですので、手術の際に、わずかですが不整脈が発生するという報告がなされています。


もともとあった不整脈なのか、インプラント手術によって引き起こされた不整脈なのか、によって手術を中断する判断材料となります。

また骨粗鬆症で「ビスフォスフォネートによる治療を受けられた方」は手術を受けることができません。

ビスフォスフォネートを飲んでいると骨の代謝が止まってしまいます。

骨が溶けるのを防ぐ反面、骨の治癒も起きませんのでインプラントのオペによって骨に炎症が起きたときに炎症が治らなくなります。また、こういった患者さまは歯を抜くこともできません。

このようなさまざまな理由で、吉本歯科医院ではインプラントをご希望に患者さまに対しては、簡単な聞き取りだけでなく「血液検査」「心電図検査をお受け頂きます。

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インプラント治療をする前に患者さん側が知っておくべきこと


2020.11.14インプラントと自分の歯の違い【インプラントでのかみあわせの重要性】

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インプラント治療について

 

「どの歯を残し、どの歯を抜くか」ということで迷われることが多いかと思います。

なるべく多くのご自分の歯を残したいという気持ち、良く分かります。

当院にお越しになられた方も

はじめは皆様「1本でも多く自分の歯を残したいんです」

そう、おっしゃられます。

shikachiryou_s.jpgのサムネール画像


また、インプラントはすごくいいものだ

と理解されている方が多くいらっしゃいます。


そして

インプラントさえ入れればもう大丈夫だ、

インプラントさえ入れればすべて再生される

歯がなくなったらその時インプラントにすればいいじゃないか

そう思っていらっしゃる方、本当に多くいらっしゃいます。


私はもっとインプラントのデメリットというところを知って頂きたいと思います。

「インプラントってすごくいいものだ」

それはすごくいい条件が重なった方のお話しです。



残念ながらインプラントというのは単なるネジです。

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ですのでトラブルは当然あります。


トラブルの原因がなんなのか?

どういう時にトラブルになるのか?

いうことを是非知って頂きたいのです。



そして実際にインプラント治療を受けようと思う場合には、知っておいて頂きたいのです。


インプラント治療をしてからでは手遅れなんです。

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ます最初に

インプラントとご自身の歯の違いを知って下さい。


まずインプラントは全く動きません。

ご自身の歯は一生動き続けます



インプラントを1本でも口の中に入れるということは

動くものと

動かないものが

共存していく状態になる、ということです。

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向って見ていただいて
右下の奥にネジが入っていますよね。
これが、インプラントです。
骨の中にがっちり埋め込み強く固定されます。
120.jpg
拡大してみると
こんなネジです。


インプラントを検討している患者さんから

ほぼ100%頂く質問があります。


それは

「インプラントはどのくらい持ちますか?」

です。


一番問題なく、10年20年と経過が順調なケースは

お口の中に歯が1本もなく、上下すべてをインプラントにされた場合です。

全ての咬む力が、インプラントのみで設計されている場合です。


建築物と同じです。

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古い古民家の柱を残してリフォームした場合と

いっそ更地にしてしまって強固な柱をドーンと建て新築した場合

見た目は一緒かもしれませんが

強度の問題、噛める力、耐久性は

比較するまでもありません。



しかしながら、インプラント以外にご自身の歯が残っている方の場合には、いろんなトラブルがあります。


私のもとにインプラントトラブルで駆け込んでこられる方の多くは

お口の中に2~3本のインプラントを埋入されている方です。


☑インプラントが入っている歯の隣の歯が割れた

☑インプラントが入っている歯のかみ合う上の歯が痛い

☑インプラントが入っている右側とは反対側の奥歯が一気に壊れてきた


このような症状です。


まず第一に知っておいて欲しいことがあります。

それは

インプラントはすごく良く噛めます。

ものすごく噛めてしまうのです

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しかし、すごくよく噛めるがゆえに

フランスパンや

お肉をガンガン噛んでしまわれます。

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実際に噛んだ相手の歯は・・・・?


歯は上の歯と下の歯で噛みますよね。



下の歯をもしインプラントにした場合、

上の歯もインプラントであれば問題はありません。


しかし、上の歯がご自身の歯であった場合、どうなると思いますか?


その上、上のご自身の歯が、もう既に神経を治療をして神経がない歯だった場合。

神経のない歯の強度は本来のご自分の歯の強度の10分の1程度しかありません。

見た目はきれいにたってるけど

チョンと力がかかれば簡単に崩れる家と同じです。

見た目はいいけど、柱が腐って弱っている状態です。

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インプラントが良く噛めるがゆえに

噛み合う上のご自身の歯がその噛む力に耐え切れないんです。

そして破壊されてしまう。


では、

インプラントが入っている人はどの位の力で噛んでいいのか?


インプラント自体はは強い力で噛んでも壊れません。


しかしながら

インプラントが入っている歯と咬み合うご自身の歯は今までの治療の結果あと年齢相応の弱い状況、もうすでに何十年も頑張ってきた弱い歯なのです。

ですから、その歯が耐え得る強度以上の力がかかれば、

その残っている歯が次々に壊れます。

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ここまでが

上に(下に)インプラントを入れた場合の噛み合う相手の上下の歯の話しをしました。



次に左右の話しです。


両足だと1km・2km歩けます。

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片足ケンケンだとどうでしょう。

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おそらく100mも難しいのではないでしょうか。


健康な足ですよね。

骨折している足ではありませんよね。


健康な足だというのにもかかわらず、片足だと100mも行けないのです。


つまり本来の受け持てる力以上の力がかかると壊れるということです。


インプラントも単なるネジです。

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例えば左にインプラント治療をしたとしましょう。


右はご自身の歯があります。


何年か後に右のご自身の歯が虫歯や歯周病、歯が折れた割れた等の理由で

ダメになってしまった。


右では噛めないけれど左はインプラントがある。


ああ昔インプラント治療をしていて良かった。

今は右では噛めない。

でも左が噛める。

ということで左で噛んでいた。

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何が起こると思われますか?


本来受け持てるインプラントの強度以上の力がインプラントにかかりますから、

今度はインプラントが折れる。

またはインプラント周囲にある骨が骨折する。

このようないろんなトラブルが起きてきてしまうのです。



インプラントは単なるネジです。

万能ではありません。


もしそのような状況になられた場合には、すぐにインプラント治療をされた先生に相談し、両方で噛める状況を作る

これがすごく大事なことなのです。


これが左右的なお話しです。


次に問題なのが、隣り合う歯です。

近隣の歯です。


例えば前から数えて、よくあるのが6番目・7番目の歯にインプラントをした。

奥歯の2本ですね。


6番目・7番目の歯がなくなったので、その部分にインプラント治療をした。

よくあるケースです。


手前の4番目・5番目の歯は何とか根っこの治療をしたりして残せた。


当然ですが

インプラントの持つ期間、

手前の歯の死んだ歯の持つ期間、

違うんですね。


歯の神経がしっかり残っていて生きている歯の場合には、

負担がかかってきた場合には

痛いなあ

しみるなあ

いうことを感じますので手を打てます。



しかし、歯の神経をもう既に取ってしまっていて

死んでいる歯の場合には、無理な力がかかってきてトラブルが起こったとしても、

痛いとかしみるといった自覚症状は一切感じることができません。



場合によっては力の負担によって歯が折れたとしても

気付かれない方もいらっしゃいます。


その状況を放置すると何が起こるのか。

いずれこの歯は抜かないといけないかもしれない。


でも今抜きたくない。

今は噛めるから問題ない。


ということで置いておかれる方が実は多いのです。


手前の歯が折れると、その歯が助からないということはご理解頂けるのですが、問題はその歯を抜かないということではなく、歯の周囲にある骨がなくなるということなのです。骨がなくなるということが実は大問題になります。

https://www.8181118.com/director/2016/09/post-149.php

歯を抜きたくないお気持ち、よくわかるんです。しかし、抜かずにおいておいたため悲惨なことになっている方がいる事実を知って下さい

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確かにその後ろの歯にインプラントをしている歯自体は問題はないかもしれない。


しかしながら、骨というのは段々と染み渡るように広がっていくようになくなっていくのです。

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つまり隣の歯を失うと隣の歯の骨が溶け出すと、段々その骨が溶けることによって、実はインプラント周囲の骨が溶けてなくなるのです。


インプラントは大丈夫であっても

インプラントの周りの骨が勝手になくなるのです。



例えば

川沿いに家を建てていたと想像して下さい。


何十年か経ったらいつの間にか川に土地が削られ、家が傾き始めてきた。

と、同じようなことが起こってしまうのです。

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どんなにインプラント自体が大丈夫であったとしても、隣り合う歯がそういう状況になってしまうと、インプラントと言えど、そのインプラントを除去しなければならない。


もしくはその骨ごと削って除けなければいけないという状況に追い込まれてしまうのです。


ですからインプラントの寿命というのは実は隣り合う歯の寿命に左右されるのです。


インプラント治療を行なう場合、

隣りの歯が歯の神経がない死んでいる歯であるとか、

何とか甦らせている歯であるとか、

10年・20年確実に持つような歯でない場合には、

そこがトラブルになった場合、

次にどういう処置をしないといけないのか?

そこが悪くなった時にそこにインプラントをするのか?

そこをインプラントを伸ばしてするのか?

そういう治療計画を最初に立てておかないと、大変困ることになります。


今目先のことだけを考えていては

5年後、10年後悲惨な目に合います。

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そしてまたインプラントメーカーによって、そういうリフォームということを対応できるインプラントメーカーもありますが、残念ながら対応できないメーカーも数多くあるのです。

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極端な話しを言えば、

かなりな本数を失われてしまった方、ある程度年齢を重ねられた方の場合には

どう考えればいいのでしょうか?



確かに歯を残すということはいいことかもしれません。



しかしながら、

その残せる本数、

その機能できる期間、

というのがどの程度のものなのか?


実はこれは古い古民家をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

最近は古民家を再生して住むことがブームのようです。


その古民家、柱が腐食し4本ある柱が大きい屋根を支えているわけです。


3本は何とか5年・10年は持つかもしれない。


取り合えずこのままだと崩れるので、一番弱い1本だけを良い柱に置き換えるとイメージしてください。

その後何かトラブルが出た時に、良い柱1本ですべての屋根を支えるということは不可能なのです。


しかしながら、屋根と柱はつながっているのです。


屋根が崩れれば、その丈夫であった1本では、1本であったとしても引っ張られて傾いていってしまうのです。


で、リフォームは所詮リフォームなのです。


どの位の期間持つのかということは

その残りの3本の柱によって寿命が決まるのです。



確かにリフォームをすれば、リフォームのような形で修繕すれば、

その時その一瞬に関して言えば、費用は安く抑えることが出来るかもしれません。

見た目は新築もリフォームも変わりません。


しかしながら長期的視野に立った時、

じゃあそれがいつ崩れるのか、その残っているものによって左右されるのです。


それが崩れかけようとした時にすぐに修繕すれば、その最初に治療したインプラントは柱は大丈夫かもしれません。


しかしながら本当に噛みにくくなった時には、その柱そのものがもう既に使えなくなっていることが実は多いのです。


本当にその10年後の1本が同じ高さ、同じ長さ、そのままで使えるんでしょうか。

現実には使えないことが多いのです。


ですから1本でも2本でも歯が残せるようであったなら、残したいとおっしゃる方は多くいらっしゃるんですけれども、その1本・2本を置いておくがために、全体の強度、バランスというものが実は大きく崩れ、そしてその崩れた原因が実は耐久年数に大きく関係してくるということを是非知って頂きたいのです。


ですので噛み合わせのバランスって実はすごく大事なのです。


1ヶ所崩れた所を補強するように補強した場合には、

その噛み合う相手がダメになった時でも、その高さに仕上げないといけないのです。

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噛むという行為は

カチカチと噛むという行為と、

もう一つ

すり合わすという、すり潰すという噛み方

があるのです。

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人間は肉食動物と草食動物の両方を併せ持つ、

極めて稀な食生活を送っているのです。

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実は動物体系的に見ても、これは実はすごいことなのです。



噛むという行為と

すり潰すという行為

この両方を持ち合わせている、実はすごいことなのです。


このすり合わす、すり潰すということは、

隣り合う歯の高さが同じ高さでないと、横にスライド、ずれるということが出来ないのです。



ガタガタだったらどうでしょう。


カチカチ噛めるかもしれない、でもすり潰すということは出来ないのです。


例えば馬とかの歯はまっ平です。


それに対しサメとかの歯は牙のようになっています。


サメは牙で噛み切ることは出来ますが、

すり潰すことは出来ないのです。


ガタガタの歯ではすり潰すということは出来ないのです。



取り合えず今ここの歯がないから、ここの歯がちょっと飛び出てて噛み合わせるために引っ込めて作る。


そういうガタガタな治療をしてしまえば将来その他の歯がダメになった時に、すり潰す・すり合わせるということが出来なくなるということになってしまうのです。


そしてまた、その部分にだけ力がかかり揺すられ、本来の受け持てる力の何倍もの力、本来受け持てる力の方向からではない別の横からの力によって壊される、破壊されるということもあるのです。


ですからある程度の年齢になられている方、残そうと思えば残るかもしれないであろう歯の本数であったり、強度のバランスによっては全て除けて、リフォームではなく新築でしっかりとしたバランスのとれた柱と梁でもって維持させる。というふうにされた方が実は相対的に、結果的に10年単位・20年単位で見た時に非常にトラブルが少なく、良く噛める状態ということを維持できることがあるのです。


10年後に何が起こるのか、

そのトラブルになりそうな原因は何なのか、

ということをしっかりと見極めた上で治療を受けられることをお勧めいたします。


https://www.8181118.com/director/2016/02/post-117.php

噛み合わせを無視したインプラントをするとどうなるのか?


2020.10.01オールオン4なら総入れ歯の悩みを解決できます

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香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。


オールオン4治療についてご紹介します。


オールオン4とは
インプラントを埋めたその日のうちに
動かない固定式の仮の歯を装着する
という最先端の歯科インプラントの治療法のことです。


上下のあごの骨に
4本~6本のインプラントを埋入歯
前歯から奥歯まで一体式となった人工の歯を
セットします。


オールオン4が患者さんに喜ばれているのは
従来のインプラント治療よりも
お身体への負担が少なく
治療期間が短いこと、です。


総入れ歯でお悩みの方や
歯周病などで多くの歯を失ってしまった方は
1日で審美が改善されます。


入れ歯との違いとよくご質問されます。

入れ歯は手術がいりませんが
オールオン4治療は手術が必要になります。



総入れ歯でお悩みの方は
まずはご相談下さい。

2020.09.26もう一度焼き肉が食べたい!インプラント治療終了

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吉本歯科医院でインプラント治療をお受け下さった患者さんは

定期的に必ずメインテナンスにお越し下さっています。

 

今日もインプラント治療をお受けになり

6年目に入った患者さんとお話をしながら

最初のころを思い出していました。

 

 

最初、吉本歯科医院にお越し下さった時

まずおっしゃられたのが

入れ歯は嫌だ!ということでした。

 

 

入れ歯は痛い

入れ歯は合わない

入れ歯は違和感がきつい

 

こういう先入観がおありになりました。

 

吉本歯科医院へお越しになられる前

他医院で部分入れ歯を入れました。

部分入れ歯を作ったが異物感がひどい 日本補綴歯科学会専門医 香川県 高松市 吉本歯科医院 香川県高松市吉本歯科医院

 

その時の

違和感

痛い

合わない

ということも体験の中にあり

入れ歯は嫌だ、と思っていたそうです。

 

 

インプラント治療を検討した時

もちろん費用も高額だし、悩むことはありました。

 

しかし、

噛めないと、これからの自分の人生

生活していけない

 

と強く思い、インプラント治療をされることをお決めになる方は多いです。みなさまからよく言われるのが

 

「歯が良くなったらもう一度お肉を噛み締められるようになりたい!」

ということです。

 

 

焼肉は、歯がしっかりしていないと

噛んで味わうことができません。

 

歯が健康な時には

まさか、焼肉が食べられなくなるとは

思いもしないものです。

 

 

歯の大切さは、歯を失ってみてはじめてその大切さに

気がつきます。

 

もちろん、今は、ご自分の歯同様に、美味しく焼肉を召し上がっています。

 

入れ歯安定剤がないと入れ歯が合わない

歯がぐらついて咬めない

総入れ歯がガタガタして外れる

歯がないままで困っている

このようなお悩みならまずはご相談下さい。

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日本補綴歯科学会専門医 香川県 高松市 吉本歯科医院

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