無駄な治療をしなくてすみます。
http://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
原因を取り除かない限り再発を繰り返すのです
無料メール相談やお問い合わせは
こちらまでお送りください。
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そもそもなぜ歯石って出来るんでしょうか?
いきなり硬いものが歯に飛んできてバシンとくっつくのでしょうか?
いえいえ、そんなはずありませんよね
「シセキ」って歯の石と書きます。
とても硬いんです。
指で触られた方もいらっしゃるかもしれません。
硬くこびりついているから、歯ブラシでは除けられない硬さになったということです。
最初からそんなに硬いのか?そんな訳ないですね。
段々と硬くなっていくのです。
では歯ブラシで除けられない硬さになるってどれくらいの期間がかかるのでしょう?
報告ではいろいろありますが、だいたい1週間と言われています。
1週間も汚れがずっと溜まり続け蓄積していった結果、
それが歯ブラシでは除けられないくらいの硬さ、歯石となり歯ブラシでは除けられなくなり、科医院でガリガリガリガリ、もしくは超音波の歯石除去、スケーラーという器具でもってガリガリガリガリと除けなければ除けられない状況になってしまった、ということです。
歯の汚れが硬い石のようになって「歯石」になるには
1週間です。
1週間に1度でもきちんと汚れが取れていれば
歯石にはなりません。
しかし、患者さんとお話をしていると
多くの方が「歯医者さんに行って3ケ月に一回歯石を取ってもらっていれば大丈夫なのでしょうか?」とよく言われます。
これは本当でしょうか?
吉本歯科医院には各地から
歯を抜かなくてはいけない状態になってしまった」という患者様がお越しになられます。
もちろん歯の掃除も大事です。
口腔内を清潔に保つことが感染症を大きく予防することはわかっています。
しかしそれだけでは不十分です。
歯のメインテナンスは歯を失なわないために行うものです。
歯を失う最も大きな原因は歯周病です。
歯周病は「歯を支えている骨を溶かす病気」です。
歯周病の原因は
ばい菌だけだと思い込んでいると
将来歯を失うリスクはとても高くなります。
どうぞ知って下さいね。
歯を失う一番の原因「歯周病」の真実を。
http://www.8181118.com/director/2016/12/post-165.php
歯周病の診断で最も重要なことは「あなたの歯を支えている骨がどれだけ残っているか?」です。
https://www.8181118.com/director/2016/12/post-163.php
グラグラと揺れている歯を掃除しても揺れは止まりません。
歯を失わないための情報を
定期的にお届けしています。
どうぞお1人でも多くの方に知って頂きたいと思っています。
ぜひご登録下さい。
あなたは
お口の中には歯が全部で何本あるか知っていますか?
親知らずを除くと、
あります。
歯は28本なんですが、
その28本、1本たりとも
同じ「大きさ」「形」は無いんですね。
驚きです。
例えば
航空機事故などで
遺体が傷んでいて誰が誰だかわからない、
という時には歯を調べるんです。
身元を発見する為に、
「歯の形」「レントゲン」で、
個人を特定したりします。
これを法歯学と言います。
歯には、28本「形」「大きさ」がそれぞれ全く違う、
このことにどんな意味合いがあると思いますか?
それぞれの歯の持っている
という事です。
28本のうち、2本や3本歯が無くなった、
でも噛める、
いいじゃないか!
と思いますよね。
もちろん噛めるかも知れない。
しかし、
なくなった歯の代わりをしてくれる歯は
実はどこにもないのです。
両手足には20本の指があります。
どの指がなくなっても困りますよね。
神様が人間というものを
本当に完璧に作り上げているんですね。
重たい物を運ぶと思って下さい。
例えば車で運ぶ場合
タイヤは4本ですよね?
では次に
4本のタイヤの普通の車には
乗せられないような大きな重たい物を乗せると
思って下さい。
トラックやトレーラーなど
タイヤがたくさんあるもので
運びますよね。
普通の乗用車に
トラックに乗せるような
重たい荷物を載せてしまったら
どうなりますでしょう?
タイヤは悲鳴を上げますよね。
パンクしますよね。
口の中の歯も
同じことが起こっているのです。
さぁ、
を見てみましょう。
下の歯の前歯は、
小さいですね。
先がとがっていますね。
根っこは細いですね。
おみこしを支えている小さい子供だと思ってください。
ですよね。
ではこれを立ててみましょう。
立たないですよね(――;)
すぐ倒れます。
棒みたいなものですから。
すぐ倒れちゃいます。
歯というのは、
畑に大根が植わっている様に、
骨の中に植わっているようなものです。
歯と歯茎、歯を支えている骨部分と
似ていますよね?
砂の山に棒が刺さっている状態だ
とお考え下さい。
そこに力が加わると、
簡単に棒は倒れて行きますよね。
では次に
を見ていきましょう。
奥歯、いわゆる6番目や7番目
という表現をします。
そのうち1本の歯は6歳臼歯って言いますよね。
6歳臼歯、6歳の頃に生えてきます。
これはものすごい役目をします・・・
家でいうところの
見てみましょうね
噛み合わせの面は臼状の形をしています。
も有りました。
です。
カメラの三脚はどうでしょう?
自分で立てますよね。
重たいカメラを支えていますよね。
つまりこの
その様な構造になっています。
それに対して前歯は?
根っこが1本ですから、
そもそも力を支えることは出来ません。
つまり人間というのは、
臼状の部分(奥歯)で力を支え、
かんだり
すりつぶしたり
という事をするのです。
前歯は?
・・・そんな力はありません。
カメラの1脚と同じです。
前歯は
です。
草食動物、肉食動物、
その両方を持ちえる事が出来たのが
人間なんです。
奥歯で支え、
奥歯で磨り潰す、
しっかりと奥歯で支える。
そして
ということがものすごく大事なのです。
もちろん過去に矯正治療により
多くの歯を抜いた方がいるかも知れません。
歯を抜いた場合は、もうその時点で
28人が24人になっちゃっています。
小さい奥歯が4人足りないわけです。
そうすると、
奥歯の人が、
十分に支えることが出来ませんので、
矯正の治療をした方の中には、
わざと前歯を当てて前歯にも一部負担をさせる様にしている先生もいらっしゃいます。
そういう特殊な事を除くと、
って言うのはすごく大事な事なのです。
前歯にはそもそも、
自分で力を支える、
すり潰す噛む事をする、
その様な能力、そのものがありません。
奥歯がないからといって、
前歯だけで噛んでいたら何が起こるのか・・・。
だんだん崩れて行きます。
歯ぐきが下がって歯が伸びたように見えます。
いきなり揺れだしてあっという間に抜け落ちてしまう場合もあります。
http://www.8181118.com/movie/movie2.php
前歯が飛び出してきたのはなぜ???動画をご覧下さい。
同じ運命を辿る事となります。
歯は、
それぞれ決まった
役目、役割、機能が
有るわけです。
奥歯は、
臼状の形状でもって、
大きな力を支えることが出来る。
つまり、力のあるお父さんだと思って下さい。
それに対して前歯は、
細くて小さい、
子供達です。
真ん中の歯は、
4番目5番目、
お母さん
というところでしょうか。
6番目7番目の大黒柱の歯が無くなった途端、
歯は、どんどん崩れて行く訳です。
おみこしをいつもは、14人で支えていました。
その内4人がお父さんお兄さんでした。
しかし、
ある時から
お父さんが1人抜け、
2人抜け、
最後にはお父さん4人が
全員いなくなってしまった。
残った子供達や
お母さんで
おみこしを支えなくてはならなくなった。
そしてどんどん、
その力に耐えられなくなる
その重さに耐えられなくなって
崩れて行く、
こんなイメージでドミノ倒しの様に崩れて行く訳です。
なので、バランスが必要なのです。
噛み合わせのバランス
つまり、顎のバランスが崩れる、
ということは、
全身のバランスを
ドミノ倒しのように崩していくんですね。
噛み合わせって、
実はとっても重要なことなんです。
知らなかったでは済まされない重大な問題が
「噛み合わせ」には隠されていることが多いんですね。
奥歯はとっても重要な働きをする大黒柱
前歯は自分ひとりでは支えることができない子供達
と覚えておいて下さいね。
☑歯茎が黒いんです。
☑歯や歯茎が黒ずんできたように見える
☑セラミックの詰め物と歯茎の境目が黒くなってきた
☑歯茎の一部が黒くなってきた
☑治療した前歯の境目の歯茎が黒くなってきた
このようなご相談で吉本歯科医院にお越し下さる
とても多いので、お話させて頂きますね。
「どうして歯や歯茎が黒くなるんですか?」
よくよくお聞きすると、
「以前歯のかぶせの治療をした。
そして根っこの治療(歯の神経治療)もした。
きれいに治したはずなのに、
また膿がたまってきたのかしら?」
そのように不安になってお越しになる方もいらっしゃいます。
でも実はほとんどの方が、
歯や歯茎が
黒くなる原因をご存知ないのです。
原因は
「金属」なんですね。
もし、前歯の被せ物を
セラミックスにしたとしましょう。
セラミックとは陶器
なんですね。
お茶碗みたいなものですから、
非常に割れやすい。
ですから、
それを補強するために
金属が使われます。
また歯の根っこにかぶせをするのに
支えがないと倒れてしまいます。
その土台、
その土台に金属を使っていたりします。
この金属たちが溶けていく
んですね。
金属が溶けるってイメージできますか?
金属が溶け出して歯を黒くし、
そして歯茎にまで黒くなっていく。
また
金属アレルギーって、
聞かれたことありますね。
最近では、
テレビでも頻繁に金属アレルギーのことを紹介していますので
かなり、一般的に知られるようになってきました。
そうなんです。
ピアスやネックレスだけでなく
お口の中に入っている歯の詰め物や被せ物、
または歯の土台に使われている
金属が溶け出して
金属アレルギーを引き起こすことも
あるのです。
どんどん身体の中に金属が溶け出して、全身的な金属アレルギーにまでなってしまう方までいらっしゃいます。
だったらやりかえればいいじゃないか、
外したらいいじゃないですか、
またかぶせ直したらいいじゃないですか、
そのようにおっしゃる方もいらっしゃいます。
しかし、歯科の治療は
何度もできるものでは、ないのです。
実際外すことはできたとしても、
ご自身の残っている歯の根っこに
金属が溶け出していってるわけです。
ご自身の根っこはどうなっていると思います?
金属で真っ黒なんですね。
金属が黒く溶け出している歯を
白くしたい
または
自分の歯のように自然な色に見せたい
となると
その歯の黒い部分、削らないといけないんですね。
ですが、思い出して下さいね。
一番最初に歯の治療をして
被せ物をする時点で、
すでにもう外周一層削ってるんです。
接着剤をくっつけるために
のりしろ部分を
削る必要が、あるんですね。
外周一層削ることによって
被せ物をすることができているんです。
https://www.8181118.com/news/2016/04/post-380.php
歯の治療の度に、歯を削り取っています。
ですから
今回また、
治療をやりなおす
被せ物を外してやりかえる
となると
今ある黒くなった被せ物を外しているわけですから
そこからさらにまた
のりしろを作るために歯を削る必要があるのです。
削れば削るほど
どんどんご自身の残っている歯の根っこ、
細く細く薄く薄くなっていくんですね。
薄くなってしまうと、
噛んだ時に
噛む力によって
割れてしまったり、
長く持たなかったりします。
何回もやりかえている方では、
芯棒を外す時に、
このようにパキッて割れてしまう方までいらっしゃるんですね。
歯の根っ子(歯根)が割れてしまったら、
もう抜くしかないんですね。
もう一回芯棒立てて、
被せ物をできるんじゃないんですか?
とよく患者さん、おっしゃられるんですが
実はできない、んです。
芯棒によって歯の根っこが揺すられます。
そうすると根っこのまわりの
骨がどんどん溶けていきます。
残念ながらこの場合はもう抜かないといけなくなります。
ですから、
歯の被せ物は
何度もやりかえができるものではないんです。
色が黒くなったら
またその時、白いものにやりかえたらいいじゃないか
と思われるのですが、
ただし・・・・
歯を失う時期が早まってしまう可能性がありますよ、という
注意書きが、小さく小さく付いているということなのです。
治療をする前に
しっておいた方がいいことは、
☑この材質を使えば将来どういうふうになっていくのか?
☑金属が溶け出す材質なのか?金属が溶け出さないものなのか?
☑金属のような色がでてくるものなのか、出てこないものなのか?
☑その素材は全身に対してどういう影響を及ぼすのか?及ぼさないのか?
☑金属アレルギーの可能性がある方は、金属アレルギーにならない材質なのか?
そういうことまで含めて先生とよく相談してから治療をお決めになられてほうがいいと思います。
「一回した治療をやり直す」これ非常に難しいですし、
実はリスクがあるのです。
https://www.8181118.com/director/2016/04/post-126.php
歯の治療は何度もできない
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従来、糖尿病との関連が指摘されていましたが、最近の研究では、こうしたさまざまなデータから、むしろメタボリックシンドロームの「合併症」としてとらえることが重要ではないか、という見解が広がりつつあります。
最近はテレビコマーシャルなどでもよく紹介しているので「歯周病」という病気の存在が知られるようになりました。
また、全世界で最も患者が多い病気は歯周炎などの歯周病である、地球上を見渡してみてもこの病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない、とも言われています。
さて、歯周病は、歯の周囲の歯ぐきなどの組織に細菌が感染して起こる慢性的な感染症です。
詳しく申し上げますと、歯は通常、歯茎とピタッとくっついていますが、その間に、酸素の嫌いな「偏性嫌気性菌」が巣をつくって溝(歯周ポケット)を広げ、歯の根の周りから炎症を起こして、しまいには歯が抜け落ちてしまう病気です。
感染症ではありますが、最近では「生活習慣病」と捉えられています。
その理由の1つが、どんなに口の中を汚くしていても歯周病にならない体質の人がいる一方、逆に親子で重症の歯周病になるケースもあります。
もう1つは、肥満、糖尿病、それにたばこ、ストレスなどを加えた、いわゆる生活習慣病が密接に関係してくると、歯周病になりやすく、重症化しやすいことがわかってきたのです。
複数の遺伝的要因と環境要因が合わさって発症する病気が生活習慣病と定義されます。
糖尿病の人がどれだけ歯周病にかかりやすいかというと、40歳過ぎてなりやすく、ちょうどメタボリックシンドロームになる年齢とかぶさっています。
①肥満の人は歯周病になりやすい
肥満に関しては、九州大学の研究者らの有名な調査結果があります。
やせているグループを1とすると、太っている人は3・4倍、さらに重度肥満の人は8・6倍歯周病にかかりやすいことがわかっています。
②糖尿病は、6番目の合併症
あらゆる調査によると、糖尿病の方が、糖尿病でない方より2.6倍、歯周病になりやすいことがわかってきています。
つまり肥満で糖尿病だと、これらの数値を掛け合わせたぐらいの頻度で歯周病になりやすいし、メタボリックシンドロームの人は、なおのこと気をつけなければならないわけです。
③歯周病は6番目の合併症
歯周病というのは、糖尿病の6番目の合併症といわれていたのですが、これからは、メタボリックシンドロームの合併症として考えた方がいいのではないかともいわれています。
歯周病は、嫌気性菌による感染症ではありますが、遺伝や生活習慣が引き金となって発症する生活習慣病としての要素も兼ね備えているという認識がとても大事なのです。
④歯周病の嫌気性菌は、強力な毒素を作る
歯周病の嫌気性菌は、酸素が嫌いな菌に特有の強力な毒です。
「内毒素」と呼ばれています。
例えば、高濃度の内毒素を濃縮してネズミに注射すると、ショック死を起こします。人でも抵抗力の弱い高齢者だと、敗血症ショックを起こしかねないのです。
中等度の歯周病になると、炎症の起きている歯茎の粘膜は傷つき、容易に出血し、潰瘍(かいよう)状態になる。例えていえば、黴菌(ばいきん)の詰まったバケツの中に、常に手を突っ込んでいるような状態で、内毒素が体内に入ってくるわけです。
内毒素が糖尿病や肥満に関連してくるメカニズムとは
体内に侵入した内毒素は、毒をやっつける白血球に食われてしまうのですが、その際、白血球は「(腫瘍壊死(しゅようえし)因子の)TNF-α」という生理活性物質を放出します。
TNF-αは、血糖を下げるホルモンのインスリンの働きを悪くするので、血糖が上がってきて糖尿病になりやすくなります。
一方、肥満の人は、内臓脂肪がたまっているので、脂肪組織から、白血球と同じ、炎症性の悪質なサイトカインであるTNF-αを放出してきます。
つまり、歯周病でも肥満であっても、入り口は違うが、出口からは、同じものが放出されてきます。
歯周病も肥満も慢性炎症にかかわる病態なので、こうした悪玉物質が四六時中、出続けるわけです。
結果的にインスリンの働きが邪魔されて血糖が上がり、糖尿病の温床ともなるわけです。
歯周病治療で糖尿病改善
歯周病治療すると、歯周ポケット内の細菌数がたちまち減ってきます。
すると、体内の炎症性サイトカイン「TNF-α」の血中濃度が減少し、インスリンの効きを示す指数(HOMA-R)が改善するわけです。
歯周病を合併した糖尿病の女性患者(48)の場合は、抗生物質などで治療を行い2年間にわたり変化を見たところ、7%を超えていた血糖値指数の「グリコヘモグロビンHbA1c」が6%に下がり、TNF-αの値も減っていたといわれています。
この女性は、まだ糖尿病の域を完全に脱したわけではないが、グリコヘモグロビンHbA1cが1%減ることは、相当意義あることで、手足の切断が40%、失明(網膜症)の原因となる小血管の障害が30%改善されるという海外のデータもあるのです。
個人差があってグリコヘモグロビンHbA1cが1%減ることは少ないですが、0.6%程度減ることはよく報告されています。
(※HbA1c:糖尿病のコントロール)
歯周病が動脈硬化を促進
コレステロールが高いうえに、血糖が上がることによって動脈硬化になり、心筋梗塞(こうそく)などになりやすいことはよく知られています。
ところが、糖尿病患者で歯周病を持っているグループと持っていないグループに分け、頸(けい)動脈の狭窄(きょうさく)度を調べたところ、歯周病群は非歯周病群の2倍以上も狭窄していることがわかってきているそうです。
血液中を流れる糖分やコレステロールの量が同じとしても、歯周病が加わるだけで、これだけ狭窄が高進しているのです。
恐らく動脈硬化も、前述の白血球がどんどん血管の壁に潜って悪玉のLDLコレステロールをくわえ込み、泡沫(ほうまつ)細胞化してアテローム(粥(かゆ)状)、いわゆる動脈硬化の状態になる。歯周病で産生される内毒素が、こうした反応をものすごく加速しているのではないかといわれているのです。
また、歯周病がひどければひどいほど、心筋梗塞や腎症で死亡する危険性が高いというデータもあります。
歯周病は、"沈黙の病気"ともいわれていて、末期になるまでなかなかわからないものです。
歯がぐらぐらしだすと、かなりの末期です。
嫌気性菌は強烈な臭いを発しますから、家族から口臭を指摘されるような人は、すぐ受診してください。
歯周病治療は全身への影響も考えて
われわれ歯科医師が日々の診察で感じていることがあります。
それは、年を老いても元気で活発な人は、イキイキと暮らしている人は、その多くが歯も歯ぐきも丈夫であるということ、なのです。
「歯を失ってはじめて気がつくその大切さ」を痛感します。
ますます高齢化社会をむかえ、自分の歯で噛めるかどうかで人生の晩年における生活の質が大きく違ってまいります。
糖尿病は一生のお付き合いです。
そのなかで歯周病で苦しむことがなければ、より生活の質の向上が期待できるであろうし、歯周病を治療することによって糖尿病の改善も図ることができると思います。
また一方で、歯周病は糖尿病以外の種々の全身疾患(心臓病、肺炎、早産、低体重児出産、好中球減少症、HIV感染症など)とも深く関連しており、患者様には総合的な医療が必要となってまいります。
全身の健康を全て考えた上で歯周病という病気を考えて欲しいと願います。
歯周病について正しい知識を持ち、歯周病菌が媒介となって起こる体へのさまざまな影響を考え治療を進めていくことは非常に大切なことなのです。
吉本歯科医院には、歯を削らない治療を求めて受診される方が
香川県高松市の
咬み合わせ専門歯科
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯の痛みを
痛み止めの薬を飲んで
しのいでいるうちに
歯の神経が死んでしまうことが
あります。
歯の神経が死んでしまうと
ウソのように痛みが
治まることが
あります。
あんなに痛かったのに
痛みが治まった
ということが
起こります。
でも、
ここで
「ああ、痛くなくなったから
もういいや」と
思っていたら
大変なことが
起こります。
死んでしまった歯の神経の残骸を
そのままにしておくと
何が起こるでしょう?
歯の神経が死んでしまったとしても
ばい菌に殺された神経の死骸を
除去してやらないと
バイ菌はずっと生きているんです。
歯の神経を殺しただけなく
今度は骨や歯茎さえも
侵食していくのです。
バイ菌の住処である歯の根っこ(根管)の中を
早く掃除してあげないと
どんどんどんどんバイ菌は奥へ奥へと入っていきます。
歯の神経を取る治療というのは
読んで字のごとく
歯の神経を取る治療だ
と思われている方が多いのです。
しかし
実はそうではないのです。
すでに死んでしまった歯の神経の死骸を
きちんと除去し
歯の根管の中をきれいに消毒する
ということを
意味するのです。
ばい菌に侵され
死んでしまった歯の神経は
生ゴミが腐敗している状態と同じです。
腐敗しているので
におうと
臭いです。
とても、臭いのです。
発酵食品を思い浮かべて下さい。
発酵がすすむと
膨らんできますよね。
つまり
腐っていくとガスを出すのです。
ガスが出ると
圧力が高まります。
腐敗した臭いの
口臭がする原因にも
なってしまいます。
もちろん口臭ですので
自覚症状は、ありません。
気が付くのは周囲の人
だけ、です。
気が付かないので
死んだ歯の神経の残骸は
放置され続けます。
そうすると歯の神経は死んではいるんだけれども、
周りの骨や歯茎が溶かされることにより
顔が腫れてくるような方までいらっしゃいます。
すでに
歯の神経の治療で神経を取ってしまった方でも
バイ菌に侵された場合には
いきなりこの状態にまでなってしまうこともあります。
顔が腫れてしまっているような場合には
一刻もはやく歯の根っこの中を
バイ菌を減らしてあげる
ということが必要です。
また
歯を支えている骨を溶かしたバイ菌達は
最後はどこへ行くのでしょうか?
実は
歯の神経というのは脳と繋がっているのです。
例えば指先を考えて下さい。
指先の神経は指先だけでしょうか?
違いますね。
指先は脳から繋がった神経
なのです。
神経の一部に過ぎないのです。
つまり
バイ菌は歯の中の神経だけを死なせるわけではなく、
歯の外の周囲の骨や歯茎の神経も殺して行きます。
そして骨を溶かしていくのです。
そしてとうとうその奥には太い神経・血管が控えているのです。
そこにたどり着いたバイ菌はどうなるんでしょう。
一気に全身を巡って行ってしまうのです。
心筋梗塞
聞かれたことありますでしょうか?
心臓の血管が物が詰まり
血が流れにくくなってしまった状態です。
よく動脈硬化や全身糖尿病などが大きく取り沙汰されていますが、
血管に詰まっているのは何だろう?
と研究した先生がいらっしゃいました。
血管に詰まっている物の中に
いくつもの
口の中の歯周病菌、バイ菌が
見つかっているのです。
つまり
口の中にいたバイ菌が
心臓の中で発見されたり、
誤嚥性肺炎といって肺炎の中で
肺炎球菌といっしょに肺炎を起こしていたり、
口の中だけに留まらず
全身にまで影響を及ぼしているのです。
ですから歯の神経の治療をした方が良いのか、
しない方が良いのかと単純に考えたならば
神経の治療は神経が生きているのであれば
残せる方向で治療してもいいと思います。
しかし
もうすでに痛みもなく
歯の神経も死んでしまい
歯の神経の死骸が悪さをしている場合には
一刻もはやく治療を行なわないと
全身に対して影響を及ぼします。
歯の神経治療とは
単に神経を取り除く治療ではなく
すでに死んでしまった歯の神経の死骸を
きちんと除去し
歯の根管の中をきれいに消毒する
ということを
意味するのです。
歯医者さんに行って歯を削って治療した。
治療した後は、被せ物をして終了。
このように歯医者さんで被せ物をして治療を終了したことは
おありになるかと思います。
みなさんは、
この歯の寿命がどの程度あるか知っていますか?
人によっては「一生もつ」と
思っていらっしゃる方もいます。
人によってはいい被せ物をしたから
「一生もつ」と思っていらっしゃる方もいます。
日本人の寿命がどんどん伸びた今、
60歳を超えた頃から
ドミノ倒しのように歯を失い
あっという間に
抜歯→ブリッジ治療→入れ歯という状態
になってしまわれる方はとても多いです。
多くの歯を失われた方とお話していると
「治療した歯は一生もつものだ」と
思っていらっしゃったということがわかってきました。
患者さんご自身がご自分が受けられた治療の耐久性をご存じないか、
勘違いされているかのどちらかです。
そこまできちんと説明を受けていなかった
ということもあります。
私たちは体のどこかがケガをした場合、
自然治癒力というものがありますので
安静にし適切な処置を受けていれば時間がたてばもとに戻ります。
しかし、歯科はそういうわけにはいきません。
放置しておくと、神経を取るか、抜歯、になっていくのです。
悪くなった部分を削ったり、
抜いたりし、
なくなった部分は
人工の歯科医療材料で補うのです。
それが一般的な歯科治療です。
皆様のお口の中にも入っている、
人工の歯科の被せ物や詰め物です。
歯科材料は異物です。
歯と完全に接着するものではありません。
どんなに優秀な歯科医師であっても
歯科材料を使った治療で歯を完全に元の歯のように修復することはできないのです。
できることは
「できるかぎり長くもたせる」
ということまでなのです。
理想的な金属といわれる金合金を
歯科材料に使ったとしても
「もたせられる」程度です。
ましてや、
保険診療の範囲内で行う銀歯であれば
「長くもたせられる」どころではありません。
ばい菌も入り放題ですし、
金属アレルギーを引き起こす可能性だってあります。
保険診療の範囲内で行う銀歯ですが
7~8年後には悪くなっていきます。
その時悪くなっているのは、治療した歯科材料だけではないのです。
その金属に接している歯本体も悪くなっているんです。
数年後に銀の被せ物が取れた時には
詰め物や被せ物のさかいめから内部に黒く虫歯が進行していっているのです。
しかも被せものの内部は黒く腐蝕しています。
歯科材料の平均使用年数に関するデータです。
●白い樹脂の詰め物・・・・・5.2年
●型を取ってはめこむ小さな金属・・・・5.4年
●歯に多い被せる大きな金属の冠・・・・・7.1年
いかがでしょう?
「え?これっぽっちしかもたないの?」
そう思われてのではないでしょうか?
日本人はどんどん歯を失い続けます。
悪くなった部分を削って詰めて、銀歯を被せて、また悪くなって・・・・
それを繰り返していくうちの「この歯はもう抜くしかありません」という状態にまでなってしまうのです。
人生後半になって
ドミノ倒しのように歯を失っていく方の多くは
必ずこうおっしゃいます。
「もっとはやく知っておけば良かった。
知っていれば、こんなにも歯を失うことはなかった」と。
専門が変われば診断が変わります。