香川県高松市の
か合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
このようなお悩みを抱えて
多くの方が吉本歯科医院にお越しになられます。
「歯を抜かずに治療して欲しい」
というご相談です。
ご紹介しますね。
「 歯周病が進行しているようで数件の歯医者に行きました。
しかしすべての歯科医院で治療方針が同じで
グラグラしている全ての歯は抜かなくてはいけない(抜歯)と
診断されました。
たしかにグラグラとしていますが、実際の痛みはなく
日常生活に支障もあまり、ありません。
できるだけ歯を抜かずに残せるものは残したいと思います。
歯を抜かずに治療をお願いできないものでしょうか?」
というご相談です。
歯を抜かずに残す
という治療法ですが、
ここ最近になって、このような考え方が出てきたのです。
むかし
歯の治療といえば
「すぐに歯を抜かれた」
「ちょっと虫歯で痛いと言ったら歯を抜かれた」
こんな話を年配の方に
聞かれたことは、ありませんでしょうか?
そして
「私達の頃はね、すぐ歯を抜かれて入れ歯になってましたよ」
という話を聞いたことはありませんでしょうか?
今では根管治療(歯の神経治療)といって
歯の中の神経や血管が通っていたところを治療する技術が大幅に伸びました。
そしてまたバイ菌を殺すお薬も開発されました。
それによって歯そのもの、歯の神経、神経を残した後に歯をそのまま残しておく、
つまり保存するということができるようになりました。
昔は歯を失う原因は
虫歯でした。
しかし今は
歯を失う原因は虫歯ではありません。
歯周病(歯槽膿漏)なんです。
https://www.8181118.com/director/2016/02/post-109.php
歯周病って骨が溶けてなくなる病気なんです。
世界WHOにも認められている
ギネスにも載っている
世界中で一番病気になっている
その歯周病なんです。
日本人でも8割以上が歯周病になっていると
言われています。
歯周病とは歯の周りの病気です。
つまり歯そのものではなく
歯の周りです。
肉とか骨が歯を支えております。
この肉や骨がなくなることによって
歯は残っているんだけれども
支える骨がなくなったので
土手が崩れて歯を抜かなければいけなくなります。
勝手に歯が抜けてしまうということが
今、最も歯を失う原因などになっています。
歯の周りの骨があるかないか
なのです。
歯科治療の大きな改革
「歯を抜かずに残そう」
という流れにそって
歯医者さんも
頑張って歯を抜かずに歯を残したがゆえに
その結果、歯の周りの骨や肉が持たなくなってしまったのです。
健康な歯の時は
土台である骨はしっかりとあります。
ピンクの部分が骨の上にのった歯茎です。
昔、
歯を失う原因は
虫歯でしたので
虫歯になった歯は、「もう抜きましょう」とさっさと抜いてしまっていたのです。
骨がしっかりあるうちに歯を抜いてしまっているので
骨は溶けずにちゃんと残っています。
しかし
今は、どんなに歯がグラグラになっていても
骨がどんどん溶けていっていても
歯を抜かずに治療しましょう
歯を残しましょう
という流れですので
ご本人の自覚がないうちに
どんどんどんどん
歯をささえていた骨は溶けてなくなっていっているのです。
骨が健康な人の半分以下の薄さにまで溶けてしまってから
やっと歯を抜きましょう、となります。
しかし
もうその時点では
遅いんです。
手遅れ、なんです。
歯はグラグラ
そして、その土台となる骨は
ペラペラ
もう、手のうちようがないのです。
現代人の場合には
極限まで歯を残すために
その周囲の骨を失ってから歯を抜くという状況になっております。
ですから歯がないだけでなく
歯を支えていた骨までなくなっているのです。
入れ歯を作ったとしても
すぐに合わなくなるのです。
土台あってはじめて
安定するのが
入れ歯です。
歯を抜きたくない
歯を抜くのはいけないこと
という情報だけに
まどわされ
一刻もはやく抜歯しなければいけないような歯でも
歯を抜く時期を遅らせてしまったり
歯を抜かずに放置してしまったり
していることで
多くの方は、一番大事な歯を支える骨を
どんどん失っています。
もちろん
残せる歯は残します。
しかし、判断し、一刻も早く抜かないと危険だ
という歯は抜くことをおすすめしています。
私達日本人の寿命は伸びました。
100歳まで生きるなんてことは
珍しい時代では、なくなりましたね。
食べることは死ぬまで続きます。
食べるために
噛むために
大事なのは歯を支えている骨が
しっかりあること、です。
歯周病は
他人事では、ありません。
ほとんどの人が今では知っている「歯周病」です。
だけどほとんどの人は
「自分には関係のない話」と思っているのが
歯周病でも、あります。
まだ30代だから
痛くも痒くもないし
歯磨きちゃんとしてるから
しかし、
歯周病は
自覚症状はありません。
静かにしのびよるサイレントキラーです。
実際に
吉本歯科医院にお越し下さる多くの方が
「え?歯周病なんてどこでも言われたことなかったけど?」
「え?私の骨、そんなに溶けてなくなってるんですか?」
と驚かれます。
正しく
歯周病を知って欲しいと思います。
知って頂くだけで
歯だけでなく
骨を残すことができます。
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https://www.8181118.com/director/2016/01/post-107.phphttp
☑60歳を過ぎた頃から前歯が急に前に飛び出してき。
これは歯周病でしょうか?
☑下の前歯がガタガタになって、上の前歯が出っ歯になってきたのでなんとかしたい
とてもよくご相談いただくケースです。
できれば
上の前歯をセラミックなどに被せ物をやりかえて
ひっこめることは
できないか?
というご希望です。
出ている部分を
削って新しい被せモノをかぶしてしまえば
引っ込みそうな気が
確かに、しますよね。
しかし、
実は、出ている部分だけを
たんに被せ物だけでやりかえをしたとしても
すぐに壊れてしまったり
割れてしまう
ということが、起こります。
理由をお話しますね。
前歯が折れた
前歯がグラグラしてきた
前歯が前にぐっと飛び出してきた
また
顎が痛い
顔がゆがんできた
いろいろな症状がありますが、その全ての大きな原因に「噛み合わせ(噛みあわせ)」のバランスの悪さ」があるんです。
「虫歯ができやすい」ことと「噛み合わせ(咬み合わせ)の悪さ」が関係するのか?
噛み合わせ(咬み合わせ)が悪い、
つまり歯が正常に並んでいないので、
その歯並びの悪い部分には当然虫歯菌が溜まりやすく、
いつもバイキンが住み着いている状態になっています。
ですので、噛み合わせ(かみ合わせ)が悪い方のお口の中は虫歯でいっぱい、ということがよくあります。
そして
前歯が折れた、ということは、
今回、歯が折れる前からもう既に折れやすい状態だった、ということがいえるのです。
歯は28本が正常に並んで始めてバランスを保っています。
その中でどこかの噛み合わせ(かみ合わせ)のバランスが崩れると、前歯が本来耐えうる噛む力以上の負荷がかかって噛んでいることになります。
ですので、日々の咬む力で少しずつ、前歯は折れやすい状態になっていっており、少しの衝撃や少しの咬む力である日突然折れてしまいます。
正常な歯並びであれば前歯はそうそう簡単に折れることはありません。
全ての治療において、吉本歯科医院では「噛み合わせ(かみ合わせ)のバランスが歯科の治療には最も大切である」と考えています。
お時間あればぜひこちらをご覧下さいね。
前歯が飛び出てきたとか、
前歯がガタガタになってきた。
ある日突然気がついたら歯が動いてしまっていた。
こんなご相談とっても多く頂きます。
患者さんのお話をおうかがいしていると
歯は動かないと思われている方、多いんですね。
実は歯は動きます。
歯は一生動き続けるんです。
歯が動く理由にはいろいろあります。
一番大きいのは親知らずです。
イメージ的には満員電車に乗っていると思って下さい。
どんどんどんどん人は入ってきます。
その時にじっとそこに立っていられるでしょうか。
流れによってどんどん動かされて行きます。
そして、一番弱い子が弾き飛ばされる。
そのように
後ろから前、
後ろから前
というふうに歯が飛び出てきます。
強い力で歯を動かすと、動かないですよね。
でも、矯正治療という歯を動かす治療ってあるんですよね。
あれ実はゴムで引っ張っているだけです。
ゴムで引っ張っているだけ、わずか数十グラムの力で歯は動きます。
そして
この親知らず、もう何年もかけて押してるんです。
そのように持続的な力というのは、弱い力であっても歯を動かせるんです。
またベロ(舌)でも100g200gの力で押してきますから、そういうことでも歯は揺れます。
歯の形体は前歯と奥歯、まったく違います。
前歯の根っこは歯茎に隠れていて見えないんですけれども1本です。
それに対して奥歯は根っこがカメラの三脚のように3本だったり、さらに強い4本だったりします。
本来であるならば噛む、噛む力を支える、これは奥歯の役目です。
奥歯で噛んで前歯はほとんど当たらない、そういう状態が本来の形です。
ところが、奥歯が押されることによって崩れてきた。
歯が抜けることによって奥歯で十分に噛めなくなった。
歯は前後的、上下的にお互い支えあってますから、歯を抜けた状態(はがない)にしておくと両隣の歯が倒れてきたり、噛み合う相手の歯が相手を求めて飛び出てきたりします。
そのような原因から
奥歯で十分に噛めなくなる。
そうすると、必然的に前歯同士が強く当たってしまうんですね。
前歯は少し、気持ち出っ歯の状態が噛みやすいようになっています。
奥歯がない状態(はがない)で前歯だけがガンガン当たります。
そうすると上の歯は更に上へ、相手は逃げますから下の歯はさらに上へ、というふうに歯が動いていってしまうんですね。
次ぎに多いのが歯周病です。
歯の周りの病気です。
歯は何で支えられるか、何で支えられているかご存知ですか。
よく鏡で見て歯茎があるから、歯茎っておっしゃられる方が多いんですけれども、
歯茎は肉です。
肉なので、こう力をかけると変形します。
奥歯のように100kgとかそういう力を支えることは出来ません。
歯茎の下には骨があるんです。
骨があって、そこに歯が植わっている、そういう状態です。
イメージ的には砂の山があって棒が刺さっている、そのように思ってください。
そして、この状態で歯が支えている周りの骨が溶けていく。
砂の山が骨だとすると、
どんどん砂が減っていくと
刺さっている棒がグラグラしてきて
そのうち倒れますよね。
こんなイメージです。
なので動きやすくなるんですね。
同じ力でも動きやすくなります。
そのようないろんな原因によって歯は一生動き続けるんです。
では動いていっているこの歯をどうするのか?
ほおっておけば間違いなく悪くなるだけです。
置いておいて良くなることはないです。
崩れていっている状態であれば、その後そこで止まるというのもないです。
どんどん悪くなります。
ですので、それを今の状態で止める。まっすぐだったらしっかり止めますが、
倒れてますからそれを支える。
もっと理想的には、元あった場所に戻してあげる、そういう治療もあります。
また奥で噛めないのが原因であれば、奥で噛めるようにキチッと奥歯を作ってあげる、
そういう治療もあります。
その方その方の状態に応じて、その治療法は選択肢があると思いますので、それぞれの治療のメリットやデメリット、それをよくかかりつけの先生とご相談なさってください。
ちなみに私は倒れているのをこれ以上倒れないように止めておくということで、
「マウスピース」というのを使っています。
スポーツ選手でも格闘技の選手でもないのに「マウスピース」と思われるかもしれませんけれども、歯は一生動き続けますから、それを夜寝る時にマウスピースを入れることによって、弱い歯いっぱいを一つのものとして力を止めるんですね。
そうすると歯が動きにくくなります。そしてマウスピースは変形しません。
形いっしょです。
常に同じサイズを同じところに入れますから、歯の位置関係が変わらないんですね。
もちろん日中、お食事の時は外さないといけませんから、日中の力によってダメージを受けます。
ですので、夜着けることによって悪くなることを遅らせる。
24時間歯が揺らされるのでなく、なるべく揺らされる時間を少なくする。
それによって歯の寿命を延ばすということが出来ます。
先生それぞれによって考え方はいろいろあると思いますので、いろいろな治療法のメリットやデメリット、そのようなものを相談してお決めになられることをお薦めします。
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歯医者さんで治療を受ける時
診療台の横に口をゆすぐために診療椅子から出てくる水がありますよね。
また、治療の時に口の中を流している水ってありますね。
さあ、質問です。
あなたはこの水を飲めますか?
この質問に対して堂々と
「どうぞ飲んでください。安心ですよ」とお答えしています。
いら、「水」についてお話します。
■ 歯科治療の水は飲めますか?
■ タービンの水はきれい?
■ 再発を繰り返す原因
水について書こう、お伝えしよう、いや、お伝えしておかなくてはならない、と思ったきっかけが、あります。
歯科医院には診療台、いわゆるチェアや、さまざまな治療器具があります。
そういった機械のメインテナンスを行なってくれる歯科専門の会社があります。
その日も定期的な機械のメインテナンスを行なってくれていました。
すべての作業が終了した時に担当の方がこんなことを私に話してくれました。
「吉本先生、この医院の水のフィルターはまったく汚れていないんですが、すごいですね。通常は2年ほどで真っ黒に汚れてきますよ。記録では10年が経過していますが、交換する必要がないくらい綺麗でした。こんなことは初めてです。」と。
また、こんなこともありました。
患者さんとの何気ない会話の中で「吉本先生、月曜日の朝一番の治療はやめろってよく言われますがここは大丈夫ですか?」
どういう意味かわかりますか?
「月曜朝一番の治療」ということは、土曜日に診療が終わってから日曜が休みなのでその間たまり水が朝一番の治療の方の口の中に吹き出るということです。
以前から、歯科用診療台を循環する水の中に細菌の生息が確認されることがあり何度も問題になっています。
日本の水は非常にきれいでどこの水道水をひねっても残留塩素が確認され飲用できます。
飲んだからといってお腹を壊すような水は出てきません。
しかし、あたたかい時期で何日か診療を休んだ後の歯科用診療台の配管にたまった水の中に、細菌の生息が確認されることがあります。
直ちに人体に影響を及ぼすものではありませんし、休み明けにしばらく水を出しっぱなしにし洗い流すなどの作業を行なえば問題はありません。
歯科専門雑誌the quintessence.vol3の中にこんな記事が紹介されています。
「歯科用ユニット(治療台)水ラインの細菌の存在は許されるのか?」
「歯科治療において歯科用ユニットの給水系はなくてはならないものである。
タービンや電気エンジンで口腔内において歯や金属を削るとき、注水がなければかなりの熱が発生し、生活歯では歯髄に強い障害が生じるし、焼け焦げたにおいの発生や金属切削片の飛沫などで診療室の衛生環境が非常に悪くなる。
歯科用ユニットの給水系は水道水である。
家庭での蛇口から出る水道水には基本的に細菌はほとんど存在しないが、歯科用ユニットの給水系にはかなりの数の細菌が存在している。
これは主に、給水系の残留塩素の減少と、給水系チューブ内面に形成されるバイオフィルム(細菌のかたまり)が原因である。
ただし、存在している細菌は病原菌ではなく、水道水中の水生菌であり、健康な人には無害とされている。
ここでわれわれ歯科医師は考えることになる。
無害ではあるが多くの細菌を含んでいる水を歯科用ユニット水として患者の口腔内に注水することが許されるのであろうかと、
タービンの水はきれいですか?
(以上抜粋)
※タービンとは歯などを削る回転切削器具の一つ
日本全国の歯科医師会会員に送付される日本歯科医師会雑誌(約65,000部)にも似たような論文が掲載されています。
日本歯科医師会雑誌Vol.61 No.9 2008-12
「デンタルユニット給水系の汚染とその防止-チューブ内面でのバイオフィルム形成とフッ素コートチューブの汚染防止効果-」
つまり多くの歯科医師はバイオフィルムの現実を知っている。
News Letter of Yoshimoto Dental Academy Vol.42 3
しかし手を打てないで困っているということです。
歯科での治療椅子を使用した治療方法は注水される水は直接患者さまの体内に取り込まれるという特性を持っています。
直接、下記の水が体内に取り込まれるのです。
使用器具の滅菌や使い捨ての製品を用いたとしても、盲点となっているのがこの「治療に使う水」です。
ひねってすぐは水が出ますよね。
すぐに熱いお湯は出てきませんよね。
これはつまり、最初のつめたい水は配管にたまった「たまり水」が出るのです。
月曜の朝、連休明けの朝一番にはこの「たまり水」が最初に出てくる、というわけです。
改めて、「水」について皆様にお話をしないといけないと私は思いました。
吉本歯科医院の治療台から出る水はどのチェアから出る水も「飲めます」。
手を洗う洗面台の水も飲めます。
歯ブラシをして頂く洗面台の水も全て飲めます。
さらに言えば、「とても良い水なので、飲んでください(笑)」とも申し上げています。
どうぞご安心ください。
そして吉本歯科医院での治療がなぜ再発を起こさないのか?
外科治療が成功していくのか?
細菌感染を徹底して行なっていくから、です。
そして診療に使う水にまでこだわっていくから、です。
吉本歯科医院の院内に流れている水、院内から出てくる水は全て活水器を通した水です。
高松市水道局から流れてくる水道管が吉本歯科医院に入る入口に活水器を開業当時に設置しました。
建物の建設当初に設置しました。
理由は、建物全体の配管を汚さないため、です。
院内の蛇口、診療台から出る水を定期的に必ず水質検査を行っています。
これは2015年3月に行なった水質検査の結果です。
古い建物、マンションなどは、配管が汚くなっています。
つまり配管や受水槽、高置水層の腐蝕や汚れです。
水道水の水はきれいだとしても、劣化した配管を通ってくる水はどうなのでしょうか?
古いマンションになると配管が劣化し、水道の蛇口から出てくる水を最初にひねった時には赤茶色の水が出たりします。
いわゆる赤水です。
主婦の方であれば、トイレの便器の貯まり水の周囲に黒いスジがついているのを見たことはありませんか?
あれは、配管のさびや金属が混じっている証拠です。
さらに、カビや菌もついています。
みなさんは、ビルやマンションの配管が汚れているのをご存知ですか?
ビルの管理組合が丁寧に丁寧に清掃しているところは安全かもしれませんが、しかしほとんどのビルの配管はどうなっていると思いますか?
配水管はこんな感じです。
水道水は2つの方法で蛇口から出てきます。
水道水が一旦タンクに溜まり、溜まった水を屋上の高置水槽に溜めてから蛇口に送りだす。(マンションやビルはこのタイプがほとんどです)
低層の場合、高置水層が無い場合もあります。
最近は減りましたが、香川県では水不足による断水が行われます。
診療時間と断水が重なると休診にするか?
ペットボトルに入れた水を掛けながら診療をするかの選択に迫られます。
そのため、受水槽を設置している歯科医院が香川県には特に多いのです。
タンクがない場合には水道水が蛇口に直結ですのでそのまま出てきます。
(1)の水道水を貯水タンクに入れている場合にはタンクの水の取り扱い管理を徹底していないと水はすぐに菌が繁殖します。
ことわざにもあります。
「澱む水にごみたまる」
水は流れ続けているとキレイですがたまっていると澱みます。
澱むと菌が繁殖します。
虫も湧きます。
藻もはります。
さて、こんな配管を通って蛇口から出てくる水はきれいなのでしょうか?
診療台の配管を通ってきた水道水はきれいな水なのでしょうか?
疑問です。
ところでペットボトルの水って売れてますよね。
みなさんもお水を買いますよね。
実際には石油より高いのですが、売れに売れてます。
まさか、水が売れるなんて昔は考えもしませんでした。
しかし、今では「水を買う」のは当たりまえです。
家庭にも浄水器が付けられているお宅は多いですよね。 私も自宅にも浄水器は付けています。
さらに美味しい水を求めて山にくみにいく方も。
ウオーターサーバーの水も売れに売れているそうです。
吉本歯科医院の待合室にも患者様に飲んで頂くために配置しております。
聞いた話ではお風呂にも塩素を除去するために浄水器をつけている方もいます。
そこまでしてみなさん、水にこだわっています。
では、そこで歯医者のチェアの水は飲めますか?
と考えてみてください。
歯科の治療において診療台(チェア)の給水はなくてはならないもの、です。
タービン(エアタービン)は、歯を削る回転切除器具です。
歯医者さんでキーンという音がしているものです。
そのタービンや電気エンジンで口の中で歯や金属を削る時、もし水を注ぐ給水がないとしたなら口の中にはかなりの熱が発生してしまいます。
歯科での治療用のチェアの給水は一般的には水道水です。
一般的には歯科用チェアから出てくる
「うがい水」
「口の中を掃除する時に注水する水」
「詰め物、被せ物を装着する時に洗浄する水」
「歯周ポケットを掃除する時に注水する水」などです。
例えば、台所の流しに三角コーナーがありますが、ここにはよくヌメリがあります。
主婦の方は、水周りを毎日のように使われているのでこのヌメリはよくおわかりになるかと思います。
ヌメリは、細菌のかたまりです。
たまり水はこのヌメリのようなものです。
水は流れているときれいですが
たまっていると澱みます。
そんな水を飲むことはできません。
しかし、考えてみて下さい。
飲むことができないほどの水を口の中に入れて平気ですか?
その水で歯の治療をしても大丈夫ですか?
虫歯で歯を削って被せモノをする時に、その水で洗った状態でふたをして大丈夫ですか?
という話です。
歯科の治療で使われる水の出口を見てみましょう。
まず
①うがいの水です。
(1)ドリル使用時の水
(2)スプレー使用時の水
(3)歯石を取る時の水
(4)歯周ポケット内を洗浄する時の水
当院においての水は4種類に分けられます。
今回は①②のお話です。
わかりやすい事例として虫歯の治療をお話します。
吉本歯科医院では、虫歯の治療方法そしてその行程内容が一般的な歯科医院さんとは違います。
通常の虫歯治療よりも時間も費用も通院回数もかかりますが、それでも中四国各地から多くの患者さんにご支持いただけているという理由のひとつが
「虫歯が再発を起こさない」
ということが上げられます。
みなさん
虫歯治療を思いだして下さい。
虫歯になり、歯科医院で治療する際に、通常、虫歯部分を削ってその削った部分にふたをするためにかぶせ物(補綴物)や詰め物をします。
そのかぶせ物をかぶせる際に、当院では特殊な接着技術を用いております。
被せ物を行なう歯の削った表面を薬剤にて徹底的に滅菌します。
その後、特殊な接着技術により、完全に封鎖するのです。
↓
この接着技術は吉本歯科医院のあらゆる治療に使われております。
↓
また言い換えればこの接着技術があるからこそ、他医院では決して治らない症例に対しても良い結果を出していけている、と言えます。
これらの事例が成功するには「そうなるべくして治療をしている」から、なのです。
治療が失敗するにも原因があるように、成功するのも原因があるのです。
そしてその成功の原因の大きな要素として
「治療で使用する水」
は大きな要因なのです。
発展途上国にボランティアで行っても、診療室や手術室の環境がまったく違うので同じ治療結果が出せないということに似ています。
薬で治す虫歯治療、歯の根っこ治療(神経治療)https://www.8181118.com/menu/02info.php
咬み合わせ専門歯科
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
☑歯茎が黒いんです。
☑歯や歯茎が黒ずんできたように見える
☑セラミックの詰め物と歯茎の境目が黒くなってきた
☑歯茎の一部が黒くなってきた
☑治療した前歯の境目の歯茎が黒くなってきた
このようなご相談で吉本歯科医院にお越し下さる、メール相談を頂く方も
とても多いので、お話させて頂きますね。
「どうして歯や歯茎が黒くなるんですか?」
よくよくお聞きすると、
「以前歯のかぶせの治療をした。
そして根っこの治療(歯の神経治療)もした。
きれいに治したはずなのに、
また膿がたまってきたのかしら?」
そのように不安になってお越しになる方もいらっしゃいます。
でも実はほとんどの方が、
歯や歯茎が黒くなる原因をご存知ないのです。
原因は
「金属」なんですね。
もし、前歯の被せ物をセラミックスにしたとしましょう。
セラミックとは陶器なんですね。
お茶碗みたいなものですから、非常に割れやすい。
ですから、それを補強するために金属が使われます。
また歯の根っこにかぶせをするのに支えがないと倒れてしまいます。
その土台、その土台に金属を使っていたりします。
この金属たちが溶けていくんですね。
金属が溶けるってイメージできますか?
金属が溶け出して歯を黒くし、そして歯茎にまで黒くなっていく。
また
金属アレルギーって、聞かれたことありますね。
最近では、テレビでも頻繁に金属アレルギーのことを紹介していますので
かなり、一般的に知られるようになってきました。
そうなんです。
ピアスやネックレスだけでなく
お口の中に入っている歯の詰め物や被せ物、または歯の土台に使われている
金属が溶け出して金属アレルギーを引き起こすことも
あるのです。
どんどん身体の中に金属が溶け出して、全身的な金属アレルギーにまでなってしまう方までいらっしゃいます。
だったらやりかえればいいじゃないか、
外したらいいじゃないですか、
またかぶせ直したらいいじゃないですか、
そのようにおっしゃる方もいらっしゃいます。
しかし、歯科の治療は何度もできるものでは、ないのです。
実際外すことはできたとしても、
ご自身の残っている歯の根っこに金属が溶け出していってるわけです。
ご自身の根っこはどうなっていると思います?
金属で真っ黒なんですね。
金属が黒く溶け出している歯を
白くしたい
または
自分の歯のように自然な色に見せたい
となると
その歯の黒い部分、削らないといけないんですね。
ですが、思い出して下さいね。
一番最初に歯の治療をして
被せ物をする時点で、すでにもう外周一層削ってるんです。
接着剤をくっつけるために
のりしろ部分を
削る必要が、あるんですね。
外周一層削ることによって
被せ物をすることができているんです。
https://www.8181118.com/news/2016/04/post-380.php
歯の治療の度に、歯を削り取っています。
ですから
今回また、
治療をやりなおす
被せ物を外してやりかえる
となると
今ある黒くなった被せ物を外しているわけですから
そこからさらにまたのりしろを作るために歯を削る必要があるのです。
削れば削るほど
どんどんご自身の残っている歯の根っこ、
細く細く薄く薄くなっていくんですね。
薄くなってしまうと、
噛んだ時に
噛む力によって
割れてしまったり、
長く持たなかったりします。
何回もやりかえている方では、
芯棒を外す時に、このようにパキッて割れてしまう方までいらっしゃるんですね。
歯の根っ子(歯根)が割れてしまったら、もう抜くしかないんですね。
もう一回芯棒立てて、被せ物をできるんじゃないんですか?
とよく患者さん、おっしゃられるんですが
実はできない、んです。
芯棒によって歯の根っこが揺すられます。
そうすると根っこのまわりの骨がどんどん溶けていきます。
残念ながらこの場合はもう抜かないといけなくなります。
ですから、
歯の被せ物は
何度もやりかえができるものではないんです。
色が黒くなったら
またその時、白いものにやりかえたらいいじゃないか
と思われるのですが、
ただし・・・・歯を失う時期が早まってしまう可能性がありますよ、という
注意書きが、小さく小さく付いているということなのです。
治療をする前に
しっておいた方がいいことは、
☑この材質を使えば将来どういうふうになっていくのか?
☑金属が溶け出す材質なのか?金属が溶け出さないものなのか?
☑金属のような色がでてくるものなのか、出てこないものなのか?
☑その素材は全身に対してどういう影響を及ぼすのか?及ぼさないのか?
☑金属アレルギーの可能性がある方は、金属アレルギーにならない材質なのか?
そういうことまで含めて先生とよく相談してから治療をお決めになられてほうがいいと思います。
「一回した治療をやり直す」これ非常に難しいですし、
実はリスクがあるのです。
https://www.8181118.com/director/2016/04/post-126.php
歯の治療は何度もできない
最初によくご相談して治療を受けられてください。
https://www.8181118.com/contact/
https://www.8181118.com/contact/