吉本歯科医院

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歯を抜きたくない削りたくない方、薬で治す虫歯治療、歯周病治療、インプラントや入れ歯治療なら咬み合わせ専門歯科の吉本歯科医院。香川県高松市。

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2012.07.05インプラントのトラブルについて

先日もこんな患者さまがお越しになられました。

 

その方は10年前に他医院で下顎部分にインプラント治療をされました。

 

しかし、最近になってインプラントを埋入した部分が腫れて痛みが出るように。

 

レントゲン写真を撮影し、詳しく骨の状態を拝見するとインプラントを埋入した周囲の骨が溶けてしまっていました。

バイ菌が入り込み炎症を起こしています。

 

インプラントはただのネジです。

 

元々の自分の歯ではありません。

異物なのです。

 

インププラントを埋入し、被せ物の歯が入ればそれで完成!

と思っておられる方はとても多いです。

 

特にトラブルを起こし、「どうにもならない状態」で

当院に駆け込んでこられる方も少なくは、ありません。

 

 

今回の患者さんのインプラントトラブルは

メインテナンスを怠ったためにバイ菌が繁殖し、インプラント周辺の骨が大きく溶けてきたことによるものです。

 

 

最近、インプラント治療による事故がマスコミに取り上げられています。

そのトラブルは

 

医院側の責任

■手術に必要な検査を省いたこと

■全身管理ができる担当医師をつけていなかったこと

■事前に神経等の場所が把握できるシミュレーション診断を行なっていなかったこと

などです。

 

患者さん側の責任

■喫煙

■糖尿病

■定期メインテナンスを怠った

などです。

 

 

私の医院にも、「他医院でインプラントをしたが、トラブルを起こして困っている」

という患者さんは増える一方です。

 

問題が起こっているには

必ず原因があります。

 

 

では、インプラントが故障したり、トラブルがあったりした場合に

「はずせばいいではないか?」

「もう一度やり治せば良いではないか?」

と単純に思いませんか?保障もついているから。

 

 

しかし、そのように単純なものでは、ないのです。

 

 

インプラントはただのネジです。

 

インプラントメーカーというのは世界に何百社とあります。

 

 

ご自分が入れたインプラントメーカーがどこのメーカーのものかによって

修理ができる場合とできない場合が、あります。

 

 

インプラントと被せ物の歯を「ネジ」で固定されています。

修理したり、深部まで掃除するにはネジを外して被せ物を掃除する必要があります。

 

しかし、そのネジを外すドライバーというものが、各メーカーにはあります。

 

各メーカーは自社の商品を使い続けて欲しいので、ネジ山を特殊形状にして他社のドライバーでは外せないようにしています。

 

つまり、メーカーが違うとネジを外すことさえ、できません。

 

骨を大きく削ってインプラント本体を外すしかできないことまでありえます

 

その先生がどこのメーカーのインプラントを埋入するのか?ということは

実は将来的にはとても大きな問題です。

 

インプラントをする際には、10年後にもし「インプラントを外す状況になった時に修理ができるのか?」というこの視点を持って選択する必要があります。

 

引越し等でメインテナンスに通えなくなった場合には、引越し先の近隣でメインテナンス可能な医院をご紹介していただいてください。

 

せめて、下記の5点だけでもいいので教えて頂いてください。

 

1         どこのメーカーのインプラントなのか?

2         インプラントの種類や型番はどうなのか?

3         ネジで固定されているのか?接着材で固定されているのか?

4         接着材のメーカーや種類は何なのか?簡単に外せるものなのか?

5         外すにはどうすれば外せるのか?

 

このことが判っていれば自医院で対応できるのか?対応できないのか?判断できます。

 

また、先ほどの患者さんですが、

インプラント治療がいったん終了すれば、それでもう大丈夫、と思われてしまったことにも問題があります。

 

最初の数年はメインテナンスに通われていたそうです。

数年間大丈夫だったから、先生が大げさに言っているだけで、

きっともう大丈夫に違いないと思われてしまったそうです。

 

インプラントはご自分の歯と同じく

死ぬまでメインテナンスする必要があります。

 

また、インプラントトラブルの8割は2年以内に起こっています。

 

ですので吉本歯科医院では、インプラント治療を行なった患者さんには

終了後すぐは1ケ月ごとに経過を見させて頂いております。

 

その後、半年、一年半、2年目と、レントゲンで骨の状態を確認しながら

状態が安定するのを確認します。

 

特に症状が無くてもです。

 

状態が悪くなっていたとしても、インプラントはご自身の歯のように痛いや凍みるなどのように自覚症状として警告を発してくれません。

 

よくない状況が周囲の歯ぐきや隣の歯にまで影響が及んではじめて患者さんは自覚症状として気づくことができます。

 

メインテナンスにきちんと起こし下さらない

または、メインテナンスの必要性をご理解いただけない場合には

手術を行なうことはできません。

 

 

それは

トラブルの原因となるから、です。

インプラント治療なんか受けなければよかったとなるから、です。

 

 

どうぞ、知って下さい。

 

 

インプラントは完成したら、終わり

ではありません。

 

 

歯と同じく、あなたが死ぬまで、そのインプラントを使い続けるまで

定期的なプロによるメインテナンスが必要なのです。

2012.03.23インプラント治療に関するお問い合わせについて

先日、独立行政法人国民生活センターからインプラント治療に係る問い合わせ がこの数年非常に増えているということで『歯科インプラント治療に係る問題 -身体的トラブルを中心に-』 <http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20111222_2.html">http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-1222_2.html>http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20111222_2.html) という報道がありました。

 

これを受けてNHKでも「クローズアップ現代」と いう番組でその検証を行う『歯科インプラント トラブル急増の理由』 (http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3143)という放送が平成24年1月18日(水)に報道されています。

また放送に合わせてかどう かは分かりませんが、週刊朝日MOOK・朝日新聞社から『「いい歯科インプラン ト治療医」を選ぶ!』という本が出版されました。

この流れで問い合わせをいくつかいただいておりますので、お答えをしたいと思います。

まず朝日新聞社 の週刊朝日MOOKでは吉本歯科医院は社団法人日本補綴歯科学会の補綴歯科専門 医として取材を受けております。

検証する医療機関にどこを選択すべきかとい うことで、公的な機関がある程度認めた治療医がいいのではないか、そのよう な主旨でもって補綴学会をはじめインプラントにまつわる4学会の専門医に対 し、どういう実績、どういう手術がどのような状況で行われているか、そのよ うなアンケートが昨年ありました。

香川県でも吉本歯科医院をはじめ、4医院 が掲載されております。

今回この雑誌で注目すべき点は、費用に関して、治療 費に関しても掲載が行われたということです。

また実績というところも掲載さ れました。

もちろん各医院による自己申告ですので、すべてがすべて真実とは 限りませんが、このような統計が全国的に行われたというのは非常に珍しい。

 

私が知っている中でも初めてのことではないかと思います。

ちなみに香川県は 207ページに掲載されております。

この中で注目すべき点は、費用だと思います。

他の3医院さんが20万円~40万円に対して、もちろんこれはインプラント手術をするというだけではなく、1本のインプラントにセラミックスの歯をかぶ せるというところ、そこまでの治療費を込めての金額です。

1本当たりであると か、複数本入れる場合とかもちろん手術の回数や治療方法で費用が変わります ので、一概に判断はできないかも知れませんが、今回はその治療内容でアン ケートをされております。他の医院さんに対して、吉本歯科医院では60万円~ 70万円と高額な治療費である。

そのようなことでまず一点お問い合わせをいただきます。

また手術の実績に関しては膨大なカルテを集計していただいたスタ ッフに非常に感謝しております。

治療費が高い。

一般の患者さんから考えれ ば、費用は当然安いほうがいいですよね。

ここで話しが戻りますが、国民生活 センターやNHKの「クローズアップ現代」で報道されたのは費用があまりにバラ ツキがあるということでした。

医院によってまったく違う。つまり「医院さんによってやっていること、内容がまったく違うということである」ということ です。

普通の方には同じ治療名なので、どこも一緒とお考えになられるかもし れません。

しかしながら、実際には治療方針も考え方も医院毎に全く違うので す。

 

例えるならば、「車」のようなものでしょうか。軽自動車もありますが、 普通車もあります。

大型車もトラックまであります。

すべて同じ金額でしょう か?

また安全性ということ重点をおいて設計された車もあります。

放送の中で は実際にインプラント治療において、患者さんがお亡くなりになった事故や、 取り返しのつかない、例えば顔が変形してしまう。神経を切ってしまって神経 が麻痺してしまって顔が常に変形してしまう。そんなバカなと思われるかもし れません。

またそのお亡くなりになった患者さんを治療してきた歯科医師は、 その後も引き続き普通に手術を行っている。

そしてまた何も医療的デメリット を受けることもなく、いわゆる医業停止、歯科医師免許の一時停止、免許剥 奪、そのようなペナルティを受けることなく普通に手術を続けているというこ の実態。

これについても報道されています。

そんなことが起こるのは、「非常 におかしい」皆さんもそう思われますよね。

ですので、本来このインプラント 治療というものは「手術をする前に、あらゆる安全対策、つまり検査ですね。 そういうことを十分にして、事故が起きないようにすべきではないのか」私も 当然だと思います。

そのように報道が行われておりました。

報道では、ある大 学病院を例にとって、手術をする前に血液検査をして、骨の状態を一般的なレ ントゲン撮影だけではなく、CT「コンピュータートモグラフィー」撮影で骨の 細部に対してまで検査を行い、また歯周病の方は歯周病菌によって歯を失った わけですから、当然インプラントも失うわけです。

ですから、重度の歯周病の 患者さんであるのかどうか、そのような検査もすべきではないのか。

十分な歯 周病の治療が優先される。

その上で手術にあたる、これが本来あるべき医療で はないのか。

そのように報道されました。私もその通りだと思います。

しかし ながら今、日本で行われている治療の実態はどうだと思われますか。

そのよう な検査をしたり事前の準備を行っている医院さん、実は非常に少ないんです ね。

つまり、ここで話しは戻りますが、血液検査や歯周病の検査や心臓の検査 や骨の検査、CTの検査。そして大事になるのは、そのCT検査後の3D立体構築 画像検査。

このようなものも吉本歯科医院では、すべての患者さんに受けてい ただくようにしております。

 

「そのような安全な事前の検査をせずにインプラ ント手術というものは行うべきではない」そのように考えているからです。

す でにそのお亡くなりになられた患者さん、非常に残念なんですけれども、経緯 は裁判記録でも明らかになっております。また週刊朝日の雑誌でも細かく掲載 されております。

「一度に何本ものインプラントを入れたから、大きい手術を したからお亡くなりになった」ということではない、ということです。

確かに この方は4本のインプラントを同じ日に入れられた。

また、顔が麻痺して、見た 目てきに顔の左右差が全く違う。

今までの普段の顔とは別人になった。そのよう になってしまわれた患者さん。

何本もインプラントを手術したからなったわけ ではない。

たった1本、その内のたった1本のインプラントが神経を傷つけ、血 管を傷つけた。これが原因である。これは報告されている事実であります。

つ まりインプラント治療・インプラント手術というものは、1本だから手を抜いて いい、10本だから手を抜いてはいけない。

そのようなことではないんです。

 

例 えば飛行機を例に取りましょう。

すぐ近くの空港まで、国内便なので検査をし なくてもいい。

国際線で長距離だから検査をしなければいけない。

そういう問 題なのでしょうか。たとえ近距離飛行であっても事故があってはいけないで す。

ネジのゆるみ一つあっても飛行機は人命にかかわってしまうのです。

です から、近距離でも飛ぶ前の安全検査は必要ですよね。

一緒です。

インプラント もたった1本のインプラントが生命を奪ってしまうのです。

1本の手術だから神 経や血管が肉眼で見えない骨の中の何処を通っているのか検査をしなくてもい い。

1本のインプラントだからそんな大げさな費用のかかる検査なんて。

感染対 策、滅菌の状態、清潔にしなくてもいいであるとか、事前の想定されることに 対する準備をしなくていいであるとか、そんなことないんですね。

1本であって も10本であっても同じように血液検査や骨の検査、そして神経や血管が見えな い骨の中でどこをどういうふうに走っているのか、何本あるのか?

事前に把握 していなければ手術してはいけないことだと私は考えるんです。

ですから吉本歯科医院では、たった1本の治療においても、10本治療を行う方と同じような検 査を行っております。

ですから1本あたりの価格にしたときには、その香川県で 専門医、4医院の内ではダントツに一番高い、倍くらいの価格になってしまう のです。

私は逆に言えば、たったそのくらいの価格差でもって、そのような後 遺症であるとか、そのような事故を防げるのであれば非常に安いと考えていま す。

確かに裁判をすれば、勝てるかもしれません。

勝ってもほんのわずかのお 金をもらっても、元の状態には戻らないのです。

戻せないのです。

どんな名医 にかかっても、切れてしまった神経、切れてしまった血管をもう一度つなぎ合 わせることなど不可能なのです。

 

そこが価格差に表れます。

吉本歯科医院では 一人の執刀医、私一人で手術を行う、絶対にありません。

必ず麻酔科医のドク ターとチームを組んで手術を行います。

想像してみてください。手術は清潔な 空間で行わなければいけません。

よくテレビで手術室のドラマとかありますよ ね。

ドクターは両手を上げて、手袋をして両手を上げてどこにも触れないよう な格好をして治療にのぞみます。

もちろんきれいな器具、きれいな場所で、で す。

同じ空間で別の人の入れ歯調整をしてバイキンが空中を浮遊しているなど はないのです。

そしてアシスタントがその受け渡しを的確に準備し、的確に渡 します。

ドクターは汗ひとつ自分で拭いてはいけないのです。

それが感染対 策、清潔ということです。麻酔はどうなっているんでしょうか。

吉本歯科医院 では、1本のインプラント手術を受ける方でも10本のインプラント手術を受ける 方でも、精神鎮静法という麻酔を、局所麻酔だけでなく併用いたします。

これ は腕に点滴からお薬を入れていきます。

点滴や注射器でもって麻酔薬を入れて いきます。

何かあったとき、心臓に何かあったとき、どう対応するんでしょう か。

どうすれば対応できるんでしょうか。

点滴を触らないといけないですよ ね。

お薬を追加したり減らしたりしないといけないですよね。

普通に精神鎮静 法を行っているから、必要なことではないんです。

局所麻酔でも、健康な方で も不整脈が起こることがあるのです。

生体情報モニタをつけていますと分かり ます。

何か起こったとしても、無菌で対応している執刀医が触れないんです ね。

患者さんに対して処置することができないんです。

これを有菌での対応、 不潔ともいいますけれども、無菌に対して有菌、清潔に対して不潔です。

きれ いですよ、本当は。

骨の中、傷口の中を触らない全身管理を担当するドクターです。

私、吉本彰夫が実際に執刀医としてインプラント手術を行います。

手術は執刀 医(無菌)と全身管理担当医(有菌)を含む5人体制で行います。


アシスタントは直接介助者(無菌)が左右1人ずつ2人で患部や清潔な手術器具 を無菌的に扱います。

インプラント体等は無菌ですが、外装は有菌です。

直接介助者は外装に触れることができません。

サポートする間接介助者(有菌)1人が必要です。

合計5人体制手術が当院のス タイルです。

術者1人では右手と左手しかありません。

また、目も一方向しか見ることができません。

直接介助者が手術部位に唾液や舌と一緒に菌が入ってこないように、有菌バキ ュームや圧排器具で対応し、血液で隠れた患部を目視できるように無菌バキ ュームで対応し、常に6個の手、5人の目さらには生体情報モニタで患者様の安 全確保に努めています。

一人の執刀医で無菌な清潔域と有菌な不潔域、この両方を担当することはでき ないのです。

ですから必ず吉本歯科医院では、原則5人体制で手術を行っており ます。

そして、右手と左手に第一アシスタントといわれる直接介助者(無菌) 清潔をキープする器具の受け渡しをする。

傷口に唾液が入らないように常に監 視している。

そういう私の目となり手となり対応してくれるスタッフがいま す。

清潔なスタッフは何か必要な器具が必要になったとき、工場から出荷され 送られてきた準備しているインプラントを清潔なところに渡すときに触ること はできません。

ですから介助といってそういうことをする不潔域にスタッフが もう一人要ります。

ですからドクター二人、私と麻酔科医、術者と麻酔科医、 アシスタントが左右両脇に一人ずつ二人、そして不潔な介助する一人、この五 人体制。これは私にとって崩せない手術スタイルとなっております。やはりこ れ一番安全と確信しているからです。

例えば仮に何か起こったとき、緊急措置 を取らなければならないことがあります。

その時に傷口にも唾液が入ってきて は困るんですよね、どんな時にでも。

それを常に見て、常に唾液と血液をそれ ぞれ別々に管理できる第一アシスタント、大事なんです。ですから誰が欠けて もダメなんです。

五人そこにいますから、当然病院としては、基本的に同じ時 間帯に私が誰か別の方を入れ歯の治療をするであるとか、歯の治療をするであ るとか、ないんです。できないんです。

仮に急患の方が来られたとしても対応 は、残念ながら診たいという気持ちはあったとしても、できないんです。そう いった時には申し訳ないんですけれども、勤務医が代わりに診させいただいた り、お近くの医院さんをご紹介させていただいたりすることがあるかもしれま せんが、そういう事情ですのでどうぞお察しください。


仮に同じ手術室で入れ歯を削っていた、歯を削っていた。いかがでしょう。

歯 医者さんのあれがイヤだと言うトップに音が挙げられることがあります。

歯を 削るあのキーンという音。あれがイヤですと言われる方、多いんですよね。

飛 行機のジェットエンジンと同じなんです。

削ったバイ菌、約3m~5m飛ぶんで す。

診療室中を浮遊しています。

浮かんでます。

そんな中で手術をしていたら どうでしょうか、危険ですよね。

当然の結果となります。

ですから、手術当日 はお約束の患者さん以外、残念ながら診ることはできないのです。

そのような 検査や手術、治療の体制というものを行うにはやっぱり費用がかかります。

そ れが安全管理にまつわる費用だと私は考えています。

ですから、「他の医院さ んと比べて高いですよね」と言われたとしても、私は自信を持って「そうなん ですよ。

取り返しの付かないことにならないように、しっかりとお身体の安全 というものに費用をかけています。」とお答えする事ができます。

実際、他の医院さんにも相談を受けられて怖くなって戻ってこられた患者さんも何人もい らっしゃいます。

今回のそのような報道や雑誌の出版というのは、ある意味歯 科業界からは、「こんなものを出版してどうするの」という怒りのような批判 は多かったかと思いますが、ある一石を投じたことにもなるのではないか、そ のように思います。

2012.03.22光機能化技術について

光機能バイオマテリルアル研究会の主催する「光機能化インプラント研修会」 を受けてきました。

「光機能化技術」あまり聞きなれない言葉かもしれません。

これは紫外線を照射することによってインプラント本体が劣化をするのを 回復させる、そういう技術だそうです。

いろいろと言われていることが多いの で、本当のところはどうなのか、実際にその開発者である、アメリカ合衆国カ リフォルニア大学ロサンジェルス校、UCLA補綴学教授の小川隆広先生に直接お 話しをお聞きしたいと思い受講いたしました。

通常のインプラント、つまり 「チタン」ですけれども、チタンは時間がたつにつれその性質が変わる。

その ようなことが発表されました。

「チタンは非常に安定した金属であり、その表 面は酸化膜というもので覆われており物性は変わらない」それが定説でした。

 しかしながら、いろいろと調べていくうちに、「そのチタンの性質というもの が時間がたつにつれて性質が変わっていっている」そのようになるそうです。

何が変わるのかというと、まず表面の撥水性、「濡れ」というんですけれど も、私も接着剤の開発を行うにあたり、「濡れ」がいいかどうかで流れがいい かどうか、そういうことを研究もしていました。

通常のインプラントに水滴を 乗せると、はじきあって撥水性を示す。ところが本当のチタンは濡れがよく、 広くなじむ。

ところが期間が経過するとそういうことができなくなる。

それが 「骨結合(こつけつごう)」骨と結合するときに違うということが発表されて いました。

その新しい紫外線を照射するという方法を用いると、表面の濡れが 良くなる。

またチタンの表面にはカーボンがついている。そのカーボンを取り 除くことができる。

そして電化を帯びさせることができる。この3点が非常に重 要であり、特に見た目上の濡れではなく、電化を帯びるということ。

カーボン を除けるということ。

これによって骨がくっつくスピードを大幅に上げること ができる、そのように教えていただきました。

この技術はおそらく今のインプ ラントの世界においては、非常に画期的なものと思われます。実際、吉本歯科医院で使用しているブローネマルクインプラント、このマークIII・マーク IVが出た当初、「そのざらついた面によって血液の浸透というものがツルツ ルよりもザラザラの方が良くいきわたるのだ」ということを教わった記憶があ ります。

しかしながら、インプラント体によっては、その表面の濡れ状態が同 じブランド、同じメーカーであっても、同じ型番、同じブローネマルクであっ たとしても違うということは、何となくですが感じていました。また同じよう なことをおっしゃられる先生もいました。

「なるほど、このことがもしかする とずっと疑問に思っていたことの回答なのかもしれない」そのように思いまし た。ただ、まだこの方法は開発されて数年しかたっていません。

ですので、こ れが本当に患者さんのメリットになるのかどうか、その見極めは必要かと思い ます。

実際、今まで行ってきたインプラント治療でも、適切に行っていれば長 期に渡って安定した結果が出せております。この「光機能化技術」ということ を取り入れることによって、インプラントの安定性がさらに安定するのかどう か、本当にいいものかどうか、それはやっぱりある程度の年数が経過して評価 されるべきものなのかもしれません。

今回勉強をさせていただいて、「非常に いいものである可能性がある」そのように感じました。だだ実際に吉本歯科医 院に取り入れるかどうか、これに関しては「もう少し待ってもいいのかな」そ のように感じました。実際にその機械を導入しようとすると、300万円を超える 費用がかかります。

この300万円という購入をするということはつまり、その価 格は患者さんにやっぱり負担していただくこととなります。300万円の回収、回収という言葉が適切かどうかですけれども、利益が出てその中からの支払いに なりますので、実際には300万円どころかその何倍もの売上げ増が必要になりま す。

それに値する費用対効果があるのかどうか、これは即断するものではない と今は思っております。

もしかすると将来、吉本歯科医院にも導入するかもし れません。

しかし今は「少し様子を見てもいいかな」そんなふうに感じまし た。

確かに、歯がなくなられた方は早く歯が欲しいですよね。

ただ実際には、 その骨とインプラントだけで見ていいものではない。

特にオールオン4、すべ ての歯を失った方、すべての歯をインプラントにされた方、仮歯で様子をみさ せていただくんですけれども、だんだんと仮歯を使っている期間に顎の位置が 変わって行くんですね。

例えばテニスをされていた方、片方の腕だけ筋肉がつ いて、右腕と左腕では筋肉の差が歴然としてくる。そういうことって感じられ たことがあるかもしれません。

つまり「噛み癖」っていうんですが片方で、つ まり普段右でよく噛んでいるよ、普段両方で噛んでいない、片方が痛いから常 に反対側の片側で噛んでいる、そういう方は筋肉的に右と左のバランスが偏っ ていることが多いんですね。

全顎的な治療を行った場合には、わざわざ片方で 噛む必要性がなくなりますので、両方の筋肉のバランス、これが均等化してい きます。

右だけでしか噛めなかったのが両方で噛めるようになる、つまり右に はそれだけの筋肉が必要としていたのに必要でなくなる。

左に筋肉が少なかっ たのが、筋肉が衰えていっていたのが筋肉がまたついてくる。

そうすると顎は ぶら下がっているものですから、だんだんと元の位置に戻ろう戻ろうとするん ですね。

また総入れ歯を使われている方の場合には、下顎を奥に引っ込めて食 事をする習慣がついていることがあります。これが動かない義歯になったこと で顎が楽な位置、顎が楽な位置で噛みたい噛みたいと、顎が前に寄ってくるこ ともあるんですね。

その補正を仮の歯での期間、数ヵ月必要です。

ある程度安 定した状態になるまで何ヶ月もかかかります。

早いうちに本歯、本物の歯です ね、最終的な補綴物、上部構造とも言いますが、これを入れてしまってから顎 の位置が元に戻るつまりずれてしまったのでは噛めなくなってしまう。

もう一 度また仮歯に置きかえたり、もう一度作りかえたり、そんな遠回りな処置が必 要になることまで起きてしまいます。

ですから吉本歯科医院では、仮の歯で生活していただく期間をなるべく長期間とっていただくようにしております。

骨 と結合する期間が1ヵ月早くなる、もしかすると2ヵ月早くなる、これは画期的 なことかもしれませんが、実際にそれが仮の歯の期間を短縮し、最終的な治療 期間を縮めることになりうるのか。

これを考えると、劇的に早くなるとはやっ ぱり考えにくい。そのために300万円という投資を今するべきなのか、将来行う べきなのか、もう少し様子を見てから行うのか、それは考え方にもよると思い ます。

より早く、というようなお考えの先生にはいいかもしれませんが、今の 吉本歯科医院の噛み合わせというところを第一視点においたインプラント治療 においては、あまりメリットが大きいとも、費用に対するメリットが大きいと は考えにくいという結論となります。

この「光機能化技術」に関しては、新聞 や雑誌・テレビ等でも報道がなされておりますので、お問い合わせをいただき ますが、吉本歯科医院としては、将来導入してもいいかもしれない良い技術で あるようには思いますが、今現時点ですぐに投資して導入すると結論にはいた りませんでした。

以上、ご報告をさせていただきます。


この「光機能化技術」に関して、もっと詳しくお知りになりたい方は最近発売 された本がありますので、ご覧になってみてください。

週刊朝日MOOK、朝日新 聞出版です、『「いい歯科インプラント治療医」を選ぶ!』そのような本が出 版されております。『「いい歯科インプラント治療医」を選ぶ!』吉本歯科医 院も昨年、社団法人日本補綴歯科学会の専門医ということで、統計を取るため のアンケート、資料作りという依頼を受け、当院での実績、当院での治療費と いうものを記載させていただきました。

この本の中の272ページ・273ページ、 ここに小川隆広先生が記事を掲載されていらっしゃいます。ぜひご参考になさってください。またこの「光機能化技術」のグループが広告として何ページに も渡って記事広告を掲載されていらっしゃいますので、そこも参考になるかも しれません。

2012.03.19歯の神経を取ったらどうなるんですか???

 

2012.03.07中年になって前歯が飛び出してきたのはなぜ?

ビデオ内容

【中年になって前歯が飛び出してきたのはなぜ?】

 

前歯が飛び出てきたとか、前歯がガタガタになってきた。

ある日突然気がついたら歯が動いてしまった。

そのようなお問い合わせをいただくことがあるんですね。

けっこう皆さんお話し聞くと、歯は動かないと思われている方、多いんですね。

実は歯は動きます。一生動き続けます。

歯が動く理由にはいろいろあります。一番大きいのは親知らずです。

イメージ的には満員電車に乗っていると思って下さい。

どんどんどんどん人は入ってきます。

その時にじっとそこに立っていられるでしょうか。

流れによってどんどん動かされて行きます。

そして、一番弱い子が弾き飛ばされる。

そのように後ろから前、後ろから前というふうに歯が飛び出てきます。

強い力で歯を動かすと、動かないですよね。

でも、矯正治療という歯を動かす治療ってあるんですよね。

あれ実はゴムで引っ張っているだけです。ゴムで引っ張っているだけ、わずか数十グラムの力で歯って動きます。

親知らず、ずうっと何年もかけて押してるんです。

そのように持続的な力というのは、弱い力であっても歯を動かせるんです。

つまりベロとか、ベロって100g200gの力で押してきますから、そういうことでも歯は揺れます。

 

歯の形体は前歯と奥歯、まったく違います。

前歯の根っこは歯茎に隠れていて見えないんですけれども1本です。

それに対して奥歯は根っこがカメラの三脚のように3本だったり、さらに強い4本だったりします。

本来であるならば噛む、噛む力を支える、これは奥歯の役目です。奥歯で噛んで前歯はほとんど当たらない、そういう状態が本来の形です。ところが、奥歯が押されることによって崩れてきた。歯が抜けることによって奥歯で十分に噛めなくなった。

 

歯は前後的、上下的にお互い支えあってますから、歯を抜けた状態にしておくと両隣の歯が倒れてきたり、噛み合う相手の歯が相手を求めて飛び出てきたりします。

 

そのような原因から奥歯で十分に噛めなくなる。

 

そうすると、必然的に前歯同士が強く当たってしまうんですね。

 

前歯は少し、気持ち出っ歯の状態が噛みやすいようになっています。

 

奥歯がない状態で前歯だけがガンガン当たります。そうすると上の歯は更に上へ、相手は逃げますから下の歯はさらに上へ、というふうに歯が動いていってしまうんですね。

 

次ぎに多いのが歯周病です。歯の周りの病気です。

 

歯は何で支えられるか、何で支えられているかご存知ですか。

 

よく鏡で見て歯茎があるから、歯茎っておっしゃられる方が多いんですけれども、歯茎は肉です。肉なので、こう力をかけると変形します。

 

奥歯のように100kgとかそういう力を支えることは出来ません。

 

実は骨があるんです。骨があって、そこに歯が植わっている、そういう状態です。

 

イメージ的には砂の山があって棒が刺さっている、そのように思ってください。

 

そして、この状態で歯が支えている周りの骨がこう溶けていく。なので動きやすくなるんですね。

 

同じ力でも動きやすくなります。

 

そのようないろんな原因によって歯は一生動き続けるんです。

 

では動いていっているこの歯をどうするのか。

ほおっておけば間違いなく悪くなるだけです。

置いておいて良くなることはないです。

崩れていっている状態であれば、その後そこで止まるというのもないです。

どんどん悪くなります。ですので、それを今の状態で止める。まっすぐだったらしっかり止めますが、倒れてますからそれを支える。

もっと理想的には、元あった場所に戻してあげる、そういう治療もあります。

また奥で噛めないのが原因であれば、奥で噛めるようにキチッと奥歯を作ってあげる、そういう治療もあります。その方その方の状態に応じて、その治療法は選択肢があると思いますので、それぞれの治療のメリットやデメリット、それをよくかかりつけの先生とご相談なさってください。

ちなみに私は倒れているのをこれ以上倒れないように止めておくということで、「マウスピース」というのを使っています。スポーツ選手でも格闘技の選手でもないのに「マウスピース」と思われるかもしれませんけれども、歯は一生動き続けますから、それを夜寝る時にマウスピースを入れることによって、弱い歯いっぱいを一つのものとして力を止めるんですね。

 

そうすると歯が動きにくくなります。そしてマウスピースは変形しません。形いっしょです。

 

常に同じサイズを同じところに入れますから、歯の位置関係が変わらないんですね。

 

もちろん日中、お食事の時は外さないといけませんから、日中の力によってダメージを受けます。

 

ですので、夜着けることによって悪くなることを遅らせる。

 

24時間歯が揺らされるのでなく、なるべく揺らされる時間を少なくする。

 

それによって歯の寿命を延ばすということが出来ます。

先生それぞれによって考え方はいろいろあると思いますので、いろいろな治療法のメリットやデメリット、そのようなものを相談してお決めになられることをお薦めします。

 

2012.03.03メール受信できません(3月3日~4日まで)

本日3月3日~4日までメールサーバメインテナンスのため、

吉本歯科医院宛のメール全て受信、保存できない状態となっております。

お手数ですが、この期間中にメールをお送りくださった方は

3月5日(月)以降に、再度送信くださいますようお願い申し上げます。

2012.03.01親しらずに対する吉本歯科医院の考え方のページをアップしました

https://www.8181118.com/oyashirazu/

2011.12.01どうして歯や歯茎が黒くなるんですか?

「どうして歯や歯茎が黒くなるんですか?」

どうして歯や歯茎が黒くなるのですか?

 

「吉本歯科医院、吉本彰夫です。

 

最近歯の色が黒くなってきた。

歯茎の色が黒くなってきた。

 

そういうお悩みをお聞きすることがあります。

 

よくよくお聞きすると、「以前かぶせの治療をした。そして根っこの治療もした。きれいに治したはずなのに、また膿がたまってきたのかしら?」そのようにお悩みの方もいらっしゃいます。

 

でも実はほとんどの方が、その原因をご存知ないのです。

 

なんだと思います?

 

これ「金属」なんですね。

 

セラミックスでするには薄いお茶碗みたいなものですから、非常に割れやすい。

ですから、それを補強するために金属が使われます。

 

また根っこにかぶせをするのに支えがないと倒れてしまいます。

 

その土台、その土台に金属を使っていたりします。

 

この金属たちが溶けていくんですね。

 

金属が溶けるってイメージできますか?

 

金属が溶け出して歯を黒くし、そして歯茎にまで黒くなっていく。

また金属アレルギー、聞かれたことありますか。

 

そのようにどんどん身体の中に金属が溶け出して、全身的な金属アレルギーにまでなってしまう方までいらっしゃいます。だったらやりかえればいいじゃないか、外せたらいいじゃないですか、

またかぶせ直したらいいじゃないですか、そのようにおっしゃる方もいらっしゃいます。

 

ただ実際外すことはできたとしても、金属がご自身に残っている根っこに溶け出していってるわけです。ご自身の根っこはどうなっていると思います?

 

金属で真っ黒なんですね。

 

その歯を白くまた自分の歯のように見せよう、その歯の黒い部分、削らないといけないんですね。

 

最初にかぶせをする時に、すでにもう外周一層削ってるんです。

 

で、かぶせができてる。

 

それを外してますから、そこからまた削ります。

 

どんどんご自身の残っている根っこ、細く細く薄く薄くなっていくんですね。

 

薄くなってしまうと、噛んだ時にその力によって割れてしまったり、長く持たなかったりします。

 

何回もやりかえている方では、この芯棒を外す時に、もうパキッて割れてしまう方までいらっしゃるんですね。

 

割れてしまったら、もう抜くしかないんですね。

 

もう一回芯棒立てて、かぶせして、できないんですね。

 

芯棒によって根っこが揺すられます。

 

そうすると根っこのまわりの骨がどんどん溶けていきます。

 

残念ながらこの場合はもう抜かないといけなくなります。

 

最初にこの材質を使えば将来どういうふうになっていくのか、溶け出す材質なのか、溶け出さないものなのか、金属のような色がでてくるものなのか、出てこないものなのか、それは全身に対してどういう影響を及ぼすのか、及ぼさないのか、そういうことまで含めて先生とよく相談してから治療をお決めになられてほうがいいと思います。

 

「一回した治療をやり直す」これ非常に難しいですし、リスクがあります。最初によくご相談して治療を受けられてください。」

2011.10.26名古屋でのインプラント学会

916日から18日まで、名古屋で開催されたインプラント学会に参加してきました。

 

今回のインプラント学会では、医療安全ということをメインに開催されていました。

 

特に安全、手術をする前のインプラントの手術をする前の検査。先に骨の状態であったり、神経や血管の状態、骨の状態を知ったうえで手術をする。

 

そのためにCTという装置があります。

 

そのCT装置で先に検査をして、実際に骨の中がどうなっているのか、先に十分な診査・診断が必要である。

 

それは以前からも私が申しているように、たった1本。

 

その1本のインプラントの手術においても必らず当院でもスイソCTの撮影を行っております。

 

ようやくその必要性というものが、学会でも論議されるようになってきました。

 

今回、CTの装置が各社から、何十社という台数が販売され、また展示され、その特徴等について講演がありました。

 

歯科用のCTでは得意・不得意があって、吉本歯科医院では今まで近くの総合病院において医科用のCTにおいて、その検査を行ってまいりました。

 

今回注目した一つの報告をご紹介いたします。

 

その報告によれば、CTを撮影したあとに、ダイコム(DICOM)データという国際規格である規格にのっとったデータを病院にいただくことができます。

 

そのデータを使って、どこの骨がどのような状態なのか、どこに血管・神経が通っているのか、そういうことを検査・解析していたわけです。

 

その中で吉本もお世話になっている大阪大学の十河先生の発表によると、実はCTでここに骨がある・ここに骨がないと思われていた場所に実際は骨があった・骨がなかった。そういうことがありうるということがわかりました。

 

この研究はCTの放射線が金属にあたり、その跳ね返りの現象によって写っていた、本来ないところにある光を何とかのけられないか、そういうことから研究が始められました。

 

ダイコムデータというのは、レントゲン撮影を、CTではレントゲン撮影を中心をぐるり周囲からいろんな方向から撮影をおこない、それを何枚も重ね合わせて1枚の写真の輪切りにします。

 

そして、それを何枚も撮影をする。

 

その輪切りの写真を作る規格なんです。

 

ところが、その輪切りをする前の元データ、実際にCTで撮影されたデータです。

 

このデータを見ると、実は骨がないと思われていたところに骨があった、骨があると思われていたところに実は骨がなかった。

 

そういうことが解ってきたのです。

 

何枚もの写真を合わせて出来上がっていますので、そのコンピュータ処理によって自動的にある部分は削除され、ある部分は追加され、そういうことが行われていたという発表でした。

 

この場合、非常に少ない、非常に厳密な場所での話しですので、すぐにインプラントの手術に影響する結果にはならないのですが、実際の今のデジタル化時代において、デジタルデータだけを信用だけをするのは非常に危険である。そのように感じました。

 

 

ただ、現在当院では医科用のCTを用いて、他の近くの総合病院にて撮影を行っていただいております。

 

しかしながら、近年その病院から「なるべく撮影を控えてほしい」そのようなご依頼がありました。

 

よく日本の医療機関においては、すぐにCT撮影をする、すぐにMRIを撮影する。「これは儲け主義なのではないか」「必要のない検査ではないのか」といった議論が行われることがあるんです。

 

ですので私もCTを撮影する「これは紹介した病院の利益にもなる」そのようにも考えていました。

 

ところが残念なことに「なるべく撮影する枚数・回数を減らしてほしい」というご依頼だったのです。

 

よくよくお話しを聞かせていただくと、医科でのCTの撮影はだいたい100枚程度。

 

しかも1ヵ所につき1センチや2センチ、そういう間隔をもって撮影を行っている。

 

それに対して歯科の場合は、範囲が狭い中で細かい神経・血管を探そうとするために、0.5ミリ間隔で撮影を行う。

 

その場合、上下のあごを撮影すると、まっすぐに切った場合は300枚。

 

ノーベルガイドという非常に傷を少ない、小さく穴を開けるだけ、大きく傷口を開くのではなく小さな穴を開けるだけで手術するノーベルガイドという治療を行う場合には、その精度をさらに出すために患者様のあごの骨を撮影し、ダブルスキャンというやり方によって、患者様のお口の中に入れた装置、この装置だけをもう一度CTで撮影をする。

 

そしてその二つのCTのデータをコンピュータ上で重ね合わせる。

 

そういう撮影をしますので、実際には600枚近くの撮影を行うことになってしまいます。

 

このことによって撮影するデータの容量、そして次の撮影までの間隔、これに支障が出てきたということらしいです。

 

イメージ的に思っていただければ、電球をスイッチを入れた。電球をしばらく使っていると熱くなりますよね。

 

その熱い状態で次々次々負荷をかけると、熱がどんどんどんどん上りすぎてしまう。

 

そのため次の患者さんの撮影をするときには、一旦熱が下がるのを待って、機械が冷えるのを待って撮影をする。

 

その時に通常の100枚程度を撮影する方法であれば、次々次々順番に患者さんの撮影を行うことができる。

 

しかしながら、数百枚単位で撮影を行った場合、熱がなかなか下がらず、結局予約通りに次の患者様を撮影することができず、長時間お待ちいただく。

 

そういうことで次々遅れていく。そういうことが起こってきたようです。

 

また記憶容量ということでは、この数年でもっていわゆるパソコンのハードディスクというものは非常に安くなりました。

 

記憶容量というのも非常に安くなりました。

 

しかしながらコンピュータのCTでは業務用ということで、なかなかそこまで安価な状況が作れていないようです。

 

ですので、その記憶容量を確保するにはシステム全体のメンテナンス・追加投資が必要と、そのようになるということがわかってきました。

 

どうもそのようなことから、今回のご依頼になったもようです。

 

なるべく撮影をする方向を一方向にする。で、またダブルスキャンをシングルスキャンにするといった撮影枚数を減らす。そういう条件下で今しばらく撮影を受けていただけるということにはなっていますけれども、実際に精度高くきちんと撮影を維持するというのは、今のように患者様が毎週のように手術している状況では、難しくなってくるかもしれません。

 

その場合には当院においても、高額なCT装置を設置することも考えざるを得ないかもしれません。

 

その場合にはどうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

今回、日ごろより私が岡山大学の研究施設においてもお世話になっておる中村先生が、今回のインプラント学会にあわせて新しく本を出版されました。

 

とてもいい本ですので、ご紹介いたしますね。

 

「日本人のための最新All-on-4マニュアル」です。

 

nakamuradr.jpg 

All-on-4(オールオンフォー)はポルトガルのマロー先生がその方法を提案なされました。

 

吉本も数年前になるでしょうか、ポルトガルまで行き、実際にマロー先生からその術式を教わり、そしてまた、ほとんど歯がなくなった方、ほとんど歯がガタガタの方にインプラントを入れ、インプラントを入れたその日に仮の歯を入れ、ある程度のまったく歯のない状態。以前ですと、インプラントを骨の中に入れ、骨が安定する、骨とインプラントが安定する。

 

下のあごであれば3ヶ月、上のあごでは6ヶ月、何も力を加えない状態で安静に待つ。その間、取り外し式の入れ歯を入れて、入れるのをなるべく避けて、傷がなるべく広がらないように、なるべく力がかからないように、そのような術式でしたが、それをたったその日一日で、仮の歯まで仕上げるというものです。

 

実際にポルトガルで教わったことを日本で患者さんに治療を行ってきましたが、やはり実際にやってみて欧米人であれば何の問題もないインプラント、単なるネジですけれども、太くて長くて、そういうものが何ヶ所も入るような骨が欧米人にはあるのですが、日本人の場合には非常にケースとしては骨がある方は少ないということがわかりました。

 

今回その中村先生は日本人という骨格に対して、そのオールオンフォーをどのように適用すべきか、また場所によっては4本ではなく、6本においてその支えを作るべきである。そのようなことも書かれています。

 

今までそういう教科書といえるようなものがまったくなかった中なので、非常にこれはわかりやすく、良い本だと思います。

 

オールオンフォーは非常にリスクが高い治療であると言われてはいますけれども、実際に治療を受けられた患者さんは、非常に喜ばれております。ぜひこのような本を参考になさることをお薦めいたします。

 

1010日、歯科用CTを実際に毎日お使いになられている新潟の開業医の佐藤先生が香川県で講演をされる機会がありました。

 

そのお話しを聞いてまいりました。

 

CTといえば骨の状態の深いところの状態を診断する。

 

ですので、またその撮影する機械は非常に高価です。

 

歯科用のでも何千万、医科用になると何億という費用がかかりますので、いわゆる自由診療、高額治療に対して使うもの、そのような意識がありました。

 

しかし、この先生のお話しでは通常の診療において、例えば歯周病、例えばかぶせが外れた、例えば根っこの治療、そのようなことにもすべてCTを撮影を行っておる、そういうお話しでした。実際にそれがどれほどのメリット、どれほどのデメリットがあるのかお話しを聞いてきました。レントゲンの見方ということで、今まで当院の吉本歯科医院のホームページでも見方というのをお話しをしてまいりましたけれども、レントゲンというのは立体的なものを平面で透かしてみるようにして見ます。

 

ですから、例えば歯が折れている、歯に穴が開いている、これが横で開いている、横で割れている場合にはレントゲンで写ってまいりますが、いわゆる頬舌的、横に割れているのは見えるんですけれども、前後ろ、前後的に折れている場合にはその重なっている面が、立体的には見えるのですが平面にするとその破折腺というところがまったく見えません。

 

 

確認ができません。

 

ですので、外してみないと中が折れているか、割れているのか分からない。

 

つまり外してまずやってみる。

 

それからその状態をみて判断する。

これが常識でありました。

 

この場合、中の根っこは折れて動いているわけですから、周りの骨はどんどん溶けていきます。

 

ですのでその処置をしたら最後、元に戻すことは当然できませんし、またその歯の根っこすら抜かなければならなくなります。

 

CTにおいて、先にCTを用いて診断をしておけば、そういう破折そういうものは穴が開いている、そういうものを事前に見つけることが可能になります。

 

つまり無駄な治療の期間、無駄な痛いウミのある期間、こういうことを待たなくとも最終抜かなければならない歯は、必ずやっぱり折れていたりすると抜かなければなりません。

 

そういう無駄な症状を見ながら考える、そういうことをせずとも先にそういう診断ができれば、最初からそういう準備をして、そういう処置に取りかかることができるのです。

 

一般の方からみれば「レントゲンとかを見ればお医者さんは何でもわかる」そのように思われるかもしれませんけれども、実際には立体的なものをただ平面に透かしてみているだけ、実際の奥行きであるとか、奥がどうなっているということはまったくわからないのです。実際に外してみて、消毒してみて、症状が和らげば、腫れが引けば、もう一度かぶせができるかもしれない。で、実際にかぶせをしてみた、ところが、ひびが入っているので、その噛む力に耐え切れずにすぐに折れてしまう。そういうこともやはりあることにはあります。

 

 

結局その場合は、抜かないといけないということにつながります。

 

せっかく何ヶ月もかけて、いい状態にし、いい治療をしたにもかかわらず、結局抜かなくてはなりません。

 

非常にもったいないことです。

 

もっと早く、もうこの歯は持たないということが明確に分かっていれば、治療の方針はもっと早く次の手段に向かえていたかもしれません。

 

このようなことが診断できる、その診断が変われば、次の治療方針そのものが変わります。いずれこういう機械は各医院に設置される、そんな時代が来るかもしれません。

 

2011.05.07放射線量

DSC_4174.JPG

この機械、なんだと思いますか?

これは放射線がレントゲン室から漏れていないかを計測するとっても

マニアックな機械なんです。

 

この機械、今、なかなか手に入りません。

もちろん今回の地震の影響です。

DSC_4171.JPG

 

このように定期的に放射線量を計測します。

レントゲン室から、放射線がほんの微量でも漏れていないかをチェックです。

結果はOです。

どうぞご安心ください。

senryoukei.jpg

このようなポケット線量計という機械を胸のポケットに入れています。

もし、微量でも放射線がもれていれば反応するようになっています。

senryoukei2.jpg

今回の地震に伴う原子力の事故で

放射能による影響を多くの国民が意識するようになりました。

 

「問題はない」とどんなに言われても

「将来はどうなるかわからないじゃないか!」と思ってしまう方も多いと思います。

また小さいお子様を持つ親であれば、出来る限り安全で安心な環境を

子供に与えたたいと願うのが当たりまえです。

 

これから過去には想像もしなかったような出来事がもっと表に出てくることが

予想されます。

正しい情報を的確に知っていくことが大事です。

 

医科や歯科で使用されるレントゲンについてのご相談も時々頂くようになりました。

どうぞご不安な点がある場合は、お気軽にお声かけ下さい。

安心して治療を受けて頂くようご説明させて頂きます。

日本補綴歯科学会専門医 香川県 高松市 吉本歯科医院

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