専門が変われば診断が変わります。
専門が変われば診断が変わります。
噛み合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
インプラント治療をお受けになっている方で
治療が終われば、もう終了。
と思っていらっしゃる方は
とても多いです。
インプラントトラブルで来院される方の多くは
このようにお考えの方が
とても多いことがわかってきました。
インプラント治療がいったん終了すれば、
それでもう大丈夫。
自分で手入れをしていれば
問題はない
と思われてしまっていたことに
問題があります。
どの患者さんも
最初の2年はメインテナンスに
通われていたそうです。
2年間大丈夫だったから、
先生が大げさに言っているだけで、
きっともう大丈夫に違いない
と思われてしまっていたそうです。
インプラントは
ご自分の歯と同じく
死ぬまでメインテナンス
をする必要があります。
インプラントトラブルの8割は
2年以内に起こっているのです。
吉本歯科医院では
インプラント治療を行なった患者さんには
終了後すぐは1ケ月ごとに経過を
診させて頂いております。
その後、半年、1年、2年目3年目と、
レントゲンで骨の状態を確認しながら
状態が安定するのを確認しています。
特に症状が無くてもです。
状態が悪くなっていたとしても、
インプラントはご自身の歯のように
痛いや凍みるなどのように自覚症状として
警告を発してくれません
インプラントはただの「ネジ」だから、です。
ただのネジなので
痛くも
かゆくも
しみることも
ないのです。
だから、怖いのです。
周囲の歯ぐきや
隣の歯にまで影響が及んではじめて
患者さんは自覚症状として
気づくことができます。
インプラントは完成したら、
終わりではありません。
歯と同じく、あなたが死ぬまで
そのインプラントを使い続けるまで
定期的なプロによるメインテナンスが必要なのです。
インプラントはご自分の歯と同じく死ぬまでメインテナンスをする必要があります。
た、インプラントトラブルの8割は2年以内に起こっています。
私の医院では、インプラント治療を行なった患者さんには終了後すぐは
1ケ月ごとに経過を診させて頂いております。
その後、半年、1年、2年目3年目と、レントゲンで骨の状態を確認しながら
状態が安定するのを確認しています。
特に症状が無くてもです。
状態が悪くなっていたとしても、インプラントはご自身の歯のように痛いや凍みるなどのように自覚症状として警告を発してくれません。
インプラントはただの「ネジ」だから、です。
ただのネジなので痛くもかゆくもしみることも、ないのです。
だから、怖いのです。
周囲の歯ぐきや隣の歯にまで影響が及んではじめて患者さんは自覚症状として気づくことができます。
メインテナンスにきちんとお越し下さらないまたは、メインテナンスの必要性をご理解いただけない場合には手術を行なうことはできません。
それは必ずトラブルの原因となるから、です。
インプラント治療なんか受けなければよかったとなるから、です。
どうぞ、知って下さい。
インプラントは完成したら、終わりではありません。
歯と同じく、あなたが死ぬまで、そのインプラントを使い続けるまで定期的なプロによるメインテナンスが必要なのです。
次に、他の部分の治療についてです。
インプラント治療をした以外の部分を治療された場合には、必ず早急にインプラント治療をした医院で
噛み合わせのチェックを受けてください。
マウスピースの調整を受けてください。
一見関係ないように思えるかもしれない他の歯のことです。
全く違う部分の虫歯治療くらい関係ないだろう、と思われると思いますが実は関係あるのです。
ご自身の歯は一生動き続けますが、インプラントは全く動きません。
吉本歯科医院でのインプラントはお口の中の状況に応じて適切な噛み合わせに調整されています。
他の歯の状態が変化しないのを前提に調整されています。
他の歯と同じように違和感なく当たるように調整したのでは、インプラントが折れてしまうこともあります。
インプラントに何かがあってからでは復旧不可能なのです。
というご質問は100人いらっしゃれば100人の方から頂きます。
私はこうお答えしています。
「隣の歯の寿命が、
インプラントの寿命を決めます」
詳しくお話しますね。
「どの歯を残し、どの歯を抜くか」ということで迷われることが多いかと思います。
なるべく多くのご自分の歯を残したいという気持ち、良く分かります。
当院にお越しになられた方も
はじめは皆様「1本でも多く自分の歯を残したいんです」
そう、おっしゃられます。
また、インプラントはすごくいいものだ
と理解されている方が多くいらっしゃいます。
そして
インプラントさえ入れればもう大丈夫だ、
インプラントさえ入れればすべて再生される
歯がなくなったらその時インプラントにすればいいじゃないか
そう思っていらっしゃる方、本当に多くいらっしゃいます。
私はもっとインプラントのデメリットというところを知って頂きたいと思います。
「インプラントってすごくいいものだ」
それはすごくいい条件が重なった方のお話しです。
残念ながらインプラントというのは単なるネジです。
ですのでトラブルは当然あります。
トラブルの原因がなんなのか?
どういう時にトラブルになるのか?
いうことを是非知って頂きたいのです。
そして実際にインプラント治療を受けようと思う場合には、知っておいて頂きたいのです。
インプラント治療をしてからでは手遅れなんです。
ます最初に
インプラントとご自身の歯の違いを知って下さい。
まずインプラントは全く動きません。
ご自身の歯は一生動き続けます。
インプラントを1本でも口の中に入れるということは
動くものと
動かないものが
共存していく状態になる、ということです。
インプラントを検討している患者さんから
ほぼ100%頂く質問があります。
それは
「インプラントはどのくらい持ちますか?」
です。
一番問題なく、10年20年と経過が順調なケースは
お口の中に歯が1本もなく、上下すべてをインプラントにされた場合です。
全ての咬む力が、インプラントのみで設計されている場合です。
建築物と同じです。
古い古民家の柱を残してリフォームした場合と
いっそ更地にしてしまって強固な柱をドーンと建て新築した場合
見た目は一緒かもしれませんが
強度の問題、噛める力、耐久性は
比較するまでもありません。
しかしながら、インプラント以外にご自身の歯が残っている方の場合には、いろんなトラブルがあります。
私のもとにインプラントトラブルで駆け込んでこられる方の多くは
お口の中に2~3本のインプラントを埋入されている方です。
☑インプラントが入っている歯の隣の歯が割れた
☑インプラントが入っている歯のかみ合う上の歯が痛い
☑インプラントが入っている右側とは反対側の奥歯が一気に壊れてきた
このような症状です。
まず第一に知っておいて欲しいことがあります。
それは
インプラントはすごく良く噛めます。
ものすごく噛めてしまうのです。
しかし、すごくよく噛めるがゆえに
フランスパンや
お肉をガンガン噛んでしまわれます。
実際に噛んだ相手の歯は・・・・?
歯は上の歯と下の歯で噛みますよね。
下の歯をもしインプラントにした場合、
上の歯もインプラントであれば問題はありません。
しかし、上の歯がご自身の歯であった場合、どうなると思いますか?
その上、上のご自身の歯が、もう既に神経を治療をして神経がない歯だった場合。
神経のない歯の強度は本来のご自分の歯の強度の10分の1程度しかありません。
見た目はきれいにたってるけど
チョンと力がかかれば簡単に崩れる家と同じです。
見た目はいいけど、柱が腐って弱っている状態です。
インプラントが良く噛めるがゆえに
噛み合う上のご自身の歯がその噛む力に耐え切れないんです。
そして破壊されてしまう。
では、
インプラントが入っている人はどの位の力で噛んでいいのか?
インプラント自体はは強い力で噛んでも壊れません。
しかしながら
インプラントが入っている歯と咬み合うご自身の歯は今までの治療の結果あと年齢相応の弱い状況、もうすでに何十年も頑張ってきた弱い歯なのです。
ですから、その歯が耐え得る強度以上の力がかかれば、
その残っている歯が次々に壊れます。
ここまでが
上に(下に)インプラントを入れた場合の噛み合う相手の上下の歯の話しをしました。
次に左右の話しです。
両足だと1km・2km歩けます。
片足ケンケンだとどうでしょう。
おそらく100mも難しいのではないでしょうか。
健康な足ですよね。
骨折している足ではありませんよね。
健康な足だというのにもかかわらず、片足だと100mも行けないのです。
つまり本来の受け持てる力以上の力がかかると壊れるということです。
インプラントも単なるネジです。
例えば左にインプラント治療をしたとしましょう。
右はご自身の歯があります。
何年か後に右のご自身の歯が虫歯や歯周病、歯が折れた割れた等の理由で
ダメになってしまった。
右では噛めないけれど左はインプラントがある。
ああ昔インプラント治療をしていて良かった。
今は右では噛めない。
でも左が噛める。
ということで左で噛んでいた。
何が起こると思われますか?
本来受け持てるインプラントの強度以上の力がインプラントにかかりますから、
今度はインプラントが折れる。
またはインプラント周囲にある骨が骨折する。
このようないろんなトラブルが起きてきてしまうのです。
インプラントは単なるネジです。
万能ではありません。
もしそのような状況になられた場合には、すぐにインプラント治療をされた先生に相談し、両方で噛める状況を作る、
これがすごく大事なことなのです。
これが左右的なお話しです。
次に問題なのが、隣り合う歯です。
近隣の歯です。
例えば前から数えて、よくあるのが6番目・7番目の歯にインプラントをした。
奥歯の2本ですね。
6番目・7番目の歯がなくなったので、その部分にインプラント治療をした。
よくあるケースです。
手前の4番目・5番目の歯は何とか根っこの治療をしたりして残せた。
当然ですが
インプラントの持つ期間、
手前の歯の死んだ歯の持つ期間、
違うんですね。
歯の神経がしっかり残っていて生きている歯の場合には、
負担がかかってきた場合には
痛いなあ
しみるなあ
いうことを感じますので手を打てます。
しかし、歯の神経をもう既に取ってしまっていて
死んでいる歯の場合には、無理な力がかかってきてトラブルが起こったとしても、
痛いとかしみるといった自覚症状は一切感じることができません。
場合によっては力の負担によって歯が折れたとしても
気付かれない方もいらっしゃいます。
その状況を放置すると何が起こるのか。
いずれこの歯は抜かないといけないかもしれない。
でも今抜きたくない。
今は噛めるから問題ない。
ということで置いておかれる方が実は多いのです。
手前の歯が折れると、その歯が助からないということはご理解頂けるのですが、問題はその歯を抜かないということではなく、歯の周囲にある骨がなくなるということなのです。骨がなくなるということが実は大問題になります。
https://www.8181118.com/director/2016/09/post-149.php
確かにその後ろの歯にインプラントをしている歯自体は問題はないかもしれない。
しかしながら、骨というのは段々と染み渡るように広がっていくようになくなっていくのです。
つまり隣の歯を失うと隣の歯の骨が溶け出すと、段々その骨が溶けることによって、実はインプラント周囲の骨が溶けてなくなるのです。
インプラントは大丈夫であっても
インプラントの周りの骨が勝手になくなるのです。
例えば
川沿いに家を建てていたと想像して下さい。
何十年か経ったらいつの間にか川に土地が削られ、家が傾き始めてきた。
と、同じようなことが起こってしまうのです。
どんなにインプラント自体が大丈夫であったとしても、隣り合う歯がそういう状況になってしまうと、インプラントと言えど、そのインプラントを除去しなければならない。
もしくはその骨ごと削って除けなければいけないという状況に追い込まれてしまうのです。
ですからインプラントの寿命というのは実は隣り合う歯の寿命に左右されるのです。
インプラント治療を行なう場合、
隣りの歯が歯の神経がない死んでいる歯であるとか、
何とか甦らせている歯であるとか、
10年・20年確実に持つような歯でない場合には、
そこがトラブルになった場合、
次にどういう処置をしないといけないのか?
そこが悪くなった時にそこにインプラントをするのか?
そこをインプラントを伸ばしてするのか?
そういう治療計画を最初に立てておかないと、大変困ることになります。
今目先のことだけを考えていては
5年後、10年後悲惨な目に合います。
そしてまたインプラントメーカーによって、そういうリフォームということを対応できるインプラントメーカーもありますが、残念ながら対応できないメーカーも数多くあるのです。
極端な話しを言えば、
かなりな本数を失われてしまった方、ある程度年齢を重ねられた方の場合には
どう考えればいいのでしょうか?
確かに歯を残すということはいいことかもしれません。
しかしながら、
その残せる本数、
その機能できる期間、
というのがどの程度のものなのか?
実はこれは古い古民家をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
最近は古民家を再生して住むことがブームのようです。
その古民家、柱が腐食し4本ある柱が大きい屋根を支えているわけです。
3本は何とか5年・10年は持つかもしれない。
取り合えずこのままだと崩れるので、一番弱い1本だけを良い柱に置き換えるとイメージしてください。
その後何かトラブルが出た時に、良い柱1本ですべての屋根を支えるということは不可能なのです。
しかしながら、屋根と柱はつながっているのです。
屋根が崩れれば、その丈夫であった1本では、1本であったとしても引っ張られて傾いていってしまうのです。
で、リフォームは所詮リフォームなのです。
どの位の期間持つのかということは
その残りの3本の柱によって寿命が決まるのです。
確かにリフォームをすれば、リフォームのような形で修繕すれば、
その時その一瞬に関して言えば、費用は安く抑えることが出来るかもしれません。
見た目は新築もリフォームも変わりません。
しかしながら長期的視野に立った時、
じゃあそれがいつ崩れるのか、その残っているものによって左右されるのです。
それが崩れかけようとした時にすぐに修繕すれば、その最初に治療したインプラントは柱は大丈夫かもしれません。
しかしながら本当に噛みにくくなった時には、その柱そのものがもう既に使えなくなっていることが実は多いのです。
本当にその10年後の1本が同じ高さ、同じ長さ、そのままで使えるんでしょうか。
現実には使えないことが多いのです。
ですから1本でも2本でも歯が残せるようであったなら、残したいとおっしゃる方は多くいらっしゃるんですけれども、その1本・2本を置いておくがために、全体の強度、バランスというものが実は大きく崩れ、そしてその崩れた原因が実は耐久年数に大きく関係してくるということを是非知って頂きたいのです。
ですので噛み合わせのバランスって実はすごく大事なのです。
1ヶ所崩れた所を補強するように補強した場合には、
その噛み合う相手がダメになった時でも、その高さに仕上げないといけないのです。
噛むという行為は
カチカチと噛むという行為と、
もう一つ
すり合わすという、すり潰すという噛み方
があるのです。
人間は肉食動物と草食動物の両方を併せ持つ、
極めて稀な食生活を送っているのです。
実は動物体系的に見ても、これは実はすごいことなのです。
噛むという行為と
すり潰すという行為
この両方を持ち合わせている、実はすごいことなのです。
このすり合わす、すり潰すということは、
隣り合う歯の高さが同じ高さでないと、横にスライド、ずれるということが出来ないのです。
ガタガタだったらどうでしょう。
カチカチ噛めるかもしれない、でもすり潰すということは出来ないのです。
例えば馬とかの歯はまっ平です。
それに対しサメとかの歯は牙のようになっています。
サメは牙で噛み切ることは出来ますが、
すり潰すことは出来ないのです。
ガタガタの歯ではすり潰すということは出来ないのです。
取り合えず今ここの歯がないから、ここの歯がちょっと飛び出てて噛み合わせるために引っ込めて作る。
そういうガタガタな治療をしてしまえば将来その他の歯がダメになった時に、すり潰す・すり合わせるということが出来なくなるということになってしまうのです。
そしてまた、その部分にだけ力がかかり揺すられ、本来の受け持てる力の何倍もの力、本来受け持てる力の方向からではない別の横からの力によって壊される、破壊されるということもあるのです。
ですからある程度の年齢になられている方、残そうと思えば残るかもしれないであろう歯の本数であったり、強度のバランスによっては全て除けて、リフォームではなく新築でしっかりとしたバランスのとれた柱と梁でもって維持させる。というふうにされた方が実は相対的に、結果的に10年単位・20年単位で見た時に非常にトラブルが少なく、良く噛める状態ということを維持できることがあるのです。
10年後に何が起こるのか、
そのトラブルになりそうな原因は何なのか、
ということをしっかりと見極めた上で治療を受けられることをお勧めいたします。
https://www.8181118.com/director/2016/02/post-117.php
これらの検査を通して患者さまの全身的な状態を調べますが、
下記のような場合にはインプラント手術を受けることはできません。
心臓疾患、狭心症、心筋梗塞、不整脈、循環器系疾患、重度糖尿病、膠原病など女性に多い免疫性疾患、肝炎、肝硬変など。
また、血液性疾患、鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血、骨髄性機能不全、溶血性貧血、自己免疫性貧血、悪性腫瘍、癌、エイズ、脳血管障害、脳梗塞、人工透析患者、慢性腎疾患、内分泌性疾患、妊娠している方など
これ以外にもまだありますが、
「手術そのものができない」という方は意外にも多くいらっしゃいます。
このような検査を事前に受けていなかったため、
手術の際に血が止まらなくなる
といったようなことが起こることもよくあります。
心電図検査では、心臓の状態、不整脈などを調べます。
インプラント手術は骨を削る手術ですので、手術の際に、わずかですが不整脈が発生するという報告がなされています。
もともとあった不整脈なのか、インプラント手術によって引き起こされた不整脈なのか、によって手術を中断する判断材料となります。
また骨粗鬆症で「ビスフォスフォネートによる治療を受けられた方」は手術を受けることができません。
ビスフォスフォネートを飲んでいると骨の代謝が止まってしまいます。
骨が溶けるのを防ぐ反面、骨の治癒も起きませんのでインプラントのオペによって骨に炎症が起きたときに炎症が治らなくなります。また、こういった患者さまは歯を抜くこともできません。
このようなさまざまな理由で、吉本歯科医院ではインプラントをご希望に患者さまに対しては、簡単な聞き取りだけでなく「血液検査」「心電図検査」をお受け頂きます。
https://www.8181118.com/implant/
インプラント治療をする前に患者さん側が知っておくべきこと
香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
インプラントをする方
歯の失ったらインプラントをしようとお考えの方
また、既にインプラントを入れている方に
お伝えしたいことがあります。
それはインプラントをする時、した後に
喫煙がどれほど危険性があるか、ということです。
「私はタバコを吸わないから大丈夫」と思っているあなたにも、
知って欲しいのです。
なぜなら、タバコの煙は、
タバコを吸っていない人でも、同じように害があるのです。
吉本歯科医院では、インプラント治療をご希望されお越しになられる患者さんも、
多くいらっしゃいます。
その時に、もしその患者さんがタバコを吸っていたならば、即、
「タバコをやめてください」とお伝えします。
そしてもし「タバコをやめることはできない」とおっしゃられるのであれば
当院でのインプラント治療はお断りさせて頂いております。
私の医院には、他の医院さんで過去にインプラント治療をされた患者さんからたくさんご相談が寄せられます。
■インプラントの上に被せているモノが故障した
■インプラントした部分の歯茎が腫れてきて痛い
■インプラントがグラグラして噛めなくなってきた
など、いろいろなケースを見てきています。
その中で、インプラント治療をした後も、引き続き、
「喫煙」を続けていた、
という患者さんは多くいらっしゃいます。
インプラント治療をするにあたって、「タバコをやめる」ということは必須のお約束事だということを全くご存知ない方はいまだ多くいらっしゃいます。
「まあ、先生はそういうけど、本数を減らすくらいでまあいいだろう」
「先生は大袈裟に言ってるだけなんだろう」この程度の認識です。
喫煙は糖尿病と共に、インプラント治療の最大の失敗要因になります。
その理由も、これからお話します。
インプラントというおおがかりな治療だけでなく、
タバコを吸っているだけで、その方はハイリスク患者となります。
骨移植や骨造成術、上顎洞底挙上術など、
手術創の大きな術式は、「タバコを吸わない」ことが前提であり、
「タバコを吸う」方には行なうことはできません。
インプラント治療をしたいけれど、タバコを吸うことがやめられないために
治療をお受けになれない患者さまも実際におられます。
これを読んでくださったあなたが、もし今後将来歯を失った時に、
インプラントを考えているのであれば、すぐにタバコをやめて下さい。
そうでなければあなたはもし多くの歯を失った時、
「入れ歯」という選択しか、残されていません。
また、インプラント治療を過去にお受けになった方で
喫煙を続けているという方がいらっしゃれば、
すぐにおやめ下さい。
治療が完了したあなたのインプラントの寿命は、
タバコを吸うことで日々短くなっています。
医院さんによっては、
■本数を減らすなら大丈夫
■手術の前後だけ禁煙してくれればOK
■治療後なら元どおりにタバコを吸ってもOK
というお知らせをしていることもあるようです。
しかし、私は100%禁煙をお願いしております。
インプラント治療を受けて、その後トラブルが起こり
なんとかして欲しいと駆け込んでこられる患者さんの多くが
「喫煙」をしてたケースがあまりにも
多いことを実際に見てきているから、です。
日本航空インプラント学会は平成30年に
「禁煙宣言」を発表しています。
https://www.shika-implant.org/about/kinen.html
インプラント治療後の不具合、悪化、さまざまな悪影響を及ぼすと
はっきり示しているのです。
近い将来必ず起こるリスクをきちんとお伝えせず
インプラント治療をお受けすることは
できません。
インプラントって何ですか?というご質問にお答えしますね。
インプラントとは体内に埋め込む医療機器や材料および治療方法のすべてのことなんです。
歯がなくなった場合に顎の骨に埋め込むものは歯科インプラント人工歯根です。
人工関節など、膝関節に埋め込むものは膝インプラント。美容目的で体内に埋め込むものを総称してすべてインプラントと言われています。
歯科におけるインプラントとはどういうものなのかお話しますね。
歯科のインプラントとは?
インプラントというのは英語で「implant」、しっかり差し込むという意味です。医学用語では移植するという意味です。歯科用インプラントとは天然歯根の代用となる人工歯根のことです。顎の骨に埋め込まれたインプラントは、平均3~6ケ月の治癒期間を経て骨にしっかり結合します。今までの日本人であれば、歯を失った時には入れ歯かブリッジという選択しかありませんでした。しかし第2の自分の歯と言われ、ご自分の歯と同じようにお食事を楽しむことができるインプラントは多くの方が関心を寄せています。
①血液検査、心電図検査
インプラント手術をする上で、必要な項目を検査して頂きます。総合病院に紹介状をお書きします。検査に問題がなければ手術日を決めます。一般的な健康診断で実施されているより多くの検査項目が必要です。結果によってはインプラント手術ができない場合もあります。
②CT用ガイド型取り
CT撮影時、口腔内に装着する取り外し式の透明な入れ歯のようなものです。
③CT撮影、骨密度検査
通常の歯科用CTでは、数ミリ以上でしか撮影ができません。骨の硬さの情報が得られません。0.5ミリ単位で骨の硬さや情報を含めた撮影ができる高額な医科用CTスキャナーがある総合病院にて撮影を行います。手術を成功に導くために必要な工程だからです。
④3D立体構築画像検査
医科用で撮影したCTデータでは、神経、血管がはっきり写りません。血管が大きいものと他に小さいものが複数あり、3D画像では3次元で立体的に診ることができます。実際に手術をする前にコンピュータで最適な場所を見つけます。歯科用CTで撮影されたCTデータでも3D立体構築画像検査を行なえます。しかし骨の硬さの情報が得られるのはわずか数社のみです。手術時に口腔内に入れる模型を作製します。
⑤歯科麻酔医師のカウンセリング
手術前に歯科麻酔医師より血液、心電図検査結果にもとずいてご説明をします。手術で使用する精神鎮静法麻酔についても説明します。
⑥一時手術
あごの骨にインプラントを埋め込みます。
⑦治療期間
一次手術後、3~6ヵ月の治癒期間をおくことで、インプラントと骨が強い力で結合します(オッセオインテグレーション)。この期間、仮の歯を使用していただきます。
⑧二次手術
歯ぐきを開いて人工の歯(インプラント体)を取り付ける準備をします。この状態で、歯ぐきが治るまで1~6週間おきます。
⑨人工の歯を作製・装着
歯ぐきが治った時点で型を取り、人工の仮の歯をつくります。形や色などは患者さんに合わせて作製し、インプラントに取り付けます。スクリューで固定します。この他、人工の歯をセメントにより固定する方法もあります。
⑩メインテナンスと定期検診
インプラントで治療した部分に限らず、口の中を衛生的に保つ必要があります。ブラッシングの方法などについて適切な指導を受け、また半年に1回程度の定期検診を受けて、インプラントや人工の歯の状態、噛み合わせを確認します。
インプラント治療をする前に患者さん側が確認しておくべき7つのことをまとめています。ご覧下さいね。
☑歯茎が黒いんです。
☑歯や歯茎が黒ずんできたように見える
☑セラミックの詰め物と歯茎の境目が黒くなってきた
☑歯茎の一部が黒くなってきた
☑治療した前歯の境目の歯茎が黒くなってきた
このようなご相談で吉本歯科医院にお越し下さる、メール相談を頂く方も
とても多いので、お話させて頂きますね。
よくよくお聞きすると、
「以前歯のかぶせの治療をした。
そして根っこの治療(歯の神経治療)もした。
きれいに治したはずなのに、
また膿がたまってきたのかしら?」
そのように不安になってお越しになる方もいらっしゃいます。
でも実はほとんどの方が、
歯や歯茎が黒くなる原因をご存知ないのです。
原因は
「金属」なんですね。
もし、前歯の被せ物をセラミックスにしたとしましょう。
セラミックとは陶器なんですね。
お茶碗みたいなものですから、非常に割れやすい。
ですから、それを補強するために金属が使われます。
また歯の根っこにかぶせをするのに支えがないと倒れてしまいます。
その土台、その土台に金属を使っていたりします。
この金属たちが溶けていくんですね。
金属が溶けるってイメージできますか?
金属が溶け出して歯を黒くし、そして歯茎にまで黒くなっていく。
また
金属アレルギーって、聞かれたことありますね。
最近では、テレビでも頻繁に金属アレルギーのことを紹介していますので
かなり、一般的に知られるようになってきました。
そうなんです。
ピアスやネックレスだけでなく
お口の中に入っている歯の詰め物や被せ物、または歯の土台に使われている
金属が溶け出して金属アレルギーを引き起こすことも
あるのです。
どんどん身体の中に金属が溶け出して、全身的な金属アレルギーにまでなってしまう方までいらっしゃいます。
だったらやりかえればいいじゃないか、
外したらいいじゃないですか、
またかぶせ直したらいいじゃないですか、
そのようにおっしゃる方もいらっしゃいます。
しかし、歯科の治療は何度もできるものでは、ないのです。
実際外すことはできたとしても、
ご自身の残っている歯の根っこに金属が溶け出していってるわけです。
ご自身の根っこはどうなっていると思います?
金属で真っ黒なんですね。
金属が黒く溶け出している歯を
白くしたい
または
自分の歯のように自然な色に見せたい
となると
その歯の黒い部分、削らないといけないんですね。
ですが、思い出して下さいね。
一番最初に歯の治療をして
被せ物をする時点で、すでにもう外周一層削ってるんです。
接着剤をくっつけるために
のりしろ部分を
削る必要が、あるんですね。
外周一層削ることによって
被せ物をすることができているんです。
https://www.8181118.com/news/2016/04/post-380.php
歯の治療の度に、歯を削り取っています。
ですから
今回また、
治療をやりなおす
被せ物を外してやりかえる
となると
今ある黒くなった被せ物を外しているわけですから
そこからさらにまたのりしろを作るために歯を削る必要があるのです。
削れば削るほど
どんどんご自身の残っている歯の根っこ、
細く細く薄く薄くなっていくんですね。
薄くなってしまうと、
噛んだ時に
噛む力によって
割れてしまったり、
長く持たなかったりします。
何回もやりかえている方では、
芯棒を外す時に、このようにパキッて割れてしまう方までいらっしゃるんですね。
歯の根っ子(歯根)が割れてしまったら、もう抜くしかないんですね。
もう一回芯棒立てて、被せ物をできるんじゃないんですか?
とよく患者さん、おっしゃられるんですが
実はできない、んです。
芯棒によって歯の根っこが揺すられます。
そうすると根っこのまわりの骨がどんどん溶けていきます。
残念ながらこの場合はもう抜かないといけなくなります。
ですから、
歯の被せ物は
何度もやりかえができるものではないんです。
色が黒くなったら
またその時、白いものにやりかえたらいいじゃないか
と思われるのですが、
ただし・・・・歯を失う時期が早まってしまう可能性がありますよ、という
注意書きが、小さく小さく付いているということなのです。
治療をする前に
しっておいた方がいいことは、
☑この材質を使えば将来どういうふうになっていくのか?
☑金属が溶け出す材質なのか?金属が溶け出さないものなのか?
☑金属のような色がでてくるものなのか、出てこないものなのか?
☑その素材は全身に対してどういう影響を及ぼすのか?及ぼさないのか?
☑金属アレルギーの可能性がある方は、金属アレルギーにならない材質なのか?
そういうことまで含めて先生とよく相談してから治療をお決めになられてほうがいいと思います。
「一回した治療をやり直す」これ非常に難しいですし、
実はリスクがあるのです。
https://www.8181118.com/director/2016/04/post-126.php
歯の治療は何度もできない
最初によくご相談して治療を受けられてください。
https://www.8181118.com/contact/