私の場合はどうかしら?とご不安になった場合は
どうぞお気軽にメールを下さい。
お悩みのお口の状態をお写真で撮影して下さっても
結構です。どうか一人で悩まないで下さいね。
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前歯が折れた
前歯がグラグラしてきた
前歯が前にぐっと飛び出してきた
また
顎が痛い
顔がゆがんできた
いろいろな症状がありますが、その全ての大きな原因に「噛み合わせ(噛みあわせ)」のバランスの悪さ」があるんです。
「虫歯ができやすい」ことと「噛み合わせ(咬み合わせ)の悪さ」が関係するのか?
噛み合わせ(咬み合わせ)が悪い、
つまり歯が正常に並んでいないので、
その歯並びの悪い部分には当然虫歯菌が溜まりやすく、
いつもバイキンが住み着いている状態になっています。
ですので、噛み合わせ(かみ合わせ)が悪い方のお口の中は虫歯でいっぱい、ということがよくあります。
そして
前歯が折れた、ということは、
今回、歯が折れる前からもう既に折れやすい状態だった、ということがいえるのです。
歯は28本が正常に並んで始めてバランスを保っています。
その中でどこかの噛み合わせ(かみ合わせ)のバランスが崩れると、前歯が本来耐えうる噛む力以上の負荷がかかって噛んでいることになります。
ですので、日々の咬む力で少しずつ、前歯は折れやすい状態になっていっており、少しの衝撃や少しの咬む力である日突然折れてしまいます。
正常な歯並びであれば前歯はそうそう簡単に折れることはありません。
全ての治療において、吉本歯科医院では「噛み合わせ(かみ合わせ)のバランスが歯科の治療には最も大切である」と考えています。
前歯を治そうかな
前歯がいつも欠けたり割れたりするな
前歯が前に飛び出してきてるな
そういう方はまずは、こちらをご覧下さいね。
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☑歯茎が黒いんです。
☑歯や歯茎が黒ずんできたように見える
☑セラミックの詰め物と歯茎の境目が黒くなってきた
☑歯茎の一部が黒くなってきた
☑治療した前歯の境目の歯茎が黒くなってきた
このようなご相談で吉本歯科医院にお越し下さる、メール相談を頂く方も
とても多いので、お話させて頂きますね。
今回は
「どうして歯や歯茎が黒くなるんですか?」
よくよくお聞きすると、
「以前歯のかぶせの治療をした。
そして根っこの治療(歯の神経治療)もした。
きれいに治したはずなのに、
また膿がたまってきたのかしら?」
そのように不安になってお越しになる方もいらっしゃいます。
でも実はほとんどの方が、
歯や歯茎が黒くなる原因をご存知ないのです。
原因は
「金属」なんですね。
もし、前歯の被せ物をセラミックスにしたとしましょう。
セラミックとは陶器なんですね。
お茶碗みたいなものですから、非常に割れやすい。
ですから、それを補強するために金属が使われます。
また歯の根っこにかぶせをするのに支えがないと倒れてしまいます。
その土台、その土台に金属を使っていたりします。
この金属たちが溶けていくんですね。
金属が溶けるってイメージできますか?
金属が溶け出して歯を黒くし、そして歯茎にまで黒くなっていく。
また
金属アレルギーって、聞かれたことありますね。
最近では、テレビでも頻繁に金属アレルギーのことを紹介していますので
かなり、一般的に知られるようになってきました。
そうなんです。
ピアスやネックレスだけでなく
お口の中に入っている歯の詰め物や被せ物、または歯の土台に使われている
金属が溶け出して金属アレルギーを引き起こすことも
あるのです。
どんどん身体の中に金属が溶け出して、全身的な金属アレルギーにまでなってしまう方までいらっしゃいます。
だったらやりかえればいいじゃないか、
外したらいいじゃないですか、
またかぶせ直したらいいじゃないですか、
そのようにおっしゃる方もいらっしゃいます。
しかし、歯科の治療は何度もできるものでは、ないのです。
実際外すことはできたとしても、
ご自身の残っている歯の根っこに金属が溶け出していってるわけです。
ご自身の根っこはどうなっていると思います?
金属で真っ黒なんですね。
金属が黒く溶け出している歯を
白くしたい
または
自分の歯のように自然な色に見せたい
となると
その歯の黒い部分、削らないといけないんですね。
ですが、思い出して下さいね。
一番最初に歯の治療をして
被せ物をする時点で、すでにもう外周一層削ってるんです。
接着剤をくっつけるために
のりしろ部分を
削る必要が、あるんですね。
外周一層削ることによって
被せ物をすることができているんです。
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歯の治療の度に、歯を削り取っています。
ですから
今回また、
治療をやりなおす
被せ物を外してやりかえる
となると
今ある黒くなった被せ物を外しているわけですから
そこからさらにまたのりしろを作るために歯を削る必要があるのです。
削れば削るほど
どんどんご自身の残っている歯の根っこ、
細く細く薄く薄くなっていくんですね。
薄くなってしまうと、
噛んだ時に
噛む力によって
割れてしまったり、
長く持たなかったりします。
何回もやりかえている方では、
芯棒を外す時に、このようにパキッて割れてしまう方までいらっしゃるんですね。
歯の根っ子(歯根)が割れてしまったら、もう抜くしかないんですね。
もう一回芯棒立てて、被せ物をできるんじゃないんですか?
とよく患者さん、おっしゃられるんですが
実はできない、んです。
芯棒によって歯の根っこが揺すられます。
そうすると根っこのまわりの骨がどんどん溶けていきます。
残念ながらこの場合はもう抜かないといけなくなります。
ですから、
歯の被せ物は
何度もやりかえができるものではないんです。
色が黒くなったら
またその時、白いものにやりかえたらいいじゃないか
と思われるのですが、
ただし・・・・歯を失う時期が早まってしまう可能性がありますよ、という
注意書きが、小さく小さく付いているということなのです。
治療をする前に
しっておいた方がいいことは、
☑この材質を使えば将来どういうふうになっていくのか?
☑金属が溶け出す材質なのか?金属が溶け出さないものなのか?
☑金属のような色がでてくるものなのか、出てこないものなのか?
☑その素材は全身に対してどういう影響を及ぼすのか?及ぼさないのか?
☑金属アレルギーの可能性がある方は、金属アレルギーにならない材質なのか?
そういうことまで含めて先生とよく相談してから治療をお決めになられてほうがいいと思います。
「一回した治療をやり直す」これ非常に難しいですし、
実はリスクがあるのです。
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歯の治療は何度もできない
最初によくご相談して治療を受けられてください。
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歯の神経を取ったらどうなるんですか?
と、みなさんきっと思われますよね。
というより、考えたこともないと思います。
ご説明させて頂きますね。
そうですよね。
歯の神経取ったらどうなるのか?
なんて、普通の生活されていたら
よほど、歯が痛くなって、「歯の神経抜きましょう」とか
言われない限り、考えもしませんよね。
一度、きちんと知っておいて下さると
嬉しいなあと思います。
歯の神経を取るとどうなるか?
っていうことは吉本歯科医院の動画ででもお話させて頂いてますので
ご覧下さいね。
https://www.youtube.com/watch?v=sBNdWQuuU7Y
歯の神経を取るとどうなるの?
歯の神経を取らなくても済むような、そういう手法があるのであれば試してみられたほうがいいと思います。
「歯の神経を取る」メリットほとんどありません。
逆に「歯の神経を取ることのデメリット」これはいっぱいあります。
まず歯の構造ですけれども、歯の表面非常に硬いですよね。
でも中はトンネルみたいになってます。
そして、そのトンネルの中には歯の神経や血管が通っています。
つまり「歯の神経を取る」ということは、「その中にある血管も一緒に取って除ける」そういうことを意味します。
まず歯の神経を取りますと、痛みを感じなくなります。
「痛いから歯の神経を取る」これメリットのようにも思えますけれども「自分の歯がしみる・自分の歯が痛い」これは自分の体が自分自身に警告を与えてくれているんですね。
これ以上放っておかないでほしい。
これ以上無理なことをしないでほしい。
そういう警告を体が教えてくれているんです。
もし神経を取ってしまうと「歯がしみる・痛む」そのような警告を無視しますからわかりません。
ですので手遅れになってしまうことがあるんですね。
手遅れになって、残念ながら歯が割れてしまう。
そして、歯の周りの支えている骨、これまで溶けてしまう。
この状態で「何とか歯を残したいんですけど」と言われても残念ながらもう手遅れ、抜かないといけないんですね。
ですので歯の神経を取ってしまうと、手が打てなくなるんです。
そのような早期に状態を把握し、悪くならないように手を打つ。
ということができなくなるんですね。
ですので「悪くならないように早めに治療ができる」これが一番歯の神経を残すメリットです。
次によく言われるのが色です。
生きてる木の枝と、
死んでしまった折れてしまった木の枝、
イメージしてみてください。
木の皮はどうでしょうか?
真っ黒になってますよね。
そのように神経を取った歯も色が変わっていきます。
歯もいっしょです。
そして強度ですが
木の細い枝は、曲げてもたわみます。
折れてしまった枝はちょっと曲げただけで、ある程度太い枝であってもポキンて折れてしまいます。
歯も同じように、生きている時であれば何の問題もないぐらいの力であっても、死んでしまった歯の場合には歯が折れてしまいます。
わずか十分の一ぐらいしか耐えられない、そんな強度のものになってしまうんですね。
奥歯は100kgぐらいの力がかかります。
そういう力に耐えられなくなってしまうんですね。
歯の神経を残すことができるのであれば、そのほうが長い目で見てきっといいと思います。
歯の神経を取る前に、よく相談されることが
とても大事です。
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下の前歯がガタガタになって、上の前歯が出っ歯になってきたのでなんとかしたい
というご相談でお越しになられた女性の患者さんがいらっしゃいます。
とてもよくご相談いただくケースです。
できれば
上の前歯をセラミックなどに被せ物をやりかえて
ひっこめることは
できないか?
というご希望です。
出ている部分を
削って新しい被せモノをかぶしてしまえば
引っ込みそうな気が
確かに、しますよね。
しかし、
実は、出ている部分だけを
たんに被せ物だけでやりかえをしたとしても
すぐに壊れてしまったり
割れてしまう
ということが、起こります。
理由をお話しますね。
前歯が折れた
前歯がグラグラしてきた
前歯が前にぐっと飛び出してきた
また
顎が痛い
顔がゆがんできた
いろいろな症状がありますが、その全ての大きな原因に「噛み合わせ(噛みあわせ)」のバランスの悪さ」があるんです。
「虫歯ができやすい」ことと「噛み合わせ(咬み合わせ)の悪さ」が関係するのか?
噛み合わせ(咬み合わせ)が悪い、
つまり歯が正常に並んでいないので、
その歯並びの悪い部分には当然虫歯菌が溜まりやすく、
いつもバイキンが住み着いている状態になっています。
ですので、噛み合わせ(かみ合わせ)が悪い方のお口の中は虫歯でいっぱい、ということがよくあります。
そして
前歯が折れた、ということは、
今回、歯が折れる前からもう既に折れやすい状態だった、ということがいえるのです。
歯は28本が正常に並んで始めてバランスを保っています。
その中でどこかの噛み合わせ(かみ合わせ)のバランスが崩れると、前歯が本来耐えうる噛む力以上の負荷がかかって噛んでいることになります。
ですので、日々の咬む力で少しずつ、前歯は折れやすい状態になっていっており、少しの衝撃や少しの咬む力である日突然折れてしまいます。
正常な歯並びであれば前歯はそうそう簡単に折れることはありません。
全ての治療において、吉本歯科医院では「噛み合わせ(かみ合わせ)のバランスが歯科の治療には最も大切である」と考えています。
お時間あればぜひこちらをご覧下さいね。
前歯が飛び出てきたとか、
前歯がガタガタになってきた。
ある日突然気がついたら歯が動いてしまっていた。
こんなご相談とっても多く頂きます。
患者さんのお話をおうかがいしていると
歯は動かないと思われている方、多いんですね。
実は歯は動きます。
歯は一生動き続けるんです。
歯が動く理由にはいろいろあります。
一番大きいのは親知らずです。
イメージ的には満員電車に乗っていると思って下さい。
どんどんどんどん人は入ってきます。
その時にじっとそこに立っていられるでしょうか。
流れによってどんどん動かされて行きます。
そして、一番弱い子が弾き飛ばされる。
そのように
後ろから前、
後ろから前
というふうに歯が飛び出てきます。
強い力で歯を動かすと、動かないですよね。
でも、矯正治療という歯を動かす治療ってあるんですよね。
あれ実はゴムで引っ張っているだけです。
ゴムで引っ張っているだけ、わずか数十グラムの力で歯は動きます。
そして
この親知らず、もう何年もかけて押してるんです。
そのように持続的な力というのは、弱い力であっても歯を動かせるんです。
またベロ(舌)でも100g200gの力で押してきますから、そういうことでも歯は揺れます。
歯の形体は前歯と奥歯、まったく違います。
前歯の根っこは歯茎に隠れていて見えないんですけれども1本です。
それに対して奥歯は根っこがカメラの三脚のように3本だったり、さらに強い4本だったりします。
本来であるならば噛む、噛む力を支える、これは奥歯の役目です。
奥歯で噛んで前歯はほとんど当たらない、そういう状態が本来の形です。
ところが、奥歯が押されることによって崩れてきた。
歯が抜けることによって奥歯で十分に噛めなくなった。
歯は前後的、上下的にお互い支えあってますから、歯を抜けた状態(はがない)にしておくと両隣の歯が倒れてきたり、噛み合う相手の歯が相手を求めて飛び出てきたりします。
そのような原因から
奥歯で十分に噛めなくなる。
そうすると、必然的に前歯同士が強く当たってしまうんですね。
前歯は少し、気持ち出っ歯の状態が噛みやすいようになっています。
奥歯がない状態(はがない)で前歯だけがガンガン当たります。
そうすると上の歯は更に上へ、相手は逃げますから下の歯はさらに上へ、というふうに歯が動いていってしまうんですね。
次ぎに多いのが歯周病です。
歯の周りの病気です。
歯は何で支えられるか、何で支えられているかご存知ですか。
よく鏡で見て歯茎があるから、歯茎っておっしゃられる方が多いんですけれども、
歯茎は肉です。
肉なので、こう力をかけると変形します。
奥歯のように100kgとかそういう力を支えることは出来ません。
歯茎の下には骨があるんです。
骨があって、そこに歯が植わっている、そういう状態です。
イメージ的には砂の山があって棒が刺さっている、そのように思ってください。
そして、この状態で歯が支えている周りの骨が溶けていく。
砂の山が骨だとすると、
どんどん砂が減っていくと
刺さっている棒がグラグラしてきて
そのうち倒れますよね。
こんなイメージです。
なので動きやすくなるんですね。
同じ力でも動きやすくなります。
そのようないろんな原因によって歯は一生動き続けるんです。
では動いていっているこの歯をどうするのか?
ほおっておけば間違いなく悪くなるだけです。
置いておいて良くなることはないです。
崩れていっている状態であれば、その後そこで止まるというのもないです。
どんどん悪くなります。
ですので、それを今の状態で止める。まっすぐだったらしっかり止めますが、
倒れてますからそれを支える。
もっと理想的には、元あった場所に戻してあげる、そういう治療もあります。
また奥で噛めないのが原因であれば、奥で噛めるようにキチッと奥歯を作ってあげる、
そういう治療もあります。
その方その方の状態に応じて、その治療法は選択肢があると思いますので、それぞれの治療のメリットやデメリット、それをよくかかりつけの先生とご相談なさってください。
ちなみに私は倒れているのをこれ以上倒れないように止めておくということで、
「マウスピース」というのを使っています。
スポーツ選手でも格闘技の選手でもないのに「マウスピース」と思われるかもしれませんけれども、歯は一生動き続けますから、それを夜寝る時にマウスピースを入れることによって、弱い歯いっぱいを一つのものとして力を止めるんですね。
そうすると歯が動きにくくなります。そしてマウスピースは変形しません。
形いっしょです。
常に同じサイズを同じところに入れますから、歯の位置関係が変わらないんですね。
もちろん日中、お食事の時は外さないといけませんから、日中の力によってダメージを受けます。
ですので、夜着けることによって悪くなることを遅らせる。
24時間歯が揺らされるのでなく、なるべく揺らされる時間を少なくする。
それによって歯の寿命を延ばすということが出来ます。
先生それぞれによって考え方はいろいろあると思いますので、いろいろな治療法のメリットやデメリット、そのようなものを相談してお決めになられることをお薦めします。
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ある患者さんのご相談の時のことです。
Hさんは、同じところが何度も何度も痛くなり何度も歯医者さんに通い治療を繰り返していました。
そして、ある歯医者さんで「悪くなっているのでこの歯はもう神経を取ってしまいましょう」と診断されました。
そんなことを繰り返していると、だんだん状態がひどくなり、歯医者さんに行ったら「歯の神経を取りましょう」と言われ治療したという体験、あなたにもありませんか?
私はHさんのお口の状態を詳しく診させて頂きました。
私の診断では、「歯の神経はまだ生きているので神経を取らなくても良い」という判断でした。
今までの医院さんでは「歯の神経を取りましょう」と診断されました。
私の医院では「歯の神経を残す治療をしましょう」と診断しました。
この診断の違いによってその後の治療が全く違ってくるのです。
これが「診断が変われば治療は変わる」という事になるのです。
「歯の神経がもう死にそうなのでいっそ取ってしまょう!」と診断すると、実は治療をする側としては簡単です。
歯の神経が残っていると、触っても痛いので患者さんも痛がるし、嫌がります。
歯科医師にとって何よりも嫌なこと、それは自分が関わった患者さんが、痛い!と思うことです。
そんな馬鹿な!と思われるかもしれません。
しかし、歯科医師だって人間です。
痛がられると嫌なのです。
患者さんが痛そうな、辛そうな顔をしていると辛いのです。
ましてや治療中に、「痛いっ!!」なんて言われようものなら、内心はつらくて心がグサグサと傷ついてしまうものなのです。
歯の神経を取るということはつまりはその歯は死ぬということを意味します。
心臓がバクバクと生きていた状態から内臓を抜いて剥製(はくせい)にしたという状態です。
生きている木の枝は細くても簡単には曲げても折れません。枯れ木はすぐにポキッと折れてしまいます。
ですので、その歯はたとえ表面的に見た目は白くきれいな歯であっても神経を取っているので枯れ木と同じです。
強度は1/10まで一気に落ちます。
なぜなら神経を抜いているので歯に栄養や水分が届かないから、です。
何か力がかかった瞬間にポロリ折れてしまうことも十分考えられるのです。
有り得ますよね?
だって、死んだ歯なんですから。
歯の神経を取る=生きた歯から死んだ歯になる
ということをどれほどの人がご存知でしょうか?
知っていれば恐ろしくて早々簡単に「神経抜きますね」「ハイお願いします」とはならないはずなのです。
そんな、歯ぐらいで大袈裟な、とお思いでしょうか?
歯を軽んじる人はかならず将来歯で泣くことに、なるのです。
では、そもそも歯の神経ってどこにあるのか?
どうやって取るのか?
お話しますね。
では歯髄はどんな仕事をするのでしょう?
歯髄は、主に象牙質と呼ばれる部分に栄養を行き渡らせたり修復したりする役目があります。
さらに虫歯菌などの細菌が歯から体の中に入り込もうとするのを防ごうとしてくれます。
先ほども申し上げた通り、「ほうっておいて良くなることがない」虫歯の治療では、歯の痛みに対して、私達歯科医師が一番治療しやすく単純で確実な治療法は、
抜歯
です。
歯を抜きますか?
神経を取りますか?
という話になるのです。
つまり、歯を抜いてしまう、ということです。
神経ごと歯も全部抜いてしまう、という治療です。
抜歯(歯を抜くこと)に比べれば、時間や期間、費用などもかかりますが、歯を残すための最後の手段として用いられるのが一般的です。
このような方はまずはご相談下さい
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歯を失わないための歯ブラシの順番
先日吉本歯科医院にお越し下さっている患者さんとお話している時に
その方が「先生、54年生きてきて初めて正しい歯の磨き方がわかりました。」
とおっしゃって下さいました。
確かに、そうかもしれません。
歯の磨き方は
みなさん自己流です。
子供の頃からの習慣をそのまま
大人になってもやっている方
その方は、もう何十年も削っては詰めて、
そして虫歯治療をしたところが
何度も再発して、ということを繰り返しておられました。
歯磨きをされていなかったのか?
と言えば、
そんなことはなく
朝昼夕としっかり、歯磨きを欠かさなかったそうです。
そして
定期的に歯医者さんに行って
歯科衛生士さんにきれいに歯石を除去してもらっていました。
でも、
歯がツルツルになって気持ちいいのは
歯医者さんに行ったその日だけ。
翌日には、もう歯がヌメヌメザラザラとしていたんだそうです。
それが、
「これが歯を失わないための歯磨きの方法ですよ」
と詳しくお話したことを
しっかりとやって下さった。
あ、ここが問題だったんだ。
この磨き方では、ダメだったんだ、ってことに
気が付いたそうです。
そして、きちんとした歯磨きの流れを
毎日時間をかけて
習慣化するまでご自分の手に脳に
叩き込んだそうです。
すると、
歯科医院に行って歯石除去してもらってもすぐに歯がヌメヌメザラザラしてくる
毎日歯磨きしてるのに、
歯茎がすぐ腫れる
ということが
なくなったそうです。
私達は、普段なにげなく
あたりまえにやっていることを
「このやり方は本当に正しいんだろうか?」と
疑ってみることは、よほどのことがない限り
ありません。
間違った方法が
習慣化しているとしたら、
その習慣を続けていると
近い将来かならず歯を失いはじめてしまいます。
今日は、歯を失わないための正しい歯ブラシの道具の使い方と順番をお伝えしますね。
歯の掃除、どうすればきれいに磨けるか?
考えたことありますか?
☑私は電動ブラシを使っている
☑私は歯間ブラシを使っている
☑私はマウスウオッシュを使っている
いろんな方いますよね。
本当にその使い方って正しいですか?
ふと疑問になったりしたことはないですか?
先生によってそれぞれ専門が違いますから、おっしゃられることは違います。
吉本彰夫の考える掃除の手順・掃除道具の使い方のお話しをしましょう。
まず始めに
「私は3ヶ月に1回歯科医院に行ってチェックしてもらっているから大丈夫」
「歯石を取ってもらっているから大丈夫」」
「いやいや私は1ヶ月ごとに行って歯医者でメインテナンスしてもらっているから大丈夫」
「3カ月に1回インプラントのメインテナンスに通っているから大丈夫」
などと安心したりしてはいませんか?
そもそもなぜ歯石って出来るんでしょうか?
いきなり硬いものが歯に飛んできてバシンとくっつくのでしょうか?
いえいえ、そんなはずありませんよね
「シセキ」って歯の石と書きます。
とても硬いんです。
指で触られた方もいらっしゃるかもしれません。
硬くこびりついているから、歯ブラシでは除けられない硬さになったということです。
最初からそんなに硬いのか?そんな訳ないですね。
段々と硬くなっていくのです。
では歯ブラシで除けられない硬さになるってどれくらいの期間がかかるのでしょう?
報告ではいろいろありますが、だいたい1週間と言われています。
1週間も汚れがずっと溜まり続け蓄積していった結果、それが歯ブラシでは除けられないくらいの硬さ、歯石となり歯ブラシでは除けられなくなり、歯科医院でガリガリガリガリ、もしくは超音波の歯石除去、スケーラーという器具でもってガリガリガリガリと除けなければ除けられない状況になってしまった、ということですよね。
1ヶ月に1回、もしくは3ヶ月に1回、歯科医院で
歯石を除去してもらってまずはきれいになりました。
その後、その夜にはいかがでしょうか?もう汚れていますよね。
おかしいですね。
私は毎日歯を磨いているのに、
私は1日何回も歯を磨いているのに、
どういうことでしょうか?
歯科医院に行くたびに歯石除去が必要と言われて。やっぱり自分では磨けないんだと諦められてはいませんか?
つまり磨けているところはいつも磨けている。
いつも磨けていないところは、いつも磨けていないということです。
年末の大掃除をイメージしてみて下さい。
いつもきれいな所はきれいですが、ちょっとフタを除けてみたり、
三角コーナーの奥のほうだったり、
普段掃除しない所はすごく汚れやホコリが溜まっていますよね。
つまり3ヶ月に1回歯科医院に行ってきれいになっても、汚れている
ということは
3ケ月の間に1回だけしかきれいにならないということです。
例えば、お食事に使うお皿、3ヶ月に1回だけ洗うんでしょうか?
毎日毎食ごとに洗いますよね?
確かに3ヶ月に1回でも洗えばきれいになりますね。
でも、次のお食事をした時にはもう汚れていますね。
次のお食事の時に、その汚れたままのお皿使っていることと同じ状態というわけです。
その汚れたままのお皿を1週間使い続けるわけです。
そうすると除かないこびりついた汚れになってきた。
そして残りの何ヶ月間その汚れたものを使いっぱなしになっている。
その汚れたままのお皿を何ヶ月間使い続けるわけです。
だから3ヶ月後に歯科医院に行くと、
歯科衛生士さんが
「あら!ここもまた歯石が溜まっていますね。歯磨き頑張りましょうね」
という話しになるわけです。
つまりきれいになって、お帰りになってお食事をした後、もうすでに汚れが付いているのです。
残りのきれいである期間はわずか、その日の食事をするまでの間、たった1日も満たない間だけだということを知ってください。
3ヶ月のうちの1日だけ、口の中がきれいになるということにどれほどの意味や効果があるのでしょうか。
と、考えていただくといかに歯科医院での定期的な掃除だけでは十分ではないという事がお分かりになられると思います。
ではどうすればいいんでしょうか。
歯磨きをもっと
頑張ればいいんでしょうか。
今までのやり方で「とにかく頑張れば」いいのでしょうか?
歯科衛生士さんに
「もっと歯磨きを頑張ってください」と言われますから。
吉本歯科医院では患者さんにこうお話しています。
「いつも磨けているところはいつもの磨き方で汚れは取れていますから、今までと同じ磨き方で大丈夫です。
問題は、汚れが付いているのがどこなのか、それをしっかりと知って下さい。」と。
そして磨けていない汚れを患者さんご自身で日常的に取るためにはどうすればいいのか?を患者さんご自身が知ることが、とても大事なのです。
☑私がいつも磨けていないところはどこか?
☑その部分の汚れを自分自身で取るためには一体どうしたらいいのか?
それをきちんと指導してもらって患者さんご自身が知るということが
もっとも大事なことなのです。
吉本歯科医院には歯科衛生士というプロフェッショナルである専門職が在籍していますが、歯科衛生士がその汚れを取ればいいという意味ではないのです。
歯科衛生士という専門職の本業は、歯石除去や単なるお口のお掃除をしてくれる人、ではないのです。
歯科衛生士の本来の仕事は、関った患者さんが長い人生にわたってご自分の歯や歯を支えている骨を失わず、健康なお口を維持できるために指導する存在なのです。決して単なるお掃除屋さんではないのです。
患者さんの「知らなかったから、歯をこんなに失ってしまった」という頭の中を「知っていたから、きちんとメインテナンスができこんなにも歯を残すことができている」という頭に脳に変革を起こす存在です。
1ヶ月に1回来られたとしても、1ヶ月間汚れっぱなしですから。
結局はご自身できれいな状態を保っていただく必要があるのです。
どこに汚れが付いており、
その汚れをとるにはどうすればいいのか、
どうしないと汚れが取れないのか、
それはなぜなのか?
なぜ普通の歯ブラシでは不可能なのか?
ということを知っていただき、それを日々実践していただくということがすごく大事なのです。
例えばスポーツクラブ、会員になって会費を払い続けていただけで筋肉つきますか?
会費払っていますよね。
会員になり、自分で出かけていって運動をする、という行為を自主的にしてはじめて
筋肉なり体力がついてきますよね?日常で暴飲暴食をして寝てばかりでは効果がないのは当たり前のことですよね。
病院に
健診だけ行ったってよくならないですよね。
お子さんがいらっしゃるなら
お子さんを塾に通わせて月謝を払っても
どんなに高い月謝で家庭教師を雇っても
お子さんが自分の意志でもって「やる気になる」ということ抜きには学力は上がりませんよね?
勉強ができない子供の代わりに、できない問題をその都度その都度かわりに問いてやること
だけがいい指導者ではないと個人的には考えています。
その子供がその場に先生がいなくても、自分で考え、自分で問題を見つけ出し、自分で解決できる力を身に付けさせ習慣化させることができる存在が良き指導者だと個人的には考えています。
とはいえ、子供の場合には十分に理解できるようになるまでには時間,期間がかかりますから身内の協力が不可欠です。
歯の掃除もまったく同じなのです。
日々、ご自身の日々の努力が努力の結果に結びついていくわけです。
毎日やる、ということが大事なのです。
勉強と同じです。
先ず第一に大事なこと。
☑いつも汚れているのはどこなのか。
☑いつも汚れが取れているのはどこなのか。
☑いつも汚れているところをどのようにすれば汚れを取るということが出来るのか。
☑それがいつもの道具で大丈夫なのか。
☑方法だけを変えればいいのか。
☑道具そのものを変えなければいけないのか。
☑そして自ら実行する
☑子供の場合には習慣化できるように身内が協力する
☑子供の場合にはできているかどうか身内が毎日チェックする
ということがすごく大事なのです。
今までと同じやり方・方法ではいくら回数を増やしても、いくら歯を磨こうとする時間を延ばしても、一日の回数を増やしても、1週間に1回もその汚れを取ることが出来ていない場所ですから、取れるはずがありません。
間違った方法をいくら頑張って繰り返しても
ダメなものはダメなのです。
汚れを取るための方法、汚れを取るための道具を変えなければ今汚れが取れていないところは今までの自己流の磨き方では取れないんだということを知ってください。
ではまず大事なことです。
代表的な道具、掃除をする道具、歯ブラシ・歯間ブラシ・フロス(糸楊子ですね)・電動ブラシ・あと最近ではタフトブラシという耳かきのような形をしたものまで。
そしてまたベロの舌ブラシなど、いろんな用途のものが出ています。
どれをどう使えばいいのか、吉本の考えをお話ししましょう。
まず優先順位として、1番は「フロス」です。
糸楊子です。
歯と歯の間の汚れは何をやったとしても他の道具では取れません。
歯ブラシでも汚れを取ることはできません。
電動ブラシでもダメです。
歯間ブラシでもまったく取れません。
歯と歯の間は満員電車でかばんが挟まったような状況になっていますから、
「フロス(糸楊子)」でしか除けることは出来ないのです。
「フロス」は歯の掃除には欠かせないのです。
どうしても時間がないんだ、歯ブラシは何回かしか出来ないんだという方は、フロスだけでもいいのでやってください。
しかも1日1回ではダメです。
1日に何回も何回もフロスを使ってほしいのです。
吉本彰夫は自分専用のフロスがいつも胸ポケットに入っています
どの服を着ても必ずポケットに入っています。
どこに行くにも一緒です。
それほど、フロスが大事です。
1日に何回も何回もフロスを通しているのです。
みなさんはフロスと聞いてきっと
「面倒なもの」とイメージされる方はとても多いと思います。
そんなフロスなんてとっても大変だよ。
そう、おっしゃる方は実際とても多いんです。
前に歯科衛生士さんに教えてもらったけど、あんな長い糸で奥の方であんな一生懸命しないといけないのは大変だし忙しいし、あんなの毎日ましてや1日に何回もできないよ。
ましてや外出している時になんてそんなフロスなどできないよ。
とおっしゃられる方が多くいらっしゃいます。
確かにあの長いタコ糸のようにグルグルと巻きつけられた長いフロスありますよね。
とっても長さ当たりの費用という考えではお得です。
いいと思います。
吉本歯科医院でも使っています。
しかし使っているのは歯科衛生士が患者さんのために口腔内で使っています。
患者さんにご自身で使っていただくためにお勧めをするようでは使用しておりません。
長年使ってきて慣れているので、使い続けられた方がいいと考慮された場合にお話ししています。
患者さんにあのような糸楊子というか、フロスをお勧めしてはおりませんし、販売もしておりません。
どうしてもとおっしゃられる方には販売もしております。
「えっ?使えと言ったのに売ってないの?」
フロスはフロスでも歯科医院販売専用となっている特殊なYの字のフロスをお勧めしています。
1日に何回もしないといけないのです。
確かに長さ当たりの費用対効果とかいう考え方で言えばタコ糸のような長いフロスの方がお得なのかもしれません。
しかし、あれを日常的に使用するのは大変です。
ご自身で自分自身にするのはすごく大変です。前歯は大丈夫かもしれませんが、奥歯を含めたすべての歯を何回もするのは大変です。
人にフロスを通してあげるのにはとってもいい道具なのです。
プロの歯科衛生士が診療室で患者さん対して使うにはとてもいい道具です。
誰かに磨いてもらうということならばいいのかもしれません。
しかし
長いフロスをご自身でご自分の口の中で使うのはすごく大変です。
苦痛です、口を大きく開けないといけません。時間がかかってしまします。顎が痛くなってしまいます。
外出先であんなことをしていたら、どうしたのかと思う人もいらっしゃるかもしれません。
恥ずかしいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですので現実的ではないのです、効果を期待できないのです。あまり吉本歯科医院ではそういうお話し自体をしていないのです。
計画だけを立てて実行を伴わないものには意味がありません。
そうではなく現実的に行動可能なものとしてY字の形をしたフロスをお勧めしております。
しかも安いのはダメです。
形はそっくり、
しかし安いのは安いなりの理由があるのです。
まったく似て非なるものなのです。
例えば車ひとつ取って考えてみても同じです。
普通の車とF1の車、まったく性能が違いますよね。
一般の方にはそんなフロスの何が違うの?
と思われるかもしれません。
吉本歯科医院でお勧めしているY字形のフロスはとても細い糸で構成されています。
すごく細い糸を100本以上も束ねてより糸にしてパッと見た目、1本の糸のように見える糸のものをお勧めしております。
そして太さはSサイズとMサイズとあります。
その方に応じて太さなり、サイズなりをお勧めしております。
大事なのは
☑きゅうくつな歯と歯の間の狭い場所、
☑物と物が詰まって取れない場所、
☑歯ブラシで掃除しても取れない場所
を掃除するための道具がフロスの役目です。
ところが、安いフロスはどういう商品なのかというと、実はようく見ても1本の糸とか10本程度の糸。糸の本数が少ない。
つまり糸そのものの太さが比較してすごく太いのです。
太いですから狭いところを通そうとすると切れてしまうのです、簡単に。
切れてしまって、糸の繊維が歯と歯の間に詰まって残ってしまう。
あれっ?おかしいですよね。
歯と歯の間の詰まった物を除けなければいけないのに、それを掃除するための糸が詰まってしまったのではまったく意味をなしません。
フロスには適切な糸の太さというのがあるのです。
そして1本や10本程度だとすぐ切れてしまいます。何回も使えません。
100本位の糸の場合にはその100本すべての糸が切れてしまうまで使えるのです。
決して使い捨てではないのです。
使い捨てではないので、1日に何回も何回も使えるのです。
慣れてくれば何日も1本のフロスで使い続けられます。
1本の器具あたりで計算すると単価は高いと感じられるかもしれませんが、結局すぐにダメになってしまうもの、すぐに糸が切れてしまうもの、切れて繊維が残ってしまうもの、これらは逆効果でしかないんですね。
安いだけで求められている効果は何も出ません。逆に悪影響がでてしまう可能性があります。
ですので、理にかなった適切なフロスを使われることをお勧めします。
慣れたら本当に切れにくいです。
切れる方の多くは
1.糸の質が悪い、
2.糸が太い、
3.糸の本数が少ない、
これがほとんどの原因です。
次の大きな原因は
4.フロスの使い方そのものをご存じでない方が多いのです。
5.慣れていない
間違った使い方をされています。
今までもフロスを勧められたけれども、そんな使い方聞いたことがなかった。
初めて聞いたという方がどれほど多いことか。
フロスって歯と歯の間ですから、歯と歯の間に上から下に糸を通し、下に入ったのを上に外す時に下から上に持ち上げます。
と、習っている方が多いのです。
違います。
そんなことしたら、上から下に入って窮屈な場所の場合には跳ねてしまいますから、ちょうど弓の弦を跳ねたようにパッチンとなって、入った時にその糸が歯茎に当たり歯茎を傷つけて出血してしまいます。プラークを除去して炎症性サイトカインを減らさなければいけないはずです。なのに、歯茎を傷付けて炎症性サイトカインを発生させて、されには体内への進入口を作って傷を大きくしてしまう。やらない方がましということになってしまいます。
外す時にはご自身の歯同士の場合には、ただ糸が切れるだけですが詰め物や被せ物が入っている場合には、その詰め物自体がポンと外れてしまうこともあります。逆に歯を痛めてしまいます。
だからフロスを使いたくないんだとおっしゃられる患者さんもいらっしゃるくらいです。
違います。
フロスを歯と歯の間に出し入れする時にそんな上下的な力が掛かること自体がよくないのです。
それは間違った使い方です。
フロスは上下に押し込んだり持ち上げたりして使用するものではありません。
決して上下ではない。
的方向ではないのです。
水平的方向に糸を動かすのです。
そうすると100本のより糸がばらけます。
細い糸1本1本くらいにまでばらけます。
そうすると窮屈と思われていたところに、
その細い糸は簡単にスッスッスッと入っていくことができるのです。
隙間に入ったときに歯茎に衝撃があるのは間違った方法です。
フロスを一気に上から下に押し込んで
歯茎から血が出てしまったという方は多いのですが
これは間違った方法なのです。
入っていかない場合には構成している糸が太すぎるのです。
そして外す時も一緒です。
上にポンと持ち上げるわけではないです。
糸を歯と歯の間まで持ち上げて水平方向に糸方向に動かすんです。
そしたら糸がばらけてすんなりと外れてきます。
その時には糸と糸の間にいっぱいの汚れや食残やバイ菌をいわゆるプラークをごっそりとかき取ってくるのです。
すごい量が取れます。
試しにいつも通り歯ブラシをした後にやってみてください。
そんなに取れるのっていうくらいビックリされます。
そう、歯ブラシをした後フロスしてもいっぱい汚れが取れてくるのです。
その歯ブラシに要した時間はなんだったんでしょうか。
では次に歯ブラシです。
歯ブラシと電動ブラシどっちがいいんですか?
よくご質問頂きます。
答えは簡単です。
車とかけっこで競争してみてください。
勝てますか?
勝てないですよね。
今の電動ブラシすごく性能がいいです。
どれがいいんですか?
ソニッケアーの1番いいものです。
というお答えをします。
先生によって専門が違いますから、どれがいいということはいろいろ言われるでしょう。
言える事はフィリップ社、世界的メーカーですがフィリップ社が世界的にもう特許を取ってしまっています。
重要な肝心なところを特許を取ってしまっているんです。。
ですから、いくら「うちはすごいんですよ」と言って販売されている各メーカーの商品を私も実験しましたが、とてもパワーが弱いです。
周波数が違います。
ですので実際に汚れの取れ方は明らかに違う、ということです。
実際に使っていただくと、歯の表面がツルツルになってビックリされる方もけっこういらっしゃいます。
ただこのソニッケアー、実は使い方を知らない方が本当に多いんです。
患者さんの中にも、電気屋さんで買ったりネットで買ったりして使われている方がいらっしゃいますが、実際お口の中拝見すると、「磨けていない」方がやはり、多いんです。
これは使い方をご存知ないために
自己流で使っている証拠です。
せっかく高い費用をかけて、とてもいいものを持っているにもかかわらず、その道具の効果を発揮しないまま終わっているのです。
残念ながら歯科医療関係者でも知らない方が多いのです。
では何が違うのか。
皆さん、例えば掃除をすると思ってください。
畳の上を掃除する時、ホウキでホコリをパタパタと毛先を当てて汚れを取りますよね。
これが歯ブラシと同じことです。
その普通の手で磨く歯ブラシのスピードが速くなったものが電動ブラシだと思われている、ただそれだけじゃないかと勘違いされている方が多いのです。
知らないって...、そういうことです。
ではタンスと壁と狭い隙間があいた所、ホコリがけっこう溜まっていますよね。
あれどうやって掃除するんでしょうか。
ホウキを奥まで突っ込むんでしょうか?
何とか棒というのを突っ込んでホコリをかき出すんでしょうか?
確かにそれでも取れます。
イメージしてみてください。
空気を力強くプーっと吹き込んだらどうでしょうか?
ビックリするくらいホコリが飛び出してきますよね。
そうなんです
強い空気を送り込めばそういう狭い所に隠れている汚れって吹き飛ばされてくるのです。歯周ポケットの奥深くにいる酸素が大嫌いな嫌気性菌に空気をおくりこむことができるのです。
毛先は当たっていません。
これが音波電動ブラシソニッケアーの正しい磨き方です。
電動ブラシは毛先が当たって汚れを取るのではないのです。
空気でもって、波でもって汚れを取るのです。
空気と波、水の波、どっちがパワーが強いか?
明らかに水がある方が強いんです。
空気だけでは弱いんです。
例えばタンスと壁の狭い所に空気を吹きかけるんですが、その手前に大きな石を置いてみてください。
岩を置いてみてください。
空気を吹きかけたらどうなるでしょうか。
跳ね返されますよね。
風圧とはそういうものです。
残念ながら風圧だけではそういう岩のような塊のようなものが合った時には邪魔をされてしまいます。
例えば歯と歯の間に大きい塊が詰まっている。
歯と歯の間、いわゆる歯間ブラシで掃除ができる場所、その三角形の隙間が開いているところに大きい塊が入っている。
歯と歯の間に物が挟まっている。
こういう状態では電動ブラシをいくら使っても、そこの汚れを取ることは不可能なのです。
大事なことは
電動ブラシを使うその前に
フロスや
歯間ブラシ
を使って塊や歯と歯の間の汚れを除けておく。
これが電動ブラシには大事なのです。
先ず電動ブラシをして後からフロス、理に叶っていないのです。
では次に電動ブラシ。
ただ当てていればいいのか?
当てるだけでは不十分です。
当てるだけではこの電動ブラシの素晴らしい機能を使いこなせてはいないのです。
先程お話ししました、風圧と水圧の違い。
確かに強い風、台風が吹いた時に看板が飛んでいったり、車が飛んでいったり。
例えば津波の波が押し寄せます。
簡単に車が水圧で運ばれてしまいます。
簡単にバスなんかでも動かされてしまいます。
風圧と水圧、同じ力でもまったく違うのです。
風圧と比較して何十倍何百倍もの力が水圧にはあるのです。
それは何を意味するか?
と申しますと
電動ブラシを使う時には、お口の中が水で満たされていないとダメだということです。
お口の中に水を溜めておいて電動ブラシを使わないといけないのです。
普通にテレビを観ながら歯ブラシしていてはダメなのです。
効果は非常に少ないものになっています。
吉本歯科医院ではどういうお話しをしているのか。
お風呂に入る時に電動ブラシを持ち込んでください。
ソニッケアーの良いものは日常防水にはなっております。
浴槽にポチャッと浸けるのはダメです。
浴室に持ち込んで使うことにはなんの問題もありません。
そしてお口の中に十分にシャワー等で水を溜めてください。
そしてお口の中に電動ブラシを持って行き、スイッチONです。
何が起こると思いますか?
口の中でものすごい水流で泡立ちます。
プワーッと水が噴き出してきます。
口の外に飛び出てきます。
もし洗面台で同じことをやったとしたらもう洗面台ビチョビチョに濡れてしまいます。
鏡もビチョビチョに濡れてしまいます。
誰が掃除するんでしょうか。
掃除する人の身になったら大変だということがお分かりなると思います。
だからお風呂に入る時に持って行って欲しいのです。
歯磨き粉でいいじゃないかといわれる方もいらっしゃいます。
通常の歯磨き粉には発泡剤といって泡立つ成分が入っているのです。
磨けてもないのに磨けた気になってしまうのです。とても10分使用することが出来ません。
どうしても爽快感がというかたは電動ブラシ用にインプラント用に開発された歯磨き粉がありますのでお勧めします。
「そんな1日に何回も磨けないよ」とおっしゃる方は多いです。
何度も磨かなくても十分です。
1日1回でも充分です
なぜなら1週間に1回も磨けていないところを磨くのが目的ですから。
3カ月に1回も磨けていないところを磨けるようになるというのはものすごく意義のあることなのです。1日に何回も歯を磨いたから、汚れが良く取れるということではないのです。
1週間位かけてようやく歯ブラシでは除けられないような硬さ、歯石になって成長していくわけです。
極端な話しを言うならば、
ただ汚れを取るだけならば1週間に1回キチンと掃除さえできていれば歯石にはならないのです。
1週間に1回もキチンとした隅々までの清掃ができていないから歯石になっているのです。
1週間に1回も磨けていないということは3ヶ月に1回の掃除ならば、3ヶ月に1回も掃除はできていないということになります。
たった3ヶ月の内の1日だけ歯科医院できれいになっただけで喜んでいてはあまり意味がないというお話しはこういうことです。
優先順位はもう1度申します。
フロスです。
2番目が電動ブラシ、ソニッケアーです。
替えブラシは3ケ月に1回の交換が効果的です。
パワーが落ちてきたな、と感じはじめたらブラシ交換の目安です。
いずれもメーカー指定、サイズ指定にはなりますが、その方のお口の中の状況に応じてお勧めする機種はあります。
残念ながら安いものでは、今申し上げたような効果は得られません。
さらに欲張りで、もうちょっと頑張りたい。
という方のためにさらにもうひとつアイテムをご紹介します。
歯と歯の下の歯茎が下がってしまって、三角形の大きい塊があって、フロスだけでは十分塊が除けにくいんだという方は歯間ブラシをお使いください。
例えばインプラント治療とかをして、インプラントと人工的な歯を繋いでいるそこの隙間が大きくあいていて、フロスでは入らないんだ。
そういう方は歯間ブラシをお使いになってください。
順番は、フロス・歯間ブラシ・電動ブラシという順番で使ってください。
使う順番はです。
優先順位はフロスしてソニッケアーです。
ソニッケアーという音波ブラシです。
使う順番はフロス・歯間ブラシ・ソニッケアーです。
順番が大事なのです。
そして機械的に汚れを除けて欲しいのです。
例えば、お茶碗・お皿が汚れました。
どうやったら汚れが取れるのか。
水にジャーっと流せば取れるのか、取れませんよね。
スポンジでゴシゴシと表面をきれいに拭きとってあげて、はじめて洗剤の効果が出るのです。
歯にこびりついている大きな汚れを機械的に除去することぬきに、
お口クチュクチュなんて洗口液をいくら頑張ったところで、
フッ素を頑張ったところで、
汚れの塊が大きい場合には歯まで薬液が到達できないのです。
気休め、です。
そこまで機械的に汚れを取られた方は、歯の歯質を強化させるフッ素であるとか、
すごく効果が上ります。
さらには
吉本歯科医院ではインプラント患者さんのために薬監証明による輸入許可を取って輸入している。スペイン製の薬用歯磨き粉やイタリア製ヒアルロン酸洗口液があります。
基本的にはいろいろな効果効能をうたっている商品は多くありますが、日本で市販されている商品は小さなお子さんが間違って飲んでしまっても大丈夫なものです。
言い換えれば「フッ素入り」「殺菌」等々その程度のものでないと市販はできないのです。
市販でないとしても日本国内では製造すらできないものが多いのも事実です。
やむなく効果の高いホワイトニング剤や薬用歯磨き粉やヒアルロン酸洗口液は輸入しているのです。
ただバイ菌の層というのはほんのごくわずか0.何ミリの世界です。
しかしながらバイ菌は顕微鏡で見ないと見えないくらいのサイズです。
バイ菌の世界からしてみれば、そのプラークの層というのは我々が見たらわずか0.何ミリかの世界ですが、バイ菌から見たらそのプラークの層は実は何キロもの分厚い層になっているということです。
そんな分厚い層になっていますから洗口剤を使ったところで、たまたま表面にいたバイ菌やウイルスは死ぬかもしれませんが、分厚い層の下部である歯の表面に付いているバイ菌はまったくビクともしません。
まったく効かないのです。
歯と歯の間とかに詰まった塊や詰まって取れないような汚れを除けた後、音波ブラシで吹き飛ばして表面を弾き飛ばし、分厚い層を取り除いてツルツルな歯の表面を出し、そこへ殺菌剤やフッ素を使うのはすごく効果があります。
そしてどうしても
歯磨き粉を使いたい!とおっしゃる方ももちろんいらっしゃいます。
子供の頃からの習慣で
歯磨き粉をつけていないと気持ちが悪いという方が
いらっしゃいます。
そんな方には最近電動ブラシ用の歯磨き粉がついに販売になりました。
インプラントにも使える歯磨き粉がようやく販売されました。
「ディノベート」です。
これを使っていただいて音波電動歯ブラシソニッケアーを当てると少ない泡立ちで泡立ってくれるだけで済みます。
普通の歯磨き粉を入れて音波ブラシしたら大変です。
口の中は泡泡だらけになって磨けてもいないのに磨けた気になります。
口の中が一杯ですぐにうがいをしたくなります。
磨けてもいないのに終了してしまってしまうのです。
ぜひ試されて下さい。
そしてさらには
「ヒアルロン酸のうがい薬」
「クロロヘキシジンの殺菌剤」の歯磨き粉もおすすめです。
歯を失わないための歯ブラシの仕方、順番
どうぞ試してみて下さいね。