専門が変われば診断が変わります。
セラミックの歯の治療の場合、プラスチックの詰め物や銀歯の詰め物に比べて利点は多くあります。
しかしセラミックの歯の欠点もあります。
それぞれの素材の利点と欠点を知った上で治療されないと後悔されてしまう方が
いらっしゃいますので、後悔したというご報告を受けます。
まず、失敗としてはセラミックというのはお茶碗と一緒です。
お茶碗と一緒なので
強い力が一時的に一箇所にかかると欠けたり割れたりします。
プラスチックはすり減って削れていきます。
お茶碗の場合は割れたりもします。
ですから、長くもたせるためには
①割れない工夫
②一箇所に力が集中しないような策
を取る事が必要です。
また、1本の歯の治療であれば
そんなに大きなトラブルにはならないのです。
しかし、上の歯も下の歯もセラミックだった場合には
トラブルが起こります。
例えばかみ合わせの相手の歯もセラミックだった場合、
お茶碗同士をカチカチカチカチぶつけている状態です。
かたいものとかたいものが
ぶつかり続ければ・・・
かならず壊れます。
割れやすいですよね。
パーンっていいますよね。
カンカンカンカン音がしますよね。
上下の歯をセラミックスにされた場合には
欠けた割れたりカンカン音がする、というような感じがするようになったと
お悩みになられる方は少なくあり。
特にくいしばりや歯ぎしりの強い方の場合は、顎が痛くなったり、その振動が頭に響いたり、このような事が起こり得ます。
結婚するまえに
歯を白くしようと考え
笑ったら見える部分をすべてセラミックにやりかえた後
頭痛が頻繁に起こるようになったというお悩みの原因は
ここにあります。
次に、口の中の多くの歯を、セラミックのような材質にした場合です。
芸能人の方は最近増えています。
全部白い歯に置き換える。
そうするとあっちもこっちもカンカンカンカンと当たります。
ちょうどご自身の歯であれば畳の上を素足で歩くようなイメージ。
これがセラミックの歯であれば、大理石の上をハイヒールで歩くようなイメージです。
大理石の上をハイヒールで歩く時のような衝撃が
つねにセラミックの歯同士では起こり得ます。
当然、カチカチカチカチ当たるわけですから、いずれ欠けて割れたりします。
その為、同じセラミックスでも欠けたり割れたりしにくいジルコニアであったり、ではジルコニアにして固くなったから大丈夫なのか?というと実はそのジルコニアやセラミックスを支えているのはご自身の歯です。
その衝撃はご自身の歯へ伝わり、
ご自身の歯が欠けたり、割れたりもしてきます。
ですから、セラミックスの治療は、実は、かみ合わせが非常に重要だと私は考えています。
①かみ合わせのバランス
②歯同士が当たるときのタイミング
③1本の歯ではなく2本3本の歯で同時に力を支える
これが本当に重要なことなのです。
専門が変われば診断が変わります。
香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
噛み合わせの及ぼす影響について
お話させていただきます。
まず写真を見ていただきますね。
この方 鼻のラインから見ていくと
ちょっと唇の形が少し違う感じですね。
ニコッとしたとき唇の形
歯の見え方が違う。
実はこれ、
歯並びだとか噛み合わせが
大きく影響しています。
どういうことかといいますと
この口の周り口論筋といいますが
あと頬の筋肉
これは独立して宙に浮いているわけではないですね。
その見えないところにお口の中
口があったり歯茎があったり骨があったりします。
実はその歯茎によって歯によって
唇頬が持ち上げられているんです。
つまり持ち上げられている場所は膨らみ
持ち上げられていない骨がない場所は
へこんでいます。
こういうことを言うと
皆さん顔を隠したくなりますが
私は皆さんの顔を見ただけで
お口の中がどのようになっているか
実は想像できますね。
このようになってますから
お口の中がへこんでいて骨がないとか
そういうことがありますので
そこに骨を作るという考えができます。
このように
骨を作って歯を並び替えてあげる。
ということをすると
実は口元も変わってくる
ニコッとしたときの唇の上がり方というのも
変わってくるということになりますね。
この方は上の歯が見えてまして
下の歯が見えていて
その下の歯の下に歯茎は見えてます。
ニコッとしたときに
下の歯の歯茎が見えてしまっているんですね。
噛み合わせを調整することによって
このように上の歯が見えるように
作ることもできます。
上の歯の下にうっすらと
白い部分が見えています
これが下の歯の先端です。
つまり下の歯の位置の場所を
変えたというのが
治療の内容になりますね。
使わない筋肉は衰えます。
特にこの頬の部分にヒアルロン酸を打ったとか
ボツリヌスの治療をしたとか
そういう意味ではないんですね。
日々噛むことによって
口の周りの筋肉や頬の筋肉は
勝手に鍛えられていきます。
今まで使っていなかった筋肉が
衰えて重力で下がってきた
それを噛める状態にするだけで
実は筋肉はよみがえります。
筋肉は年齢制限がないんですね。
なので
口を治療することによって
口周りの筋肉も変わってきます。
土台作って噛んでもいい状態にする
そういう治療をすることによって筋肉が
復活してくるということもあるんですね。
それをただ一言老化ということだけで片付けて
いいものかどうかともあると思います
ですので同じ年代でも見た目が変わってくるということになります。
私は補綴歯科治療の専門医であり指導医でもあります。
つまり「噛み合わせ」を専門とします。
かみ合わせを専門としていますので
全国各地から患者さんが「かみあわせ」を診て欲しいということで
お越しになられています。
先日もご遠方より
お越し下さった患者さん
のお話です。
「どうしてわざわざこんなに遠い
吉本歯科医院にまで来て下さったのですか?」
とお聞きしたのです。
そうすると
その方はこうおっしゃいました。
歯が動く
ということをわかってくれる歯医者さんを探していたら
日本全国どこにもなくてインターネットで調べて吉本歯科医院を
見つけてくださったとのことでした。
そう思われた方も多いかと思います。
吉本歯科医院に初めてお越しになった方はまず、驚かれます。
子供の頃に矯正治療をした方は
もうこれで私の歯並びは一生、死ぬまできれい!大丈夫!
って本気で、思っていらっしゃる方の方が実際多いんです。
しかし、
違うんですね。
「歯は、動くの?」
はい、歯は動きます。
一生歯は動き続けるんです。
吉本歯科医院は、噛み合わせの専門歯科医院ですので
初診でお越しになられるほとんどの患者さんは
「歯が痛い」
「この奥歯が痛い」
というご相談とともに
「私の咬み合わせが正常かどうかを
吉本先生に一度診て欲しいと思ってきました」
という患者さんが圧倒的に多いです。
そして
ほとんどの方は
かみあわせ=歯並び
だと思っている
ということ。
噛み合わせは固定されたもので
一生変わらないものだと思っているということ。
噛み合わせ=歯並び
では、ありません。
きちんと噛めることと
見た目がきれいに並んでいるということは
全く意味が違います。
そして、
噛み合わせは固定されたものではなく
微妙に変わっていくもの
です。
お食事をする姿勢が
前かがみなのか
まっすぐなのか
ほおづえをついているのか
足をいつもくんでいるのか
猫背なのか
いろいろな要素で
咬み合わせも微妙にずれていく
のです。
「はい、これでOKです。」
とカチャカチャと噛み合わせを調整し
治療が終了する
というイメージのものではない、
ということを
知って頂きたいと思います。
歯は、動きます。
歯は、一生動き続けます。
噛み合わせは固定されたものではなく
一度調整しても、また微妙にずれていきます。
私達の医院では、
院長をはじめすべてのスタッフが
このようなお話を一日に何十回も患者さんに
お伝えし続けています。
歯が動いていく原因は
http://www.8181118.com/movie/movie2.php
歯が動く原因ってなに?動画をご覧下さいね。
10年前と比べてこんな症状が出ていらっしゃる方はいませんか?
■「下の歯がガタガタになってきた」
■「上の歯がガタガタになってきた」
■「動いてなかった歯が動いてきた」
■「右でしか噛めなくなってきた」
■「右で噛んでいると、右が痛くなった」
■「いつも決まった所が痛くなる」
■「いつも決まった所が虫歯になる」
これは、
実際に吉本歯科医院に
お悩みをご相談になられた方が問診票に書いて下さったこと、です。
吉本彰夫の考える
良い噛み合わせとは、
10年後も、今と変わらず同じ場所に同じ歯がある
です。
1日1日が同じ状況であれば、
10年後も同じ場所ですよね?
歯の状態も、
今もし、虫歯もなく
何の問題もなくお食事ができているなら
その状態が10年後も20年後も続けばいいですよね?
女性であれば
40歳の時のお肌と
50歳の時のお肌の状態が
同じように維持されていれば
いいですよね?
しかし、
実際は、そうではありません。
最初は
小さなむしば
からはじまります。
小さな虫歯なので、
小さな詰め物に。
そしてしばらくたって詰め物をしたところが、また虫歯に。
今度は小さい詰め物では封鎖しきれず
大きな詰め物に。
また悪くなって
歯を大きく削って、フルカバーのかぶせ物に、なります。
そしてしばらくたって今度はかぶせ物をした部分が
痛くなってきて、歯医者さんに行ったら
「もう神経にまでばい菌がきているので
歯の神経を取りましょう」
ということになります。
神経を取った歯は、
強度が10分の1まで落ち
栄養が行き渡らない
死んでいる歯になりますので
少しの咬む力で、
あっけなく折れたり割れたり、
根っこにひびが入ったり
していくのです。
http://www.8181118.com/movie/movie3.php
歯の神経を取るとどうなるの?動画をご覧下さい。
一度治療した歯を何度もやりかえをして再治療をしているのが
今の私達のお口の中の現状です。
そうなった場合にはもう抜歯しかありません。
こうやって歯を失ってこられた
という経緯をお話して下さる方は
吉本歯科医院には本当に多いのです。
実際に私がお話をお聞きした患者さんの中には
「この10年ですごく歯を抜かれちゃったのよ」
「前歯がガタガタになってきたの」
「一気に悪くなっていった気がする」
という方は決して少なくありません。
歯を失ってこられた経緯を
振り返ってみると
みなさん
「まさか、ここまで歯を失うことになるとは思わなかった」
「昔から歯が弱かったんだけれど、ここまで噛めなくなるとは」
と、過去を悔やまれます。
歯を失う原因は
みなさんほとんどが
「私が歯みがきをちゃんとしなかったから」
とおっしゃられます。
もちろん、
歯磨きがきちんとできていなかったために
バイ菌が歯を溶かし、骨を溶かし
歯を失ってしまっている方もいらっしゃいます。
しかしもうひとつ
原因があります。
それが「咬み合わせ」です。
お口の中の状況は
家族の移り変わりや、
生活スタイルの変化を
みなさん今まさに身をもって体験されていることと
まったく同じなのです。
状況は変化し続けるんです。
歯は一生動き続けているんです。
歯の治療は、「今、この現在だけ」を考えて設計図を
書くのではダメなのです。
10年先に困ったら困った時に考えればいい
というようなものでは、ないのです。
歯は一生動き続けるものだ
ということを知って下さいね。
前歯が飛び出てきた ガタガタになってきたというお問い合わせがあります
前歯が飛び出てきたとか、前歯がガタガタになってきた。
ある日突然気がついたら、歯が動いてしまった。そのようなお問い合わせいただくことあるんですね。
結構、皆さんお話聞くと、歯は動かないと思われてる方多いんですね。
歯は一生動き続けます。
実は、歯は動きます。
一生動き続けます。
歯が動く最大の原因は「親知らず」
歯が動く理由には色々あります。
一番大きいのは、親知らずです。
イメージ的には、満員電車に乗ってると思ってください。
どんどんどんどん人は入ってきます。
そのときにそこにジイーっと立っていれれるでしょうか。
流れによって、どんどん動かされていきます。
そして一番弱い子が、弾き飛ばされる。
更に後ろから前・後ろから前へというふうに歯が飛び出てきます。
親知らずや舌のような持続的な力は弱くても歯を動かします。
強い力ではを動かすと、動かないですよね。
でも矯正治療っていう、歯を動かす治療ってあるんですよね。
あれ実は、ゴムで引っ張ってるだけです。
ゴムで引っぱってるだけ、わずか数十グラムの力で歯って動きます。
親知らず、ずーっと何年もかけて押してるんです。
そのように、持続的な力というのは弱い力であっても歯を動かせるんです。
つまり、舌とか。
舌って100グラム・200グラムの力え押してきますから、そういうことでも歯は揺れます。
前歯の根っこは1本だけ 奥歯は3~4本
歯の形態は前歯と奥歯で全く違います。
前歯の根っこは歯茎に隠れて見えないんですけれど、1本です。
それに対して、奥歯は根っこはカメラの三脚のように3本だったり、更に強い4本だったりします。
本来は奥歯で噛むため前歯同士は当たりません
本来であるならば噛む、噛む力を支えるこれは奥歯の役目です。
奥歯で噛んで前歯はほとんど当たらないそういう状態が本来の形です。
奥歯の位置が崩れたり、抜けて噛めなくなると
前歯同士が強く当たるようになります
ところが、奥歯が押されることによって崩れてきた。
歯が抜けることによって奥歯で十分噛めなくなった。
歯は前後的上下的、お互い支え合ってますから、歯を抜けた状態にしておくと
両隣の歯が倒れてたり、噛み合う相手の歯が、相手を求めて飛び出てきたりします。
そのような原因から奥歯で十分噛めなくなるそうすると必然的に前歯同士が強くあたってしまうんです。
前歯同士が当たり続けるとますます出っ歯に・・・
前歯は少し、気持ち出っ歯の状態。噛みやすいようになっています。
奥歯がない状態でも前歯だけはガンガン当たります。
そうすると、上の歯は更に上へ、相手が逃げますから、更に上へ・・・。
というふうに歯が動いってってしまうんです。
歯周病で骨が溶けると歯が動きやすくなります
次に多いのが歯周病です。
歯の周りの病気です。
歯は何で支えられるか、何で支えられているかご存知ですか?
よく鏡で見て、歯茎があるから歯茎っておっしゃられる方多いんですけれども
歯茎は肉です。肉なので力をかけると変形します。
奥歯のように100キロとかそういう力を支えることはできません。
実は骨があるんです。
骨があってそこに歯が植わっている。
そういう状態です。
イメージ的には砂の山があって棒が刺さっている。
そのように思ってください。
そして、この状態で歯が・支えている周りの骨が溶けていく。
なので動きやすくなるんです。
同じ力でも動きやすくなります。
そのような、いろんな原因によって歯は一生動き続けるんです。
動いてしまった歯をそのままにしていても
どんどん悪くなるばかりです
では動いっていっているこの歯をどうするのか?
放っておけば間違いなく悪くなるだけです。
置いておいてよくなることはないです。
崩れていっている状態であればその後そこで止まるというのもないです。
どんどん悪くなります。
これ以上悪くならないように動き止める
または元の位置に戻す治療方法があります
ですので、それを今の状態で止める。
真っ直ぐだったらしっかり噛めますが、倒れてますからそれを支える
もっと理想的には元あった場所に戻してあげる。そういう治療もあります。
奥歯をつくるという治療方法もあります
また奥で噛めないのが原因であれば、奥に噛めるようにキチッと奥歯を作ってあげるそういう治療もあります。
それぞれの状態に応じた治療方法をかかりつけの先生と相談してください。
その方、その方の状態に応じて選択しがあると思いますので、
それぞれの治療のメリットやデメリットそれをよくかかりつけの先生とご相談なさってください。
私はマウスピースを使っています
ちなみに私は倒れてるのをこれ以上倒れないように止めておくということで
マウスピースというのを使っています。
スポーツ選手でも格闘技の選手でもないのにマウスピースと思われるかもしれませんけれども
歯は一生動き続けますので、就寝時には
マウスピースを使って動かないようにします
歯は一生動き続けますから、それを夜寝る時にマウスピースを入れることによって弱い歯
いっぱいを一つのものとして力を止めるのです。
そうすると歯が動きにくくなります。
マウスピースは変形しませんので
歯の位置が保たれます。
そしてマウスピースは変形しません。
形一緒です。
常に同じサイズを同じところに入れますから、歯の位置関係が変わらないんですね。
就寝時にマウスピースを装着することで
歯の寿命を延ばすことができます。
もちろん日中お食事のときは外さないといけませんから、
日中の力によってダメージを受けます。
ですので、夜着けることによって悪くなることを遅らせる。
24時間歯が揺らされるのでなく、なるべく揺らされる時間を少なくする。
それによって歯の寿命を延ばすということができます。
かかりつけの先生とよくご相談してください
先生それぞれによって考え方は色々あると思いますので
いろんなその治療法のメリットやデメリット。
そのようなものを相談してお聞きになられることをおすすめします。