香川県高松市の
かみせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯が折れた
歯が割れた
歯に穴があいてしまった
被せ物や詰め物がすぐ外れる
こういった時
その原因は一体何だ
と思われますか?
そんなこと考えたこともない、
という方が
ほとんどであるかと思います。
お口の中に症状が起こった時
ほとんどの方は
私が歯みがきをちゃんとしなかったから
ばい菌がたまってしまったから
とお考えになります。
しかし
原因はそれだけでは
ありません。
咬み合わせバランスの悪さによる
噛む力の衝撃で
歯が欠けたり
歯に穴があいたり
歯がグラグラと揺さぶられ
抜けそうになったり
ということが起こるのです。
モノとモノがぶつかる行為は
必ずどこかが壊れます。
例えばですが
壁に豆腐をぶつければ、
どうなりますか?
もちろん柔らかい方の豆腐が
グシャっとつぶれますよね?
豆腐に向かってボールをぶつけると
柔らかい豆腐がこれまた
グシャッとつぶれますよね?
物と物がぶつかった時には
必ず
より柔らかい方が
壊れるのです。
衝撃というのは
そういうものです。
ただ、
例外があります。
衝撃が長期間に及んだ場合、
仮に弱い力であったとしても
硬いものを壊すことが
あるんです。
よく言われるのに
「雨垂れ石を穿つ(うがつ)」
ということわざがあります。
※軒下から落ちるわずかな雨垂れでも、
長い間同じ所に落ち続ければ、
ついには硬い石に穴をあける意味から。
たえず垂れ落ちる滴は石にさえ穴をあける
小さい雨粒でも長い年月の経過によって
固い石にも
穴をあけてしまうのです。
物と物がぶつかった時には
ぶつかったところが壊れやすくなる、
壊れる。
これはイメージできます。
次にそこを壊れにくい頑丈なものにすれば、
それを支えている他の構造物に
その振動や衝撃が伝わるのです。
つまり、
どんなに硬い物、
どんなに壊れにくい物の
カブセ物を作成したとしても、
その衝撃は他のところに行ってしまうのです。
カブセ物を支えている歯であったり、
歯を支えている骨だったり、
歯根膜だったり、
骨を支えている関節であったり、
いろんなところに
その衝撃や振動は蓄積されます。
そして人間の体というのは歯だけ、
頭の骨だけというふうに独立しているのではなく、
骨はだいたい人間の身体は個人差ありますが
200近くで構成されていると言われています。
また
関節は260もあると言われてます。
つまり全身にある200個の骨、
260の関節でもって
つながっているのです。
そしてそれぞれを
筋肉や腱でつないでいる
のです。
ですので、
腕を引っ張ったら当然
体もくっついてきます。
肩を押したら足も引っ張られて
転んでしまうのです。
つまり衝撃というのは
全身でその力を受ける
ということです。
よく食いしばって踏ん張れ
と言います。
食いしばることができなければ
踏ん張ることはできないのです。
踏ん張ろうとすると、
食いしばろうとします。
食いしばれないと
踏ん張れないのです。
つまり噛み合わせの状態が悪いとか
早く当たるとことがあるとか、
強く当たるところがあるとか、
というとその衝撃はただ単に口や顎、頭だけではなく
首や肩、場合によっては足にまで行ってしまうのです。
その衝撃は
逆もあります。
足をケガされると
歯が割れる
という体験をされた方は
多いのではないでしょうか?
一見関係ないような足と歯ですが、
とても密接に関係があるのです。
咬み合わせバランスが悪いままだと
お口の中にどんないい治療をしようと
どんなに自費で高い素材を入れても
必ず破壊が起こります。
歯の破壊だけでなく
咬み合わせバランスの悪さからくる衝撃は
全身への影響も大きいのです。
原因を突き止めることで
無駄な治療をしなくてすみます。
http://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
原因を取り除かない限り再発を繰り返すのです
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
先日、関東からわざわざお越し下さった患者さん
のお話です。
「どうしてわざわざ飛行機に乗って
吉本歯科医院にまで来て下さったのですか?」
とお聞きしたのです。
そうすると
その方はこうおっしゃいました。
歯が動く
ということをわかってくれる歯医者さんを探していたら
日本全国どこにもなくてインターネットで調べて吉本歯科医院を
見つけてくださったとのことでした。
そう思われた方も多いかと思います。
吉本歯科医院に初めてお越しになった方はまず、驚かれます。
子供の頃に矯正治療をした方は
もうこれで私の歯並びは一生、死ぬまできれい!大丈夫!
って本気で、思っていらっしゃる方の方が実際多いんです。
しかし、
違うんですね。
「歯は、動くの?」
はい、歯は動きます。
一生歯は動き続けるんです。
吉本歯科医院は、噛み合わせの専門歯科医院ですので
初診でお越しになられるほとんどの患者さんは
「歯が痛い」
「この奥歯が痛い」
というご相談とともに
「私の咬み合わせが正常かどうかを
吉本先生に一度診て欲しいと思ってきました」
という患者さんが圧倒的に多いです。
そして
ほとんどの方は
かみあわせ=歯並び
だと思っている
ということ。
噛み合わせは固定されたもので
一生変わらないものだと思っているということ。
噛み合わせ=歯並び
では、ありません。
きちんと噛めることと
見た目がきれいに並んでいるということは
全く意味が違います。
そして、
噛み合わせは固定されたものではなく
微妙に変わっていくもの
です。
お食事をする姿勢が
前かがみなのか
まっすぐなのか
ほおづえをついているのか
足をいつもくんでいるのか
猫背なのか
いろいろな要素で
咬み合わせも微妙にずれていく
のです。
「はい、これでOKです。」
とカチャカチャと噛み合わせを調整し
治療が終了する
というイメージのものではない、
ということを
知って頂きたいと思います。
歯は、動きます。
歯は、一生動き続けます。
噛み合わせは固定されたものではなく
一度調整しても、また微妙にずれていきます。
私達の医院では、
院長をはじめすべてのスタッフが
このようなお話を一日に何十回も患者さんに
お伝えし続けています。
歯が動いていく原因は
http://www.8181118.com/movie/movie2.php
歯が動く原因ってなに?動画をご覧下さいね。
10年前と比べてこんな症状が出ていらっしゃる方はいませんか?
■「下の歯がガタガタになってきた」
■「上の歯がガタガタになってきた」
■「動いてなかった歯が動いてきた」
■「右でしか噛めなくなってきた」
■「右で噛んでいると、右が痛くなった」
■「いつも決まった所が痛くなる」
■「いつも決まった所が虫歯になる」
これは、
実際に吉本歯科医院に
お悩みをご相談になられた方が問診票に書いて下さったこと、です。
吉本彰夫の考える
良い噛み合わせとは、
10年後も、今と変わらず同じ場所に同じ歯がある
です。
1日1日が同じ状況であれば、
10年後も同じ場所ですよね?
歯の状態も、
今もし、虫歯もなく
何の問題もなくお食事ができているなら
その状態が10年後も20年後も続けばいいですよね?
女性であれば
40歳の時のお肌と
50歳の時のお肌の状態が
同じように維持されていれば
いいですよね?
しかし、
実際は、そうではありません。
最初は
小さなむしば
からはじまります。
小さな虫歯なので、
小さな詰め物に。
そしてしばらくたって詰め物をしたところが、また虫歯に。
今度は小さい詰め物では封鎖しきれず
大きな詰め物に。
また悪くなって
歯を大きく削って、フルカバーのかぶせ物に、なります。
そしてしばらくたって今度はかぶせ物をした部分が
痛くなってきて、歯医者さんに行ったら
「もう神経にまでばい菌がきているので
歯の神経を取りましょう」
ということになります。
神経を取った歯は、
強度が10分の1まで落ち
栄養が行き渡らない
死んでいる歯になりますので
少しの咬む力で、
あっけなく折れたり割れたり、
根っこにひびが入ったり
していくのです。
http://www.8181118.com/movie/movie3.php
歯の神経を取るとどうなるの?動画をご覧下さい。
一度治療した歯を何度もやりかえをして再治療をしているのが
今の私達のお口の中の現状です。
そうなった場合にはもう抜歯しかありません。
こうやって歯を失ってこられた
という経緯をお話して下さる方は
吉本歯科医院には本当に多いのです。
実際に私がお話をお聞きした患者さんの中には
「この10年ですごく歯を抜かれちゃったのよ」
「前歯がガタガタになってきたの」
「一気に悪くなっていった気がする」
という方は決して少なくありません。
歯を失ってこられた経緯を
振り返ってみると
みなさん
「まさか、ここまで歯を失うことになるとは思わなかった」
「昔から歯が弱かったんだけれど、ここまで噛めなくなるとは」
と、過去を悔やまれます。
歯を失う原因は
みなさんほとんどが
「私が歯みがきをちゃんとしなかったから」
とおっしゃられます。
もちろん、
歯磨きがきちんとできていなかったために
バイ菌が歯を溶かし、骨を溶かし
歯を失ってしまっている方もいらっしゃいます。
しかしもうひとつ
原因があります。
それが「咬み合わせ」です。
お口の中の状況は
家族の移り変わりや、
生活スタイルの変化を
みなさん今まさに身をもって体験されていることと
まったく同じなのです。
状況は変化し続けるんです。
歯は一生動き続けているんです。
歯の治療は、「今、この現在だけ」を考えて設計図を
書くのではダメなのです。
10年先に困ったら困った時に考えればいい
というようなものでは、ないのです。
歯は一生動き続けるものだ
ということを知って下さいね。
http://www.8181118.com/movie/movie2.php
歯は動くんです!動画をご覧下さいね。
香川県高松市の
香川県高松市の
かみ合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯の神経治療の神経を取った歯が
痛みが取れない
歯の神経を取る治療は終了したが痛みがひかない
このようなことで
駆け込んで来られる患者さんが
いらっしゃいます。
歯の神経の入口は
奥歯の場合
通常は3つしかないと教科書では教えられます
しかし、
実際に私が日々
患者さんのお口の中を診せて頂き
根管治療(歯の神経治療)をしていく中では
歯の神経の入り口は4つ、5つ目の神経がある方が
いらっしゃるんです。
特に珍しいケースではなく、
吉本歯科医院では10人のうち5人の割合で
いらっしゃいます。
歯の神経の入口は3つだと、
思い込んでいたら
見えません。
4つ目があるかもしれない
と思っているから
4つ目が見つけることができます。
あると思うから
見つけることが
できるのです。
4つ目の歯の神経の入口を見つける時に
役に立つのが、
マイクロスコープ(手術用顕微鏡)です。
肉眼では見えないものが、
マイクロスコープを使うことによって
よく見えます。
痛みを取るという技術に関して
歯科治療に置き換えてみます。
通常、歯科医師から
治療しようとする歯を見るとこんな感じです。
肉眼で見た時にはこう見えます。
歯と1円玉を並べてみました。
こんな世界です。
ルーペで見るとこんな世界です。
1円玉のとなりにある
歯の神経(歯の根)が
3つ見えていますね。
まず、
お口の中をルーペでみると
こんな感じです。
歯の表面が
ばい菌で溶けて
ドロドロになっている状態です。
決して珍しいケースではありません。
一部が黒くなって肉に埋もれているため
黒い部分を削ると出血してきます。
そのため、
先生の診断によっては
この時点で「抜歯」を宣告される場合も
少なくありません。
この表面のドロドロした状態を
まずはキレイに除去します。
まずここまでの処置が大変です。
黒い部分を削って除去し、
まだ使えそうな硬さのある歯質を露出させました。
レーザーを用いて止血しました。
止血させることで、
歯の神経の入り口を3つ
見つけることができました。
レーザーがないと止血が困難です。
歯の周辺部分の
赤くなっている歯茎から
出血が起こるのですが、
レーザー治療により
止血された状態で歯が良く見える状態になっています。
ここまでの処置が
できるかどうかだけでも
抜歯か抜かずにすむかの診断が
大きく変わってきます。
具体的にお話しましょう。
歯科の治療においては
何ミリの世界が治療にとって必要なのか?
私は0.1ミリの世界で治療を行っております。
さらに顕微鏡(マイクロスコープ)で精密に見ていくと
3つの神経の入口以外に白い点が見つかりました。
しばらくすると横から血が流れ込んできます。
治療は血との戦いです。
ここでまたレーザーで止血させます。
その白い点の穴の中に
細い針を慎重に入れていきます。
注意深く入れないと
細い針ですので折れてしまいます。
針が折れた時点で
その歯は「抜歯」となります。
細心の注意を払って行います。
この写真をご覧下さい。
神経の入口は3本に見えます。
しかし
白い点だった穴を針で広げていくと
4本目の歯の神経の入口が見つかりました。
4本目の歯の神経の入口が見つけることができたため
4本目の歯の神経を消毒することができます。
そこにバイ菌がいるから
痛みを感じるのです。
消毒し、菌を殺せば
痛みは消えます。
こういうことが吉本歯科医院では
当たり前に行なわれています。
マイクロスコープという顕微鏡を使えば
どうなるんでしょうか?
はっきりと見たいところが見えます。
もし将来もっといい顕微鏡が出てきたら、
おそらくもっと今では見えていないものが
見えてくるようになるかもしれません。
今まで見えてなかったものが
見えるようになった時、
それはまったく違う治療となるのです。
http://www.8181118.com/menu/02info.php
吉本歯科医院の見える世界での虫歯治療、歯の神経治療はこちら
http://www.8181118.com/movie/movie3.php
歯の神経を取るとどうなるの?
専門が変われば診断が変わります。
香川県高松市の
噛み合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
吉本歯科医院ではインプラントを他医院で受けられた方から
ご相談を頂くことが大変多いです。
お話をうかがっていくと
インプラントを受けられた患者さんご自身が
ご自分が受けられた治療の内容をご存知ない
知っておくべきことを
ご存知でないケースが非常に多いのです。
「え?そんなこと患者側が知る必要があるの?」
と、思われるかもしれません。
はい、そうです。
患者さんご自身が、
知っておく必要があるのです。
治療をお受けになり
その後、
死ぬまで
そのインプラントをお口の中に
入れているのは患者さんご自身なのですから
当然といえば、当然です。
私は、インプラントを1本でも入れたなら
一生その先生にお口の中を
診て頂くことが一番だと、考えています。
しかし、残念ながら
■かかっていた先生が医院を閉じ診てもらえない状況になった
■転勤になった
■引越しすることになった
■その先生のところに行きづらい
など、いろいろなことで
一生診て頂けないことは
出てくるのです。
または
やむなく介護される状態になることもあります。
自分で歯の手入れが
できなくなる状況だって
想定しておかなくてはいけません。
私たちは、死ぬ時まで
「食べる」ということが続きます。
しかし、口の中の歯の状態は
どんどん変化していきます。
どんどん噛めない状態へと
ドミノ倒しのようになっていくのです。
http://www.reservestock.jp/subscribe/61745
歯を失わないためのメールセミナーも合わせてお読み下さいね。
そうなった時、
困り果ててしまわないように
あらゆる手を打っておくことは
元気で長生きを現実のものとするために
とても大事なことなのです。
先日、5年以上前に
他医院でインプラントをした患者さんが
お越しになられました。
インプラントを入れた部分の
かぶせモノが外れて困ってしまった
とのことでした。
インプラントを入れた部分の
歯茎はまっ赤に腫れています。
かむと顎が痛い。
頭痛がひどい。
こんな状態になってしまって
「なんとかして欲しい」
というご相談です。
このようなご相談は
日常的によくあるご相談です。
インプラント治療をされた医院さんへ
まずはご相談下さい
と申し上げました。
本来は、
インプラント治療をされた先生に、
修理、メインテナンスを
お願いするのが一番なのです。
しかし、それが叶わない場合には
まずは
このことを聞いてきてくださいと
お話します。
問題が起こっているには
必ず原因があります。
では、
インプラントが故障したり、
トラブルがあったりした場合に
「インプラントをはずせばいいではないか?」
「もう一度やりなおせば良いではないか?」
と単純に思いませんか?
保障もついているから。
しかし、
そのように単純なものでは
ないのです。
インプラントはただのネジです。
まずはそれを知って下さい。
そのインプラントとなるネジを製造している
インプラントメーカーというのは
国内で50社
海外では200~300社
にのぼります。
主流なメーカーのほとんどが
外資系の会社です。
世界情勢に詳しい方なら
すぐにご理解いただけるかと思いますが
外資系企業は
M&A(つまり、企業の買収や合併)が
盛んに行なわれています。
今では日本も珍しい話ではなくなりました。
インプラントメーカーも
例外ではありません。
これだけ多くのメーカーがあれば
合併されたり
会社が消滅するなどの
浮き沈みがあるのが現状です。
このことは患者のみなさまにとっても
知られざる気になる問題を含んでいます。
どこのメーカーのインプラントを使うのか?
治療を受ける方には
あまり興味のない
思いつきもしない
お話かも知れません。
しかし、私はそこは
とても重要な問題だと
考えています。
それはそのメーカーのインプラント医材がなくなり、
いざという時に
再治療ができなくなる可能性がない
とは言い切れないのです。
こんなことを体験したことはありませんか?
電化製品を長く使っていると
一部が壊れ
その部品を取り寄せようと思っても
その製品が製造中止になり
部品がないということが。
去年買ったばかりのカメラなのに、
もう今年はない
吸収合併されてしまった
という会社は珍しくはありません。
また、会社が倒産したと同時に
もう「今ではその商品は製造中止になりました」
ということはよくあります。
さあ、そこで考えて下さい。
もしあなたの口の中に埋め込んだ
インプラントのメーカーが
すでにもう倒産して
消えてなくなっている商品の
インプラントだとしたら、どうでしょう?
もし
何かしらの故障や不具合があった場合に
「一旦インプラントを外さないといけない」状況になった時
インプラントをはずすことさえ
できません。
先ほども申し上げましたとおり
インプラントはただのネジだから、です。
ネジを外すには
そのネジを外すための
同一メーカーのドライバーが必要なのです。
ご自分が入れたインプラントメーカーが
どこのメーカーのものかによって
修理ができる場合とできない場合が、
あります。
車に例えてみましょう。
あなたの車がベンツだとしたら
故障した時には
ベンツの部品を使って
修理しなくてはなりません。
ベンツには
ベンツ専用の部品があるのです。
トヨタの車にはトヨタ専用の部品を使って
修理しなくては、なりません。
インプラントもネジですが
インプラントとかぶせ物の歯も
「ネジ」で固定されています。
修理したり
深部まで掃除したりするには
ネジをほどいて
かぶせ物を外して
掃除する必要があります。
しかし
そのネジを外すドライバー
というものが
各メーカーにはあります。
各メーカーは自社の商品を使い続けて欲しいので
ネジ山を特殊形状にして
他社のドライバーでは外せないように
しています。
つまり、
メーカーが違うとネジを外すことさえ
できません。
吸収合併を繰り返してきたメーカーの中には
同一メーカーでありながら
何種類もドライバーが存在している場合もありますし
すでに製造を中止している部品もあります。
骨を大きく削ってインプラント本体を外す対応
しかできないことまでありえます。
その先生がどこのメーカーの
インプラントを埋入するのか?
ということは
実は将来的にはとても大きな問題です。
インプラントをする際には
10年後や20年後や将来
もし「インプラントを外した方が良い状況になった時に修理ができるのか?」
というこの視点を持って選択する必要があります。
修理修復ができるのかどうか?
ということです。
現代は100歳以上の方が
何万人も生活されていらっしゃいます。
本当に50年後にも
そのインプラントメーカーは倒産していませんか?
ドライバーを取り寄せられますか?
先日一番の難症例の患者さまのインプラント手術がありました。
結果は大成功だったのですが、「最新の技術をもってすればここまで患者さまに快適な状態を提供することができる」と改めて感じた一日でした。
この患者さまは今までに合わない入れ歯でお悩みで、もうご自分でお持ちになっている入れ歯がいったい何個あるのかさえ把握できないほど、「合わない入れ歯」に悩まされておられました。
総入れ歯には、残念ながら「噛めない」、「しゃべれない」、「痛い」、「手入れが面倒」、など様々な不具合があります。
この感覚は実際にご自分で体験されてみないと絶対にわからない違和感です。
全ての歯がない(はがない)状態の総入れ歯患者様にとってはインプラント治療をするメリットは非常に大きいのですが、実際には多くのインプラント埋入が必要となるので、手術も簡単ではありません。
また本数が増えてしまうので費用のご負担も大きなものがあります。
また、長期間総入れ歯で過ごしてきた方は皆さん、総じて顎の骨が吸収されて、痩せてしまっています。(骨吸収といいます)。
このような場合、骨が痩せてしまっており、インプラントを固定することができません。
骨造成(骨を増やす治療法)が必要となり、そにぶんさらに費用も高額になります。
また、骨造成が必要なくても、インプラントの本数を増やしたり、治療期間が長かったり、本数が増えた分値段が高かったり・・・・と、いろいろな要素からインプラント治療をしたいけれどの残念だがあきらめる、という選択をされる方も多くいらっしゃいます。
また、「もうこの年なんだから、そこまでしなくても入れ歯で死ぬまで過ごす」といった理由で、従来の入れ歯で我慢するという患者様は少なくありませんでした。
ところが最近になって、この手術の大変さと治療困難、高額治療、および治療期間が長いといった障害を解決してくれるシステムが登場してきました。
これが「オール・オン4(フォー)」即時荷重なのです。
全ての歯を失った場合に、必要最少本数である4本のインプラント体をバランスよく骨に埋め込み、力を広く均等に配分することによって4本のインプラントで全ての人工の歯をしっかりと支えて固定する治療法です。
その日の内に仮歯を入れることができるので、たった1日で全ての歯の機能を回復させることができます。
固定式のインプラント治療は総入れ歯のような違和感やズレなどもなく、顎の骨の吸収も抑制できるため、天然歯のような快適な食生活や見た目の美しさの維持が可能になります。
香川県高松市の
咬み合わせ専門歯科
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯みがきの仕方って
きちんと習ったことありますか?
歯の磨き方はみなさん自己流です。
間違った方法が
習慣化しているとしたら、
その習慣を続けていると
近い将来かならず
歯を失いはじめてしまいます。
みなさんは
歯医者さんに行って
歯石を取ってもらったことがありますか?
なぜ歯石って出来るんでしょうか?
「シセキ」って歯の石と書きます。
石と書くくらいなので
とても硬いんです。
歯石は
段々と硬くなっていくのです。
歯ブラシで除けられない硬さになるには、
だいたい1週間と言われています。
ほとんどの方が
いつも同じところに歯石ができ
いつも同じところに汚れがたまっています。
大事なことは
■私がいつも磨けていないところはどこか?
■その部分の汚れを自分自身で取るためには一体どうしたらいいのか?
この2つを知ることです。
3ケ月に一回歯医者さんに通って
お掃除をしてもらうことも大事ですが
それよりも
毎日、自分で汚れを取り切る
ことが
将来歯で苦しまなくていい
最善の方法です。
もし
お子さんがいらっしゃるなら
塾に通わせて月謝を払っても
高い月謝で家庭教師を雇っても
お子さんが自分の意志でもって
「やる気になる」ということ抜きには学力は上がりませんよね?
子供がその場に先生がいなくても、
自分で考え、
自分で問題を見つけ出し、
自分で解決できる力を身に付けさせ習慣化できないと
いけませんよね?
歯の掃除もまったく同じなのです。
毎日
自分で
やる、
ということが大事なのです。
■いつも汚れているのはどこなのか
■いつも汚れているところをどのようにすれば汚れを取るということが出来るのか
■汚れを取るにはどの道具が必要なのか?
それを知ることがすごく大事なのです。
間違った方法をいくら頑張って繰り返しても
ダメなものはダメなのです。
汚れを取るための方法、
汚れを取るための道具を変えなければ
今汚れが取れていないところは
今までの自己流の磨き方では取れないんだ
ということを知ってください。
では
歯を磨く道具をご紹介しますね。
まず優先順位として、
1番は「フロス」です。
歯と歯の間の汚れは
フロス以外では取れません。
歯ブラシでも汚れを取ることはできません。
電動ブラシでもダメです。
歯間ブラシでもまったく取れません。
歯と歯の間は満員電車でかばんが
挟まったような状況になっていますから、
フロスでしか除けることは出来ないのです。
しかも1日1回ではダメです。
1日に何回も何回もフロスを使ってほしいのです。
http://www.8181118.com/director/2016/10/post-153.php
歯を失わないためのフロスの使い方はこちらをご覧下さい。
吉本彰夫は自分専用のフロスが
いつも胸ポケットに入っています。
どの服を着ても必ずポケットに入っています。
ではフロスの使い方です。
1.糸の方向を歯と歯のちょうど直角
になるようにまず合わせます。
2.そして糸を糸方向に横に動かすのです。
上に下に、
と動かす方法は間違いです。
水平的方向に糸を動かすのです。
そうすると100本のより糸がばらけます。
細い糸1本1本くらいにまでばらけます。
窮屈と思われていたところに
その細い糸は
簡単にスッスッスッと
入っていくことができるのです。
隙間に入ったときに
歯茎に衝撃があるのは間違った方法です。
フロスを一気に上から下に押し込んで
歯茎から血が出てしまった
フロスを上に持ち上げた瞬間に歯のかぶせ物がひっかかって取れてしまった
という方は多いのですが
これは間違った方法です。
では次に歯ブラシです。
歯ブラシと電動ブラシどっちがいいんですか?
よくご質問頂きます。
答えは簡単です。
車とかけっこで競争してみてください。
勝てますか?
勝てないですよね。
今の電動ブラシすごく性能がいいです。
どれがいいんですか?
ソニッケアーの1番いいものです。
というお答えをします。
先生によって専門が違いますから、
どれがいいということはいろいろ言われるでしょう。
世界的メーカーですが
フィリップ社が世界的にもう特許を取ってしまっています。
重要な肝心なところを特許を取ってしまっているんです。
ソニッケアはとてもパワーが強いです。
周波数が違います。
ですので実際に
汚れの取れ方は明らかに違う、
ということです。
ただこのソニッケアー、
実は使い方を知らない方が本当に多いんです。
患者さんの中にも、
電気屋さんで買ったり
ネットで買ったりして使われている方がいらっしゃいますが、実際お口の中を拝見すると、「磨けていない」方がやはり、多いんです。
これは使い方をご存知ないために
自己流で使っている証拠です。
普通の手で磨く歯ブラシのスピードが速くなったものが電動ブラシだと思われている、
ただそれだけじゃないかと勘違いされている方が多いのです。
知らないって...、そういうことです。
歯と歯の隙間に
空気を送りこみ
狭い所に隠れている汚れを吹き飛ばします。
歯周ポケットの奥深くにいる
酸素が大嫌いな嫌気性菌に空気を送りこむことができるのです。
毛先は当たっていないにもかかわらず
奥深くの汚れを吹き飛ばしてくれます。
これが
音波電動ブラシ
ソニッケアーの正しい磨き方です。
電動ブラシは毛先が
当たって汚れを取るのではないのです。
空気でもって、
波でもって汚れを取るのです。
極端な話しを言うならば、
ただ汚れを取るだけならば
1週間に1回キチンと掃除さえできていれば歯石にはならない
のです。
1週間に1回もキチンとした
隅々までの清掃ができていないから歯石になっているのです。
さらに欲張りで、
もうちょっと頑張りたい。
という方のためにさらにもうひとつアイテムをご紹介します。
歯と歯の下の歯茎が下がってしまって、
フロスだけでは十分に
汚れが除けにくいんだという方は
歯間ブラシをお使いください。
順番は、
①フロス
②歯間ブラシ
③電動ブラシ
という順番で使ってください。
そして機械的に汚れを除けて欲しいのです。
ぜひ試されて下さい。
http://www.8181118.com/director/2016/05/post-132.php
歯を失わないための歯ブラシの順番はこちらに詳しく書いておりますのでどうぞご覧下さいね。
香川県高松市の咬み合わせ専門の吉本歯科医院、吉本彰夫です。
皆さんは今まで虫歯になった時、どんな治療を受けてこられましたか?
多くの方が受けられた治療は「虫歯部分を大きく削りとり被せ物でふたをする」という一般的な治療だと思います。
虫歯部分は大きく削って詰めるもの、という常識が当たり前になっているとそれが「普通」と思ってしまいます。
一般的な虫歯治療の流れをお話します。
一般的な虫歯治療では虫歯部分は大きく削り取ります。
虫歯を大きく削り取った部分の型を取り、被せ物でふたをします。
フタをする時には歯の周囲の唾液だけを風で乾かします。
唾液がついたままだとセメントがくっつかないから、です。
だから、唾液だけはシャーッと乾かすのです。
ある程度歯の周囲が乾いたら被せ物に接着材をつけて歯にペタンと乗せます。
被せ物の内部は黒く腐蝕しています。
皆様に知って頂きたいことはお口の中にはものすごい数のばい菌がいるという事実です。
虫歯を削り取った後も当然、ばい菌はお口の中に残ったままです。それで治ったのか?といえば実はそうではなく何年かすると再発するのは当たり前というのが現状です。
さらには虫歯部分を大きく削り取ることにより当然、歯の神経に近くまで削られていきます。
歯の神経近くまで削られると、痛みが出始めます。
歯がどんどん痛くなり歯医者さんに行くと、「そこまで痛いならもうこの歯の神経を抜くしかありません」という治療法しか選択できなくなっていくのです。
いわゆる歯の神経を取る治療(抜髄)です。
私たちは、それがあたりまえ、それが常識と思っていると「なんだかおかしいな?」と疑問に思ってもそこから深く考えようとはしないものです。
どこの歯医者さんでも「削って詰める治療」が当たり前なので、それは常識なんだろうと疑問に感じなくなっていくのです。
そして私たち日本人はどんどん歯を失っていきます。現在の日本の歯科医院で行われている歯科治療の8割は過去で治療した部分の再治療です。
つまり再発です。しかも3年後、5年後、10年後に再発した時には状態はもっと悪くなっています。
口の中のばい菌は風で乾かすくらいではなくなりません。
もちろん風でシャーッと乾かすくらいでばい菌が死滅するなんてありえません。
般的な虫歯治療ではばい菌がお口の中にたっぷり残ったまま除菌もせず被せ物でふたをし、さらに歯の被せ物を十分に表面処理することなく乾燥させることなくそのまま接着剤でくっつけて終わります。
昔詰めていた歯の詰め物の内部で虫歯が大きくなり外してさらに大きく削り処置をしたという経験はありませんか?
これではどんなに封鎖性の良い接着材を用いても再発を起こすのは当然です。
ばい菌を残し被せ物でふたをするため被せ物の中でばい菌が繁殖していくのです。虫歯治療をしても菌を残したまま被せ物でふたをしくっつけているので数年ももたず同じところが虫歯になる魔の連鎖です。
虫歯を削らず薬で治し歯の神経を残す特殊接着封鎖