専門が変われば診断が変わります。
吉本歯科医院には、歯を削らない治療を求めて受診される方が
歯並びを治したいけれど矯正装置がどうしても嫌で・・・
という患者さまに朗報です。
「矯正のワイヤーをつけずに矯正する方法はないのでしょうか?」という、患者さまからのご要望は昔から数多くありました。
クリアアライナーとは、ブラケットやワイヤーを使わない、透明なラミネートで製作されたマウスピース型の、最新の見えない矯正装置です。透明なので装着していても外見上ほとんど分りません。特に食事時に取り外せるなど、患者様にとって大きなメリットをもたらしています。製作過程にコンピューターを使用して製作される、正確でかつ画期的な矯正装置です。
従来の目立つ矯正装置がネックとなって治療に踏み切れなかった患者さんにとっては朗報といえるでしょう。
この「クリアアライナー」は、透明のマウスピースにより矯正治療を行い、従来の治療概念を根本から変えることになりました。
厚さ1ミリ程度の透明なプラスチックでできたマウスピースが、早く・痛みもなく・美しい歯並びを実現できます。
実際のクリアアライナー従来の矯正はブラケットを使用しておりましたが、クリアアライナーで治療すると目立たないため、矯正治療していることに気がつかれません。
またクリアアライナーは矯正における後戻りのフォローアップに大変効果的です。
ニッケル等の金属アレルギーで治療を断念されていた方にもおすすめです。またセラミックの人工歯が入っていてブラケットが付けられなかった方にもお勧めです。従来は一時的に仮の歯に置き換える必要がありました。クリアアライナーでは、目立たないということだけではなく、個々の患者さまにあった矯正歯科治療(カウンセリングを含めて)を行ってまいります。
マウスピース矯正のみの治療は成長発育段階のお子様には適応できません。
あなたは、噛み合わせという言葉をご存知でしょうか?
普通、「良い噛み合わせにする」と言うと、ほとんどの方が「まあ、矯正治療かな」「歯並びかな」って思われています。
または前歯がまっすぐ、上と下の歯が綺麗に並んで、そんなイメージをされるかもしれません。
私ども吉本歯科医院では、いわゆる「見た目が良い歯並び」ではなく、「本当 に良い噛み合わせとは何なのか?」という事を全身のバランスという視点で考 えており、開業以来「お口のこと」でお悩みの患者さまの治療にあたっております。
歯科の治療で最も重要なのは「噛み合わせである」、と私、吉本彰夫は開業以来患者さまにお伝えしております。
それは、虫歯治療であれ、顎関節症の治療であれ、歯を美しく見せる審美歯科治療であれ、インプラント治療であれ原理原則は同じです。
しかしこの「噛み合わせということが、最も歯の治療に大事だ」ということに全く気がついていない、そして噛み合わせを全く無視し、歯科治療の際に安易に歯を削ったり、磨り減りやすい材料で詰めたり、・・・・ということが日本中の歯科医院では普通に行なわれています。
では、噛み合わせが悪いとどんな症状が出てくるのか? これは本当に、いろいろな事が現れます。
身体に出てくる症状としては、
■頭痛がする(頭が重い)
■肩がこる
■顎が痛い
■腰がおかしい
■口が開かない
■寝た気がしない
■首が重い、痛い
■腕がしびれる
など本当にいろんな現象が出てきます。
噛み合わせと全身との因果関係を簡単にお話しますね。
噛み合わせがズレてくるとまず、顎の関節がズレてきます。
正確に申しますと、下顎(下あご)の関節がズレてきます。
下あごは人間の姿勢バランスや平衡感覚を司る重要な器官です。
下あごの関節がズレると頭を支えている首がズレます。
首がズレると首を支えている背骨がズレます。
背骨がズレますと、繋がっている肩などの諸関節が曲がってきます。
それに伴って腰椎がズレ、骨盤がズレ、股関節がズレてきます。
背骨の中には大事な神経が通っておりますので、神経系の異常が発生し、当然、ホルモン系統の異常が発生します。
つまり、人としての生態系のバランスが全てズレてしまう、とこういう話です。
ちょっと考えて頂ければ体は全て「繋がっている」ので、当たり前のことですが、残念ながら現代人は人間の体を細分化して考えてしまう思考があまりにも強く、人間としての体全体として考える、ということが苦手です。
このように考えますと、全てのことは一連の流れとして繋がっておりますので、お痛みが出ている、または症状として明らかに目に見えている部分だけを対症療法的に治療したとしても、意味がない、あるいは、将来かならず同じ問題に直面する、ということをお伝えしたいのです。
例えば、私ども吉本歯科医院には数多くのメール相談を頂くのですが、そのご相談のほとんどが実は「噛み合わせの悪さが原因だった」という場合が本当に多いんですね。
まさか、ご自分の症状が「噛み合わせの悪さ」が原因だなんて夢にも思っていないのでお伝えすると、患者さまはまずはビックリされます。
「いいや、そんなのは聞いたこともないっ!!」と反抗される患者さまもいらっ しゃいます。
しかし、その因果関係をご自身の顎の骨から全体を撮影したレントゲン写真や、ご自身の歯型を見ながらご説明させて頂きますと、ほとんどの方が「なるほど~そうだったんですね!!」と納得して下さいます。
何度も同じところが悪くなる
歯を抜く治療ばかり受けている
歯の治療をするたびに体調が悪くなっていく
という方はまずはご相談下さい。
専門が変われば診断が変わります。
香川県高松市の
噛み合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯が痛い時
とりあえず
ロキソニンなど痛み止めの薬を飲んで
しのいでいる
ということって
おありになるかと思います。
今日は
痛み止めの薬を飲んで
歯の痛みをしのいでいる危険性を
お伝えします。
歯の神経が死んでいるといわれた
歯の神経を取らないといけないと言われた
歯の神経が死にそうだといわれた
歯の神経が痛む
上記のようなお悩みを抱えて
患者さんが吉本歯科医院にはお越しになられます。
特に歯の神経治療に関しては
患者さんご自身でも、
ご自分の歯の神経が
今でも生きているのか?
死んでいるのか?
死にかけているのか?
それとももう死んで腐っている状態なのか?
そもそも、歯の神経を昔に取り除いている状態なのか?
ご存知ない方がほとんどです。
ではそもそも
歯の神経が死んでしまう
って一体どういう状態をさすのでしょう?
たとえば
歯に食べ残しが
あったとします。
歯と歯の隙間や
奥歯と奥歯の間に
食べかすが
ごっそり詰まっている
誰にだってあることです。
じつは長い間
食べかすが詰まったままだと
食べかすが詰まった部分に
虫歯菌が繁殖していきます。
そうすると
歯の表面が
一層溶けてしまうのです。
この段階になると
歯がしみる
ということが
起こります。
そこで
「ま、いいか、我慢するか」
「前にも歯がしみたことがあったけど
ほっといたら治ったから、ほうっておこう」
と
歯がしみていた状態を放置すると
さらにさらに
穴が開いてきます。
歯が溶けて
穴が開いていきます。
イメージしてみてくださいね。
バケツに水が
入っている
と思って下さい。
バケツに
小さなキズがあったとしも
大した問題は起こりません。
しかし
どんどんどんどん
バケツにキズが付くと
穴が開いていきます。
そうすると中に入っている水が
溢れ出します。
これが
穴が
歯の神経・血管に達した状態
だと思って下さい。
そこには
塞ぐことのできない穴が
開いてしまうのです。
堤防が決壊した
川の状態です。
こうなるともう
ばい菌が入り放題
です。
大事に大事に
硬い壁、
エナメル質、
歯の壁、
象牙質で覆われていた
歯の神経や血管が
露出してしまう
ということが起こります。
バイ菌にとって
神経や血管や血液は
重要な栄養素です。
とっても美味しい
大好物なのです。
もちろん
人間の体はバイ菌が入ってきた時には、
そのバイ菌に対して戦おうという
免疫という防御機能
があります。
しかしながら余りに
バイ菌の量が多いと
その防御機構で
食い止ることはできなくなるのです。
ですのでバイ菌は
どんどんどんどん
増殖を続けていきます。
最初は歯の表面だけだったのが、
歯の神経・血管にまで到達することで
バイ菌は一気に
歯の神経・血管をやっつけて
いきます。
最初は
歯がしみたり
痛んだり
ズキズキ
ということが起こっていくのですが、
それはバイ菌と戦っている証拠
でもあるのです。
歯がしみるのは
歯の神経が生きている証拠
です。
このばい菌との戦いに負けると
痛みを
感じなくなる
のです。
よく歯を治療せずにほったらかしにしていたら、
「歯がボロボロと欠けていった」
「痛みが和らいだ」
「痛みが止まった」
ということが、あります。
歯が痛い時に
痛み止めの薬を飲む
という行為は、
ばい菌と戦っているんだということを
脳に知らせようとしている
警告を無視しなさいというものです。
これが痛み止めの薬の
仕事なのです。
特に昨今、
以前であれば病院から処方箋がないと
薬局から出せないような強い痛み止めの薬が
日常的に薬局で買うことができるようなりました。
なので
一般の方が誰でも簡単に
強い薬を手に入れることができています。
その影響もあってか
虫歯が本当に進行してから
重度になってから
歯医者に来られる方が増えています。
さらには、
バイ菌が繁殖し、
鼻の部屋まで突き抜けていたり
歯を支える骨まで溶かしている
ケースも少なくありません。
年齢がお若くても
関係ありません。
実際にまだ30歳の若さでも
歯を支える骨がかなり溶けてしまっている方は
いくらでもいらっしゃいます。
歯がしみるなあ
ってことを放置し
「痛み止めの薬」でその場限りの
痛みを止めを繰り返してきた方は
すでに
歯の神経が死んでしまっている
ことが、多いのです。
もちろん
私も現代に生きる日本人として
毎日忙しいことは十分承知しております。
歯がしみるくらいで歯医者に行っている時間の余裕はない
というお気持ちも
よくわかります。
でも痛いのは困るから
とりあえず
痛み止めの薬でその場をしのいでおこう
とお薬を飲んでしまう
お気持ちは
よく、わかるのです。
しかし
歯は自然に治りません。
風邪のように
日にち薬で栄養を取って寝たら治る
というものでは、ないのです。
残念ながら
どんどん悪い状況になっていきます。
そしてとうとう
歯の神経や血管が死んでしまった時には、
逆にまったく痛みを感じなくなってしまうのです。
ばい菌の勝利
です。
戦いに勝利した
バイ菌達はそこからどうすると
思いますか?
さらにさらに
歯の奥へ奥へ侵入して行きます。
そして
歯の根っこを越えて、
根っこ周囲にある
骨や歯茎を溶かしていくのです。
自覚症状のないまま
歯を支えていた骨を
どんどん溶かしていくのです。
歯の神経が死んでしまったとしても
ばい菌に殺された
歯の神経の死骸を
除去してやらないと
バイ菌はずっと生きているんです。
歯の神経を殺しただけなく
今度は骨や歯茎さえも
侵食していくのです。
バイ菌の住処である歯の根っこ(根管)の中を
早く掃除してあげないと
どんどんどんどんバイ菌は
奥へ奥へと入っていきます。
歯の神経を取る治療というのは
読んで字のごとく
歯の神経を取る治療だ
と思われている方が多いのです。
しかし
実はそうではない
のです。
すでに死んでしまった歯の神経の死骸を
きちんと除去し
歯の根管の中をきれいに
消毒する
ということを意味します。
ばい菌に侵され
死んでしまった歯の神経は
生ごみが腐敗している状態
とまったく同じです。
腐敗しているので
におうと
臭いです。
とても
臭い
のです。
発酵食品を思い浮かべて下さい。
発酵がすすむと
膨らんできますよね?
つまり腐っていくと
ガスを出す
のです。
ガスが出ると
圧力が高まります。
そうすると歯の神経は死んではいるんだけれども、
周りの骨や歯茎が溶かされることにより
顔が腫れてくる方も
いらっしゃいます。
すでに
歯の神経の治療で神経を取ってしまった方でも
バイ菌に侵された場合には
いきなりこの状態にまでなってしまうこともあります。
顔が腫れてしまっているような場合には
一刻もはやく歯の根っこの中を
ばい菌を減らすということが
必要です。
また
歯を支えている骨を溶かしたバイ菌達は
最後はどこへ行くのでしょうか?
実は
歯の神経というのは
脳と繋がっている
のです。
例えば指先を
考えて下さい。
指先の神経は
指先だけでしょうか?
違いますね。
指先は脳から繋がった神経
なのです。
神経の一部に過ぎないのです。
つまり
バイ菌は歯の中の神経だけを死なせるわけではなく、
歯の外の周囲の骨や
歯茎の神経さえも
殺していくのです。
そして骨を
溶かしていくのです。
そしてとうとうその奥には
太い神経・血管が控えているのです。
そこにたどり着いたバイ菌は
どうなるんでしょう。
一気に全身を
巡ってしまう
のです。
心筋梗塞
聞かれたことありますでしょうか?
心臓の血管が物が詰まり
血が流れにくくなってしまった状態です。
よく動脈硬化や全身糖尿病などが
大きく取り沙汰されていますが、
血管に詰まっているのは
何だろう?
と研究した先生が
いたんですね。
血管に詰まっているものの中に
いくつもの
口の中にある歯周病菌、ばい菌が
見つかったのです。
つまり、
口の中にいたバイ菌が
心臓の中で発見されたり、
誤嚥性性肺炎といって
肺炎の中で肺炎球菌といっしょに肺炎を起こしていたり、
口の中だけに留まらず
全身にまで影響を及ぼしているのです。
ですから歯の神経の治療をした方が良いのか、
しない方が良いのかと単純に考えたならば
神経の治療は神経が生きているのであれば
残せる方向で治療してもいいと思います。
しかし
もうすでに痛みもなく
歯の神経も死んでしまい
歯の神経の死骸が悪さをしている場合には
一刻もはやく治療を行なわないと
全身に対して影響を及ぼします。
また上の歯の場合には
歯の根の奥には
鼻の部屋があります。
鼻の部屋にばい菌が
侵入してしまうのです。
口から食べたものが
鼻から出てきて困る
という患者さんも
実際にはいらっしゃいます。
ただ単に歯や口だけの問題ではなくなり、
鼻の手術を含めた処置が
必要になったりもするのです。
水の入ったバケツに穴が開いた場合には
水が流れ出ます。
どんどん流れ出ます。
決して歯の1本を最終的に抜けば済む
という問題ではなくなることもあるのです。
歯の神経を取ることひとつをとっても
知らないではすまされない重要なことが
あります。
どうぞ先に知って下さいね。
https://www.8181118.com/menu/02info.php
吉本歯科医院の見える世界での虫歯治療、歯の神経治療はこちら
原因を突き止めることで
無駄な治療をしなくてすみます。
http://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
原因を取り除かない限り再発を繰り返すのです
専門が変われば診断が変わります。
香川県高松市の
かみあわせ専門歯科
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
吉本歯科医院には
歯やお口の中のことで深くお悩みになられている患者さんが
四国各地からお越しになられます。
歯を失った部分にブリッジ治療をしたが
だんだんブリッジが揺さぶられグラグラし、繋いでいた歯がダメになり
抜かないといけなくなったという方
ブリッジでなんとかしのいでいたが
今回いよいよブリッジがダメになり噛めなくなってしまった。
歯を抜いた後は
もう入れ歯かインプラントしか、治療方法がない。
どちらを選べばいいか?
深くお悩みになり
いくつかの歯科医院を回られている方も
多くいらっしゃいます。
しかし重要なことは
歯を失った部分に
インプラントにするか
入れ歯にするか
ブリッジにするか
という問題では、ないのです。
インプラントも入れ歯もブリッジも
「噛むための道具」にしか、過ぎません。
どの道具を選ぶにしても
咬み合わせをきちんとせずに歯科治療を行うと
将来かならず悲惨な目に合います。
歯科治療成功の条件は
「噛み合わせ」なのです。
例えばインプラント治療に関して
「どの歯を残し、どの歯を抜くか」
ということで迷われることが多いかと思います。
なるべく多くのご自分の歯を残したい
という気持ち、良く分かります。
当院にお越しになられた方も
はじめは皆様
「1本でも多く自分の歯を残したいんです」
そう、おっしゃられます。
また、インプラントはすごくいいものだ
と理解されている方が
多くいらっしゃいます。
そして
インプラントさえ入れればもう大丈夫だ、
インプラントさえ入れればすべて再生される
歯がなくなったらその時インプラントにすればいいじゃないか
そう思っていらっしゃる方、
本当に多くいらっしゃいます。
私はもっとインプラントのデメリット
というところを知って頂きたいと思います。
「インプラントってすごくいいものだ」
それは
すごくいい条件が重なった方のお話し
です。
残念ながらインプラントというのは
単なるネジです。
ですのでトラブルは当然あります。
トラブルの原因がなんなのか?
どういう時にトラブルになるのか?
いうことを是非知って頂きたいのです。
そして実際にインプラント治療を受けようと思う場合には、
知っておいて頂きたいのです。
インプラント治療をしてからでは
手遅れなんです。
ます最初に
インプラントとご自身の歯の違い
を知って下さい。
まず
インプラントは全く動きません。
ご自身の歯は一生動き続けます。
インプラントを1本でも口の中に入れるということは
動くものと
動かないものが
共存していく状態になる、
ということです。
インプラントを検討している患者さんから
ほぼ100%頂く質問があります。
それは
「インプラントはどのくらい持ちますか?」
です。
一番問題なく、
10年20年と経過が順調なケースは
お口の中に歯が1本もなく、
上下すべてをインプラントにされた場合です。
全ての咬む力が、
インプラントのみで設計されている場合です。
建築物と同じです。
古い古民家の柱を残してリフォームした場合と
いっそ更地にしてしまって強固な柱をドーンと建て新築した場合
見た目は一緒かもしれませんが
強度の問題、噛める力、耐久性は
比較するまでもありません。
しかしながら、
インプラント以外にご自身の歯が残っている方の場合には、
いろんなトラブルがあります。
私のもとにインプラントトラブルで駆け込んでこられる方の多くは
お口の中に2~3本のインプラントを埋入されている方です。
☑インプラントが入っている歯の隣の歯が割れた
☑インプラントが入っている歯のかみ合う上の歯が痛い
☑インプラントが入っている右側とは反対側の奥歯が一気に壊れてきた
このような症状です。
まず第一に知っておいて欲しいことがあります。
それは
インプラントはすごく良く噛めます。
ものすごく噛めてしまうのです。
しかし、すごくよく噛めるがゆえに
フランスパンや
お肉をガンガン噛んでしまわれます。
実際に噛んだ相手の歯は・・・・?
歯は上の歯と下の歯で噛みますよね。
下の歯をもしインプラントにした場合、
上の歯もインプラントであれば問題はありません。
しかし、
上の歯がご自身の歯であった場合、
どうなると思いますか?
その上、
上のご自身の歯が、
もう既に神経を治療をして神経がない歯だった場合。
神経のない歯の強度は
本来のご自分の歯の強度の10分の1程度しか
ありません。
見た目はきれいにたってるけど
チョンと力がかかれば簡単に崩れる家と同じです。
見た目はいいけど、
柱が腐って弱っている状態です。
インプラントが良く噛めるがゆえに
噛み合う上のご自身の歯が
その噛む力に耐え切れないんです。
そして破壊されてしまう。
では、
インプラントが入っている人は
どの位の力で噛んでいいのか?
インプラント自体は
強い力で噛んでも壊れません。
しかしながら
インプラントが入っている歯と
咬み合うご自身の歯は
今までの治療の結果あと年齢相応の弱い状況、
もうすでに何十年も頑張ってきた弱い歯なのです。
ですから、
その歯が耐え得る強度以上の力がかかれば、
その残っている歯が次々に壊れます。
ここまでが
上に(下に)インプラントを入れた場合の
噛み合う相手の上下の歯の話しをしました。
次に左右の話しです。
両足だと1km・2km歩けます。
片足ケンケンだとどうでしょう。
おそらく100mも
難しいのではないでしょうか。
健康な足ですよね。
骨折している足ではありませんよね。
健康な足だというのにもかかわらず、
片足だと100mも行けないのです。
つまり
本来の受け持てる力以上の力がかかると壊れる
ということです。
インプラントも単なるネジです。
例えば左にインプラント治療をしたとしましょう。
右はご自身の歯があります。
何年か後に右のご自身の歯が
虫歯や歯周病、歯が折れた割れた等の理由で
ダメになってしまった。
右では噛めないけれど左はインプラントがある。
ああ昔インプラント治療をしていて良かった。
今は右では噛めない。
でも左が噛める。
ということで左で噛んでいた。
何が起こると思われますか?
本来受け持てるインプラントの強度以上の力がインプラントにかかりますから、
今度はインプラントが折れる。
またはインプラント周囲にある骨が骨折する。
このようないろんなトラブルが起きてきてしまうのです。
インプラントは単なるネジです。
万能ではありません。
もしそのような状況になられた場合には、
すぐにインプラント治療をされた先生に相談し、
両方で噛める状況を作る、
これがすごく大事なことなのです。
これが左右的なお話しです。
次に問題なのが、隣り合う歯です。
近隣の歯です。
例えば前から数えて、
よくあるのが6番目・7番目の歯にインプラントをした。
奥歯の2本ですね。
6番目・7番目の歯がなくなったので、
その部分にインプラント治療をした。
よくあるケースです。
手前の4番目・5番目の歯は何とか根っこの治療をしたりして残せた。
当然ですが
インプラントの持つ期間、
手前の歯の死んだ歯の持つ期間、
違うんですね。
歯の神経がしっかり残っていて生きている歯の場合には、
負担がかかってきた場合には
痛いなあ
しみるなあ
いうことを感じますので手を打てます。
しかし、歯の神経をもう既に取ってしまっていて
死んでいる歯の場合には、無理な力がかかってきてトラブルが起こったとしても、
痛いとかしみるといった自覚症状は一切感じることができません。
場合によっては力の負担によって歯が折れたとしても
気付かれない方もいらっしゃいます。
その状況を放置すると何が起こるのか。
いずれこの歯は抜かないといけないかもしれない。
でも今抜きたくない。
今は噛めるから問題ない。
ということで置いておかれる方が実は多いのです。
手前の歯が折れると、その歯が助からないということはご理解頂けるのですが、
問題はその歯を抜かないということではなく、
歯の周囲にある骨がなくなるということなのです。
骨がなくなるということが実は大問題になります。
https://www.8181118.com/director/2016/09/post-149.php
確かにその後ろの歯に
インプラントをしている歯自体は問題はないかもしれない。
しかしながら、
骨というのは段々と染み渡るように広がっていく
ようになくなっていくのです。
つまり隣の歯を失うと隣の歯の骨が溶け出すと、
段々その骨が溶けることによって、
実はインプラント周囲の骨が溶けてなくなるのです。
インプラントは大丈夫であっても
インプラントの周りの骨が勝手になくなるのです。
例えば
川沿いに家を建てていたと想像して下さい。
何十年か経ったらいつの間にか川に土地が削られ、家が傾き始めてきた。
と、同じようなことが起こってしまうのです。
どんなにインプラント自体が大丈夫であったとしても、
隣り合う歯がそういう状況になってしまうと、
インプラントと言えど、そのインプラントを除去しなければならない。
もしくはその骨ごと削って除けなければいけない
という状況に追い込まれてしまうのです。
ですから
インプラントの寿命というのは
実は隣り合う歯の寿命に左右されるのです。
インプラント治療を行なう場合、
隣りの歯が歯の神経がない死んでいる歯であるとか、
何とか甦らせている歯であるとか、
10年・20年確実に持つような歯でない場合には、
そこがトラブルになった場合、
次にどういう処置をしないといけないのか?
そこが悪くなった時にそこにインプラントをするのか?
そこをインプラントを伸ばしてするのか?
そういう治療計画を最初に立てておかないと、
大変困ることになります。
今目先のことだけを考えていては
5年後、10年後悲惨な目に合います。
そしてまたインプラントメーカーによって、
そういうリフォームということを対応できるインプラントメーカーもありますが、
残念ながら対応できないメーカーも数多くあるのです。
極端な話しを言えば、
かなりな本数を失われてしまった方、
ある程度年齢を重ねられた方の場合には
どう考えればいいのでしょうか?
確かに歯を残すということはいいことかもしれません。
しかしながら、
その残せる本数、
その機能できる期間、
というのがどの程度のものなのか?
実はこれは古い古民家を
イメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
最近は古民家を再生して住むことが
ブームのようです。
その古民家、
柱が腐食し4本ある柱が大きい屋根を支えている
わけです。
3本は何とか5年・10年は持つかもしれない。
取り合えずこのままだと崩れるので、
一番弱い1本だけを良い柱に置き換えるとイメージしてください。
その後何かトラブルが出た時に、
良い柱1本ですべての屋根を支えるということは不可能なのです。
しかしながら、
屋根と柱はつながっているのです。
屋根が崩れれば、
その丈夫であった1本では、
1本であったとしても引っ張られて傾いていってしまうのです。
で、リフォームは所詮リフォームなのです。
どの位の期間持つのかということは
その残りの3本の柱によって寿命が決まるのです。
確かにリフォームをすれば、
リフォームのような形で修繕すれば、
その時その一瞬に関して言えば、費用は安く抑えることが出来るかもしれません。
見た目は新築もリフォームも変わりません。
しかしながら長期的視野に立った時、
じゃあそれがいつ崩れるのか、
その残っているものによって左右されるのです。
それが崩れかけようとした時にすぐに修繕すれば、
その最初に治療したインプラントは柱は大丈夫かもしれません。
しかしながら本当に噛みにくくなった時には、
その柱そのものがもう既に使えなくなっていることが実は多いのです。
本当にその10年後の1本が同じ高さ、
同じ長さ、
そのままで使えるんでしょうか。
現実には使えないことが多いのです。
ですから1本でも2本でも歯が残せるようであったなら、
残したいとおっしゃる方は多くいらっしゃるんですけれども、
その1本・2本を置いておくがために、全体の強度、バランスというものが実は大きく崩れ、そしてその崩れた原因が実は耐久年数に大きく関係してくるということを是非知って頂きたいのです。
ですので
噛み合わせのバランスって実はすごく大事
なのです。
1ヶ所崩れた所を補強するように補強した場合には、
その噛み合う相手がダメになった時でも、
その高さに仕上げないといけないのです。
噛むという行為は
カチカチと噛むという行為と、
もう一つ
すり合わすという、すり潰すという噛み方
があるのです。
人間は肉食動物と草食動物の両方を併せ持つ、
極めて稀な食生活を送っているのです。
実は動物体系的に見ても、これは実はすごいことなのです。
噛むという行為と
すり潰すという行為
この両方を持ち合わせている、実はすごいことなのです。
このすり合わす、すり潰すということは、
隣り合う歯の高さが同じ高さでないと、
横にスライド、
ずれる
ということが出来ないのです。
ガタガタ
だったらどうでしょう。
カチカチ噛めるかもしれない、
でもすり潰すということは出来ないのです。
例えば馬とかの歯はまっ平です。
それに対しサメとかの歯は牙のようになっています。
サメは牙で噛み切ることは出来ますが、
すり潰すことは出来ないのです。
ガタガタの歯ではすり潰すということは出来ないのです。
取り合えず今ここの歯がないから、
ここの歯がちょっと飛び出てて
噛み合わせるために引っ込めて作る。
そういうガタガタな治療をしてしまえば
将来その他の歯がダメになった時に、
すり潰す・すり合わせるということが
出来なくなるということになってしまうのです。
そしてまた、
その部分にだけ力がかかり揺すられ、
本来の受け持てる力の何倍もの力、
本来受け持てる力の方向からではない別の横からの力によって壊される、
破壊されるということもあるのです。
ですからある程度の年齢になられている方、
残そうと思えば残るかもしれないであろう歯の本数であったり、
強度のバランスによっては全て除けて、リフォームではなく新築でしっかりとしたバランスのとれた柱と梁でもって維持させる。
というふうにされた方が実は相対的に、
結果的に10年単位・20年単位で見た時に非常にトラブルが少なく、
良く噛める状態ということを維持できることがあるのです。
10年後に何が起こるのか、
そのトラブルになりそうな原因は何なのか、
ということをしっかりと見極めた上で治療を受けられることをお勧めいたします。
https://www.8181118.com/director/2016/02/post-117.php
https://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
https://www.8181118.com/contact/