先日、北陸より香川県に引越しされてこられ
5年以上前にインプラントをされていた患者さんが
お越しになられました。
インプラントを入れた部分の
かぶせモノが外れて困ってしまった
とのことでした。
インプラントを入れた部分の
歯茎はまっ赤に腫れています。
かむと顎が痛い。
頭痛がひどい。
こんな状態になってしまって
「なんとかして欲しい」
というご相談です。
このようなご相談は
日常的によくあるご相談です。
インプラント治療をされた医院さんへ
まずはご相談下さい
と申し上げました。
本来は、
インプラント治療をされた先生に、
修理、メインテナンスを
お願いするのが一番なのです。
しかし、それが叶わない場合には
まずは
このことを聞いてきてくださいと
お話します。
問題が起こっているには
必ず原因があります。
では、
インプラントが故障したり、
トラブルがあったりした場合に
「インプラントをはずせばいいではないか?」
「もう一度やりなおせば良いではないか?」
と単純に思いませんか?
保障もついているから。
しかし、
そのように単純なものでは
ないのです。
インプラントはただのネジです。
まずはそれを知って下さい。
そのインプラントとなるネジを製造している
インプラントメーカーというのは
国内で50社
海外では200~300社
にのぼります。
主流なメーカーのほとんどが
外資系の会社です。
世界情勢に詳しい方なら
すぐにご理解いただけるかと思いますが
外資系企業は
M&A(企業の買収や合併)が
盛んに行なわれています。
今では日本も珍しい話ではなくなりました。
インプラントメーカーも
例外ではありません。
これだけ多くのメーカーがあれば
合併されたり
会社が消滅するなどの
浮き沈みがあるのが現状です。
このことは患者のみなさまにとっても
知られざる気になる問題を含んでいます。
どこのメーカーのインプラントを使うのか?
治療を受ける方には
あまり興味のない
思いつきもしない
お話かも知れません。
しかし、私はそこは
とても重要な問題だと
考えています。
それはそのメーカーのインプラント医材がなくなり、
いざという時に
再治療ができなくなる可能性がない
とは言い切れないのです。
こんなことを体験したことはありませんか?
電化製品を長く使っていると
一部が壊れ
その部品を取り寄せようと思っても
その製品が製造中止になり
部品がないということが。
去年買ったばかりのカメラなのに、
もう今年はない
吸収合併されてしまった
という会社は珍しくはありません。
また、会社が倒産したと同時に
もう「今ではその商品は製造中止になりました」
ということはよくあります。
さあ、そこで考えて下さい。
もしあなたの口の中に埋め込んだ
インプラントのメーカーが
すでにもう倒産して
消えてなくなっている商品の
インプラントだとしたら、どうでしょう?
もし
何かしらの故障や不具合があった場合に
「一旦インプラントを外さないといけない」状況になった時
インプラントをはずすことさえ
できません。
先ほども申し上げましたとおり
インプラントはただのネジだから、です。
ネジを外すには
そのネジを外すための
同一メーカーのドライバーが
必要なのです。
ご自分が入れたインプラントメーカーが
どこのメーカーのものかによって
修理ができる場合とできない場合が、
あります。
車に例えてみましょう。
あなたの車がベンツだとしたら
故障した時には
ベンツの部品を使って
修理しなくてはなりません。
ベンツには
ベンツ専用の部品があるのです。
トヨタの車にはトヨタ専用の部品を使って
修理しなくては、なりません。
インプラントもネジですが
インプラントとかぶせ物の歯も
「ネジ」で固定されています。
修理したり
深部まで掃除したりするには
ネジをほどいて
かぶせ物を外して
掃除する必要があります。
しかし
そのネジを外すドライバー
というものが
各メーカーにはあります。
各メーカーは自社の商品を使い続けて欲しいので
ネジ山を特殊形状にして
他社のドライバーでは外せないように
しています。
つまり、
メーカーが違うとネジを外すことさえ
できません。
吸収合併を繰り返してきたメーカーの中には
同一メーカーでありながら
何種類もドライバーが存在している場合もありますし
すでに製造を中止している部品もあります。
骨を大きく削ってインプラント本体を外す対応
しかできないことまでありえます。
その先生がどこのメーカーの
インプラントを埋入するのか?
ということは
実は将来的にはとても大きな問題です。
インプラントをする際には
10年後や20年後や将来
もし「インプラントを外した方が良い状況になった時に修理ができるのか?」
というこの視点を持って選択する必要があります。
修理修復ができるのかどうか?
ということです。
現代は100歳以上の方が
何万人も生活されていらっしゃいます。
本当に50年後にも
そのインプラントメーカーは倒産していませんか?
ドライバーを取り寄せられますか?
かならず、確認しておいて下さいね。https://www.8181118.com/implant/
☑インプラントが入っている歯の隣の歯が割れた
☑インプラントが入っている歯のかみ合う上の歯が痛い
☑インプラントが入っている右側とは反対側の奥歯が一気に壊れてきた
インプラントが良く噛めるがゆえに
噛み合う上のご自身の歯が
その噛む力に耐え切れないんです。
そして破壊されてしまう。
では、
インプラントが入っている人はどの位の力で噛んでいいのか?
インプラント自体はは強い力で噛んでも壊れません。
しかしながら
インプラントが入っている歯と咬み合うご自身の歯は今までの治療の結果あと年齢相応の弱い状況、もうすでに何十年も頑張ってきた弱い歯なのです。
ですから、その歯が耐え得る強度以上の力がかかれば、
その残っている歯が次々に壊れます。
ここまでが
上に(下に)インプラントを入れた場合の噛み合う相手の上下の歯の話しをしました。
次に左右の話しです。
両足だと1km・2km歩けます。
片足ケンケンだとどうでしょう。
おそらく100mも難しいのではないでしょうか。
健康な足ですよね。
骨折している足ではありませんよね。
健康な足だというのにもかかわらず、片足だと100mも行けないのです。
つまり本来の受け持てる力以上の力がかかると壊れるということです。
インプラントも単なるネジです。
例えば左にインプラント治療をしたとしましょう。
右はご自身の歯があります。
何年か後に右のご自身の歯が虫歯や歯周病、歯が折れた割れた等の理由で
ダメになってしまった。
右では噛めないけれど左はインプラントがある。
ああ昔インプラント治療をしていて良かった。
今は右では噛めない。
でも左が噛める。
ということで左で噛んでいた。
何が起こると思われますか?
本来受け持てるインプラントの強度以上の力がインプラントにかかりますから、
今度はインプラントが折れる。
またはインプラント周囲にある骨が骨折する。
このようないろんなトラブルが起きてきてしまうのです。
インプラントは単なるネジです。
万能ではありません。
もしそのような状況になられた場合には、すぐにインプラント治療をされた先生に相談し、両方で噛める状況を作る、
これがすごく大事なことなのです。
これが左右的なお話しです。
次に問題なのが、隣り合う歯です。
近隣の歯です。
例えば前から数えて、よくあるのが6番目・7番目の歯にインプラントをした。
奥歯の2本ですね。
6番目・7番目の歯がなくなったので、その部分にインプラント治療をした。
よくあるケースです。
手前の4番目・5番目の歯は何とか根っこの治療をしたりして残せた。
当然ですが
インプラントの持つ期間、
手前の歯の死んだ歯の持つ期間、
違うんですね。
歯の神経がしっかり残っていて生きている歯の場合には、
負担がかかってきた場合には
痛いなあ
しみるなあ
いうことを感じますので手を打てます。
しかし、歯の神経をもう既に取ってしまっていて
死んでいる歯の場合には、無理な力がかかってきてトラブルが起こったとしても、
痛いとかしみるといった自覚症状は一切感じることができません。
場合によっては力の負担によって歯が折れたとしても
気付かれない方もいらっしゃいます。
その状況を放置すると何が起こるのか。
いずれこの歯は抜かないといけないかもしれない。
でも今抜きたくない。
今は噛めるから問題ない。
ということで置いておかれる方が実は多いのです。
手前の歯が折れると、その歯が助からないということはご理解頂けるのですが、問題はその歯を抜かないということではなく、歯の周囲にある骨がなくなるということなのです。骨がなくなるということが実は大問題になります。
https://www.8181118.com/director/2016/09/post-149.php
確かにその後ろの歯にインプラントをしている歯自体は問題はないかもしれない。
しかしながら、骨というのは段々と染み渡るように広がっていくようになくなっていくのです。
つまり隣の歯を失うと隣の歯の骨が溶け出すと、段々その骨が溶けることによって、実はインプラント周囲の骨が溶けてなくなるのです。
インプラントは大丈夫であっても
インプラントの周りの骨が勝手になくなるのです。
例えば
川沿いに家を建てていたと想像して下さい。
何十年か経ったらいつの間にか川に土地が削られ、家が傾き始めてきた。
と、同じようなことが起こってしまうのです。
どんなにインプラント自体が大丈夫であったとしても、隣り合う歯がそういう状況になってしまうと、インプラントと言えど、そのインプラントを除去しなければならない。
もしくはその骨ごと削って除けなければいけないという状況に追い込まれてしまうのです。
ですからインプラントの寿命というのは実は隣り合う歯の寿命に左右されるのです。
インプラント治療を行なう場合、
隣りの歯が歯の神経がない死んでいる歯であるとか、
何とか甦らせている歯であるとか、
10年・20年確実に持つような歯でない場合には、
そこがトラブルになった場合、
次にどういう処置をしないといけないのか?
そこが悪くなった時にそこにインプラントをするのか?
そこをインプラントを伸ばしてするのか?
そういう治療計画を最初に立てておかないと、大変困ることになります。
今目先のことだけを考えていては
5年後、10年後悲惨な目に合います。
そしてまたインプラントメーカーによって、そういうリフォームということを対応できるインプラントメーカーもありますが、残念ながら対応できないメーカーも数多くあるのです。
極端な話しを言えば、
かなりな本数を失われてしまった方、ある程度年齢を重ねられた方の場合には
どう考えればいいのでしょうか?
確かに歯を残すということはいいことかもしれません。
しかしながら、
その残せる本数、
その機能できる期間、
というのがどの程度のものなのか?
実はこれは古い古民家をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
最近は古民家を再生して住むことがブームのようです。
その古民家、柱が腐食し4本ある柱が大きい屋根を支えているわけです。
3本は何とか5年・10年は持つかもしれない。
取り合えずこのままだと崩れるので、一番弱い1本だけを良い柱に置き換えるとイメージしてください。
その後何かトラブルが出た時に、良い柱1本ですべての屋根を支えるということは不可能なのです。
しかしながら、屋根と柱はつながっているのです。
屋根が崩れれば、その丈夫であった1本では、1本であったとしても引っ張られて傾いていってしまうのです。
で、リフォームは所詮リフォームなのです。
どの位の期間持つのかということは
その残りの3本の柱によって寿命が決まるのです。
確かにリフォームをすれば、リフォームのような形で修繕すれば、
その時その一瞬に関して言えば、費用は安く抑えることが出来るかもしれません。
見た目は新築もリフォームも変わりません。
しかしながら長期的視野に立った時、
じゃあそれがいつ崩れるのか、その残っているものによって左右されるのです。
それが崩れかけようとした時にすぐに修繕すれば、その最初に治療したインプラントは柱は大丈夫かもしれません。
しかしながら本当に噛みにくくなった時には、その柱そのものがもう既に使えなくなっていることが実は多いのです。
本当にその10年後の1本が同じ高さ、同じ長さ、そのままで使えるんでしょうか。
現実には使えないことが多いのです。
ですから1本でも2本でも歯が残せるようであったなら、残したいとおっしゃる方は多くいらっしゃるんですけれども、その1本・2本を置いておくがために、全体の強度、バランスというものが実は大きく崩れ、そしてその崩れた原因が実は耐久年数に大きく関係してくるということを是非知って頂きたいのです。
ですので噛み合わせのバランスって実はすごく大事なのです。
1ヶ所崩れた所を補強するように補強した場合には、
その噛み合う相手がダメになった時でも、その高さに仕上げないといけないのです。
噛むという行為は
カチカチと噛むという行為と、
もう一つ
すり合わすという、すり潰すという噛み方
があるのです。
人間は肉食動物と草食動物の両方を併せ持つ、
極めて稀な食生活を送っているのです。
実は動物体系的に見ても、これは実はすごいことなのです。
噛むという行為と
すり潰すという行為
この両方を持ち合わせている、実はすごいことなのです。
このすり合わす、すり潰すということは、
隣り合う歯の高さが同じ高さでないと、横にスライド、ずれるということが出来ないのです。
ガタガタだったらどうでしょう。
カチカチ噛めるかもしれない、でもすり潰すということは出来ないのです。
例えば馬とかの歯はまっ平です。
それに対しサメとかの歯は牙のようになっています。
サメは牙で噛み切ることは出来ますが、
すり潰すことは出来ないのです。
ガタガタの歯ではすり潰すということは出来ないのです。
取り合えず今ここの歯がないから、ここの歯がちょっと飛び出てて噛み合わせるために引っ込めて作る。
そういうガタガタな治療をしてしまえば将来その他の歯がダメになった時に、すり潰す・すり合わせるということが出来なくなるということになってしまうのです。
そしてまた、その部分にだけ力がかかり揺すられ、本来の受け持てる力の何倍もの力、本来受け持てる力の方向からではない別の横からの力によって壊される、破壊されるということもあるのです。
ですからある程度の年齢になられている方、残そうと思えば残るかもしれないであろう歯の本数であったり、強度のバランスによっては全て除けて、リフォームではなく新築でしっかりとしたバランスのとれた柱と梁でもって維持させる。というふうにされた方が実は相対的に、結果的に10年単位・20年単位で見た時に非常にトラブルが少なく、良く噛める状態ということを維持できることがあるのです。
10年後に何が起こるのか、
そのトラブルになりそうな原因は何なのか、
ということをしっかりと見極めた上で治療を受けられることをお勧めいたします。
https://www.8181118.com/director/2016/02/post-117.php
高松市のかみあわせ専門の
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
痛くない麻酔の注射についてお話しています。
どうして歯医者さんって
「行きたくない」と思われてしまうのでしょうか?
多くの方は
過去に歯医者さんでつらい思いをした体験から
歯科恐怖症になられています。
「歯医者さんに行くのがトラウマなんです」
という方いらっしゃると思います。
歯医者さんでの痛くて怖かった体験が記憶に深く深く残っているため
どんなに歯がどんなに痛くなっていたとしても
どうしても歯医者さんに行くことができないという方は
多くいらっしゃいます。
こうして虫歯はどんどん放置され「手遅れ」状態になってしまい
歯を失ってしまわれる方がいます。
歯医者さん恐怖症になる理由は3つです。
①麻酔の注射が怖い
②歯を削るのが痛くて怖い
③説明がないまま治療される
歯を削る時のキーン、ギュインという振動音が怖くてしょうがないという方も
いらっしゃいます。
あの音をポヨンポヨン♪に
変えて欲しいものですよね。
また、虫歯で痛い部分に麻酔の注射をされるのが痛そうで怖い
という方もいらっしゃるんです。
実際に患者さんの中には、待合室で待っているだけで
緊張と恐怖で血圧が上がってしまうという方もいらっしゃいます。
どうぞご安心下さいね。時代は変わってます!
吉本歯科医院ではできる限り痛みを感じさせ治療をこうして実現しています。
①歯茎の表面に麻酔
麻酔針を刺す歯茎の表面に表面麻酔薬を塗ります。
面麻酔薬を塗ることで痛みに対する感覚を失くします。
1)表面麻酔薬が浸透しやすいようお口の中の唾液を乾燥させます。
2)表面が乾燥したのを確認後、ジェル状の表面麻酔薬を麻酔注射をする部位に塗ります。)「しばらく浸透させますね」とお伝えし、2~3分表面麻酔薬が粘膜に浸透するのを待ちます。表面がマヒした感覚になってきます。
ここまでが麻酔の注射をする前の手順です。
②痛みが少ない極細の針33Gの注射針
表面麻酔薬が粘膜に浸透した後、
麻酔の注射を行います。
注射針にもいろいろな種類があります。
吉本歯科医院では33Gという歯科用世界最細の注射針を
使用しています。
私たち人間の痛みの感覚は1センチ平方メートル当たり100~300あると
言われています。
この痛みの感覚を避けて注射することができれば
痛みを無くす事ができます。
この痛みの感覚は針が太いほど増します。
吉本歯科医院では患者さんのお痛みをおさえるため
歯科用世界最細の33G注射針を採用しています。
③体温に近い麻酔薬を注入
実は麻酔をきちんときかせるためには
かなりの強い圧力をかけて骨膜の下にまで
麻酔薬を注入することはできないのです。
しかし一気に麻酔薬を強い圧力をかけて入れてしまうと
もうそれだけで痛みが起こり始めます。
また、麻酔薬が冷たったりするだけで違和感を感じ
「痛い」と感じてしまう場合もあります。
そのため吉本歯科医院では、麻酔の注射に使用する麻酔薬は
つねに人肌の温度(体温)にまであたためてから
患者さんに使用しております。
④麻酔薬を注入するスピードのコントロール〈歯科麻酔用刺激電動注射器)
歯科麻酔用電動注射器を使用することで、
麻酔の注射による痛みから
解放されたといっても言い過ぎではありません。
麻酔の注射は麻酔薬を注入するスピードにより
余計な力がかかったりすることで痛みを感じるものでした。
人間の手で行う麻酔の注射はどうしても圧のかけかたにムラが出ます。
しかし
歯科麻酔用電動注射器は、コンピューター管理された圧力で
ゆっくりと麻酔薬を注入するため痛くないように麻酔の注射を行うことができるのです。
また33Gという歯科用世界最細の注射針を使用しておりますので
歯茎に刺した瞬間の刺激を非常に抑えることができます。
また、吉本歯科医院で行っております歯科治療はこれまでの歯科治療の方法とは根本的に発想の異なる法です。
従来型の削って詰めての治療を繰り返しているうちに
日本人はこれからも歯を失い続けます。
どうぞ知って下さい。
人生100年寿命が当たり前の時代に突入しています。
歯のない時間がどれほどあなたの人生を質を変えていくかを
先に知ってほしいのです。
香川県高松市の
かみ合わせ専門歯科
吉本歯科医院の院長 吉本彰夫です。
歯は一生動き続けます。
矯正治療をした方は
一度歯並びを綺麗にしたら
もう一生そのままOKと思われている方が
いらっしゃいます。
違います。
歯は一生動き続けるのです。
え?歯って動くの?
そう思われた方も多いかと思います。
吉本歯科医院に初めてお越しになった方はまず、驚かれます。
子供の頃に矯正治療をした方は
もうこれで私の歯並びは一生、死ぬまで
キレイ、大丈夫!
って本気で、思っていらっしゃる方の方が実際多いんです。
しかし、
違うんですね。
「歯は、動くの?」
はい。歯は動きます。
そして、一生歯は動き続けます。
初診でお越しになられるほとんどの患者さんは
「歯が痛い」
「この奥歯が痛い」
というご相談とともに
「私の咬み合わせが正常かどうか?を
吉本先生に一度診て欲しいと思ってきました」
という患者さんが圧倒的に多いです。
そして
ほとんどの方は
かみあわせ=歯並び
だと思っている
ということ。
噛み合わせは固定されたもので
一生変わらないものだ
思っている
ということ。
噛み合わせ=歯並び
では、ありません。
キチンと噛める
ということと
見た目がきれいに並んでいる
ということは全く意味が違います。
そして、
噛み合わせは固定されたものではなく
微妙に変わっていくもの
す。
お食事をする姿勢が
前かがみなのか
まっすぐなのか
ほおづえをついているのか
足をいつもくんでいるのか
猫背なのか
いろいろな要素で
咬み合わせは微妙にずれていく
のです。
「はい、これでOKです。」
とカチャカチャと噛み合わせを調整し
治療が終了する
というイメージのものではない、
ということを
知って頂きたいと思います。
歯は、動きます。
歯は、一生動き続けます。
噛み合わせは固定されたものではなく
一度調整しても、また微妙にずれていきます。
私達の医院では、
院長をはじめすべてのスタッフが
このようなお話を一日に何十回も患者さんに
お伝えし続けています。
歯が動いていく原因は
http://www.8181118.com/movie/movie2.php
歯が動く原因ってなに?動画をご覧下さいね。
10年前と比べてこんな症状が出ていらっしゃる方はいませんか?
■「下の歯がガタガタになってきた」
■「上の歯がガタガタになってきた」
■「動いてなかった歯が動いてきた」
■「右でしか噛めなくなってきた」
■「右で噛んでいると、右が痛くなった」
■「いつも決まった所が痛くなる」
■「いつも決まった所が虫歯になる」
これは、
実際に吉本歯科医院に
お悩みをご相談になられた方が問診票に書いて下さったこと、です。
吉本彰夫の考える
良い噛み合わせとは、
10年後も、今と変わらず同じ場所に同じ歯がある
です。
1日1日が同じ状況であれば、
10年後も同じ場所ですよね?
歯の状態も、
今もし、虫歯もなく
何の問題もなくお食事ができているなら
その状態が10年後も20年後も続けばいいですよね?
女性であれば
40歳の時のお肌と
50歳の時のお肌の状態が
同じように維持されていれば
いいですよね?
しかし、
実際は、そうではありません。
最初は小さな虫歯
からはじまります。
小さな虫歯なので、
小さな詰め物に。
そしてしばらくたって詰め物をしたところが、また虫歯に。
今度は小さい詰め物では封鎖しきれず
大きな詰め物に。
また悪くなって
歯を大きく削って、フルカバーのかぶせ物に、なります。
そしてしばらくたって今度はかぶせ物をした部分が
痛くなってきて、歯医者さんに行ったら
「もう神経にまでばい菌がきていますので
この歯はもう神経を取るしかありません」
ということになります。
神経を取った歯は、
強度が10分の1まで落ち
栄養が行き渡らない
死んでいる歯になりますので
少しの咬む力で、
あっけなく折れたり割れたり、
根っこにひびが入ったり
していくのです。
http://www.8181118.com/movie/movie3.php
歯の神経を取るとどうなるの?動画をご覧下さい。
一度治療した歯を何度もやりかえをして再治療をしているのが
今の私達のお口の中の現状です。
そうなった場合には
もう抜歯しか
方法がありません。
こうやって歯を失ってこられた
という経緯をお話して下さる方は
吉本歯科医院には本当に多いのです。
実際に私がお話をお聞きした患者さんの中には
「この10年ですごく歯を抜かれちゃったのよ」
「前歯がガタガタになってきたの」
「一気に悪くなっていった気がする」
という方は決して少なくありません。
歯を失ってこられた経緯を
振り返ってみると
みなさん
「まさか、ここまで歯を失うことになるとは思わなかった」
「昔から歯が弱かったんだけれど、ここまで噛めなくなるとは」
と、過去を悔やまれます。
歯を失う原因は
みなさんほとんどが
「私が歯みがきを怠ったからだ」
とおっしゃられます。
もちろん、
歯磨きがきちんとできていなかったために
バイ菌が歯を溶かし、骨を溶かし
歯を失ってしまっている方もいらっしゃいます。
しかしもうひとつ
原因があります。
それが
「かみあわせ」
です。
お口の中の状況は
家族の移り変わりや、
生活スタイルの変化を
みなさん今まさに身をもって体験されていることと
まったく同じなのです。
状況は変化し続けるんです。
歯は一生動き続けているんです。
歯科治療、「今、この現在だけ」を考えて設計図を
書くのではダメなのです。
10年先に困ったら困った時に考えればいい
というようなものでは、ないのです。
歯は一生動き続けるものだ
ということを知って下さいね。
http://www.8181118.com/movie/movie2.php
歯は動き続けます。動画をご覧下さいね。
香川県高松市の
かみあわせ専門歯科
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯周病の予防って
歯の掃除ではないのですか?
と先日の講演会で
ご質問を頂きました。
歯の掃除も
もちろん重要です。
しかし、細菌だけが原因ではない場合には
「歯の掃除に定期的に行っていたのに
歯を抜かなくてはいけない状態になってしまった」
ということが、
起こります。
歯周病とは、
歯を支えている
骨が溶ける病気です。
歯を支えている骨が
どんどん溶けることで
歯が揺れたり、抜けたり
するのです。
歯周病を予防するために最も重要なことは、
歯を支えている骨をいかに溶かさないようにするか、
なのです。
一般的な歯周病治療は
「歯の掃除」です。
しかし、
歯周病の原因は実は「細菌」だけではありません。
噛み合う力による破壊的な咬合ストレス
によっても歯が破壊されていくのです。
根本原因が「細菌」ではない患者さんに
いくら歯周病治療ということで歯の掃除をしても
改善されることはなく、
将来必ず歯を失います。
大事なことは
あなたの歯周病を引き起こしている根本原因は一体何なのかを
きちんと診断すること、なのです。
診断が変わればその後の治療は
全て変わっていきます。
歯周病の症状がおありになる場合は
歯周病を引き起こした原因を
まずはきちんと診断することが
最初にすること、です。
原因を突き止めることで
無駄な治療をしなくてすみます。
http://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
原因を取り除かない限り再発を繰り返すのです
無料メール相談やお問い合わせは
こちらまでお送りください。
https://www.8181118.com/contact/
香川県高松市の
かみ合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
よく患者さんから頂く
ご質問があります。
「吉本先生、右の奥歯と左の奥歯
両方同時に治療してもらうことって
できないんですか?」
歯の治療は
早く終わって欲しい。
1回で何本も同時に
治療してくれたらいいのに・・・。
そう、お考えなられる方は
多くいらっしゃいます。
私は、基本的には
右と左と同時に治療は
行ってはおりません。
理由をお話します。
あなたが椅子に座っていることを
イメージして下さい。
イスの足は
4本ありますよね?
4本の足で支えられた椅子に
座っているとイメージして下さい。
どっしりと。
では、次に
椅子の足の1本が壊れてしまい
交換しないといけない
ということをイメージしてみてください。
あなたが椅子に
座ったままの状態で
1本だけを外したら
どうなりますでしょう?
ガタッと崩れて
しまいますよね。
あなたが椅子に座ったままの状態で
足を1本外すと
ガタンと
崩れてしまいます。
高さをキープしたまま、
保持したまま
維持したまま、
そこの部分を直す、
という治療、
実はとても難しいのです。
さらには力が掛かっている場合には
そこは更に
傾きが強く
なりますので、
さらに難しくなります。
では次に
4本の足の内の2本が交換しないといけない時
どうでしょうか?
1本の足を直すのも大変だったのに
2本同時に交換すると
ガタンと一気に
崩れます。
そして2本を交換しようとしても
安定するところが
見つかりませんよね?
1本の足を交換する時には
3本の足でカメラの3脚のように
ある程度高さを維持できていますので、
それに合わせた長さのものを
入れてあげればいいです。
しかし
2本同時に外した場合
には
確かに残り2本とまったく同じ長さの2本が入ったら
元通りの高さになります。
しかしながら
短い2本の足を修理して入れたとしても
実は安定するんです。
傾いたままですが。
これってどうでしょうか?
右足と左足でヒールの
長さが違う靴を履いている
ようなイメージになります。
ではどの長さが正しい長さなのか、
どの高さが正しい高さなのか、
実は模型上ではよくわからなくなってしまうのです。
特に人が座っている椅子で
座ったまま直すことは、
難しいですよね。
つまり
力がかかっては
いけない
です。
噛み合わせをとる時に
「はい、噛んで下さい」
「噛む位置関係を記録しますね」
と言って、噛む高さを記録します。
これを専門用語では
「咬合採得」や
「バイト」といいます。
「噛んで下さい」と言う時に、
噛んで高さの記録を取る時に、
ググッとそこで噛み込んでは
実はいけないのです。
ググッと咬み込むと
ずれてしまうのです。
しかし、
そんなこと分からないですよね。
実際、患者さんには
ご自分では意識できないことが
ほとんどです。
ましてや
歯を失われて長年期間が経たれた方の場合には
もっと分かりません。
元々どこで噛んでいたか
んて分かるはずもないのです。
そして、
2本崩れた場合は
1本の時とは比較にならないほど
実は難しくなるのです。
正しい位置に戻れない可能性が
高くなってしまうのです。
治ったとしてもそのずれているということに
気付かなくなっている可能性まであるのです。
左右だったらどうでしょうか?
もっと分からなくなります。
左右の足の前に
3本の足を修理するとしたら
だったらどうでしょうか。
左右に渡ってしまいますので、
もっと分からなくなります。
4本同時だったら高さそのものが
まったく基準がなくなって
しまいます。
つまり歯の治療というのは、
そのように椅子の足を何本交換するのか、
とほぼ同じ考えで簡単に考えていただくと
分かりやすいと思います。
同時に何本もの歯を治療してしまうと、
実は
咬み合わせの高さが
簡単に変わってしまう
のです。
歯の治療は
右と左と同時に治療をしてはいけない
という理由です。
左の歯を治療中に、今度は右の歯が痛んできた、しみてきた。
右の歯を治療中に、今度は左の歯が痛んできた、しみてきた。
右の歯の治療していると、左の歯が欠けた、詰め物がとれた。
左の歯の治療をしていると、右の歯が欠けた、詰め物がとれた。
こういうことが、おありになった方は
どうぞご相談下さいね。
原因を突き止めることで
無駄な治療をしなくてすみます。
http://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
原因を取り除かない限り再発を繰り返すのです
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