2019.03.13親知らずによって手前の歯の神経が切断され死んでしまうことがあります
咬み合わせを悪くする大きな原因
それは「親しらず」です。
親知らずははやめに抜かれることをおすすめします。
親知らずを抜かずに放置しておいたことで
隣の歯の神経を切断させ神経を殺してしまった
ということは、実際よくあります。
歯が痛い
虫歯かな
歯が浮いたような痛みがある
神経に触る痛みがある
このような症状を抱えてお越しになられるのですが
実際にお口の状態を骨から診ていくと
親知らずが押して、隣の歯の神経を圧迫していたり
隣の歯を押して虫歯のように穴をあけていたり
ということが
あるのです。
この写真をご覧下さい。
8が親知らずですね。
隣の歯7番目の歯の根と神経血管部分にラインを引いています。
8の親知らずが
横に向いて生えてきていますよね。
隣の7番目、6番目の歯に対して親知らずはグインと横にむいてきています。
このまま放置しておくと何が起こると思いますか?
8の親知らずが押す力は止まりません。
毎日毎日エイエイと、7番目6番目の歯を押し続けます。
そのうち
7番目の歯の神経が圧迫されてくるのです。
神経が圧迫されると
痛みはじめます。
痛いので患者さんは
「虫歯かな?」
と思います。
さらにそのまま放置していると
こうなります。
8親知らずが7番目の歯の神経をチョンと切ってしまったのです。
親知らずが押す力によって
健康だった7番目の歯の神経が切断され殺されてしまったのです。
一度死んだ神経は元には戻りません。
神経を取った歯は枯れ木のような死んだ歯になるんです。
虫食いのようなイメージです。
神経を切ってしまうほどの力で押していくのが親知らずです。
もちろんとても痛いです。
神経を切るほどですので激痛です。
7番目の歯の神経を切られ、さらにすすむと6番目の歯も同じ運命をたどります。
しかし、親知らずが原因で咬み合わせを破壊する
ということを知らないと、単純に7番目の歯が虫歯なのかな?と考えてしまいます。
虫歯であれば
歯を削って詰めて治せばいい
と考えてしまうのです。
虫歯のように穴が空いているので
歯医者さんによっては「これは虫歯なので削って詰めて治療しましょう」
という治療になります。
しかし、原因は
ばい菌によるものではなく
親知らずを抜かずに放置しておいたために起こった症状です。
7番目の歯が痛くなった理由は
親知らずです。
歯が痛くなった時
痛くなったその歯だけをみていると
悪くなった原因を見過ごしてしまいます。
その歯の症状は必ずお口の中に原因があります。
その原因は何なのかを突き止めず部分だけの治療をしてしまうと
必ず再発します。
原因を口の中に残したままなのですから。
歯科治療に最も重要なのは「咬み合わせ」です。
咬み合わせを無視した歯科治療は
後が本当に悲惨です。
噛む力によって
歯は簡単に破壊されることを知って下さい。
2019.03.12歯が痛い!その原因は「咬合異常」によるものかもしれません
歯が痛い!
食べるとキーンと痛む
歯が浮いたような痛みがある
液体が口の中に入ると、神経に触るような痛みを感じる
このような症状を抱えて
吉本歯科医院にご相談にお越しになられる患者様がいらっしゃいます。
患者様は「虫歯だと思う」
とおっしゃられます。
ばい菌が中に入り込んでいるのでは?と想像され
来院されます。
しかし、お口の中を診させて頂くと8割の方が
「咬合異常による破壊的な力」が原因で
歯が痛み出しておられるのです。
力?
そんな話は聞いたこともない、という方もいらっしゃいます。
しかし、吉本歯科医院でマウスピースをお作りになられ
日常的に使って下さっている患者様であれば
お分かりになるかと思います。
噛む力が歯を破壊する
ということを多くの方はご存じありません。
知らないために、
歯が痛くなると
虫歯ではない?
と思い
近所の歯医者さんに行って
「痛い部分を削って詰めて治す」という治療を
行ないます。
しかし、歯が痛い本当の原因は
「咬合異常」つまり咬み合わせ異常による破壊的な力ですので
歯を削って詰めてもまた
しばらくすると同じように痛みはじめるのです。
ばい菌だけではありません。
咬み合わせ異常によりあなたの歯は簡単に破壊されます。
どんなに歯磨きをしていても
どんなに定期的に歯のお掃除に通っていても
咬合異常による破壊的な力による
予防策をとっていない限り、あなたの歯の寿命は短くなる一方です。
これは吉本歯科医院の
です。
この方はマウスピースを作成しなんと6ケ月もたたないうちに
このように真っ二つに割れてしまいました。
「先生!大変です。マウスピースが割れちゃいました」
と来院されました。
マウスピースは割れたら修理すればいいんです。
穴が空いたら補填すればいいんです。
でも、ご自分の歯だったら?
歯が割れたら?⇒抜歯です。
歯が折れたら?⇒抜歯です。
歯に穴が空いていたら?⇒歯の神経を取るか抜歯です。
つまり
マウスピースがこのように真っ二つに割れるほど
「噛んでいる」という証拠です。
マウスピースはあなたの歯が破壊される
身代わりとなっているのです。
力がかかる最も危険な時間帯は
寝ている間です。
男性であれば噛む力200キロ
女性であっても噛む力100キロと報告されています。
力
によって歯が破壊されるということと
あなたの「あたりまえの常識」として
脳にインストールして下さい。
2019.02.12歯が割れている場合には、歯を抜かずに残しておくと大変危険です。
「歯を抜かなくてはいけませんよ」と歯医者さんで診断を受け
どうにか歯を抜かずに残せないかといくつかの歯科医院を受診される方は
とても多いです。
もちろん歯を抜かずに残したいというお気持ちもわかります。
しかし、どうしても歯を抜きたくないと思われ無理に抜かずに残しておくことで
大変危険な状態になっていくことも
知って頂きたいのです。
歯が割れてしまっている場合には
割れた隙間からばい菌はどんどん侵入していっています。
内部にばい菌が侵入し、歯を支えている骨を溶かしかり
隣接する歯を支えている骨まで溶かしはじめることがあります。
歯を抜かなくてはいけない
と診断された場合
その歯は残せる歯なのか?
それとも抜かずにおいておくと危険な歯なのか?
その見極めがとても重要です。
ご紹介しています。ぜひご参考になさってください。
2019.01.18歯の神経を取る治療が圧倒的に少ないことに驚きました。
香川県高松市の
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
今年まで吉本歯科医院で勤務医として働いてくれていた
大人気の女医さんがご出産とご主人の転勤で徳島に戻られてしまわれました。
素晴しい仕事をして下さった先生だったので
スタッフ一同帰ってしまわれる時は涙涙だったのです。
そんな先生からご連絡を頂き
ご友人の女医さんをご紹介頂きました。
先生に雰囲気がよく似た穏やかで優しそうな先生でした。
大喜びで2020年より吉本歯科医院のチームとして
仲間入りしてくれています。
以前いてくれていた勤務医の先生や
の歯医者さんで働いていた経験のあるスタッフは
「まったく治療の方法が違う」
と吉本歯科医院の日常に驚かれます。
過去に勤務してくれた先生も
吉本歯科医院では「歯の神経を取る治療」が圧倒的に少ないことに驚かれていました。
ということを前回お話しました。
歯は削れば削るほどどんどんもろく、
強度は弱くなります。
何もご存じない患者さんは
虫歯を削って被せ物を入れて治療をしたから、
もうその歯は虫歯にはならない
と思い込んでいます。
しかし現在の一般的な虫歯治療は
私に言わせてみれば
「再発してあたりまえ」
です。
歯が痛い、虫歯ができた
ということで歯医者さんに行くと
ほぼ間違いなく「歯を削って詰める」という
虫歯治療になります。
現在の日本の保険診療で認められている虫歯治療は
「虫歯である悪い部分を大きく削り取って、被せ物をして治す」という
治療だからです。
歯は一度削ってしまえば、
もう元には戻りません。
歯を大きく削った後、吉本歯科医院にお越しになられ
「削らず薬で治す虫歯治療」をして欲しい
とおっしゃられる方がいらっしゃるのですが
残念ながら
もはやすでに大きく歯を削り取られた状態で
来院される方も多く、手をつけようがありません。
歯は削るから
歯の神経に近くなり
痛みがではじめるのです。
歯の神経にばい菌が到達してしまってから
では遅いのです。
そこにばい菌が存在するから
痛みが出るのです。
削らずばい菌さえ
丁寧に殺してしまい
菌がなくなれば
ウソのように痛みは消えます。
歯の神経を取った歯の強度は10分の1まで落ちます。
枯れ木と同じですので
栄養がいきわたらず、ほんのわずかな噛む力で
あっけなく壊れてしまいます。
吉本歯科医院では、
行なっています。
その治療を実現するには
大きく歯を削り取る前にお越し頂きたいのです。
40代後半から50代にかけて
お口の中の歯が次々と痛みがではじめるという方は
実際とても多いです。
その時に、
という選択肢があるんだということを
知って頂きたいのです。
吉本歯科医院にはご遠方より、
本当に多くの患者様がお越し下さっています。
どの患者さんも私におっしゃいます。
「吉本先生、もっとはやく知っていれば
私の歯はもっと残っていたかもしれません」
と。
虫歯ができるたびに
歯を削り、被せ物をし
痛くなったら歯の神経を取り
歯の神経を取った歯が割れたり折れたら
歯を抜き・・・・
こんなことを繰り返していたら
100歳どころか、60代、70代で
ご自分の歯で食事をすることなど
できるわけがありません。
歯の神経を取らずにすむなら
その選択肢としての治療法を取り入れてみてください。
2018.12.06歯を抜かなくてはいけないと診断された方へ歯を残せる条件とは?
歯を抜かなくてはいけないと診断された方へ
歯を抜かずに残せるためにはどんな条件が必要なのかを解説しています。動画でご覧になる方は↑をご覧ください。
2018.12.03歯を削るから痛みが出るのです。
先ほど、吉本歯科医院で治療を終了された患者さんがお越し下さいました。
「先生の医院の扉を叩くのに3年躊躇しました。こんなことならもっと早く扉を叩いてたら良かった。お陰でもう一度笑って暮らせるようになりました」とおっしゃってくださいました。
歯医者さんでの痛かった体験がトラウマでどんなに痛くても我慢していたり、恥ずかしいからと歯医者さんに行くことを躊躇されている方は本当に多いのです。
吉本歯科医院では歯をできる限り削らず痛みを感じにくい歯科治療を行っています。従来型の歯科治療では悪くなった虫歯は大きく削り取ります。歯を削るから歯の神経に近くなり痛みがではじめるのです。吉本歯科医院ではそもそも歯を大きく削り取るという治療を行っておりません。虫歯を削らず薬で治し歯の神経を残す治療があることを知って下さい。