専門が変われば診断が変わります。
☑歯茎が黒いんです。
☑歯や歯茎が黒ずんできたように見える
☑セラミックの詰め物と歯茎の境目が黒くなってきた
☑歯茎の一部が黒くなってきた
☑治療した前歯の境目の歯茎が黒くなってきた
このようなご相談で吉本歯科医院にお越し下さる、メール相談を頂く方も
とても多いので、お話させて頂きますね。
よくよくお聞きすると、
「以前歯のかぶせの治療をした。
そして根っこの治療(歯の神経治療)もした。
きれいに治したはずなのに、
また膿がたまってきたのかしら?」
そのように不安になってお越しになる方もいらっしゃいます。
でも実はほとんどの方が、
歯や歯茎が黒くなる原因をご存知ないのです。
原因は
「金属」なんですね。
もし、前歯の被せ物をセラミックスにしたとしましょう。
セラミックとは陶器なんですね。
お茶碗みたいなものですから、非常に割れやすい。
ですから、それを補強するために金属が使われます。
また歯の根っこにかぶせをするのに支えがないと倒れてしまいます。
その土台、その土台に金属を使っていたりします。
この金属たちが溶けていくんですね。
金属が溶けるってイメージできますか?
金属が溶け出して歯を黒くし、そして歯茎にまで黒くなっていく。
また
金属アレルギーって、聞かれたことありますね。
最近では、テレビでも頻繁に金属アレルギーのことを紹介していますので
かなり、一般的に知られるようになってきました。
そうなんです。
ピアスやネックレスだけでなく
お口の中に入っている歯の詰め物や被せ物、または歯の土台に使われている
金属が溶け出して金属アレルギーを引き起こすことも
あるのです。
どんどん身体の中に金属が溶け出して、全身的な金属アレルギーにまでなってしまう方までいらっしゃいます。
だったらやりかえればいいじゃないか、
外したらいいじゃないですか、
またかぶせ直したらいいじゃないですか、
そのようにおっしゃる方もいらっしゃいます。
しかし、歯科の治療は何度もできるものでは、ないのです。
実際外すことはできたとしても、
ご自身の残っている歯の根っこに金属が溶け出していってるわけです。
ご自身の根っこはどうなっていると思います?
金属で真っ黒なんですね。
金属が黒く溶け出している歯を
白くしたい
または
自分の歯のように自然な色に見せたい
となると
その歯の黒い部分、削らないといけないんですね。
ですが、思い出して下さいね。
一番最初に歯の治療をして
被せ物をする時点で、すでにもう外周一層削ってるんです。
接着剤をくっつけるために
のりしろ部分を
削る必要が、あるんですね。
外周一層削ることによって
被せ物をすることができているんです。
https://www.8181118.com/news/2016/04/post-380.php
歯の治療の度に、歯を削り取っています。
ですから
今回また、
治療をやりなおす
被せ物を外してやりかえる
となると
今ある黒くなった被せ物を外しているわけですから
そこからさらにまたのりしろを作るために歯を削る必要があるのです。
削れば削るほど
どんどんご自身の残っている歯の根っこ、
細く細く薄く薄くなっていくんですね。
薄くなってしまうと、
噛んだ時に
噛む力によって
割れてしまったり、
長く持たなかったりします。
何回もやりかえている方では、
芯棒を外す時に、このようにパキッて割れてしまう方までいらっしゃるんですね。
歯の根っ子(歯根)が割れてしまったら、もう抜くしかないんですね。
もう一回芯棒立てて、被せ物をできるんじゃないんですか?
とよく患者さん、おっしゃられるんですが
実はできない、んです。
芯棒によって歯の根っこが揺すられます。
そうすると根っこのまわりの骨がどんどん溶けていきます。
残念ながらこの場合はもう抜かないといけなくなります。
ですから、
歯の被せ物は
何度もやりかえができるものではないんです。
色が黒くなったら
またその時、白いものにやりかえたらいいじゃないか
と思われるのですが、
ただし・・・・歯を失う時期が早まってしまう可能性がありますよ、という
注意書きが、小さく小さく付いているということなのです。
治療をする前に
しっておいた方がいいことは、
☑この材質を使えば将来どういうふうになっていくのか?
☑金属が溶け出す材質なのか?金属が溶け出さないものなのか?
☑金属のような色がでてくるものなのか、出てこないものなのか?
☑その素材は全身に対してどういう影響を及ぼすのか?及ぼさないのか?
☑金属アレルギーの可能性がある方は、金属アレルギーにならない材質なのか?
そういうことまで含めて先生とよく相談してから治療をお決めになられてほうがいいと思います。
「一回した治療をやり直す」これ非常に難しいですし、
実はリスクがあるのです。
https://www.8181118.com/director/2016/04/post-126.php
歯の治療は何度もできない
最初によくご相談して治療を受けられてください。
https://www.8181118.com/contact/
吉本歯科医院には、歯を削らない治療を求めて受診される方が
インプラントって差し歯のことですか?
インプラントと差し歯って違うんですか?
歯が抜けたら差し歯にできるんですか?
というご質問をよく頂きます。
差し歯とインプラントの違いをお話しますね。
差し歯とは、読んで文字のごとく歯に差す状態で作るものを言います。
ご自身の歯の根っこが残っており、そこに被せ物を差している状態です。
これを差し歯と言います。
インプラントは何かを体内に埋め込む、これをインプラントと言います。
インプラントは人工的に歯根(歯の根っこ)を作る方法とイメージして下さいね。
インプラントと差し歯の違いは歯根があるかどうかです。
歯の根っこを失われた方に歯の根の代わりに骨の中にネジのようなものを入れるのがインプラントと言います。
インプラント治療について
「どの歯を残し、どの歯を抜くか」ということで迷われることが多いかと思います。
なるべく多くのご自分の歯を残したいという気持ち、良く分かります。
当院にお越しになられた方も
はじめは皆様「1本でも多く自分の歯を残したいんです」
そう、おっしゃられます。
また、インプラントはすごくいいものだ
と理解されている方が多くいらっしゃいます。
そして
インプラントさえ入れればもう大丈夫だ、
インプラントさえ入れればすべて再生される
歯がなくなったらその時インプラントにすればいいじゃないか
そう思っていらっしゃる方、本当に多くいらっしゃいます。
私はもっとインプラントのデメリットというところを知って頂きたいと思います。
「インプラントってすごくいいものだ」
それはすごくいい条件が重なった方のお話しです。
残念ながらインプラントというのは単なるネジです。
ですのでトラブルは当然あります。
トラブルの原因がなんなのか?
どういう時にトラブルになるのか?
いうことを是非知って頂きたいのです。
そして実際にインプラント治療を受けようと思う場合には、知っておいて頂きたいのです。
インプラント治療をしてからでは手遅れなんです。
ます最初に
インプラントとご自身の歯の違いを知って下さい。
まずインプラントは全く動きません。
ご自身の歯は一生動き続けます。
インプラントを1本でも口の中に入れるということは
動くものと
動かないものが
共存していく状態になる、ということです。
インプラントを検討している患者さんから
ほぼ100%頂く質問があります。
それは
「インプラントはどのくらい持ちますか?」
です。
一番問題なく、10年20年と経過が順調なケースは
お口の中に歯が1本もなく、上下すべてをインプラントにされた場合です。
全ての咬む力が、インプラントのみで設計されている場合です。
建築物と同じです。
古い古民家の柱を残してリフォームした場合と
いっそ更地にしてしまって強固な柱をドーンと建て新築した場合
見た目は一緒かもしれませんが
強度の問題、噛める力、耐久性は
比較するまでもありません。
しかしながら、インプラント以外にご自身の歯が残っている方の場合には、いろんなトラブルがあります。
私のもとにインプラントトラブルで駆け込んでこられる方の多くは
お口の中に2~3本のインプラントを埋入されている方です。
☑インプラントが入っている歯の隣の歯が割れた
☑インプラントが入っている歯のかみ合う上の歯が痛い
☑インプラントが入っている右側とは反対側の奥歯が一気に壊れてきた
このような症状です。
まず第一に知っておいて欲しいことがあります。
それは
インプラントはすごく良く噛めます。
ものすごく噛めてしまうのです。
しかし、すごくよく噛めるがゆえに
フランスパンや
お肉をガンガン噛んでしまわれます。
実際に噛んだ相手の歯は・・・・?
歯は上の歯と下の歯で噛みますよね。
下の歯をもしインプラントにした場合、
上の歯もインプラントであれば問題はありません。
しかし、上の歯がご自身の歯であった場合、どうなると思いますか?
その上、上のご自身の歯が、もう既に神経を治療をして神経がない歯だった場合。
神経のない歯の強度は本来のご自分の歯の強度の10分の1程度しかありません。
見た目はきれいにたってるけど
チョンと力がかかれば簡単に崩れる家と同じです。
見た目はいいけど、柱が腐って弱っている状態です。
インプラントが良く噛めるがゆえに
噛み合う上のご自身の歯がその噛む力に耐え切れないんです。
そして破壊されてしまう。
では、
インプラントが入っている人はどの位の力で噛んでいいのか?
インプラント自体はは強い力で噛んでも壊れません。
しかしながら
インプラントが入っている歯と咬み合うご自身の歯は今までの治療の結果あと年齢相応の弱い状況、もうすでに何十年も頑張ってきた弱い歯なのです。
ですから、その歯が耐え得る強度以上の力がかかれば、
その残っている歯が次々に壊れます。
ここまでが
上に(下に)インプラントを入れた場合の噛み合う相手の上下の歯の話しをしました。
次に左右の話しです。
両足だと1km・2km歩けます。
片足ケンケンだとどうでしょう。
おそらく100mも難しいのではないでしょうか。
健康な足ですよね。
骨折している足ではありませんよね。
健康な足だというのにもかかわらず、片足だと100mも行けないのです。
つまり本来の受け持てる力以上の力がかかると壊れるということです。
インプラントも単なるネジです。
例えば左にインプラント治療をしたとしましょう。
右はご自身の歯があります。
何年か後に右のご自身の歯が虫歯や歯周病、歯が折れた割れた等の理由で
ダメになってしまった。
右では噛めないけれど左はインプラントがある。
ああ昔インプラント治療をしていて良かった。
今は右では噛めない。
でも左が噛める。
ということで左で噛んでいた。
何が起こると思われますか?
本来受け持てるインプラントの強度以上の力がインプラントにかかりますから、
今度はインプラントが折れる。
またはインプラント周囲にある骨が骨折する。
このようないろんなトラブルが起きてきてしまうのです。
インプラントは単なるネジです。
万能ではありません。
もしそのような状況になられた場合には、すぐにインプラント治療をされた先生に相談し、両方で噛める状況を作る、
これがすごく大事なことなのです。
これが左右的なお話しです。
次に問題なのが、隣り合う歯です。
近隣の歯です。
例えば前から数えて、よくあるのが6番目・7番目の歯にインプラントをした。
奥歯の2本ですね。
6番目・7番目の歯がなくなったので、その部分にインプラント治療をした。
よくあるケースです。
手前の4番目・5番目の歯は何とか根っこの治療をしたりして残せた。
当然ですが
インプラントの持つ期間、
手前の歯の死んだ歯の持つ期間、
違うんですね。
歯の神経がしっかり残っていて生きている歯の場合には、
負担がかかってきた場合には
痛いなあ
しみるなあ
いうことを感じますので手を打てます。
しかし、歯の神経をもう既に取ってしまっていて
死んでいる歯の場合には、無理な力がかかってきてトラブルが起こったとしても、
痛いとかしみるといった自覚症状は一切感じることができません。
場合によっては力の負担によって歯が折れたとしても
気付かれない方もいらっしゃいます。
その状況を放置すると何が起こるのか。
いずれこの歯は抜かないといけないかもしれない。
でも今抜きたくない。
今は噛めるから問題ない。
ということで置いておかれる方が実は多いのです。
手前の歯が折れると、その歯が助からないということはご理解頂けるのですが、問題はその歯を抜かないということではなく、歯の周囲にある骨がなくなるということなのです。骨がなくなるということが実は大問題になります。
https://www.8181118.com/director/2016/09/post-149.php
確かにその後ろの歯にインプラントをしている歯自体は問題はないかもしれない。
しかしながら、骨というのは段々と染み渡るように広がっていくようになくなっていくのです。
つまり隣の歯を失うと隣の歯の骨が溶け出すと、段々その骨が溶けることによって、実はインプラント周囲の骨が溶けてなくなるのです。
インプラントは大丈夫であっても
インプラントの周りの骨が勝手になくなるのです。
例えば
川沿いに家を建てていたと想像して下さい。
何十年か経ったらいつの間にか川に土地が削られ、家が傾き始めてきた。
と、同じようなことが起こってしまうのです。
どんなにインプラント自体が大丈夫であったとしても、隣り合う歯がそういう状況になってしまうと、インプラントと言えど、そのインプラントを除去しなければならない。
もしくはその骨ごと削って除けなければいけないという状況に追い込まれてしまうのです。
ですからインプラントの寿命というのは実は隣り合う歯の寿命に左右されるのです。
インプラント治療を行なう場合、
隣りの歯が歯の神経がない死んでいる歯であるとか、
何とか甦らせている歯であるとか、
10年・20年確実に持つような歯でない場合には、
そこがトラブルになった場合、
次にどういう処置をしないといけないのか?
そこが悪くなった時にそこにインプラントをするのか?
そこをインプラントを伸ばしてするのか?
そういう治療計画を最初に立てておかないと、大変困ることになります。
今目先のことだけを考えていては
5年後、10年後悲惨な目に合います。
そしてまたインプラントメーカーによって、そういうリフォームということを対応できるインプラントメーカーもありますが、残念ながら対応できないメーカーも数多くあるのです。
極端な話しを言えば、
かなりな本数を失われてしまった方、ある程度年齢を重ねられた方の場合には
どう考えればいいのでしょうか?
確かに歯を残すということはいいことかもしれません。
しかしながら、
その残せる本数、
その機能できる期間、
というのがどの程度のものなのか?
実はこれは古い古民家をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
最近は古民家を再生して住むことがブームのようです。
その古民家、柱が腐食し4本ある柱が大きい屋根を支えているわけです。
3本は何とか5年・10年は持つかもしれない。
取り合えずこのままだと崩れるので、一番弱い1本だけを良い柱に置き換えるとイメージしてください。
その後何かトラブルが出た時に、良い柱1本ですべての屋根を支えるということは不可能なのです。
しかしながら、屋根と柱はつながっているのです。
屋根が崩れれば、その丈夫であった1本では、1本であったとしても引っ張られて傾いていってしまうのです。
で、リフォームは所詮リフォームなのです。
どの位の期間持つのかということは
その残りの3本の柱によって寿命が決まるのです。
確かにリフォームをすれば、リフォームのような形で修繕すれば、
その時その一瞬に関して言えば、費用は安く抑えることが出来るかもしれません。
見た目は新築もリフォームも変わりません。
しかしながら長期的視野に立った時、
じゃあそれがいつ崩れるのか、その残っているものによって左右されるのです。
それが崩れかけようとした時にすぐに修繕すれば、その最初に治療したインプラントは柱は大丈夫かもしれません。
しかしながら本当に噛みにくくなった時には、その柱そのものがもう既に使えなくなっていることが実は多いのです。
本当にその10年後の1本が同じ高さ、同じ長さ、そのままで使えるんでしょうか。
現実には使えないことが多いのです。
ですから1本でも2本でも歯が残せるようであったなら、残したいとおっしゃる方は多くいらっしゃるんですけれども、その1本・2本を置いておくがために、全体の強度、バランスというものが実は大きく崩れ、そしてその崩れた原因が実は耐久年数に大きく関係してくるということを是非知って頂きたいのです。
ですので噛み合わせのバランスって実はすごく大事なのです。
1ヶ所崩れた所を補強するように補強した場合には、
その噛み合う相手がダメになった時でも、その高さに仕上げないといけないのです。
噛むという行為は
カチカチと噛むという行為と、
もう一つ
すり合わすという、すり潰すという噛み方
があるのです。
人間は肉食動物と草食動物の両方を併せ持つ、
極めて稀な食生活を送っているのです。
実は動物体系的に見ても、これは実はすごいことなのです。
噛むという行為と
すり潰すという行為
この両方を持ち合わせている、実はすごいことなのです。
このすり合わす、すり潰すということは、
隣り合う歯の高さが同じ高さでないと、横にスライド、ずれるということが出来ないのです。
ガタガタだったらどうでしょう。
カチカチ噛めるかもしれない、でもすり潰すということは出来ないのです。
例えば馬とかの歯はまっ平です。
それに対しサメとかの歯は牙のようになっています。
サメは牙で噛み切ることは出来ますが、
すり潰すことは出来ないのです。
ガタガタの歯ではすり潰すということは出来ないのです。
取り合えず今ここの歯がないから、ここの歯がちょっと飛び出てて噛み合わせるために引っ込めて作る。
そういうガタガタな治療をしてしまえば将来その他の歯がダメになった時に、すり潰す・すり合わせるということが出来なくなるということになってしまうのです。
そしてまた、その部分にだけ力がかかり揺すられ、本来の受け持てる力の何倍もの力、本来受け持てる力の方向からではない別の横からの力によって壊される、破壊されるということもあるのです。
ですからある程度の年齢になられている方、残そうと思えば残るかもしれないであろう歯の本数であったり、強度のバランスによっては全て除けて、リフォームではなく新築でしっかりとしたバランスのとれた柱と梁でもって維持させる。というふうにされた方が実は相対的に、結果的に10年単位・20年単位で見た時に非常にトラブルが少なく、良く噛める状態ということを維持できることがあるのです。
10年後に何が起こるのか、
そのトラブルになりそうな原因は何なのか、
ということをしっかりと見極めた上で治療を受けられることをお勧めいたします。
https://www.8181118.com/director/2016/02/post-117.php
香川県高松市の
噛み合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯が痛い時
とりあえず
ロキソニンなど痛み止めの薬を飲んで
しのいでいる
ということって
おありになるかと思います。
今日は
痛み止めの薬を飲んで
歯の痛みをしのいでいる危険性を
お伝えします。
歯の神経が死んでいるといわれた
歯の神経を取らないといけないと言われた
歯の神経が死にそうだといわれた
歯の神経が痛む
上記のようなお悩みを抱えて
患者さんが吉本歯科医院にはお越しになられます。
特に歯の神経治療に関しては
患者さんご自身でも、
ご自分の歯の神経が
今でも生きているのか?
死んでいるのか?
死にかけているのか?
それとももう死んで腐っている状態なのか?
そもそも、歯の神経を昔に取り除いている状態なのか?
ご存知ない方がほとんどです。
ではそもそも
歯の神経が死んでしまう
って一体どういう状態をさすのでしょう?
たとえば
歯に食べ残しが
あったとします。
歯と歯の隙間や
奥歯と奥歯の間に
食べかすが
ごっそり詰まっている
誰にだってあることです。
じつは長い間
食べかすが詰まったままだと
食べかすが詰まった部分に
虫歯菌が繁殖していきます。
そうすると
歯の表面が
一層溶けてしまうのです。
この段階になると
歯がしみる
ということが
起こります。
そこで
「ま、いいか、我慢するか」
「前にも歯がしみたことがあったけど
ほっといたら治ったから、ほうっておこう」
と
歯がしみていた状態を放置すると
さらにさらに
穴が開いてきます。
歯が溶けて
穴が開いていきます。
イメージしてみてくださいね。
バケツに水が
入っている
と思って下さい。
バケツに
小さなキズがあったとしも
大した問題は起こりません。
しかし
どんどんどんどん
バケツにキズが付くと
穴が開いていきます。
そうすると中に入っている水が
溢れ出します。
これが
穴が
歯の神経・血管に達した状態
だと思って下さい。
そこには
塞ぐことのできない穴が
開いてしまうのです。
堤防が決壊した
川の状態です。
こうなるともう
ばい菌が入り放題
です。
大事に大事に
硬い壁、
エナメル質、
歯の壁、
象牙質で覆われていた
歯の神経や血管が
露出してしまう
ということが起こります。
バイ菌にとって
神経や血管や血液は
重要な栄養素です。
とっても美味しい
大好物なのです。
もちろん
人間の体はバイ菌が入ってきた時には、
そのバイ菌に対して戦おうという
免疫という防御機能
があります。
しかしながら余りに
バイ菌の量が多いと
その防御機構で
食い止ることはできなくなるのです。
ですのでバイ菌は
どんどんどんどん
増殖を続けていきます。
最初は歯の表面だけだったのが、
歯の神経・血管にまで到達することで
バイ菌は一気に
歯の神経・血管をやっつけて
いきます。
最初は
歯がしみたり
痛んだり
ズキズキ
ということが起こっていくのですが、
それはバイ菌と戦っている証拠
でもあるのです。
歯がしみるのは
歯の神経が生きている証拠
です。
このばい菌との戦いに負けると
痛みを
感じなくなる
のです。
よく歯を治療せずにほったらかしにしていたら、
「歯がボロボロと欠けていった」
「痛みが和らいだ」
「痛みが止まった」
ということが、あります。
歯が痛い時に
痛み止めの薬を飲む
という行為は、
ばい菌と戦っているんだということを
脳に知らせようとしている
警告を無視しなさいというものです。
これが痛み止めの薬の
仕事なのです。
特に昨今、
以前であれば病院から処方箋がないと
薬局から出せないような強い痛み止めの薬が
日常的に薬局で買うことができるようなりました。
なので
一般の方が誰でも簡単に
強い薬を手に入れることができています。
その影響もあってか
虫歯が本当に進行してから
重度になってから
歯医者に来られる方が増えています。
さらには、
バイ菌が繁殖し、
鼻の部屋まで突き抜けていたり
歯を支える骨まで溶かしている
ケースも少なくありません。
年齢がお若くても
関係ありません。
実際にまだ30歳の若さでも
歯を支える骨がかなり溶けてしまっている方は
いくらでもいらっしゃいます。
歯がしみるなあ
ってことを放置し
「痛み止めの薬」でその場限りの
痛みを止めを繰り返してきた方は
すでに
歯の神経が死んでしまっている
ことが、多いのです。
もちろん
私も現代に生きる日本人として
毎日忙しいことは十分承知しております。
歯がしみるくらいで歯医者に行っている時間の余裕はない
というお気持ちも
よくわかります。
でも痛いのは困るから
とりあえず
痛み止めの薬でその場をしのいでおこう
とお薬を飲んでしまう
お気持ちは
よく、わかるのです。
しかし
歯は自然に治りません。
風邪のように
日にち薬で栄養を取って寝たら治る
というものでは、ないのです。
残念ながら
どんどん悪い状況になっていきます。
そしてとうとう
歯の神経や血管が死んでしまった時には、
逆にまったく痛みを感じなくなってしまうのです。
ばい菌の勝利
です。
戦いに勝利した
バイ菌達はそこからどうすると
思いますか?
さらにさらに
歯の奥へ奥へ侵入して行きます。
そして
歯の根っこを越えて、
根っこ周囲にある
骨や歯茎を溶かしていくのです。
自覚症状のないまま
歯を支えていた骨を
どんどん溶かしていくのです。
歯の神経が死んでしまったとしても
ばい菌に殺された
歯の神経の死骸を
除去してやらないと
バイ菌はずっと生きているんです。
歯の神経を殺しただけなく
今度は骨や歯茎さえも
侵食していくのです。
バイ菌の住処である歯の根っこ(根管)の中を
早く掃除してあげないと
どんどんどんどんバイ菌は
奥へ奥へと入っていきます。
歯の神経を取る治療というのは
読んで字のごとく
歯の神経を取る治療だ
と思われている方が多いのです。
しかし
実はそうではない
のです。
すでに死んでしまった歯の神経の死骸を
きちんと除去し
歯の根管の中をきれいに
消毒する
ということを意味します。
ばい菌に侵され
死んでしまった歯の神経は
生ごみが腐敗している状態
とまったく同じです。
腐敗しているので
におうと
臭いです。
とても
臭い
のです。
発酵食品を思い浮かべて下さい。
発酵がすすむと
膨らんできますよね?
つまり腐っていくと
ガスを出す
のです。
ガスが出ると
圧力が高まります。
そうすると歯の神経は死んではいるんだけれども、
周りの骨や歯茎が溶かされることにより
顔が腫れてくる方も
いらっしゃいます。
すでに
歯の神経の治療で神経を取ってしまった方でも
バイ菌に侵された場合には
いきなりこの状態にまでなってしまうこともあります。
顔が腫れてしまっているような場合には
一刻もはやく歯の根っこの中を
ばい菌を減らすということが
必要です。
また
歯を支えている骨を溶かしたバイ菌達は
最後はどこへ行くのでしょうか?
実は
歯の神経というのは
脳と繋がっている
のです。
例えば指先を
考えて下さい。
指先の神経は
指先だけでしょうか?
違いますね。
指先は脳から繋がった神経
なのです。
神経の一部に過ぎないのです。
つまり
バイ菌は歯の中の神経だけを死なせるわけではなく、
歯の外の周囲の骨や
歯茎の神経さえも
殺していくのです。
そして骨を
溶かしていくのです。
そしてとうとうその奥には
太い神経・血管が控えているのです。
そこにたどり着いたバイ菌は
どうなるんでしょう。
一気に全身を
巡ってしまう
のです。
心筋梗塞
聞かれたことありますでしょうか?
心臓の血管が物が詰まり
血が流れにくくなってしまった状態です。
よく動脈硬化や全身糖尿病などが
大きく取り沙汰されていますが、
血管に詰まっているのは
何だろう?
と研究した先生が
いたんですね。
血管に詰まっているものの中に
いくつもの
口の中にある歯周病菌、ばい菌が
見つかったのです。
つまり、
口の中にいたバイ菌が
心臓の中で発見されたり、
誤嚥性性肺炎といって
肺炎の中で肺炎球菌といっしょに肺炎を起こしていたり、
口の中だけに留まらず
全身にまで影響を及ぼしているのです。
ですから歯の神経の治療をした方が良いのか、
しない方が良いのかと単純に考えたならば
神経の治療は神経が生きているのであれば
残せる方向で治療してもいいと思います。
しかし
もうすでに痛みもなく
歯の神経も死んでしまい
歯の神経の死骸が悪さをしている場合には
一刻もはやく治療を行なわないと
全身に対して影響を及ぼします。
また上の歯の場合には
歯の根の奥には
鼻の部屋があります。
鼻の部屋にばい菌が
侵入してしまうのです。
口から食べたものが
鼻から出てきて困る
という患者さんも
実際にはいらっしゃいます。
ただ単に歯や口だけの問題ではなくなり、
鼻の手術を含めた処置が
必要になったりもするのです。
水の入ったバケツに穴が開いた場合には
水が流れ出ます。
どんどん流れ出ます。
決して歯の1本を最終的に抜けば済む
という問題ではなくなることもあるのです。
歯の神経を取ることひとつをとっても
知らないではすまされない重要なことが
あります。
どうぞ先に知って下さいね。
https://www.8181118.com/menu/02info.php
吉本歯科医院の見える世界での虫歯治療、歯の神経治療はこちら
原因を突き止めることで
無駄な治療をしなくてすみます。
http://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
原因を取り除かない限り再発を繰り返すのです
専門が変われば診断が変わります。
香川県高松市の
噛み合わせ専門歯科
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯の治療の8割が
過去に治療した歯の再治療
ということを知っていますか?
先日、ご相談にお越し下さった患者さんは
「ほぼ30年近く同じ歯医者さんに通っていたのに
65歳を過ぎた頃から
被せ物が取れ、歯に穴が空いていたり、歯が折れたり
歯を抜かないといけないと診断される歯が増えてきたり
一気に歯の状態が悪くなってきた」
ということでした。
ほとんどの方は
■虫歯ができた
■かぶせ物や詰め物が取れた
■歯がしみる、痛い
■歯がグラグラする
■噛むと痛い
■歯が折れた、割れた
■歯茎が腫れて痛い、血が出る
といった時に
歯医者さんに駆け込む
のではないでしょうか?
そして
虫歯であれば、
悪いところを削って詰め物やかぶせ物をしてもらい
治療が終われば
「ああ、これでやっと歯が治った」
と思われていらっしゃるのでは
ないでしょうか?
実は、この常識こそが
あなたが
ちかい将来
多くの歯を失ってしまう
大きな原因なのです。
あなたが
歯医者さんに駆け込むこれらの症状ですが
「そもそも
そうなってしまった原因」
をお知りになっていますでしょうか?
もうすでに歯を何本か失ってしまっている場合には、
その時、歯がなくなった原因は
一体何だったのでしょうか?
虫歯
歯周病(歯槽膿漏)
歯が折れた、割れた
の症状は
結果にしか
過ぎません。
そうなってしまった原因が
必ずお口の中にはあるのです。
しかし、
その根本原因を
患者さんご自身が知らないことが
ほとんどです。
それらの病気を引き起こしている
根本的な原因は
①咬み合わせ
(バランスの悪さからくる破壊的な力)
②細菌(清掃不良または細菌感染)
です。
「かみ合わせ」と「細菌」の両方に
原因がある方は
とてもはやく破壊が進みます。
「歯の掃除さえすればいい」では
片手落ちになってしまうのです。
多くの方は歯が悪くなる原因は
「私が歯みがきを毎日きちんとしなかったからだ」
と思い込んでいる方がほとんどです。
本当にそうでしようか?
あなたは過去に治療した部分が
また虫歯になってしまった
という体験がありませんか?
日本中で現在行われている
歯の治療の3分の2は、
過去に治療した部分の再治療なのです。
最初は小さな虫歯だったかも
しれません。
小さな虫歯を削って
小さな詰め物をしていました。
何年かしてその小さな詰め物部分が
虫歯になってしまいました。
小さな詰め物を外し
大きな詰め物に
やりかえをしました。
そしてまた虫歯になった時には
大きな詰め物を外して
虫歯部分を更に大きく削り取り、
今度は削った歯を覆うような
大きなかぶせものをしました。
しかし、
また何年かして
今度はかぶせ物が外れてしまいました。
銀の被せ物がはずれた部分を見てみると
バイキンによってドロドロに溶かされた
歯の根っこが見えてきました。
歯の根っこまで
バイ菌がきてしまった歯の神経を
残すことは大変難しく、
こうなったらもう
「この歯の神経は抜くしかありません」
ということになるのです。
神経を取った歯の強度は10分の1まで
落ちます。
https://www.youtube.com/watch?v=sBNdWQuuU7Y
歯の神経を取るとどうなるの?
動画もご覧下さいね。
歯の神経を取るということは
歯の神経と一緒にある
神経や血管も一緒に取り除く
ということを意味するのです。
血管を取り除くと、
栄養が歯にいかなくなります。
栄養がいかない
神経や血管を取った歯は
少しの力がかかることで
あっけなく折れたり割れたりします。
神経のない歯が折れたり、割れた場合には、
もう歯を抜くしか方法がありません。
多くの日本人は、
このような順番で歯を失い、
そしてもう1本、
また1本とドミノ倒しのように
歯を失っていっています。
そして80歳になった時に、残っている歯は
わずか11本というのが現実なのです。
11本では、
何も噛むことはできません。
入れ歯で苦痛に耐える生活を
過ごすことになってしまうのです。
同じところが
何度も虫歯になるには
必ず再発する原因が
あなたのお口の中にあります。
原因を突き止めることで
無駄な治療をしなくてすみます。
http://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
原因を取り除かない限り再発を繰り返すのです
無料メール相談やお問い合わせは
こちらまでお送りください。
https://www.8181118.com/contact/
歯は上下左右お互いに支えあっているので、
歯の無い状態を放置すると
残っている歯が相手の歯を求めて飛び出してきます。
ガタガタになって擦り合わせができなくなっていきます。
部分入れ歯の最大の目的は
残っている歯がガタガタにならないようにつっかえ棒のように
押さえておくです。
残念ながら噛むためではないのです。
軽くなら噛めます。
ドンドン噛めば痛いです。
ドンドン噛めば引っ掛けている歯が順に抜かないといけないようになります。
部分入れ歯の長所といえば
噛んで痛くなくても噛むことをお勧めしません。
なぜ痛くないかというと残っている歯に密着していて
掛かる力を残っている歯に分散できているからです。
どんどん長年噛むと、歯茎が赤くなり歯茎が沈み込み、骨が溶けていきます。
もちろん残っている歯がガタガタにならないようにつっかえ棒のように
押さえておくために使用されることはお勧めします。
しかし噛むための目的ではありません。
専門が変われば診断が変わります。
専門が変われば診断が変わります。