2021.03.03神経を取った歯の繰り返す痛み!噛み合わせが原因かもしれません
香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
長年
原因がわからない歯の痛みでお悩みになり
吉本歯科医院にお越し下さった患者さんがお話して下さったリアルな体験談です。
お話下さった内容をそのまま
ご紹介します。
痛みの原因を正しく突き止めることで
将来あなたの歯の寿命を大きくのばすことができます。
歯がしみる~~~
ある日突然起こった痛み
朝ごはんの時
熱いコーヒーを口に含んだ瞬間に
ズキっ!!
歯の神経に触るような痛みを感じた。
「うわ~~嫌だな、虫歯かな・・・」
そう思いながらも仕事へでかけ。
そして翌日も
同じように熱いコーヒーを飲んだ瞬間に
「歯がしみる!!これは何か起こってる!歯医者に行かなきゃ!」
歯がしみて痛い部分は
左の歯の奥から2番目の歯。
でも、この歯はたしか6、7年前に
歯医者さんで「歯の神経を取る治療」を受けているはず。
ということは
歯の神経がないので痛くないはず・・・・
歯の神経を取ったはずの歯が痛い!
どうして??
歯がしみるのを治すには歯の神経を取るしか方法はない
数年前に歯の神経を取る治療を受けた時のことは
鮮明に記憶している、
その時も
「どの歯が痛んでいるのかははっきりわからないんだけど
とにかく熱いものを飲むとキーンと歯がしみて痛いんです!」
ということを
当時の歯医者さんに言ったことを覚えている。
その歯医者さんでは
歯がしみて痛いという症状が
あまりにつらいのであれば
その症状を取るには
「歯の神経を取る」という治療法しか手はない
という診断をうけた。
その時は
診断を受けた通りに
「ではその治療で」とお願いをした。
歯の頭の部分を大きく削り取り
歯の神経を取る治療を受けた。
※歯の神経治療では
歯の見えている部分(頭の部分)を大きく削り取り治療する場合がほとんどです。
下記は歯の神経治療前の歯の写真です。
この状態から
下記の写真のような状態になります。歯の頭部分を削り取ります。
歯の頭部分を削り取り
歯の根っこ部分が見えています。
歯の神経の入り口部分です。
歯の神経を取った部分には上の写真のように
金属の土台が入ることが多いです。
しかし
今思えば
虫歯でもないのに歯を削って歯の神経を取る必要はあったのかな?
神経を取った後のも
その歯はずっと痛いのが治まらないし。
たしかに
「コーヒーとか熱いものを飲むびに
歯がしみるのは困るので歯がしみないようにして欲しい」と
お願いはしたけれど
虫歯でもないのに
こんなに削って歯の神経を抜く必要あったのかな?
歯の神経を取る前に
歯の神経を抜いた後どうなるのか?
ということを説明して欲しかったと
数年前のことを考えてしまう。
そして最初の治療から
3年後
また、歯の神経を取ったはずの歯が痛い。
歯の神経がないのに
歯が痛い
ということで
探して探して
吉本歯科医院さんを受診。
ここではじめて
噛み合わせが原因
ということを知った。
その日は
噛み合う歯の表面を少し削り調整する治療を受けた。
噛み合う歯同士のあたりを弱くしてもらった後
噛んでも痛くなった。
奥歯同士が強く当たり過ぎているから
奥歯にかかる負担が大きくなっている。
だから奥歯の負担を減らすために
当たりを弱くしてもらった。
ほんのわずかな噛み合わせの調整で
痛みがウソのように消えていった。
詳しく診断していってもらううちに
そもそも一番最初に治療した数年前のあの日に
ちゃんと痛みの原因を知っていれば
歯の神経を取ることはなかったのにと
思う。
コーヒーを飲む時に
歯がしみて痛いのをなんとかしたくて
「じゃあ、歯の神経取る治療で」となったが
あの時、噛み合わせが原因ということを知っていれば
歯の神経を取らずにすんだかもしれない。
2021.03.02何年も前に神経を抜いた歯なのに痛みが続く原因は?
ご遠方より来院された患者さんのご相談です。
同じようなご相談は全国より
多く頂きます。
数年前に上の奥から2番目の歯の神経を取る治療をしました。
歯の神経を取る治療を半年ほどかけてしました。
しかし歯の神経を取ったはずの歯がずっと痛みます。
神経を取ってもらった歯医者さんを受診すると
特に異常はないと診断を受けました。
その後、何度か歯が痛くなり
一度目は歯の根っこに膿が溜まっていると診断を受け
膿を除去する治療を受けました。
その後も噛むと激痛があり
別の歯医者さんに行き
への歯の神経治療をもう一度しました。
でも、痛みは同じようにあり
特に異常はないと言われました。
他の歯も過去の時と同じように痛む歯があり
また同じような経過を辿るのかと思うと不安です。
このようなご相談です。
歯の神経を取ったはずなのに痛い
ということは、実際よくあります。
下の記事を読んでくださいね。
↓
あと、もうひとつの大きな原因は
かみあわせ異常による破壊的な力によるもの
です。
この患者さんは
そもそも
なぜその歯が「神経を取らないといけない状態」にまでなってしまったのか?
という根本原因を探らず
痛くなった部分だけを削って詰めて治療をしてしまうと
必ず将来、同じことがお口の中に起こります。
2021.03.01インプラント治療後のメインテナンスは必須です。
香川県 高松市の
かみあわせ専門 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
前回にひき続き
インプラントがグラグラしてきたという場合の
原因その②です。
(2)定期健診の重要性を伝えていない・・・
インプントの治療を行った場合、定期的な「検診」「メインテナンス」は必須です。
インプラントが壊れる大きな理由の一つに
「噛み合わせのバランスの悪さ」があげられます。
歯は常に動いている、という事実を考えると、定期的に検診を行なっていればどんどん変わっていく咬みあわせにも対応できますが、「インプラントが入ったからもう大丈夫」とばかりに検診を怠ると、このように大きな故障を引き起こします。
また、お口の中には数百種類のバイ菌が無数に存在します。
そのバイ菌は骨を溶かしますので、定期的に除去してやる必要があります。
ご自宅でのブラッシングはもちろんですが、ご自分だけでは除去しきれないばい菌は必ずいますのでプロによるケアは必ず必要なのです。
歯科医師は、定期健診の重要性について、インプラント治療を行った必ず患者さまにお伝えする義務があります。
2021.02.27抜歯になってしまうのはどんな時ですか?
香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯周病や虫歯が進行してしまい
その歯が「抜かずに残せる」のか
「抜かなくてはいけないのか」
その判断の基準についてお話します。
吉本歯科医院には「かかっている歯医者さんで
歯を抜かなくてはいけないと診断されたが、抜かずに残すことができますか?」
というご相談、とても多いです・
Aという歯医者さんでは
抜かなてはいけないと診断された
Bという歯医者さんでは
抜かなくてもいい
と診断された
いったいどっちが正しいのでしょうか?
と相談にお越し下さる患者さんもいらっしゃいます。
患者さんとしては
混乱されてしまいますよね?
大学の教科書で言えば
こういう状態になってしまっている歯は
「歯を抜くべきである」という判断基準は、書かれてあります。
しかし
実際には診る歯科医師によって
専門が違い、どの専門の立場から「診る」かによって
診断が違ってくるのです。
吉本歯科医院では、「かみあわせ」を専門とした治療を行っています。
その歯だけでなくお口は全て繋がっており
全身にも影響するという考えで治療を行っています。
その歯を抜くことで
または抜かずにおいておくことで
周囲の歯がどうなるか?
全体のかみあわせがどうなるか?
ということを診ていきます。
噛み合わせ全体をみて
この歯は残すべきだ
抜いた方がいいという判断基準を
お伝えしております。
吉本歯科医院で「歯を抜かないといけない4つの場合」
①歯を支えている骨が無くなってしまっている場合
②歯茎よりも下で歯が割れている、折れている場合
③歯の根っこが縦に割れている場合
④歯の根っこが曲がっている場合